こんにちは。 あなたのマネーコーチ吉田麗子です。
10月、11月と保険料控除証明書が届きましたよね。
この頃になると、保険の見直しをされたお客様から、「控除を受けられる金額が減ってしまうんですよね」と言われることがあります。
先日は、セミナーを受講された方から、「総務をやっているのですが、他の社員さんに比べて保険に入ってないってことに気が付いて、不安になりました」とも。
このタイミングは、保険を考えるいいキッカケでもあります。
他の方と保険の内容を比較しても仕方がありません。
必要な保障が準備できればOKですので、ぜひご確認ください。保険に入れば入るほど大丈夫というわけではないですし。保険料が家計を圧迫するのは好ましくないですよね。
さて、タイトルの件。
例えば
昨年まで 生命保険料控除 4万円(年間保険料 8万円) → 今年から 生命保険料控除 3万円(年間保険料 4万円)
となったとします。
これだけ見ると、「税金が1万円増えてしまう」と思われるかもしれません。
でも、そうではないのです。
生命保険料控除は、所得控除といって、税金が課税される所得から差し引かれる金額のことなのです。
ざっくりした例ですが
課税所得額が350万円だったものが、生命保険料控除が4万円あると、346万円に。
生命保険料控除が3万円だと、347万円になります。
これをもとに所得税が計算されます。
・課税される所得 346万円の場合・・・所得税 264,500円
・課税される所得 347万円の場合・・・所得税 266,500円
ですので、この場合、2000円、税額に差が出ます。
(所得額、所得控除、税額控除等によって異なります)
今回の例では、年間保険料は、今回の場合8万-3万=5万円削減できました。
5万円家計にゆとりができたのであれば、2千円税金が増えたとしても、納得していただけるのではないでしょうか(^^)