【日本の野鳥#24-15-01】シロガシラ(Light-vented Bulbul) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ヒヨドリ科シロガシラ属
学名 Pycnonotus sinensis
和名 シロガシラ
英名 Light-vented Bulbul 

【分布】
中国・台湾、ベトナム、沖縄に留鳥として分布。
日本では、八重山諸島(石垣島・西表島・小浜島、黒島、波照間島。与那国島)に亜種ヤエヤマシロガシラが分布。

沖縄本島南部には移入種と考えられる亜種タイワンシロガシラが分布。


4亜種に分類。

 

P. s. sinensis –【基亜種】

中国東部や中部に分布。

 

P. s. hainanus – 

中国南東部、ベトナム北部に分布。

 

P. s. formosae – 【亜種タイワンシロガシラ】

タイワンに分布。

沖縄本島南部に移入種として分布。

 

P. s. orii  – 【亜種ヤエヤマシロガシラ】

八重山諸島(石垣島・西表島・小浜島、黒島、波照間島。与那国島)に分布。


【生態】
サトウキビ畑などの農耕地、疎林、公園。街路樹、人家の庭に生息。

林縁部、草地を好む。

食性は雑食。昆虫類や果実、花の蜜、木の実、野菜類などを採食。

葉や穂などの植物を利用して碗状の巣を作り営巣。

「キュルイ、キュ、コロロッ、ジュ―・・・」などと複雑で大きな声で鳴く。

【サイズ・形態】
全長19㎝ 翼開長_㎝。

前頭部と額は黒。後頭部は白。やや換羽のように立つ。

過眼線が頬から襟にかけて入るが、目の後ろには白い斑が混じる。

喉から体下面は汚白色。側胸部は薄褐色。
体上面、翼上面、尾の上面は緑灰色。

クチバシと脚は黒。

【その他】


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<ここから鳥の写真>
『シロガシラ(Lihgt-vented Bulbul)』
シロガシラはヒヨドリ科の1種。

日本では、種ヒヨドリを目にする機会が多く、ヒヨドリ科というとイメージは種ヒヨドリを思い浮かべると思いますが、実はかなり異端。

種ヒヨドリは、1属1種なんです。

 

むしろ、シロガシラの属するシロガシラ属の方が、ヒヨドリ科を代表するグループと言えます。

東南アジアで探鳥をしていると、このシロガシラ属のヒヨドリに多く出会います。

シロガシラ属には35種ほどの種がいます。

タイだけでも20種のシロガシラ属が生息しています。

シロガシラのほかに、コウラウンミミジロヒヨドリエボシヒヨドリキビタイヒヨドリノドジロヒヨドリ などなど。。。

リンクを貼ってありますので、是非お立ち寄りください。

どれも素敵ないい鳥ばかりです。

 

そんな魅力あふれるシロガシラ属の日本代表をどうぞご覧ください。



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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。