保険屋FPひろのお金の教室 -2ページ目

再開

気がつけば2017年も明けて約半月。

このブログも最後の更新からほぼ3年・・・

 

いや~お久しぶりです。

横浜のFPひろ@有休消化中です(^^;

 

Facebookやリアルで交流がある人たちは今更って感じかもしれませんが、更新をサボってる間にいろいろ環境が変わりまして・・・

 

最近のアタクシ、活動の半分が音楽という日々を送っております。

その件に関しては近々別にブログを立ち上げようと思っているので、ご興味がある方はそちらもよろしくお願いしますね!

 

で、自分の環境も変わってきましたが、世間の様子もちょっとずつ変わってきているようで。

今年は本業の方もちょっとアクセル踏んでいきます(ってもはや何が本業か不明になってきましたがw)

 

ってところで人知れずこのブログも再開していこうと思っております。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

保険って買うもの?

良く「保険を購入する」という表現を使うFPさんがいますよね。

実は個人的にものすごい違和感を感じてます。

なので今回はそのお話でも。


確かに保険というものは金融商品の一つですから、「購入する」という表現が間違いとは言いませんが。

大体このような表現を使う方の特徴は証券や他の金融商品の販売に携わっている、もしくは携わっていた方のようですね。

株や債権、または金地金、先物などは「買う」という表現を使いますし。

専門家アピールのつもりなのかは知りませんが、保険も金融商品なので「買うもの」という認識なのでしょうか?

そして彼らの用法は判で押したように「保険の購入は積極的にはおススメしません」だったりします。


なんなんでしょうね?


まぁ実際に保険に関わったことが無い、上っ面の知識だけ詰め込んだFPならではと申しましょうか・・・

しかも、投資系の考え方なのか、「払った分のリターンが得られない」のがその理由だったりして。


ハッキリ言いますがアホちゃうか?って感じです。


一般のお客さんで「保険を買う」という感覚の人ってほとんどいませんよ。

実際に保険募集してみれば分かることですけど。

そして、保険をリスクとリターンで考えてる人もいません。

そんなことを仰るのは資格を取って専門家のふりをしてる一部の人だけですから(爆)


揚げ足を取るようですが、それなら預金だって金融商品ですからね。

でも預金を買うなんて人見たことありませんよ?

住宅ローンだって「買う」とは言いませんよね~?

なんて言ってみたりして(爆)


まぁ根本から考え方が違いますよね。

別にご本人がそう思うのは止めませんが。


そもそも金融商品に限らず、それぞれ役割も目的もその商品に期待することも異なるものを同列に扱うことがおかしいと思うんですけどね。


もう一つ。

保険を買うと言う方々は、保険に保障以外の使い方があることをほとんど知らないという共通点があるように思います。

だから

支払う保険料>受け取る保険金または給付金

という単純な図式で判断するのでしょう。


まぁ実はそれって明らかに間違いなんですけどね。


こういうことを書くと「お前は保険屋だからそんなことを感じるんだろう?」などと思われそうですが、ハッキリ言ってその通りです(爆)

ただ、保険が良いか悪いかを判断するのは、加入するお客様ですから、偏った情報で扇動するのもいかがかと思いますよ。


ってことで、しばらく保険ネタで記事を書こうと思います。

次回がいつになるかはわかりませんが(爆)



ちょっとミニコラム風に(笑)

珍しく更新のインターバルが短めです(笑)


前回の続きですが、贈与に関して意外と知らないことって多いようなので。


まず、生前贈与についてですが、「贈与税がかからない範囲で」と仰る方って多いですよね。

年間110万円以下で。

これ、そもそもどのくらいの資産を持っているかで異なりますが、場合によってはある程度贈与税を支払ってでも贈与した方が、結果的に納税額の総和(贈与税額+相続税額)を少なくすることが出来たりします。

どうも「税金がかかる」というのは全て「損」と捕らえがちの方が多いようで。

枝葉に囚われて大事なところを見失わないようにしたいところですね。


もう一つ。


相続開始前の贈与は3年前まで遡り相続資産に組み入れられます。


贈与したし、税金も納めたから大丈夫・・・なんて事はありませんのでご注意を。


最近この手の話をしていると、ほとんどの方が知らないんですよね。


ちなみに、「相続税がかかるほど資産は無いからウチはそんな心配しなくても大丈夫」と仰る方。

実際お会いする方のほとんどがこの部類ですが、相続でトラブルになっている案件の内、実に7割強の方は総資産5000万円以下、つまり相続税を納める必要が無い方々です。


相続対策というと、すぐに相続税を連想するとは思いますが、相続税対策と相続対策は全くの別モノですよ。

確かに相続税を納める人は全体の4%程度、税法が変わっても8%前後とは言われてますけど、相続対策は全ての人に必要なものだったりします。


話を聴いてると、「銀行でああ言われた」だの「雑誌にこう書いてあった」だのと、断片的な情報に踊らされてるケースが多いように見受けられます。

が、現場の情報が集まってるのは、実は僕ら保険屋さんだったりするって知ってました?


個人の相続はもちろん富裕層もあればサラリーマン家庭もあり、経営者もいれば地主さんもいますんで、実はケーススタディには事欠きません。

そう考えると、保険屋も意外と捨てたモンじゃありませんよ?(笑)