保険って買うもの? | 保険屋FPひろのお金の教室

保険って買うもの?

良く「保険を購入する」という表現を使うFPさんがいますよね。

実は個人的にものすごい違和感を感じてます。

なので今回はそのお話でも。


確かに保険というものは金融商品の一つですから、「購入する」という表現が間違いとは言いませんが。

大体このような表現を使う方の特徴は証券や他の金融商品の販売に携わっている、もしくは携わっていた方のようですね。

株や債権、または金地金、先物などは「買う」という表現を使いますし。

専門家アピールのつもりなのかは知りませんが、保険も金融商品なので「買うもの」という認識なのでしょうか?

そして彼らの用法は判で押したように「保険の購入は積極的にはおススメしません」だったりします。


なんなんでしょうね?


まぁ実際に保険に関わったことが無い、上っ面の知識だけ詰め込んだFPならではと申しましょうか・・・

しかも、投資系の考え方なのか、「払った分のリターンが得られない」のがその理由だったりして。


ハッキリ言いますがアホちゃうか?って感じです。


一般のお客さんで「保険を買う」という感覚の人ってほとんどいませんよ。

実際に保険募集してみれば分かることですけど。

そして、保険をリスクとリターンで考えてる人もいません。

そんなことを仰るのは資格を取って専門家のふりをしてる一部の人だけですから(爆)


揚げ足を取るようですが、それなら預金だって金融商品ですからね。

でも預金を買うなんて人見たことありませんよ?

住宅ローンだって「買う」とは言いませんよね~?

なんて言ってみたりして(爆)


まぁ根本から考え方が違いますよね。

別にご本人がそう思うのは止めませんが。


そもそも金融商品に限らず、それぞれ役割も目的もその商品に期待することも異なるものを同列に扱うことがおかしいと思うんですけどね。


もう一つ。

保険を買うと言う方々は、保険に保障以外の使い方があることをほとんど知らないという共通点があるように思います。

だから

支払う保険料>受け取る保険金または給付金

という単純な図式で判断するのでしょう。


まぁ実はそれって明らかに間違いなんですけどね。


こういうことを書くと「お前は保険屋だからそんなことを感じるんだろう?」などと思われそうですが、ハッキリ言ってその通りです(爆)

ただ、保険が良いか悪いかを判断するのは、加入するお客様ですから、偏った情報で扇動するのもいかがかと思いますよ。


ってことで、しばらく保険ネタで記事を書こうと思います。

次回がいつになるかはわかりませんが(爆)