保険屋FPひろのお金の教室 -13ページ目

さすがにココまでくると笑っちゃいます

どうもFPさんの中には金利というものを全く理解していない方がいるようですね。


あ・・・こんにちは。最近この手のネタに対して食いつきが良い横浜のFPひろです(^^;


早速ですがまたもや日経からの転載記事ぶった斬りです。

またかよ~って思った方はスルーしといてくださいね(笑)


僕は基本的に日経新聞は読みませんが(理由は今更書かなくてもわかりますよね)、まだまだ日経信奉者って多いようで、特にFPなんて何の役にも立たない資格保有者(オマエもだろ!っていうツッコミは無しでw)は、日経記事を取り上げああだのこうだの言ってたりします。

で、今回取り上げるのはこれです。


「今後2~3年で日本とイタリアの国債利回りはほぼ同じ水準になる」

こんな事を臆面も無く紙面に載せちゃうのが今の日経クオリティ(爆)


日本国債とイタリア国債の共通点って国債ってところだけで、それぞれの国が置かれている環境が全く異なるので、同列に扱うのはバカを宣伝してるようなもんです。

前にも書いてますが、ここでもう一回書いておきますね。

日本国債は円建て。イタリア国債はユーロ建てです。

この違いわかります?

円は日本の自国通貨。ユーロっていう共通通貨なんで、自国通貨では無いんですよね。

え?何が違うって?

自国通貨ってことは、当然通貨の発行権を持ってます。が、共通通貨ってことは、イタリアには通貨の発行権が無いってことなんですよ。

乱暴な話をすると、日本政府の負債が他国に影響することはありません。対外的な負債ではないので通貨を発行すれば済む話です。(これを言うとインフレが~って言う面倒な方もいらっしゃいますが、長くなるので割愛w)が、イタリア(ユーロ圏の他の国も)の負債は他国に大きな影響を与えます(ユーロはECBが発行しますので。つまり自国では発行出来ないんです。だからIMFが出てきたり。逆に日本の場合、IMFがどーのこーのってのも実はありえません。が、この話も長くなるので割愛w)。

経済新聞の記者のクセに、こんなコトも知らんのか?ってくらいお粗末な話なんですが・・・


これをネタに記事を書いてるFPさんは、驚く事にこんなことを言ってるんですよね。


現在の日本の金利は、1%前後で、イタリアの現在の金利は3.5%、ということは今後2.5ポイントほど金利が上がる可能性があるということになります。


ぎょえぇ~~~!!!???


ってな話ですね(100%皮肉ww)

そしてこの爆笑ネタは更に続きます(笑)


で、金利が上がると生活にどんな影響が出てくるのか?

まず、住宅ローンを変動で組んでる方は返済額が増えます。

それから、貯蓄を固定金利で行っている方は、後悔することになるかもしれません。

3年後に銀行の定期預金の利率が3.5%になってたら、どう思いますか?


え~この文章に間違いは何箇所あるでしょう?(笑)


まず、変動金利でローンを組んでる方の返済額ですね・・・

仮に、仮にですよ!適用金利が上がったとしても、返済の内訳が変わるだけで即座に返済額が変わるわけではありません。

それに何度も言いますが、長期金利の上昇に伴って金利が動くのは固定金利商品の方です。

変動金利は政策金利に連動するので影響はほとんどありません。

この時点でローンに関する知識は素人以下ってことがわかりますねw


で、これも仮に、仮にですよ!(クドイ?w)預金金利が上がったとしましょう。そもそもこの方が日経の記事を鵜呑みにして仰ってるのは国債(つまり長期金利 日本国債10年)が今のイタリアと同水準になるって事なんですよね。で、その長期金利が3.5%になったとして、なんで預金金利が同じ3.5%なんでしょ?ww


ちなみに、1月30日現在の日本の長期金利・・・0.963%

では普通預金の金利は?まさか同じだなんて思ってませんよね?

普通預金で0.02%、スーパー定期300万以上10年で0.213%です。

これがいきなり長期金利と同率になっちゃうんですか?


う~む・・・どんなマジックを使うのか是非聞いてみたい(爆)


ちなみに30日付のロイターの記事(実はこれもあまり信用しているわけではありませんがw)では、長期金利に低下圧力って記事が掲載されてます(つまり日経とは逆)が、日経と比べるとこちらの方がまだマトモです。


僕がビックリするのは、こんなに笑いを提供してくれるこのFPさん、なんと有料でお金に関するセミナーを開催してるんですよね。

それに比べたら僕ってなんて良心的なんだと思いません?一応マトモな情報を無料で提供させていただいてますから(って自分で言っちゃうw)

人前で話して収入を得るってビジネスモデルとしては成功なのかもしれませんが、それってFPさんだけがハッピーって話。

お金を払ったお客さんはどうなるんですかね?可哀相に・・・

僕には恐れ多くて到底そんなマネはできませんw


あぁ、お客さんが一生真実に気づかなければ、それはそれでハッピーって話なんですね?(爆)

それはいわゆる知らぬが仏ってヤツ。

僕は知らないと損だと思うんですけど、皆さんはどう思いますか?


というところで、良心的な(笑)無料相談は毎日13時以降随時受付中です。

お茶飲みがてら、ちょっとお金に関する話を聞いてみたいって方、大歓迎です。

お申込みはプチメか

financialprotection@hotmail.co.jp

までお気軽にどうぞ。


情報はよく選びましょうね

最近また住宅ローンと経済のお話が増えてきてますが・・・


ホント世の中っていい加減な情報が溢れてるんですよね。

しかも、そういう役に立たないどころか害悪な情報が目立つところにある。


これで誤解するなとか言っても無理ですよね。

ってところで、ひとつおバカな記事を晒しちゃいましょうか。


日経新聞


良く通勤途中の電車の中で、一生懸命に日経を読むサラリーマンの姿を見かけます。

また、一時期はテレビコマーシャルも良く見かけました。

経済、ビジネスを知りたければ日経

こんなイメージを持つ人も多いでしょう。


でも・・・日経なんかを読んでると、正しい情報の理解どころか経済オンチになるんじゃないですかね?

全く役に立たないどころか、これ、本当に経済紙なの?っていうほど中身はヒドイです。


今週の水曜日の記事にこんなのがありました。

読んだ方もいらっしゃるかもしれませんね。

まぁ、これは日経ってよりも、コメントしてる某証券のチーフ・ストラテジストがアホなんですが・・・

そのコメントを何の疑問も持たずに載せてるってところでは日経も同レベルなんで、同様にアホと断じても良いでしょう。


例えば・・・


「国内の懸念材料は長期金利。

これまでは企業の手元資金が、銀行預金を通じて国債に流れていた。

だが円高で企業の海外投資が加速すれば、そうした資金が細る。

消費増税の行き詰まりなどの懸念と重なれば、金利が上昇しかねない。」


あの~・・・突っ込みどころ満載なんですけど(爆)

ほとんどポジショントークがミエミエなのに笑えます。

そして「金利が上昇しかねない」とは言ってますが、「上昇する」とは言わない。

つまり逃げ道はしっかり作っているわけです。


なのですが、こんなものに反応するFPさんはこんなコトを言ってたりします。


国債が売れ残るかもしれません。

国は国債が売れ残ると運営していけませんから、金利を上げて国債を魅力的な商品にするでしょう。
だから金利が上がります。

金利が上がれば住宅ローンの金利も上がりますので、変動金利でローンを組んでる人はそろそろキチンと準備を始めたほうが・・・


って・・・もうバカすぎて、笑いを通り越して呆れちゃいますよね。


長期金利が決まるしくみも、国債についても、まるでわかっていないでしょ。

で、仮に長期金利が上がったとして、住宅ローンに結びつけるなら固定金利商品ですから、ローン金利が上がるのは長期固定金利や固定金利選択型の方ですよね。

なのに変動金利が上がるなんて言ってる様じゃ、住宅ローンのことをまるでわかっていないってことがバレバレです。

もし、こんな話でローン金利を選択する人がいたとしたら、その人にとっては悲劇どころの話じゃありません。

まして、有料相談でこんな話をしてるとしたら、お客さんにとっては二重に迷惑な話です。

お金払って間違った話を聞かされるんですから。


有名な人(メディアなどの露出が多い人)=能力が高い人


ではありませんからね。


根本の理解が無いのに、FP資格があるってだけで専門家面されたんじゃお客さんもたまったモンじゃありません。

ちなみに●●証券チーフ・ストラテジストとか、チーフエコノミストって肩書の方々がアチコチで得意げに語った予測って、そのほとんどが外れてるんですよね。

これで信用しろってのはかなり無理があるんじゃないですか?


しかし、世の中、こんな間違ったものの見方や通説が常識って思われているのは・・・


やっぱりメディアの罪って重いですね。


書籍も同様で、


売れてる本=良い本ではありません。


メディアリテラシーとか金融リテラシーが人生に与える影響は大きいですね。

どんな選択をしようが、結局は自己責任ですから。

どうせなら、より良い情報に触れたいじゃないですか。

そのためにはより多くの情報に触れてアンテナの感度を磨くことですね。


と言いながら・・・情報に触れる時間とその他の時間、バランスが狂ってしまって大変なのは内緒ですが(爆)



確定申告の相談、受け付けます

そろそろ近づいてきましたね。

事業主には一番面倒なアレが・・・


まぁ記事タイトルでもお分かりの通り確定申告です。


僕も本腰入れて・・・ってちょっと出遅れ感がありますが、中には初めて申告するっていう人もいらっしゃると思います。

例えば


去年住宅を取得した方

会社を退職して個人事業を始めた方


申告しなくちゃと思っても、何から手をつけたものやら・・・って感じになってませんか?


また、日頃なんとなくやり過ごしてるけど、実は税金って良くわからなくて・・・って方も多いんじゃないですかね?


昨年末に急遽思いつきで開催した経費のお話


意外と知りたいって方が多く、こちらの予想以上だったことに驚きましたが・・・

(しかし、タイミングが悪かったのか、実際にお話出来たのは1名様だけww)


そうこうしてるウチに申告期間も近づいてきちゃいましたので、もし教えて欲しいって方がいらっしゃいましたら随時相談を受け付けることにいたしました。


相談受付時間:毎日13時以降、お申込みによりお好みの時間で。

相談申込み:メールにて24時間いつでも受付いたします。

(24時間以内にお返事のメールを差し上げます)
費用:無料

提携税理士:岡野哲也税理士事務所

(ちなみにこの相談会も岡野事務所との提携で開催させていただいております)

 

必要とあらば税の基礎知識編から解説いたしますので、今まで聞いてみたかったけどなかなか機会が無くてって方も、ぜひこの機会に疑問を解消してください。

知らないことは恥じゃなくてなのがお金や法律に関するコト。

どうぞ遠慮なくこちらまでお申し付けくださいませ。

financialprotection@hotmail.co.jp

 

暇つぶしの雑談のお誘いも大歓迎です(爆)







Android携帯からの投稿