手前味噌~ビジネス・家族・子育て・経営・仲間・お客様・恋愛等から気づく法則~ -10ページ目

手前味噌~ビジネス・家族・子育て・経営・仲間・お客様・恋愛等から気づく法則~

経営や企業として、また、父親、夫として、あるいは上司、仲間として取り組んできた結果や経験から気づく事を週一回程度UPさせて頂きます。

お役に立てれば幸いです。

私が社会人になって初めていろいろご教授いただいたのが秋山さんという65歳ほどの方でした。
勤めた会社のNo3の方で、取締役副社長という肩書きでした。
今思えば、右も左も判らない若造に同じ目線でご指導頂き大変感謝しているのですが、その当時は全く思っていませんでした。


「このジジイ、うるさい奴だ」くらいに思っていました。


ご指導していただいた内容はこんな感じでした。


・朝6時30分に出社


・副社長室の清掃


・各種、指定のあった新聞を買っておくこと


・日経新聞を読んで秋山さんが出社してくるまでにレポートを書くこと


・自分の名前、自宅住所、会社名、会社住所の書き取り


・ひらがなあ行からんまでの書き取り


・カタカナア行からンまでの書き取り


・書き取りに関しては秋山さんが出社した後、添削していただき翌日に再提出
 一文字でも×がつくと延々と書き取ることとなる(一文字1ページ/300文字程度)


そのほかにも帝王学やら商法やら特許法やら政治のこととかいろいろありました。
でも今、コレをやれといったら多分言われた方は「うるさいおっさんだ」と感じると思います。


しかし、今は秋山さんに感謝しています。


上に書いた指導されたことの裏には、以下のような指導があったからです。


・朝6時30分に出社
 ⇒誰よりも早く出社することで、規則正しい生活の定義を得られた
  また、社内からも信用をいただけるようになりました


・副社長室の清掃
 ⇒まともに清掃なんかした事が無かったので、清掃の仕方を覚えられた
  これは生活にも及び、感謝しています


・各種、指定のあった新聞を買っておくこと
 ⇒新聞の種類を覚えられ、またTOP記事に関して少しでも興味を持てるようになった。
  幅広く経済動向を見る重要さを知りました


・日経新聞を読んで秋山さんが出社してくるまでにレポートを書くこと
 ⇒報告書やプレゼン資料の書き方の原点となっています
  文章の書き方を色々なパターンで自分のものに出来ました


・自分の名前、自宅住所、会社名、会社住所の書き取り
 ⇒かなり字が上手くなりました(今でも汚いですが)


・ひらがなあ行からんまでの書き取り
 ⇒これもかなり上手くなりました(今でも汚いほうですが)


・カタカナア行からンまでの書き取り
 ⇒漢字のバランスが取れるようになりました


・書き取りに関しては秋山さんが出社した後、添削していただき翌日に再提出
 一文字でも×がつくと延々と書き取ることとなる(一文字1ページ/300文字程度書き直し)
 ⇒完成度の大切さを知りました(ミスがなくなるまでよく見、書くこと)
  契約書など、一字一句誤りを見逃すだけで重大な損益が出る可能性があることを教えていただきました


というように、6ヶ月に渡るご指導があって、今の自分がいます。
でもその時は大変でした。


基礎中の基礎を同じ目線で取り組んで頂いたんだと思います。


今はなぜだろう?と思うことでも必ず意味があるものと思います。
また、得てして感謝できるのは随分経った時がほとんどです。
自分がその立場になって初めて厳しさや難しさなどを知ることで今まで指導頂いた方が如何に自分のことをよく考えていただいてたかを知ることとなるのです。
そして、とても大切なことを教えていただいたと知ることとなります。


秋山さんは、すでに他界されています。


秋山さんから教えていただいたことを感謝して、これからも意識して励んでいこうと思っています。

私はよく、技術革新のことについて考えることがあります。
小さな頃、よく漫画を読んでいたのですが、例えばドラえもんとか、おそまつ君とか、田舎暮らしだったんで、おじさんやおばさんが読んでいたもののお古を読んでいました。


その中で、手塚治虫氏原作の「鉄腕アトム」がありました。
物語の中で、先に記載したドラえもんやおそまつ君とは違う表現が目に付いたのを今でもよく覚えています。


その表現というのは、未来の世界が細かなディティールで表現されていたことです。


例えば、超特急ですごく速く走り、流線型の電車や、ドアが自動で上に開く自動車、地球の周りを飛んでいる宇宙船、ガラスで覆われた高速道路、幾何学的な形をしたビルなど、様々な表現に心が躍りました。


きっと、当時の世間では思いつかないような斬新且つ革命的な表現だったに違いないと思います。


しかし、近年、上に書いたような物が実際にあるように思えます。
新幹線やヨーロッパの超特急、ガルウイングのスポーツカー、高速道路も実在しますし、首都圏では色々なデザインのビルが所狭しと立ち並んでいます。


手塚治虫さんがイメージしたものを漫画にかいて、それを読んだ、そのときは子供だった現在の大人たちが実際の形にしたんだと思います。
「鉄腕アトム」を見ながら設計した人もいたかも知れないですね。


細かなディールまでイメージを伝えると、伝えられた相手は感動し、結果として頭の中に残るんだと思います。
それが、実際にものづくりされる方々の基本的な要件となるんだと思います。


逆に言うと自分がイメージできないことは実現しないとも言えます。


しかし、良いイメージばかりが伝わるとは限りません。
受け手の取り方や、精神状態によっても悪い方向へと捕らえてしまうことも少なくないと思います。


私は今まで色々なことを人に伝えてきましたが、裏を掻く人もいれば伝えたことを、より飛躍的にイメージする人もいますし様々です。
ですから、私は今、取り組んでいることや、今後のビジョンを会議や打合せの時に伝えていますが、出来るだけ、細かく、そこに至るまでのプロセスも含めて、相手の方の伝わり方がブレないように、とても気をつけて伝えるように心がけています。


自分自身がイメージが出来ないと伝えられないですが、きっと、周りにイメージをさせていただけるような情報を伝えてくれている人が誰にもいると思います、きっと、自分自身にとって大切な存在の方がそれだと思います。

これからも、自分の未来や仲間の未来をイメージして、夢をかなえられるように右脳を使いたいと思います。


そして、仲間の方と、家族と、友人たちが笑って幸せそうなイメージを持ち続けられるようコントロールしていこうと考えています。

約束という言葉にとても意味深い想いと、人間にとって重要な事だと常々意識しています。


私は学生時代、有限会社を起こした事があります。
自家用自動車を使って、照明機材を運んだり、俳優さんや女優さんをロケ現場へ送迎したりする仕事から始めて、2年後にはロッテのお菓子を平和堂や問屋さんに卸したり、大丸のお歳暮やお中元などの荷物を配達拠点に運んだりする、いわゆる運送会社のようになりました。


今の情報系の仕事とはなんら係わりが無い様に思えますが、同じことがあります。
それは「時間を守る」という約束です。


例えば物を配達することも時間が決まっていますし、これは今の情報系で言うところの「納期」に当ります。
俳優さんをロケ地へお連れする場合も当然到着時間が決まっていますし、平和堂彦根へコアラのマーチ800ケースを朝4時に納品となると朝2時には到着しなければなりません。


また、1ヶ月という単位も時間のかたまりですし、どんな商売でも締め日がありますが、単位は世界中のどこであってもビジネスでは1ヶ月です。
ということは1ヶ月という時間単位で約束をどれだけ守れたかということが対外的に評価され、また、1ヶ月で成果を上げることが私のビジネスとしての「約束」だと思っています。


1ヶ月が12回で1年だし、結局1ヶ月のスパンでどれだけ「約束」を守るかだと思います。
細かなことだと、出社時間を守ることや、銀行さんから借り入れしたときの経営計画を守ることや、給料の支払日を守ることや、要求されたとこに対し答えを出すことも社員としては約束だと思うのです。


少し、話題がそれましたが、私はいろんな事情によって約束が守れず、その会社は全ての資材を投げ売って金策をしましたが、結果、800万程度の借金を抱えて破綻しました。
そこで想い知らされたのが自分自身の「約束」ということに対しての認識の甘さでした。


取引先や銀行は手のひらを返したかのように、事務的に、取引停止やお金の未払いを催促してきますし、いくら事情を話しても聞く耳を持ってくれません、約束は約束であるからです。
私自身が「約束」を正しく理解していなかったのです。
それからというもの、借りたものを返すという「約束」を果たすため、色々な仕事をしてお金を返しました。


小さな約束が守れないと信用をなくすどころか自分の人生を破綻させてしまう可能性もあるということです。
なぜなら、小さな約束の積み重ねがビジネスであり、仕事であり、人生だからと私は思うのです。
今は社員の皆さんに面接時や打合せの時に言ったことや、私が作った経営計画について「会社に約束したこと」を守るため、一生懸命努力していますし死ぬまで努力し続けると思います。


当たり前のことが当たり前に出来るようになるために日々、精進していこうと思うのです。

私の部下で大阪・神戸には63人の社員がいて、それぞれに家族がいます。
全社だと300名を超えています。
協力会社も20社以上あり、お客様は40社を超えています。
その企業さんにも社員がいてそれぞれに家族がいます。
そう考えますと、小さな拠点といえども何千人、何万人の方がその企業に関わっている事になります。
私はそうした人間の命の重みは何ものにも代え難いものです。


偶然、一緒に仕事をしているといえばそれまでですが、とても有難い事だと思うのです。
人間が一生に内に排出される精子と卵子の数を数えると、特定の精虫と卵子が出会う確立は大変小さく、2千500億匹の精虫がでて、400個の卵子があるんですが、特定の精虫と卵子が出会う確立は100兆分の1です。
それで2人兄弟だったとしたら50兆分の1の確立でこの世に生を受けたことになります。
あとの49兆9999億9999万9999はこの世に出てきていないわけです。


この確立は「宝くじ」の比ではありません。
地球上の50億の人間が、全員宝くじを1枚ずつ毎年買ったとして、1万年目にやっと当ることと同じようなことです。
すべての人がこの「宝くじ」に当って存在しているのです。
そういう方と、社員であろうが取引先であろうが、お付き合いできることが「有難い」ことなのだと思います。


毎日を生きていると、1日1日が点のように思う方もいるかもしれませんが
先に記載したように、命のリレーを受け取ったのですから、長い時間の中で線のように生きていると思うのです。
皆さんも、周りにいる方々と話したり笑ったり、時には言い合いになることも「有難い」ことで
常に自分がなすべき事柄を意識して、自分の存在や皆さんに感謝しています。


ちなみに、出会いの確立のお話は続きがありまして卵子と精虫の確立が2人兄弟で50兆分の1ですが日本人口が1億3000万人いますので、1人が1人に出会う確立は1億2999万×1億2999万=1兆6897億4001万分の1となります。
そこに、50兆分の1が加算されますので天文学的数字分の1となるのです。
多分兆の上が京でその上が垓、その上が(じょ)※字が出ません(汗)ですので、そのあたりの単位になると思います。

恐らく、84じょ4870垓5京分の1になると思います。


【書籍部分引用】
 著: 堀場雅夫
 発行: 日本経済新聞社
 シリーズ: イヤならやめろ!
 レーベル: 日経ビジネス人文庫
 価格/263円(税込)