私が社会人になって初めていろいろご教授いただいたのが秋山さんという65歳ほどの方でした。
勤めた会社のNo3の方で、取締役副社長という肩書きでした。
今思えば、右も左も判らない若造に同じ目線でご指導頂き大変感謝しているのですが、その当時は全く思っていませんでした。
「このジジイ、うるさい奴だ」くらいに思っていました。
ご指導していただいた内容はこんな感じでした。
・朝6時30分に出社
・副社長室の清掃
・各種、指定のあった新聞を買っておくこと
・日経新聞を読んで秋山さんが出社してくるまでにレポートを書くこと
・自分の名前、自宅住所、会社名、会社住所の書き取り
・ひらがなあ行からんまでの書き取り
・カタカナア行からンまでの書き取り
・書き取りに関しては秋山さんが出社した後、添削していただき翌日に再提出
一文字でも×がつくと延々と書き取ることとなる(一文字1ページ/300文字程度)
そのほかにも帝王学やら商法やら特許法やら政治のこととかいろいろありました。
でも今、コレをやれといったら多分言われた方は「うるさいおっさんだ」と感じると思います。
しかし、今は秋山さんに感謝しています。
上に書いた指導されたことの裏には、以下のような指導があったからです。
・朝6時30分に出社
⇒誰よりも早く出社することで、規則正しい生活の定義を得られた
また、社内からも信用をいただけるようになりました
・副社長室の清掃
⇒まともに清掃なんかした事が無かったので、清掃の仕方を覚えられた
これは生活にも及び、感謝しています
・各種、指定のあった新聞を買っておくこと
⇒新聞の種類を覚えられ、またTOP記事に関して少しでも興味を持てるようになった。
幅広く経済動向を見る重要さを知りました
・日経新聞を読んで秋山さんが出社してくるまでにレポートを書くこと
⇒報告書やプレゼン資料の書き方の原点となっています
文章の書き方を色々なパターンで自分のものに出来ました
・自分の名前、自宅住所、会社名、会社住所の書き取り
⇒かなり字が上手くなりました(今でも汚いですが)
・ひらがなあ行からんまでの書き取り
⇒これもかなり上手くなりました(今でも汚いほうですが)
・カタカナア行からンまでの書き取り
⇒漢字のバランスが取れるようになりました
・書き取りに関しては秋山さんが出社した後、添削していただき翌日に再提出
一文字でも×がつくと延々と書き取ることとなる(一文字1ページ/300文字程度書き直し)
⇒完成度の大切さを知りました(ミスがなくなるまでよく見、書くこと)
契約書など、一字一句誤りを見逃すだけで重大な損益が出る可能性があることを教えていただきました
というように、6ヶ月に渡るご指導があって、今の自分がいます。
でもその時は大変でした。
基礎中の基礎を同じ目線で取り組んで頂いたんだと思います。
今はなぜだろう?と思うことでも必ず意味があるものと思います。
また、得てして感謝できるのは随分経った時がほとんどです。
自分がその立場になって初めて厳しさや難しさなどを知ることで今まで指導頂いた方が如何に自分のことをよく考えていただいてたかを知ることとなるのです。
そして、とても大切なことを教えていただいたと知ることとなります。
秋山さんは、すでに他界されています。
秋山さんから教えていただいたことを感謝して、これからも意識して励んでいこうと思っています。