セカンドライフ -11ページ目

『バックグラウンド』

『パパがまたお母さんに暴力を振るってるって…』

話には聞いていましたが、その場に遭遇するとは思いませんでした。

B子の父親は年収がゆうに億を超える投資銀行のファンドマネージャーらしいのですが、
日頃のプレッシャーが酒によって噴出するのでしょうか…

自分も投資ファンドに籍を置いておりましたので多少は分からなくもないですが…

にしても、ヤバイ状況である事には変わりありません。
とにかく渋谷の豪邸に、三人で向かいました。

かっこつけな言い方になってしまいますが、いざとなれば戦うしかない。

少し血が沸騰するのを感じていました…

『シングルベット』

それから数日が過ぎ…

B子の誕生日を祝ってやろう。と思い、仕事を早めに切り上げて六本木で待ち合わせました。

『新宿から六本木は遠いわね…』
と言いつつも、B子の声は弾んでいたよーに思えます。

六本木のオイスターバーを予約し、月並みですがケーキにローソクを立ててあげました。

その後、カラオケに行きたいと言うので、手を引かれるよーに行くと

『友達呼んだから!』
オーイ、いいとは言ってないぞ…

少しやな予感がしましたが…

予想に違わず、
やはり来たか…

もはや驚きはしません。
C子が立っていました。

さすがに私の人生の中で、関係を持っている女性二人とのカラオケはシビレルものがありました。

つんくの『シングルベット』で「おまえ~抱いてたころ~」とゆーフレーズを歌っている時は…

とてもじゃないが彼女達のほーは見れませんでした…

そこでB子のケータイがなりました。この電話がその後の運命を決めるとは、

まだその時は気付きませんでした…

『小田原城』

何度か敵陣に攻め込むものの、やはり防御は固くスキすら与えません。

ここまで陥落しない様は、まるで小田原城を彷彿とさせました…

諦めるか…
中々ここまで来て総退却もしづらい状況ではありましたが、かの秀吉公も小田原を攻める時は無理せず内部崩壊を待ったとゆーし。

そして朝が来て、再度攻め込むと意外にあっさり陥落しました。

後で聞くとA子への罪悪感でやはり悩んでいたそうです。また私は自分の事だけを考えていたのかもしれない…

思えばここからが堕ちていく始まりだったのかもしれません…