セカンドライフ -10ページ目

『父と娘』

父親と妹との折り合いは非常に悪く、もはや修復仕切れない状況であったらしい。

理由はしつこく聞かなかったが、翌朝母親に聞かされたので後述する。


私がB子の部屋にある42型のプラズマテレビの配線をしていた時(←何故かやらされた)妹が挨拶をしにきた。

「こんばんわ」
あーどうも。はじめまして大変だったね。

「しねばイーんですよ、てゆーか寝てなかったら、やってました」

そっか(どーやら寝ていて気付かなかったらしい…)
そのうちきっとイー事あるよ(無責任か…)

「私、生きてても嫌な事しかないと思ってるんですけど、どー思いますか?」

とりあえず、そーだね。とは言えない。

長い人生だから、ツライ時もきっとある。
生きる義務があるとは必ずしも思わないが、君にも幸せになる権利があるはずだ。

いつの間にか口走っていた…
エラソーな事を言える資格は私にも無いのに…

『無力』

B子の部屋に着いた。なんとまぁメルヘンちっくである事か…

ベットの脇には、私が送った花キューピッドが飾ってありました。

『ちょっと待ってて
ママと話してくる』

そーいえば、旦那に殴られたと言っていた。

しょっちゅう近所の交番で話を聞いて貰っていたらしいが、越してきたばかりで今は話を聞いてくれる人はいないのであろう。

トイレに行く途中、涙で目を腫らした女性を見た…
こーゆー時、他人は無力だと心底思った。

しかし1番の問題は妹だったらしい…

『洋館』

『三階に上がるまで物音は立てないで…』

いつの間にかB子が頼もしくなっていました。
おそらく、こんなシーンを何度も経験しているのでしょう。

玄関に入ると、そこは白い大理石の床と暖炉があり、グランドピアノが仰々しく置いてあり、引越しをしたばかりの荷物がまばらに置いてありました。

二階がリビングになっているよーであり、ふいに優しそうな中年男性がソファに座っているのがみえました。
「いらっしゃーい」
B子から聞いていなければイー人そうだね。
と言ってしまいそうな感じでした。

そんな私の雰囲気を感じ取ったのかB子は、
『ふん、そとヅラだけはイーのよ!』

そこには憎々しい筈なのにどこか淋しげなB子の横顔がありました…