『洋館』 | セカンドライフ

『洋館』

『三階に上がるまで物音は立てないで…』

いつの間にかB子が頼もしくなっていました。
おそらく、こんなシーンを何度も経験しているのでしょう。

玄関に入ると、そこは白い大理石の床と暖炉があり、グランドピアノが仰々しく置いてあり、引越しをしたばかりの荷物がまばらに置いてありました。

二階がリビングになっているよーであり、ふいに優しそうな中年男性がソファに座っているのがみえました。
「いらっしゃーい」
B子から聞いていなければイー人そうだね。
と言ってしまいそうな感じでした。

そんな私の雰囲気を感じ取ったのかB子は、
『ふん、そとヅラだけはイーのよ!』

そこには憎々しい筈なのにどこか淋しげなB子の横顔がありました…