セカンドライフ -12ページ目

『歌舞伎町』

いちおB子の名誉の為にお知らせしておきます。

彼女はきちんと四年制大学を卒業した一部上場企業のOLです。後述しますが、少し家庭環境が複雑過ぎるだけで…

さて、その夜は…

よし行くぞ!
『ちょっと、こっち違くない!』

イーから、イーから
『カラオケなんじゃ…』

まずはカラオケするぞ!
(殆ど勢いです)

『カラオケだけだからね』
ヨッシャ、ヨッシャ
『…』

とりあえず歌舞伎町のホテルに入りました。

『近寄ってこないでもらえます』
うーむ、今日は手強い。しかも敬語だ。
私は彼女の仕事の先輩だが敬語など使われた事は無いのだが…

とりあえずベットは一つしかないので、かなり間を置き寝始めました…

『前夜』

新宿駅に着き、コマ劇場のほうへ歩いていました。

逸る気持ちを抑え出来るだけ冷静に接しよう…
確か友達もいるらしいが、どんなにタイプでも今日は行かない自信がある。

ふとそんな事を思っていました。

肩を掴まれた。
『遅い!』
大して遅くはないのだが…
『帰っちゃったじゃない』友達が帰ったのか…

『A子が…』
開いた口が塞がらないとはこの事で…

A子は私がB子と疎遠になっていた間付き合っていたがその子の気持ちが重過ぎて、逃げてしまった子である。

確かB子には、その話はした筈である。
どーやら私の姿を見るなりタクシーに飛び乗って帰ったらしい…まだ夜中の9時であるのに。

しかもA子はB子と私がそーゆー関係にあった事を知っていた。

そりゃ怒るだろ
『なんで?』

なんでって…
『仲直りして欲しかっただけなのに…』

心の準備ってものがあるだろ。
『まーイーや!飲も!』
イーのか!?

相変わらず分からない子だ
その夜はインド料理を食べた。確かに美味い。
『このあと、どーするの?』

カラオケでもするか?
『イーねぇ』

『東西線から』

実はさっきの文章を読み返して見て気がつきました。
私にはB子を怒れる資格はありませんでした。

でも私はその時に決めたのです!
B子に対しては一途でいよう。と…
故にその日は何もせずに帰りました。

それから一ヶ月くらいたったある日でしょうか。
『紹介したい子がいるから新宿に来て!』

私は千葉の実家に帰る途中で東西線の中でそのメールを見ました。

『行くよ』

ただそれだけ返しました。東陽町で下り、すぐさま中野行きの折り返し電車に乗りました。

心は沸き立っていました。さすがに今回は自分を抑える事は出来ない…

でもまさか、あんな事になるとは…
私はB子の奔放さを甘くみていました…