算数や国語だけでなく、社会だけ教える中学受験塾、というのもあるんですね。そんな社会科専門の塾の経営者による本。

 

 

「社会は暗記科目。覚えれば覚えた分だけ点が取れる」 ← わかる

 

「理科社会の配点が高めの中学を受けるなら、社会で点が取れることが重要」 ← わかる

 

「理科社会の配点が低い中学でも、数点で合否が決まるので社会が重要」 ← ん?

 

という感じで。配点が低い中学が志望校なら、社会は流して行く手はありなのではとも思ったのですが。まあ社会推しの本です。

  • 地図で覚えないといけない情報は全部覚える
  • 時間を空けずに復習するのが暗記のコツ
  • 参考書の選び方
  • 過去問を使った出題傾向の分析
  • 漢字指定ありの問題への対策

漢字指定あり、というのは「漢字で書きなさい」と問題文で指定している問題のこと。これが多い中学ではひらがなで書いても得点にならない。そこまではわかります。過去問の傾向を見て、もし漢字指定が少ない学校だったとしたら、漢字で覚えることを諦めて、その分他の勉強をする。なるほど合理的だ!

 

漢字指定があるか、多いか少ないか、というのは、有名校ならいろいろな分析がありそうですが、中堅校や下位校だと情報収集や分析は保護者の仕事になりそう。うちの子、無理に漢字で覚えなくてもいいよと言ったら大喜びで手抜きしそうです。まだ先ですが、志望校が固まってきたら調べてみようかな。

 

10日ほど塾が無いと、子供の様子が毎日少しずつ緩んでいくのがわかります。机につかせようとしてもなかなか応じず、やりたくないとごねるごねる。この期間の宿題もほとんど出てないのは、勉強は忘れてリラックスしなさいということなんでしょうか。でも毎日少しでも勉強するという習慣がここで無くなるのはちょっと怖い。というわけで小テスト形式の問題を「これだけでいいから」とだましだまし解かせています。

 

その問題はというと、My Nichinoken の「分野別難度別問題検索」のものを使っています。サイトで提供されている各種資料も塾代のうちだと思えば、使わないのも損かなという気持ちもあります。

 

それで、これまでほとんど使っていなかった「分野別難度別問題検索」をちょっと使ってみたのですが、とてつもなく使いにくいUIですね。正答率別に絞り込むこと「しか」できないので、5段階の正答率をそれぞれ選んで検索ボタンを押さないといけない。「41%以上」というような絞り込みならまだしも、40%以上の結果が欲しければ、「41~60%」「61~80%」「81%~」の3回呼ぶ必要があります。もう少し実ユーザーのユースケースを考えて設計してほしい…

 

しかも、絞り込んだ結果ページに出てくるのも pdf のダウンロードボタンなので、逐一ダウンロードして手元に持ってきて開いてみないと、どんな問題かわかりません。これは辛い。テスト結果のページでは答案画像をページ中にそのまま表示できてるんだから、同じように並べてくれればいいのに。

 

まあ、あまりにも面倒で手間が掛かるので、スクリプト書いて全部ダウンロードしたんですけどね。しかし、検索結果のページ途中に不正な文字とか混入する謎の作りで、これもたいへんでした。

 

しかし、手元に全部揃っても、大量のpdf のどこにどんな問題があるかの情報がないので、当たりをつけていろいろ開いてみないとわからない。ウィンドウズの検索でpdf の横断検索もできますが、問題文や解説文中に入っている単語をピンポイントで当てないと出てこないんですよね。「つるかめ算」では出るけど「和差算」では出なかった。

 

来週から塾が再開すれば、宿題やるだけでいっぱいいっぱいなうちでは、追加の問題なんて不要になりそうという話もありますが。

 

「小学6年生の夏から逆転でもできる」ということですが、普通の子が何年もかけてやるところを半年でするのだから、ラストスパートを半年間続けさせようというような感じの受験対策本ですね。

 

 

親が過去問を調べまくって、出ないところは思い切って捨てる、という話。試験の中においても、捨て問を作る、という話など。弱者がどうアップセットするか、という視点が多いです。うちも弱者側なので、このまま推移すれば6年時はこんな感じになる、というより、ならざるを得ないのではという嫌な予感があります。

 

偏差値をこうやって上げていこう、という予定を作る時に、直線ではなく次第に上を向くような曲線で作ろう、という「合格曲線」の話。前半に基礎をしっかりやることで最後の方で大きく伸びるようなやり方をする、ということですが、これ上手くいかずに後半伸びなかったらつらいでしょうね。

 

著者の主宰している研究会のサイトにいくと、数万円の情報商材みたいなのがたくさん売られています。塾や家庭教師に払う金額を考えれば、数万円でも効果があるならいいのかもしれませんが。私としては情報商材のスタイルで売っているということ自体でもう、掲載されている情報のの有用性や信頼性を疑ってしまうもので。

 

本の最後のページが「素人のあなたも本を書いてみませんか」なの、思わず笑ってしまうんですが。塾の経営者やこの著者のような受験コンサルタントにしてみれば、単著を持つことの広告効果は非常に高いでしょうし、執筆料タダでも出したい人もいるでしょうね。

 

国語の成績がどうしても上がらないので、国語を専門に教えている先生の本を探してこの本にたどりつきました。

 

中学受験とは何か、から始まり親のすべきことや全体的なスケジュール、塾の選び方や志望校の決め方など広くカバーされています。

 

 

その分、もともと期待していた国語をなんとかする、に関する分量はあまりありません。ページ数でいうと全体の十分の一ほどです。それも、点数をあと少し上げるようなテクニックの類ではなく、少ない問題でいいので何度もパーフェクトになるまで仕上げ読解力を付けることを勧めています。

 

淡々と読んだ系の本です。色々読んでいるとますますわからなくなってくる感じもあります。

 

 

 

 

特定の科目に特化した本もあるんですね。算数や国語はたくさんあるのですが、社会科だけに特化した本も。こちらの本は忘却曲線に絡めた復習のタイミングの重要性や、スケジュールの立て方のところが気になりましたが、どちらも社会科固有でもないようにも思います。

 

 

うちは関係なさそうですが、超難関校に入る子供たちがどんな塾を経て大人になるか、といった話。特定の塾にあまりに多くのできる子たちが集中し、それがいびつな形を生み出している、と。まあ、親の希望通りに有名大学に行った子供自身には何の落ち度もないことですが。

 

 

気になる箇所があった本については、また別に書きますね。