■子宮筋腫日記 その18■開腹手術編 術後に歩けるようになるまでの記録 | +Sleep(プラススリープ)快眠セルフケアを学ぶ

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みなさん、こんにちは。

 

「子宮筋腫日記」を2年ぶりぐらいに再開します。

 

実は睡眠の仕事よりも、子宮筋腫日記の方が読まれているので、中断しているのを気にしておりました。

2年ぶん遡って当時の続きを書きます。

 

お待たせしました!パー(待たせすぎあせる

 

▼前回の記事はこちらです▼

 

■子宮筋腫日記 その17■開腹手術編 手術当日の夜の苦しみと歩行準備

 

今回は、歩けるようになるまでの怒涛の日々を書いてみます。

 

手術当日の朝、看護師さんと手術室に向かう道すがら。

 

「つるたさん、朝イチの手術でラッキーですよ!

夕方から歩けちゃいますよ!にひひ

 

そんなものですかねぇ・・・得意げと思っていましたが、いや、無理でしたね。ドクロ

 

手術のあった夜は、寝苦しくて看護師さんが頻繁に来てくれました。

交替時間になると、看護師さんが挨拶してくれるんだけど、ボーっとしすぎて覚えていられない。

 

頭に血が巡っていない感じで、空っぽで何も考えられない。

すぐに、意識が飛んでしまうし。あせる

 

「つるたさん、歩いてみましょうか!パー

 

看護師さんの声で、突然びっくりして目が覚める。

気を抜くとほんと、意識を失ってしまうんですよね。

 

そして、本当に自力で座れませんでした。ダウン

 

看護師さんが手動でベッドを持ち上げてくれるんですが、ほんっとに苦行!!

 

「私、以前どんな風にして座ってたっけ?」

 

起き上がろうとすると、すぐに、ヘナヘナしてしまう。ショック!

 

くつ・・・どこ・・・。100均でゲットした、靴ベラは・・・。

 

自分でベッド横にかけてありました。

それなのに、とんでもなく遠く感じるほど、動けませんでした。

 

看護師さんに手伝ってもらって、靴ベラを使いながら、やっとこさで靴を履きました。

 

(靴ベラは、このあと数回しか使いませんでした!)

 

「足踏みしてみましょう。」

 

とんとん。え、もうこの時点でやば・・・。

倒れそうです!!

 

そして、看護師さんに、首から麻酔のペットボトルみたいなのをかけられる。

くはあっ!?重いっ。ガーン

 

一歩を踏み出してみる。

切った腹、痛ってぇ・・・。叫び

 

二歩、三歩。

ベッド脇から仕切りのカーテンを抜け、病室内を歩いたところで、頭真っ白、耳キーン!

 

視界なくなり、冷や汗がドバー!!

 

「やばいやばい・・・えっ

 

歩行訓練は中止になりました。

看護師さんが血圧を測ってくれました。

 

「100、50。貧血はないけど、血圧が低いですね」

 

廃人のような頭の中で、主治医の言葉がこだまする。

 

「歩かないと、腸閉塞になって、手術しなくちゃいけなくなるから、歩かないとね・・・。」

 

最悪な状況しか頭に浮かばなくなりました。あせる

 

術後2日目。

 

朝も頭の中が朦朧としたまま。

 

「つるたさーん、眠いですか?ベッドを起こしますね!」

 

ベッドを上げられるのが、もう、苦行でしかない。

はー、座るのがつらいよ・・・。

 

看護師さんがいなくなると、チャンスとばかりにまた眠ってしまう。

 

光がとにかくキツかったですね。

外から差し込む自然光も、スマホも、本のページの白さも全部だめでした。

 

「歩いてみましょうか~。」

 

看護師さん、現る!!

首にかけられた麻酔のボトルが、病んだ体には重たすぎました。

 

「立ってみましょう、その場で足踏み、とんとん」

 

その場で足踏みしているだけなのに、頭が真っ白になって、嫌な汗が出てきました。

ベッドに座りこみっ・・・。

 

「血圧は、100、50、低いですね」

 

歩けないのはヤバいぞ・・・。

情けないながらも、蚊の鳴くような声で看護師さんに伝える。

 

「午後にまたチャレンジしたいです・・・得意げ(嘘)」

 

午後。麻酔を止めることになりました。

すると、以前の感覚が戻ってきました。

 

「わ、私、歩ける!!ラブラブ!

 

しかしながら、歩き始めようとしたとき。

見るに見かねたのか、看護師さんが私の髪の毛をどうにか、撫でつけていました。

 

術後、のたうちまわっていたベッドから立ち上がるときに、髪型がやまんばヘアーに。

 

くしはバッグの中に入っていたのですが、何せ、本当に数歩の距離ですら、動けなかったもので。

あとは、人としての身だしなみを整えようという概念も、気持ちいいほどごっそり抜け落ちていたので。

 

1日10周だから、前日のぶんを取り返そうと、なんと20周がんばることができました!

 

歩けるようになると、特典もありました。ドキドキ

 

尿のカテーテルがとれたこと!

血尿がすごかった・・・。

あと、獣かってぐらい、臭ったので嬉しかったです。

 

麻酔とカテーテルがとれたので、やっと身軽になりました。

 

術後3日目。

 

5,786歩も歩けたぁ!!ラブラブラブラブラブラブ

 

体力が戻って来たのを実感。

そこからは、ガシガシ歩きました。

 

足が臭くなるほど、そして、在宅仕事中心の今の生活よりもさらに歩いてましたね。

院内で驚異の8,000歩を叩き出す!

 

ここからは、前後しますが、過去記事を参照ください。

 

■子宮筋腫日記 その5■入院準備編 入院中の履物の悲劇

 

そんなわけで、歩けるようになると、人としての自信が少しずつ復活するのだから不思議なものですねぇ。

 

2年前の出来事もまるで、昨日のことのように書いているのは、この日記帳(写真)のおかげです。

 

(この写真は、退院の日の病室にて自撮り&ピンボケ。

→今はもっと老けましたグッド!

 

 

私の入院中の基本のコーディネートです。

 

 

着圧ソックスは夜だけでもいいと思うのですが、思考停止だったのかな。

その上に靴下履いて、売店で急遽購入した、おニューの靴でご満悦。

 

そして、次回の「子宮筋腫日記」から、いよいよ!?

 

「入院中の眠れない問題」について、書いてみたいと思います。

不定期更新になると思いますが、まだまだ続きます。

 

今はとても元気なので、お仕事の依頼はお気軽に。

 

入院中、絶対に要るものをご紹介しておきます。

リンクも最新のものを確認しました。

 

ご参考までに。パー

 

クローバー医療用弾性ストッキングクローバー

 

浮腫み防止に。

病院で用意がある場合も!確認してくださいね。

 

ただし、毎日履くので、替えがあると助かります。

退院後も使えて便利ですよ。

 

サイズもいろいろあります!

 

 

 

クローバー院内用のシューズクローバー

 

かかとあり、軽い、通気性良しです!

術後は本当に、履物が重要です。

 

普通の運動靴は締め付けがきついので浮腫んだら履けない&ムレムレ問題も。

 

 

 

クローバープラスチックコップクローバー

 

軽いプラスチックのコップがおすすめ。

口をゆすいだり、水を飲んだり、歯磨きしたり。

 

陶器のマグカップは術後の体には重く感じて持つ気が起きません。

  • フタがついていて、ほこりが入りにくい。
  • フタをくすり置きなどにも使用できる。
  • 抗菌

 

 

クローバー術後の腹帯クローバー

 

開腹手術後に必要な腹帯は、替えと2枚あるといいです。

術後はとくに汗をかいたり、出血、麻酔が染み出たりして汚れます。

 

洗濯できるので、常に清潔なものを使うのがおすすめです。

私は入院中、売店に追加で1枚買いに行ったのですが、術後の移動は大変でした。

退院後もしばらく使います。

 

 

 

▼▼過去の子宮筋腫日記はこちらから▼▼

 

■子宮筋腫日記 その1■手術&入院していました。

■子宮筋腫日記 その2■手術前、突然パンにハマる!

■子宮筋腫日記 その3■入院準備編 大活躍のイヤフォンたち

■子宮筋腫日記 その4■入院準備編 入院中のいるもの、いらないもの問題

■子宮筋腫日記 その5■入院準備編 入院中の履物の悲劇

■子宮筋腫日記 その6■忙しい女性たちにメッセージ「健康診断や人間ドックに行っていますか?」

■子宮筋腫日記 その7■入院生活編 入院中の食事記録

■子宮筋腫日記 その8■術後1ヵ月の体調について

■子宮筋腫日記 その9■開腹手術編 前日のこと

■子宮筋腫日記 番外編■術後3ヵ月の間何してた?体調と本気のインスタ運営

■子宮筋腫日記 その10■大学病院の通院「卒業」しました!

■子宮筋腫日記 その11■Goto千葉1日目 術後ロングドライブとトイレ問題

■子宮筋腫日記 その12■Goto千葉2日目 術後の温泉問題

■子宮筋腫日記 その13■術後4ヵ月の体調と本気のインスタ運営

■子宮筋腫日記 その14■普段の生活と術後の傷とのつきあい方

■子宮筋腫日記 その15■開腹手術編 手術当日の朝の心境と、歩いて手術室へ向かったこと

■子宮筋腫日記 その17■開腹手術編 手術当日の夜の苦しみと歩行準備

■子宮筋腫日記 番外編■術後7ヵ月の体調や仕事など