↑前回のブログ
ブログ書いてる間に始まったトランプ関税ショックですが、台北ショーの間もちょろちょろ話は出ましたが 概ね、 「始まってみないことにはわからん」という話が多かったです。わからないって言うのって無責任とイコールではないと僕は思います。 いや、だって、世界情勢はこうなる!とか為替はこうなる!とかはっきり言ってる人の中には自らの求めるものに誘導している思惑ある人だっているわけだし、、、 予測や推論、仮説立ては重要ですけど、主語と声のでかい人の話って都合悪いと後から消されてるじゃん?ってハナシ。
ベトナムなどに新工場を進めているところやその他東南アジア圏に設備投資やなんかを始めているところは、そのウェイトを台湾に戻したほうが良くなるかもしれないし、そうでもないかもしれないというハナシはありました。
自転車部品も影響は出るわけですが、、、 簡単に予測できる状況でもないかなって思います。中国の大きな会社がブランドを傘下に入れたりしているのも北米マーケット、欧州マーケットの販売に期待をかけたはずですが、、、ちょっと目論見に軌道修正は必要になるのかもしれません。
ドサクサに紛れて混乱するマーケットで増えるのは、偽物と詐欺だよねってハナシだけは四半世紀くらい働いている人の共通意見かもしれないです。嘘に信憑性がついてきちゃうんすよ、、、 ハナから偽物なのに 「これはトランプ関税で北米に輸出できなかったもののファクトリーアウトレットなんだよね」 みたいなハナシは増えるんじゃないスカね。
世知辛いハナシも現実だけど、世の中にある素晴らしい自転車アイテムも現実。 それで走りに出かけたり楽しんだりするのも現実なので、そっちから楽しみたいス。
ウィリエール SUPERSONICA すーぱーそにこ ではない。130万円オーバーのTTLマシン。俺の好きなシュテファン・キュングの愛機ですね。すごく細部まで流れるようなフォルムでした。
TIME やっぱりカーボン網目もかっこよいわねって思いました
金属フレームの佇まいってやはりきれいですね
超偏平カーボントップチューブのTITICI
話をちょっと聞いてみたらイタリアのブランドだそうです。ユーロバイクで誰か見てきたって言ってた記憶が、、、カーボンだけでなく金属でも偏平チューブはあつかっていると。横剛性には全く問題ない、リズミカルな挙動を楽しめるバイクだそうです。
LED内蔵シートポスト
LED内蔵ハンドル 光軸とかは、、、ホラ、まぁ、ね
このあたりからショーアワードの受賞商品を紹介↓
クリックバルブ 通常より1.5倍の空気流量があるとのことで期待はしているけど高いかなっていうのはある。電動コンプレッサーで使うにしてもメリットはあるのだけど、発売は遅延しているみたいです。とはいえ、まだスタートしたてだから流通加速すれば一気に普及するかも。
自転車ではないけど、足裏につけるホバーボード GYROOR。ブースでオネイサンが軽やかに実演しつつ緊張感も漂っていたw メダリスト推しの俺ならコレ使って、ダブルサルコウを軽やかに決めるふりをしつつ救急車だな、、、
人類は22世紀になってもクランクとペダルを探求するであろうことを2025年に示す
傑作、、、ブースタークランク
いや、、、、まぁ、、、、あれだ、、、
踏むところでは前に出てトルクを増大、、、う~ん。そうか?なんか、ちょっと違う気がする。
でもペダリングって仮に正解があったとして、選ぶ自転車や乗り手の諸条件を均し切れる正解って結局無いようにも思うので、このクランクを使いこなせる人が速くなるなら正解でもあると思います。
フレームの塗装に大きな段差なく仕込まれた発光体
段ボールのみの輸送コンポシステム
これからヨーロッパ中心に再生パッケージ材の使用が加速するので
TEKTRO TRP 電動変速システム
BLACKTECのカーボン一体型ハンドル
細部まで本当に手が込んでいます
アワードにはCERMICSPEEDのADRも並べられていました
他にもいろいろあったけど、ブログが延々と台北ショーになるのでカットw
会場内の写真をランダムに紹介します
GRATというブランドのカーボンフレーム
金属フレームみたいなエッジのフレームだったけどフルカーボン
カーボンでこの接合形状にするアドバンテージはちょっと不明だけどどういう作りになっているのかは興味湧きました。ボトルケージとか作ってる会社ぽいんだけど、、コンセプトモデルなのかな
ギラギラです かっこよかった
ISKベアリングのフルセラミック 回転はスルスルでした
台湾で30年以上のベアリング会社で製造品の半分はヨーロッパとアメリカで販売されているとのことでした。フルセラミックベアリングはデリケートではあるけれど、ロード選手の体重とトルク、バイク重量を支えるだけのマージンは十分にあるとのこと。
フロントシングルを前提とすればこういう形状はもっと作れますね
クロモリだけどエアロフォルム こういうのも俺は好きw
アルミフレーム 立体的でスムーズなヘッド集合部
チタンも3Dプリンターやパイプ形状のバリエーション増えてました
チタンの一体型ハンドル
チタン
TRPは昨年のユーロバイクで発表した VISTAR POWERSHIFT を展示
Fメカないのはクラシファイドの内装ハブとのミックスで成立するから。
レバー形状とかスイッチ位置は悪くないなって感じました
写真取るより見る方優先しちゃったけど、新興メーカーの電動シフトは加速してる感じ。WHEELTOPは昨秋にスペインのROTORの株式を取得してるし、トータルコンポーネントの競争は開発だけでなく企業関係の再構築含めて進みそうかも。ミンナにチャンスがあって、みんなが決め手を未だ欠いている部分があるけど、生産能力の高いブランドが完成車メーカーに売り込み始めたところから大きく変わるのかもしれないですね。
シマノだって、シマノじゃツールドフランスは勝てない なんて言われていた時代もあったわけなので。未来は誰にもわからないけど、努力している人には前進のチャンスは来ますしね。
BERDの高分子ポリマー ポリライトスポークの完組ホイール
チューブレスバルブやさん
可変式バルブもあったけど新商品だから写真とらないでほしいとのこと
でかいハブw 回すと爆音でラチェット音もしてました
知り合いが多くて話してたら写真取るの忘れたw マキシス
話題は、、、 29インチを超える 32インチMTBホイール
いくつかのリムやさんにも32インチリムが並んでいて、実生産は今後であるにせよ発売に向けては動きだしている感じ。もちろん賛否両論は出るに決まってる。ロードだって700cを変更する日が来るかもしれないわけですよ。だって、みんなチョット前まで28cは履いてないし、34Tは付けてないじゃん?
仮に32インチタイヤがXCレースで実戦投入された時、大きな回転モーメントとそれをキープできるタイヤ構造やパターンなどなどに最速にして最強の体制で取り組めるのがマキシスですよっていうアピールにおいては、今回は大成功しているわけですしね。
KMCはドライブトレインのエキスパートであることをアピールしてました
ワックスの実演
普通のオイルはおがくずが張り付いて、ワックスは全然きれいだよっていうアピール
SRAMのフラットトップ対応チェーンも
シマノチェーンのOEM生産に関しても展示を出してアピール
まぁ確かにそうなんすよ
X CADEYカーボンクランク
カーボンスルーアクスルのOVERFAST
OVERFASTのホイールは前後で968グラム
注目を集めていたOVERFASTのエアロカーボンクランクセット
ディスクブレーキのピストンリセットツール
まじで乱暴な開き方スルとピストンはダメージ受けますから
カーボンスポークのVONOA
ここに写っていない構造のものも見せてもらえました
とまぁ、撮影するより直接見る方優先したり、話したりするほうを優先したものも多いですが、ざっくり今年の台北ショーでした(撮るの忘れちゃっただけ)
数えてないけど、結構歩いた。。。途中、かなり足が痛くなって、別パビリオンのトレーニングマシンの隅っこで20分座り込んで休憩。。。
こっちは筋トレマシン多かったけど、モーションキャプチャーの会社さんで自転車にも応用できるか聞いたらもちろんできる。ただ、より動的な情報を拾うためにどうするかを深く研究していく必要はあると。野球やアメフト、サッカーはかなり解析が進んでいるとか教えてもらって、それも面白かったです。
座ってる間にアンケート答えたら、足鍛えるベルトもらった。
足痛い、いたいで座り込んでるのに (´・ω・`)ショボーン.
というわけで長くなりましたが、台北ショー2025見てきた写真でした
お付き合いいただいてありがとうございます
最後にもういっこブログ書いたら 今年の台北ショーの話は終わりです