近年のF1ドライバーの顔ぶれを見ると国籍が多彩であることに気づきます。インド人、ロシア人あたりは20年前なら絶対いませんでしたよね。スポンサーと開催地もそうですが世界経済の栄枯盛衰をきれいに映すのがF1です。となると中国人ドライバーは近い将来必ず出てくるし、日本人以外のアジア人ドライバーもいずれたくさん参戦するでしょう。中東も忘れてはいけません。世界選手権ですから、もっともっといろんな国がF1に参加してほしいです。


マルぞうくんのF1広場
レッドブルが2月1日のバレンシア合同テストから新車を走らせる予定だと聞きました。デザイナーのエイドリアン・ニューウィーはウィリアムズ、マクラーレンでチャンピオンカーを生んだ天才です。弱小だったレッドブルをここまで強くしたのも、彼の手腕によるところが大きいです。というか、ほとんど彼のおかげだと思います。


いまや技術トレンドをけん引する立場になったレッドブルが、今季どんなマシンを投入してくるのか。とっても楽しみです。1、2月は各チームが新車を発表する時期なので、毎年楽しみです。マルぞうはこれをもって、いよいよ新年が始まるな、という感じがしてきます。






2009年シーズンをもってフェラーリからラリーに転向した元チャンピオンのキミ・ライコネンが「2011年のF1復帰を検討していた。だけど今までF1を恋しいと思ったことはない」と話したとのニュースを読みました。


マルぞうは、無愛想な性格ながらライコネンの攻撃的な走りが好きでした。フェラーリ移籍一年目の逆転王座には感動しました。ただ近い将来に、ライコネンがF1に戻るかというと、なかなか難しそうですね。


というのも最近は「上位チームでなくてもいいからどうしてもF1に出たい!」というレーサーが減っているような気がします。マクラーレンを突如離脱してNASCARに転じたF・P・モントーヤも現状に満足だそうで、「戻る気なんてさらさらない」といった主旨の発言をしているようです。


F1を取り巻く環境・雰囲気が、窮屈すぎて肌に合わない、というの理由なのかは分かりません。ただそれは昔から続くものですし、F1以外のモータースポーツが急速に人気が高まった、という話も聞きません。


問題はスポーツとしてのF1への参加意義の低下にあるのでは、と考えてしまいます。持参金つきドライバーを歓迎する風潮が景気後退を受けて強まり、ドライバーの質が全体平均で下がる傾向があるのではないでしょうか。一昔前ならペトロフレベルのドライバーがルノーというトップチームを駆る姿は想像できませんでした。昨年の中嶋一貴も残念ながら、本来ならウィリアムズが乗せたくなるようなレベルに達していませんでした。


そんな低レベルドライバーが多い環境にわざわざ持参金をかき集めてまで身を投じ、命の危険があるなかで本気の勝負をするのはとてもリスクが高いですよね。2、3のトップチームにいないと優勝できないのも、やる気にとても影響します。ライコネンのように、F1を去ってまた復帰するという判断は非常に難しいものでしょうね。レッドブルなど一握りのトップチームに入れるという保証がない限り。


「F1以外でもいいや」と思うドライバーは今後、間違いなく増えます。F1を目指す子どもたちも減り、長期的にはF1全体が沈没する、なんて最悪の結果は見たくないものです。





2011年のF1サーカスには二つの「ロータス」が走ります。一つは昨年から参戦している「チーム・ロータス」。片方は今年からルノーに出資する形でエントリーした「ロータス・ルノーGP」。


この名称使用問題はとても複雑なので、マルぞうは念のため頭の整理をしてみました。要するにマレーシア人実業家のフェルナンデスが昨年からグループ・ロータスから名称使用許可を得てチーム・ロータスとして参戦してきましたが、グループ・ロータス側が使用権の取り下げを求めた、とのこと。ロータス創設者一族も支持していたのに、なぜ今になって取り下げるのか?F1で長い歴史と豊富な実績があるルノーと組みたいがためです。


フェルナンデスは納得がいかないでしょうね。そこで名称権を正式に取得したところ、問題が複雑化したみたい。ロータスの創業者一族は反発し、決着は法定でなされる公算が大きくなっているとのことです。


ロータスといえば故セナや中嶋悟らがドライブしたチームで、ブラックとゴールドのカラーリングとキャメルイエローのものが記憶に残ります。F1に昨年復活しましたが成績もぱっとせず、大半の人が昔のチームとは「完全な別物」としてとらえていたことでしょう。マルぞうもそうです。


個人的にはルノーがいきなりロータスに名称変更するのに大きな違和感があるし、同じ名称のチームが二つも走るのはファンとしては分かりにくくてしょうがないのです。政治問題はF1につきものですが、こうした形の衝突は珍しいですね!

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明けましておめでとうございます。今年もF1への感想・意見をどしどし書いていきますよ!


いまさらで恐縮ですが、昨年末にテレビで放映された「F1サムライの涙」を観ました。昨シーズンで撤退したブリヂストンの活動を、最終戦アブダビGPを中心に紹介するという内容で、とても充実していました。さらに、テクニカルディレクター浜島氏の朴訥とした人柄と仕事への愛情がひしひしと伝わってました。


ブリヂストンといえば世界最大のタイヤメーカーであり、F1には1997年から参戦しました。当時は米グッドイヤーの単独供給でブリヂストンは中規模以下のチームとしか契約できませんでしたが、同社のタイヤを履くパニスらの活躍に鮮烈な印象を受けたのを覚えています。また「タイヤひとつでこんなにマシンの性能って変わるんだな」とマルぞうが勉強できたのも、この年でした。


その後は巨人ミシュランとのタイヤ戦争が勃発しましたが、ブリヂストンはいくら速さを競うモータースポーツといえど「安全安心」を第一としてきました。会社としては地味な印象ですが、モータースポーツへの情熱はどこにも劣らないのではと思います。何人かの社員と話す機会があり、そこから受けた感想です。


来シーズンからはイタリアのピレリによる単独供給になります。ピレリといえば1990年代前半までF1に参戦しており、手作業でタイヤ表面を削りグリップを高める(でしたっけ?)といった「職人芸」的な印象があります。ブリヂストンが築いてきたタイヤへの信頼を保ちつつ、娯楽としてのF1の魅力向上にも貢献してほしいものです。

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