香港ディズニーランド入ってすぐの「メインストリート U.S.A.」には、「Market House」というコーヒーやパンを扱うお店があります。
カリフォルニアのディズニーパークから始まったパーク内スターバックス、その派生として香港ディズニーランドにもパーク内スターバックスが正式に誕生しました。パーク内にスタバがあるのは、カリフォルニア(★)・フロリダ(■)・香港(●)の3か所7パークとなり、香港は日本から最も近いパーク内スタバがある場所になります。
★Disneyland Park(Market House)
★Disney California Adventure Park(Fiddler, Fifer & Practical Cafe)
■Magic Kingdom Park(Main Street Bakery)
■EPCOT(Connections Cafe)
■Disney's Hollywood Studios(The Trolley Car Café)
■Disney's Animal Kingdom(Creature Comforts Coffee Shop)
●HongKong Disneyland Park(Market House)
なお、東京・パリ・上海にはリゾート内にスタバの出店があり、そこで買った商品に限り、パーク内に持ち込むことができます。パリのみセキュリティ区画内にスタバがありますが、東京と上海はパークに入る手前で手荷物検査を通る必要があり、少し面倒ですが持ち込みはOKとなっています。
過去の記事でもご紹介しましたが、前身は「Market House Bakery」というお店で、メニューの一部だけスターバックスの商品の取り扱いがありました。もともと2016年にテスト運営として、カップデザインやメニューの提供などを制限した上でスタバ商品の取り扱いが続いていたのですが、晴れて2018年に正式店舗として昇格しました。
「Market House Bakery」というお店を半分に分割し、片方は「メインストリート・ベーカリー」に、もう片方を「マーケットハウス」とし、こちらをスターバックス専用とした形になります。そのため、カリフォルニア・ディズニーランドよりも店舗スペースがかなり狭く、コロナ禍以降はオリジナルグッズを陳列していた棚が2つから1つに減らされたくらいです。そのため、市内の店舗で取り扱っているグッズの陳列はなく、パーク内のオリジナルグッズのみの販売に限定されています。
新しくオープンした「WORLD of FROZEN」にちなんだグッズが2種類取り扱いありました。
レジは2台ありますが、作るレーンは1箇所しかありません。コーヒーマシンは1台、フラペチーノを作るマシンは2台ありますが、日中はどちらもフル稼働していました。試用期間での営業時に比べれば一目瞭然のメニューの拡充です。市内や空港にある店舗と同じメニューとなっており、季節メニューの取り扱いもあります。現地の方は、ドリンクチケットのQRコードを提示していたので、市内店舗と同じように利用できるのかと思われます。
★★★★★★★★★
こちらは今季のメニューではありませんが、クリスマスなどの特定のシーズンには、ディズニー要素を入れたパーク内限定のドリンクメニューが提供されることがあります。こちらは2023年11月に知人より提供頂いた写真になります。
既存のメニューにミッキーマウスのチョコレートがのっただけですが、いずれはオリジナルメニューの展開もあり得そうですね。
★★★★★★★★★
パーク内限定という点ですと、サンドイッチやサラダ1点とドリンク(コーヒー・ラテ系)1点の組み合わせで買うと少しお安くなるミールセットの展開がありました。このマーケットハウスでは、マジックアクセス(年パス)の飲食割引が対象外となっているので、唯一お得に買える組み合わせはこのミールセットくらいでしょうか。夕方頃には、売り切れとなるフードメニューもありました。
ミールセットは、「対象のミール」1点と「$55以下のグランデドリンク」1点が、表示の値段で購入できます。メニュー上、グランデの金額が$55を超えている(例えばバニララテは$62)商品も選択でき、その場合は差額(バニララテの場合は$7)を追加で支払えばミールセットとして購入ができました。
店内で案内されているQRコードからもメニューをみることができ、下記のリンクに飛ぶようになっていたので、こちらにも貼っておきます。画像だと見にくいので、こちらをご覧頂ければと思います。ちなみに、店舗の従業員は、スタバのバリスタではなくディズニーパークのキャストです。
https://www.hongkongdisneyland.com/restaurant-menu/market-house.pdf
注文するとディズニーパークのレシートではなく、スターバックスのレシートとして渡されます。香港のパーク内スタバでは、レシートに記載された「Order number」の番号で呼ばれます。
ドリンクカップにOrder numberが書かれたシールが貼られるので、受け取り時に該当の番号がきたらレシートを見せて、受け取ればOKです。呼び出しは広東語で呼ばれますが、レシートの番号と一致していれば渡してくれるので出てくるドリンクを注視していれば取り逃すことはないかと思います。渡し口にキャストが立っている場合、英語の番号を呼んでくれる場合があります。
持ち帰り用に、無地の紙袋または紙製のドリンクホルダーに入れてくれるので、複数商品を購入しても心配は不要です。
日本のスターバックスでは店舗限定(TEAVANA)となっている「ほうじ茶フラペチーノ」や、カスタムで再現できるバニララテなど、日本とは違うメニュー展開となっているので、気になるメニューをチョイスするのも良し、王道のメニューをチョイスするも良しです。何と言おうが、飲んでいる場所が「夢と魔法の王国」ですからね!ディズニーパークオリジナルのカップデザインになっているのも、パーク内スタバに昇格して頂いたおかげです。本当にありがとうございます。
東京ディズニーランドや東京ディズニーシーは、諸事情があってパーク内スタバの実現性は極めて低いため、こうした体験ができると非日常的な感覚に陥ります。ディズニーとスタバという、好きなもの同士が手を組んでいるわけですからそれを超えるものはありません。
通常のブログであれば、ここで終わるところですが、市内店舗や空港店舗とどれくらいの料金差があるのか、メニューに違いがあるのかといったところもリサーチしていきます。
↑香港国際空港 ↓東涌(Tung Chung)周辺店舗
ベーシックなカフェラテで比較してみます。パーク内と空港店舗は、グランデとヴェンティの2種類しかメニュー上表記がなかったので、この2種類のサイズで比較します。
香港ディズニーランド
Grande:$58、Venti:$64
香港国際空港(制限エリア外)
Grande:$45、Venti:$49
市内(Tung Chung)
Grande:$44、Venti:$48
グランデサイズだと市内とパークで$14の差があり、1香港ドルが20円で計算すると280円の差があります。ディズニー税と考えれば妥当なラインでしょうか。日本円に換算しても、パーク内スタバは1杯1000円を超えるので、1日に何度も飲めるものではありません...。参考までに、2024年時点の香港の最低賃金が時給$40らしいので、スタバでドリンク1杯買うというのはかなり割高な買い物かなって気がします。香港においてもコーヒー自体が割高な飲み物であり、スタバでなくても700~800円の相場になっています。
スターバックス香港では、ディズニー創立100周年の際にディズニーとのコラボグッズが登場しており、空港内の店舗での取り扱いがありました。また、香港国際空港では制限エリア外に1店舗、制限エリア内に4店舗が出店しています。すごい需要ですね。
ただ今回の旅、最初にメロンのフラペチーノを飲んでしまったので、それを超えてこなかったのが正直なところでした。
本日(4/10)から『#GOHOBIメロンフラペチーノ®』がスタート🍈
— スターバックス コーヒー (@Starbucks_J) April 10, 2024
完熟メロンのように、ジューシーでみずみずしくとろける一杯😋
ホイップクリームを合わせて、贅沢なメロンデザートのようにクリーミーにも楽しめるご褒美感溢れるフラペチーノ®です✨https://t.co/4yA5UFWtNY pic.twitter.com/zA2DPWHLGi
日本のスターバックスで展開されるビバレッジも本当に魅力的で素晴らしい内容です。季節商品のトール縛りだけ、何とかなりませんかね...。以上、スタバが大好きなAKIRAのレポでした。