香港ディズニーランドのメインシンボル的な存在だった「お城」が、2021年2月に大規模リニューアルの上、お披露目されました。2005年にオープンした当初は、カリフォルニア・ディズニーランドと同じ「眠れる森の美女の城」でしたが、新しいお城は「Castle of Magical Dreams」と名付けられ、「眠れる森の美女の城」のテーマに加えて、試練を乗り越えて夢を叶えた13人のディズニープリンセスをモチーフとしたデザインになっています。
こちらがリニューアル前のお城↓
そしてリニューアル後のお城↓
ただ単にでかいお城になったのではなく、リニューアルする前のお城が隠れています。際に土台となった古いお城の上に新しい尖塔などを増築しているので、ガチの古いお城がほぼそのままの状態で残っており、ディズニー的な言い方をすれば、既存のお城に対して物語(ストーリー)が追加されて出来上がった...とも言い切れますかね。もちろん、それだけでは強度が足りないので、その分お城の奥行や横幅が増えており、お城の下にある通路部分も長くなりました。
リニューアル前のお城は、「眠れる森の美女の城」であり、その作品の登場するヒロインはオーロラ姫でした。このリニューアルでは、オーロラ姫だけではなく、他のディズニー作品に登場するヒロインもテーマに組まれており、ここ最近の作品ですと「アナと雪の女王」の主人公でもあるアナとエルサをテーマにした尖塔があったりと、作品ごとに出ている特色を盛り込むことで「多様性」を表現しています。ただ単にお城を大きくしたのではなく、これまでのお城に様々な作品が融合されてできた姿と言えます。
また、お城のリニューアルに合わせて、城前にステージが設置され、日中時間帯はステージショーが開催されるようになりました。現在は、ダッフィーに関するイベントを実施していることもあり、ダッフィー&フレンズに関するショーが開催されていました。ショー中は、ステージ周辺の区画が閉鎖されるため、お城の中を通り抜けることができなくなります。ただし、お城の両側に迂回路があるので、そこまで大きく遠回りする必要はありません。
お城を抜けたらおどきの世界「ファンタジーランド」が広がります。
お城のリニューアルとは少し関係がありませんが、お城の裏手には、香港ディズニーランドでは初となるウォルト・ディズニー氏の銅像が設置されました。その名も「ドリーム・メーカー像」(Dream Makers)と呼ばれ、東京ディズニーランドにある「パートナー像」「シェアリング・ザ・マジック像」や東京ディズニーシーにある「ストーリーテラー像」に続く、新しいタイプの銅像になります。
ディズニー創立100周年を迎えた2023年に新たに設置されたもので、これによって世界6か所にあるディズニーパークにウォルト・ディズニー氏の銅像が設置されたことになります。
今回メインでご紹介したいエリアは、ファンタジーランドの先にあります。