HongKong Disneyland - 36 (WORLD OF FROZEN) | The Wonderful World of Disney

WORLD OF FROZEN

 

 

2023年11月20日に正式オープンした新エリア「WORLD OF FROZEN」です。邦題「アナと雪の女王」をテーマにした世界初のテーマランドであり、アレンデール城とその城下町、エルサが作った氷の城があるノースマウンテンなどが再現されており、メインのアトラクションは2施設あります。映画「アナと雪の女王」の名で一世を風靡しましたが、原題は「FROZEN」であり、日本ではアナ雪で定着してしまったので、なんでフローズン?って疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。

 

「アナと雪の女王」をテーマにしたエリアがあるのは、本記事投稿現在で香港ディズニーランドが唯一ではありますが、2024年6月6日にオープン予定の東京ディズニーシー「ファンタジースプリングス」においても、「アナと雪の女王」をテーマにしたエリア区画が設けられます。また、ディズニーランド・リゾート・パリにあるウォルトディズニースタジオパークの拡張計画にも盛り込まれており、2025年度以降にオープンが予定されています。映画公開から早10年、ディズニー映画がそのままエリアとして誕生するスパンとしては異例の短さではないでしょうか。

 

新エリア「WORLD OF FROZEN」は、ファンタジーランドの裏手にあり、エリアへの入口は香港ディズニーランド鉄道のファンタジーランド・ステーション付近とイッツ・ア・スモールワールド付近の2か所から出入りすることができます。新しく追加されたエリアということもあり、香港ディズニーランド鉄道の線路の外側に位置しています。

 

 

 

映画「アナと雪の女王」では、エルサの魔法によってアレンデールの街が凍り付きますが、なんやかんやあってアレンデール王国は夏を取り戻します。新エリア「WORLD OF FROZEN」の街並みはこの夏を取り戻したアレンデール王国であり、王国の女王であるエルサが王国の国民(エリアを訪れるゲスト)を楽しませるために「Summer Snow Day」を制定したという設定になっています。

 

 

 

 

エリアの奥にはアレンデール城がそびえたっていますが、これは飾りなので、お城へと続く橋を渡ることもできなけば、その中に入ることもできません。景観だけのために建てられています。

 

 

 

 

Frozen Ever After

 

エリア内アトラクション1つめは「フローズン・エバー・アフター」というボートライドのアトラクションになります。こちらのアトラクションは世界のディズニーパークでみると2代目でして、ウォルト・ディズニーワールド・リゾート内にあるエプコットのノルウェー館にリニューアルしてオープンしたものが初代となっています。

 

 

 

 

ボートは4人×4列の16人乗りです。このボートに乗って「アナと雪の女王」の世界観を進んでいきます。途中1回ドロップ(カリブの海賊のように下に落ちる)がありますが、身長制限はないので、1人で座れるお子様から利用できます。ただし、暗い中を進んだりするので、お子様目線に立つと少し怖さを感じてしまうかもしれません。

 

 

この先は乗ってからのお楽しみですが、仕掛けを知らないで乗ると面白いことが起きますよ!噂によると東京ディズニーシーのファンタジースプリングスにオープンするアトラクション施設に一部設計が流用されているとか。

 

 

 

乗車中、最後のドロップで写真撮影があり、フォトキーとしてダウンロードすることもできますし、出口に隣接したショップで購入することができます。大人数知らぬ人が乗っている写真を買いたいとは思わないんですけどね...。

 

 

 

Wandering Oaken’s SLIDING SLEIGHS

 

 

エリア内もう1つのアトラクション「オーケンのソリ滑り」です。映画「アナと雪の女王」に登場するサウナ付き山小屋の主人「オーケン」のお店にやってきたお客さんがソリに乗り、アレンデールの雪山を滑り降りるというミニジェットコースタータイプのアトラクションです。安全バーがある都合上、身長95cm以上の制限があります。今のところ、香港ディズニーランドにしかないオリジナルのアトラクションです。

 

 

 

 

アトラクションのキューライン(待ち列)には、「アナと雪の女王2」に登場する火の精霊「ブルーニ」が紛れていました。アトラクション乗車中からも見えなくはないですが、一瞬です(笑)

 

 

最初に「ミニジェットコースター」と表現しましたが、乗車時間は1分もありません。常時2台のそりで運行されていましたが、1台の乗車時間中にもう1台の乗り降りが終わらないので、もう1台が到着待ちで待たされます。それぐらいあっという間に終わります。

 

 

ここまでに紹介した2つのアトラクションはオープンから半年の月日が経っていますが、日中でも20~40分程度の待ち時間となっており、とても新アトラクションの待ち時間とは思えない数字となっていました。参考までに公式アプリ上のスクリーンショットを載せておきます。オーケンのジェットコースターの方が混雑しやすい傾向にありました。

 

 

東京ディズニーランドにオープンした「美女と野獣“魔法のものがたり”」もオープンからまもなく4年を迎えますが、東京ディズニーランドの人気上位アトラクションとして人気を集めています。東京ディズニーシーにオープンする「ファンタジースプリングス」も同様に時間が経てば、落ち着いてくるとは思いますが、さすがに半年でここまで空くことはないでしょうね(笑)

 

 

Golden Crocus Inn

 

 

エリア内のレストラン施設も紹介しておきます。「ゴールデン・クロッカス・イン」という航海をテーマにしたレストランで、ノルウェーの家庭料理をモチーフとしたメニューが揃っています。

 

 

今回は3のラム肉を使ったメニューをオーダーしてみました。

 

メニューは下記のリンクからも確認することができます。

https://www.hongkongdisneyland.com/restaurant-menu/golden-crocus-inn.pdf

 

 

1セット$238、1香港ドルを20円で計算すると4760円です...。煮込み料理なので、お肉が柔らかかったものの、少しお肉の臭みがあったのが個人的に気になりました。お野菜とマッシュポテトとうまく食べ合わせることで解消しましたが...。

 

セットで選べるのは、写真にある水色の飲み物でジャスミンピーチの炭酸飲料かミネラルウォーターのどちらかの選択になります。パーク内のフードメニューは決して良いとは言えないので、飲み物は持ち込んだり我慢してスタバに行くという選択肢もありかなと思います。円安以前に、味がイマイチって感じでした。

 

 

レストラン内には、映画「アナと雪の女王」に登場する壁画や肖像画などが飾られています。

 

 

 

ワールドオブフローズンのエリア内には、稀にアナやクリストフなどのキャラクターがやってくることがあります。人混みになるので、グリーティングというよりは一言会話できるかできないかレベルですが、滞在期間中遠目にアナを目撃したのみで、それ以外のタイミングでは遭遇しませんでした。

 

 

アレンデール王国は、夜の時間帯はライトアップされて昼間とは違う幻想的な光景が広がります。なお、夜のナイトタイムスペクタキュラーショー「Momentous」の開演1時間程(19:30)前からファンタジーランドの一角が閉鎖されるため、メインストリートU.S.A.に戻るにはアドベンチャーランドまたはトゥモローランドを通って迂回する必要があります。なお、「Momentous」をお城の裏手から観ようと思えば観れるので、パイロ(花火)の演出だけでも味わうことはできます。