Fantasyland
「おとぎ話」をテーマにしたテーマランドで、世界6カ所のディズニーランド全てに存在するエリアです。おなじみのアトラクションをはじめ、上海ディズニーランド・オリジナルのアトラクションも導入されています。
エリアが横に広いということもあり、ファストパス発券所が併設されたGuest Serviceが2カ所あります。それぞれパレードルートのスタート地点(トゥモローランド側・下の写真)とゴール地点(トレジャーコーブ側・上の写真)からそれぞれ数十メートル歩いた先にあります。
対象アトラクションは3つで、どちらの発券所でも対象アトラクションのファストパスを発券することができます。
・Seven Dwarfs Mine Train
・Peter Pan's Flight
・The Many Adventures of Winnie the Pooh
上海ディズニーランドでは、これまで他のディズニーパークで例を見ないとある場所が用意されています。
それは、ピクニックエリアです。プレオープンの際にゴミが散乱した画像が世界的に報道されたのもおそらくこの場所でしょう。何のために用意されたエリアかは定かではありません。おそらく、中国人の習性を利用したオープンスペースなのでしょう。
滞在期間中、日中帯だけこのエリアが開放されていて、ドナルドダックの塗り絵が楽しめました。スキャンして貼り付けただけですから、コピーして使っていただいてOKですよ!
Seven Dwarfs Mine Train
映画「白雪姫」に登場する7人の小人たちが宝石のとれる鉱山を出入りするトロッコをジェットコースターに見立てたアトラクションです。同一のアトラクションがフロリダ・マジックキングダムにしかありませんでしたが、ここ上海ディズニーランドにも導入されました。
ファンタジーランドで一番人気のあるアトラクションで、ファストパスも早い時間でなくなります。身長制限は97cmとパーク内で最も低めに設定されていることもあり、子連れに人気があるようです。シングルライダーも導入されていますが、中国人の「我先に」の精神が強いせいか、シングルライダーでもスタンバイの半分以上の待ち時間が発生する傾向にありました。
なので、朝早い時間(開園時間から1時間以内)に乗るか、ファストパスを取得しておくと待ち時間を短縮できます。どうでもいいことですが、ファストパスの言語を中国語のままで発券すると、券面がすべて中国語で印字されます。読めなくはないですが、やはり英語の方がシンプルでいいですね。
ライドはゆりかごになっていて、カーブを通過すると横にスイングします。思ってた以上にコースが短かったのでびっくりしたのですが、フロリダにしかないアトラクションをここで体験できたといううれしさはありました。コースターの途中で小人たちが歌うシーンがあるのですが、当然ながら中国語でした。それほどスリルがあるわけではないので、誰でも乗れます。
Alice in Wonderland Maze
実写版「アリスインワンダーランド」の世界を迷路にしたウォークスルー型のアトラクションです。ディズニーランド・パリにもアリスをテーマにした迷路「Alice's Curious Labyrinth」がありますが、こちらはディズニーアニメーションの「Alice in Wonderland」がテーマになっています。
ウォークスルー型のアトラクションのため、それほど待ち時間が伸びることはありませんが、混雑時は前の人との間隔が狭まるため、迷路を楽しむよりかは人の多さのストレスが溜まるかと思います(笑)
この迷路は5つのセクションに分かれており、それぞれ映画のワンシーンが再現されています。入口を入ると、途中まで一本道になっていて、映画にも登場する予言書があります。
これからゲストが進むであろう予言ですかね。一本道の先には三手に分かれる扉があります。
通される時間によって振り分けているようですが、どの扉をくぐっても行き着く先は同じです。
迷路を半分ほど進むと、洞窟が見えてきます。
通り抜けると、赤の女王の庭園に出ます。
かなりリアルな赤の女王の像がインパクト絶大です(笑)
道なりに進むと、このアトラクションのメインである迷路にたどりつきます。ここだけ唯一行き止まりがありますが、写真のように行き止まりが分かりやすいため、迷うことはありません。
最後は、ティーパーティーの会場に到着してゴールとなります。
入り口から出口まで普通に歩けば5分くらいの所要時間ですが、途中写真を撮ったり、前の人と間隔が詰まればその分所要時間が伸びてきます。
途中くぐる洞窟の上から覗いても、かなり広いことが分かります。
途中出口はないため、一度入ったら出口まで抜けられません。
The Many Adventures of Winnie the Pooh
上海版「プーさんのハニーハント」です。フロリダ・マジックキングダムに導入されたアトラクションがそっくりそのまま導入されています。ファストパス対象のアトラクションですが、中途半端な場所にあるせいか、最後までファストパスを発券している傾向にありました。
アトラクションのキーとなる絵本はすべて中国語で書かれているので、かなりの違和感を感じます。
開園1時間後に乗っているのですが、笑えるほど空いています。というか誰も並んでいません(笑)
ライドもマジックキングダム版と同じですし、アトラクションの展開も中国語である点を除けばそっくりそのままです。
最後の終わり方が漢字一文字で「完」!(笑)
アトラクションの出口は、「Hundred Acre Goods」というプーさんグッズを扱うショップと直結しています。
Hunny Pot Spin
遊園地定番のコーヒーカップで、ここ上海ディズニーランドではプーさんのはちみつポットがテーマとなっています。
はちみつポットは、東京ディズニーランドの「アリスのティーパーティー」よりも回すハンドルが固く、ぐるぐる回すにはかなり力がいります。現地の方は、回さずにただ乗って楽しむというスタイルでした。
中国のお国柄な部分でもありますが、お茶の文化がある中国では、アリスのティーパーティーのストーリーが縁起が悪いという理由から、アトラクションのテーマが変更されています。
Peter Pan's Flight
東京ディズニーランドでも人気のある「ピーターパンの空の旅」の上海版です。ファストパス対応のアトラクションですが、それほどスタンバイの待ち時間がのびない傾向にありました。ファストパスも早めになくなることがないため、時間調整でこのアトラクションを利用するのがベストかと思います。
乗り場は2カ所あり、一列3人乗りの6人乗りです。
各国のディズニーパークにある同一名のアトラクションと外観や展開は同じですが、ライドのシステムがかなり改修されていて、動きがかなりスムーズになっています。
これまでのダークライドの中でも、とにかく「きれい」という感想です。
ピーターパンとフック船長の決闘シーンは、映像による投影です。
ここまで進化するか?と思うくらいすごいですよ!
6/16と6/17に乗車したゲストに、出口でFirst Guest Cardが配布されました。
何も知らないで出口でこうしたカードがもらえるとちょっと得した気分になれますね!
Voyage to the Crystal Grotto
「Voyage to the Crystal Grotto」は、ファンタジーランドの中央部に位置する庭園の中を進むボートライドです。ジャングルクルーズのようにキャスト1名が操縦します。
操作盤には気になるボタンや計器類がありますね...(笑)
夢の無いことを言うと、このボートは河の下に敷かれたレールの上を進むため、キャストはスピードの調整だけを行います。
そして、航路には上の写真のようなセンサーがいくつもあり、この横を通過すると、次のシーンの仕掛けが作動するようです。
まずは、「美女と野獣」
音楽に合わせて、人形が動いたり、噴水の演出が加わります。
続いて、「アラジン」
アラジンが手に持つランプからはジーニーが飛び出します。
映画「ファンタジア」からもワンシーンが再現されています。
「塔の上のラプンツェル」からはランタンのシーン。船が横を通ると金色の花が浮かび上がります。
中国らしく、「ムーラン」のワンシーンもあります。
最後は「リトルマーメード」
リトルマーメードのシーンを抜けると、キャストが「MODE」と書かれたスイッチを操作しました。
この先は、「Enchanted Storybook Castle」の下にある洞窟へと入っていきます。
洞窟の中で何が起きるかは、乗った人だけの秘密です。
洞窟を抜けると、波に流されたであろう船が!
白雪姫を恨むウィックドクイーンが近くにいたりして?(笑)
一度仕掛けを知ってしまうと、感動が薄れますが、上海ディズニーランドに行ったら是非乗ってほしいアトラクションの一つです。