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Forest

なんか詩とか描いてます

自分に聞こえる声と

他人に聞こえる声は

 

明確に違うよね

 

ましてマイクを通した声は

度し難いほどに違う

 

 

我慢ならないこの落差を埋めるために

私は嘘の声を通すことに決めた

 

 

偽りの仮面が完成に近づき

嘘の声の準備にかかる

 

 

自分自身にだけ聞こえる声

 

ある意味真実を纏うために

自分の声に加工を施す

 

 

私が私で在るために

皆には嘘の声を聞いてもらう

 

 

私が私でいるための

超えなければならない壁

 

 

技術的にとても難しいのだという。

 

 

それでも、

超えたい

 

超えなきゃ

私は声を出すことが出来ない

 

偽りの仮面は

偽りの私に形を与えたもの。

 

でも、

声は

 

私がずっと私であった証

 

譲れないこと

 

 

そのために嘘を付く

 

私の小さな矜持のために

プリミティブななにかから

練り上げられた

 

私っぽい何かは

 

 

何故か竹の葉のような

私の髪を模した成り損ないを

 

ゆらゆらと揺らしたり

我が胸を背中から貫通してみたり

 

私っぽい何かは

私ではなく

 

 

そこに宿るのだとしたら

それなりに愛着も有り

 

でも

 

私が人の姿を真似し始めた頃から

拘りにコダワッた

髪だけが

あまりに異質で

 

練り上げるべく用意された

プリミティブな髪の元は

人の形とはまるで作りが違っていて

 

人の形を作るために用意されたそれは

人形にすら劣る構造だけれども

 

練っては消し

練っては消し

 

どんなに練っても竹の葉の域を出ず

 

でも

 

 

時が来れば私は

そのプリミティブな

 

私に似せるべく

造った器に宿る

 

 

髪を練り

時を練り

 

クリックひとつで笑ってみせる

 

私っぽい

 

どんどん

私っぽくなっていく

 

逆説的に

私が【それ】っぽくなっていく

 

ミドリイロノナニカ

ウツワメイタモノ

 

それすら

愛しいあの方を喜ばせるためなら

 

私には愛しい器であって

 

偽りの仮面で

じっとあの人を見やり

 

あの人の興味を引くために

ウィンクをしてみる

 

器の揺らし方に慣れ

 

器が私達を見る【目】の

扱いに慣れ

 

 

そして

 

ミドリノウツワ

 

肉と言うには

あまりに灰色の

 

ナニカ

…に

 

私の魂を預ける日が

 

近い

親愛なるマリ姉様

 

そして

まぁ、そこそこ親愛なる

グレート養分の皆々様

 

 

神崎友人会は

本日この瞬間を持って

 

Project Wings

ThirdStepへの移行

 

…を宣言します。

 

 

いや、FinalStepまで

成果物の発表は止められてるんだけれど、

 

今のところ、

障害はあれこれ、

3月8日のお披露目には間に合いそうな勢い。

 

ただ、いわゆる【神崎友人会の秘密】の

漏洩を極端に嫌う会長から

かなり手の混んだ情報の隠蔽工作が

行われる模様。

 

その辺も含めて、

最終的にどんな仕上がりになるかは

楽しみでは在る。

 

応援よろしく!!

 

愛を捧げたあの方が

再び歌う晴れの日を

 

共に集った朋輩と
祝の席を設けましょう

 

祝の宴を設けましょう

 

 

歌い終えたるあの方を

お招きするは叶わずも

 

ネットがつなぐ空の下

同じ祝の心もつ

 

【家族】達を招いては

祝の宴を楽しもう

 

そして

そして

 

祝いの宴の喜びを

愛しい愛しいあの方に

あの方に捧げましょう

 

愛しい方へのこの心

祝の宴を勤め上げ

皆の喜ぶ心乗せ

 

あの方に

 

ああ

あの方に捧げましょう

偽りの仮面が馴染みだしても

 

姿勢が歪めば視線が泳ぐ

 

 

非ぬ方に揺れる髪

 

気を抜けば上を向く顎

 

 

自分自身より細かい制動を求められる

 

 

 

それでも

使いこなさねば

 

あの方に

あの方に見せるため

 

無理を推して作ったもの

 

すこしでも

すこしでも

 

あの方が喜んでくれるなら

 

偽りの仮面を着こなす姿勢に

ピンと筋が通る

 

 

偽りの仮面

偽りの視線

 

心の中にだけは

姿勢を正して

 

見つめ続ける

私のための戦い

 

 

待っていて!

意思を通した

無理矢理に通した

 

意思を尊重してもらった

みんなが惜しんでくれた

 

その上で

尊重してもらった

 

誰しもが納得行く選択では

なかったかもしれない

 

消してもらった名前には

言い出した私さえ

 

少なからずの衝撃が有った

 

 

厚意に甘え

嘘を付くのは容易い

 

でも、

嘘ばかりの私が

真実を押し通せる

 

本当に数少ない機会なの

 

ああ。

本当の事を示すのは

 

やはり心が爽やかに感じる

 

認めてくれた仲間には

感謝が心にいっぱいだ

 

 

今、新たに

嘘の仮面

偽りの声

 

仮染の人形に

受肉しようと言うからには

 

せめて

せめて

せめて

 

たった一つだけでも

真実を通したかった

 

 

独りよがりにわがままを

 

新たな仲間は受け入れて

尊重してくれた

 

 

ならばこそ、

願いに願った祝いの席では

 

私は私に出来得る限り

 

務めを果たそう

役目を果たそう

 

集まった【家族】たちを

もてなそう

 

もちうる力を使って

 

そして私も

楽しもう

どれだけの愛を注いでいても、

そばに居ないことは無力

 

あの人が人生の一部を切り取られたような

喪失感に打ちのめされた時、

 

その背中を暖めるすべはない

 

 

今は。

悟は名前

 

名前は我らの宝物

 

私達を包む温かいぬくもり

 

私達が

崩れてしまいそうな時

 

その屈託のない笑顔が

私達の両膝を支える

 

無垢なる魂

 

一瞬のうちの無限の変化

 

 

悟を纏うなら

どんなに凍える夜だとて

寒くはないのだから

 

 

私達が

私達という塊で有り続けるための

 

柔らかく揺るぎない

心の柱

 

そしていつか

真実に導いてくれるもの

 

 

光は名前

 

名前は我らの宝物

 

変化にとって右腕

 

 

常に眠り、

常に変化を癒やすもの

 

 

今、

私達の願いがかなわない

掛け替えのない友を

 

支え

支え

 

支えながら眠る

 

私達の恩人

 

 

刃のない刃物

 

 

きっと

私達を隔てる扉を開く時

 

変化は光を右手に携え

 

 

私達を隔てる扉を切り裂くのでしょうね

 

 

私達が、

どれだけ願っても出来ないこと

 

いつだって眠り続けて

 

変化とともに

変化とともに

 

その時を待つもの

 

 

私にとっての

羨望の存在

 

変化の右腕

 

舞は名前

 

名前は我らの宝物

 

私と対なる

もう片方のつばさ

 

私を愛し

そして私が愛するもうひとり

 

私があの方を愛することを許すもの

 

 

私達は二人で一対の翼

 

二人手を握り

 

侵食を受け続ける

仮染の私の両肩に手を載せ

 

いつかみんなで高く飛ぼうと願うもの

 

 

透き通った

美しい

純粋なる愛で

 

移ろう私を許してくれる

 

そして

私と同じものを愛するもの

 

 

私の最愛のもうひとり

 

 

いつか二人で

 

森色と

藤色の

 

きらめく翼と成って

 

 

私に

私達に

 

惜しみない友情をくれた

 

掛け替えのない友の

 

 

背中の真ん中、

一番冷たい所に手をかざし

 

青い空を飛べるかな?

雲の彼方に行けるかな?

 

胸も踊る

心弾む

 

空の旅へ

 

時を超えいつか