奈良県高市郡明日香村平田  中尾山古墳 | 古墳探訪記

古墳探訪記

関東中心に古墳を巡っています。現存している古墳、削平してしまった古墳を含め、すべて写真で記録していきます。時々、神社や地形についても触れていきます。1000年以上も続いた古墳のある風景、後世に残していきたいものです。

3月22日に訪れた奈良県明日香村の古墳、続きです。

 

↑まずは国土地理院の航空写真から(赤い文字はふっき~が加筆)

地理院地図 / GSI Maps|国土地理院

今日アップする中尾山古墳と明日アップする高松塚古墳、どちらも丘陵上にあることがわかります。

 

 

 

↑中尾山古墳、東側からカメラ

対辺長約19.5メートル、高さ約4メートル、3段築成、横口式石槨をもつ8世紀初頃築造の八角墳。第42代文武天皇が被葬者として確実視されています。※宮内庁治定の文武天皇陵は檜隈安古岡上陵(栗原塚穴古墳)です。後日ブログにアップします。

 

場所はこちら: 34.464207, 135.806037

 

文武天皇と言えば、大宝律令が完成した時の天皇として日本史で勉強しましたよねニヤリ

 

 

 

↑色あせている中尾山古墳の解説板

 

 

 

↑解説板を抜粋

鎌倉時代に盗掘を受けていますが、横口式石槨をもつこと。八角墳であること。石室内部に火葬骨を収める蔵骨器を設置する台があることなどから、真・文武天皇陵であると推定されています。

 

 

 

↑横口式石槨は埋め戻されたんですかね?見たいものです。

 

 

 

↑こちら側は調査されたままの状態ですかね?キョロキョロ

うーん、もしかして整備待ちでしょうか?数年後には牽牛子塚古墳みたいな現代版美術作品のようになっちゃいそうあせる

 

 

 

↑中尾山古墳、西側の様子