10月8日の古墳巡り、続きです
2005年に「前方後方墳」と判明した小森瓢箪塚古墳
「ふさの国文化財ナビゲーション」では「小森入口遺跡」と表記されています。
↑北側より、この舌状台地上に小森瓢箪塚古墳があります。
↑小森瓢箪塚古墳、北側より
おそらく左手が「前方」部、祠がある所が「後方」部。墳長52メートル、高さ6.4メートル。
手賀沼近くの前方後方墳と言えば柏市片山にある北ノ作1号墳と2号墳。小森瓢箪塚古墳との関係性が気になります。
(手賀沼・・古墳時代は香取海につながる入り江、当時は手下浦と呼ばれていました)
手下浦(てかのうら)と呼ばれた北側の北ノ作古墳群を築いた勢力と、南側の小森瓢箪塚古墳を築いた勢力、
対抗関係だったのか?同盟関係にあったのか?
北ノ作古墳群と同じ時期に築造されたのであれば、この小森瓢箪塚古は4世紀前半築造。
↑西側より
先祖伝来の家訓により、墳丘上の樹木の伐採は禁止されているとか土地所有者の方は「墓守」の子孫??
↑墳頂の祠、蔵王権現が祀られています。
樹木の伐採が禁止され、機械による調査ができないため、「デジカメ」の撮影だけの調査で前方後方墳ということが判明しています。
↑南西側より
墳丘上は木がすごいですが、現地では観察しやすかったですよ
(草木ボーボーすぎて、墳丘が見つからない!って何度もありましたし)
↑墳丘南側、周濠のように見えます
白井市の古墳、次回に続きます