食品表記 ホントのところ
食品の表記について、今回はお話をしたいと
思います。
食品の表記も結構よく聞かれます。
『わかりにくい』
『使われている内容については分かるんだけれど』
確かに確かに。
わかりにくいですよね。どうしても、商品の
裏側に記載されますし、大きさ的に制限を
受けてしまいますので、どうしても文字を
大きくして書くことはできません。

かおどーこだ。
ただ、本当に小さい商品は別として、
原則として8pt(約2.96mm)で表示しなくては
ならず、都合が悪いからとっいて小さい文字
にすることはできません。
とはいうものの。
見にくいですよね。
なぜ、わかりにくい表示になってしまうのか。
原因は下記の3つではないかと思います。
1.管轄の法律・省庁が複数
2.安全を担保するために、必要な情報を
全部入れている
3.そもそも表示に関する読み方を誰も
教えてくれない
順に説明して参ります。

犯人はお前だ!
1.管轄の法律・省庁が複数
1に関しては、これだけの法律がかかわっております。
JAS法・・・原材料、原産地
資源有効利用促進法と容器包装リサイクル法・・・リサイクルマーク
食品衛生法・・・名称・添加物、賞味期限、保存方法、
製造業者等、遺伝子組換え食品、
アレルギー表示
不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)
健康増進法・・・栄養成分表示
計量法・・・内容量
(重複しているものは外しております)
このように多岐にわたる法律により、
食品の表示は規制されております。
そして、その法律は別々の省庁に
よって運用されております。
これにより、医師の統一ははかれて
いるものの、なかなか難しいものに
なっているのです。
その弊害をなくすために消費者庁が
一括して管轄するようになりました。
次回に続きます。

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思います。
食品の表記も結構よく聞かれます。
『わかりにくい』
『使われている内容については分かるんだけれど』
確かに確かに。
わかりにくいですよね。どうしても、商品の
裏側に記載されますし、大きさ的に制限を
受けてしまいますので、どうしても文字を
大きくして書くことはできません。

かおどーこだ。
ただ、本当に小さい商品は別として、
原則として8pt(約2.96mm)で表示しなくては
ならず、都合が悪いからとっいて小さい文字
にすることはできません。
とはいうものの。
見にくいですよね。
なぜ、わかりにくい表示になってしまうのか。
原因は下記の3つではないかと思います。
1.管轄の法律・省庁が複数
2.安全を担保するために、必要な情報を
全部入れている
3.そもそも表示に関する読み方を誰も
教えてくれない
順に説明して参ります。

犯人はお前だ!
1.管轄の法律・省庁が複数
1に関しては、これだけの法律がかかわっております。
JAS法・・・原材料、原産地
資源有効利用促進法と容器包装リサイクル法・・・リサイクルマーク
食品衛生法・・・名称・添加物、賞味期限、保存方法、
製造業者等、遺伝子組換え食品、
アレルギー表示
不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)
健康増進法・・・栄養成分表示
計量法・・・内容量
(重複しているものは外しております)
このように多岐にわたる法律により、
食品の表示は規制されております。
そして、その法律は別々の省庁に
よって運用されております。
これにより、医師の統一ははかれて
いるものの、なかなか難しいものに
なっているのです。
その弊害をなくすために消費者庁が
一括して管轄するようになりました。
次回に続きます。
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なぜ日本酒の味がわかりにくいのか
今まで書いた日本酒についてのお話。
日本酒の大間違い
ああ、嘆かわしい -日本酒ほんとのところ-
日本酒については、大体の人が開口一番
『難しい』
『高いし分かりにくい』
『焼酎ならはずれがない』
と言われます。ワインもこんな感じで言われる方が
多いですよね。

ひらひらと。日本酒とさくらは切っても切れない関係ですよね。
確かにうなずけます。
日本酒は、財務省が表示を認めているもの
だけでも片手では収まりきれません。
普通酒・本醸造酒・吟醸酒・生酒・
生貯蔵酒・原酒・・・ もう素人には手に
負えません。
そして、こういう複雑系になってくると
俄然やる気を出して覚えようとしてしまうか、
面倒だからほっぽりだすか、
あるいは自分のわかりやすいところだけを
つまみ食いして覚えてしまうか、という
形になりますよね。
私はつまみ食い派です。

つまみ食い、普通に食べるよりおいしく感じてしまうのは私だけでしょうか
さて、さまざまな表示は覚えてしまえば
味に関しての推理のネタになります。
たとえば生酒。
これは火入れを全くしていないお酒
なので、嫌な火入れ臭がしません。
これは日本酒初心者には最も
飲みやすいお酒じゃないかと思います。
ただし、要冷蔵なので冷蔵庫で保管
しなくてはならないのと、開けたら早めに
飲まなければならないことが挙げられます。
私も初めてのメーカーに関しては
生酒を試すようにしております。
これなら、大概のお酒は飲めますから。
(ただ、たまに火入れをしてあるような
味やにおいのものもあります。
ひょっとすると・・・。)
もっと良い方法としては、自分の好みや
日本酒への慣れなどを販売者さんに
言って選んでもらうのが簡単で本当に
間違いがない方法です。
飲んだことがあるプロの方が選ぶん
ですから間違いありません。

やっぱり選んでもらうのが一番楽です
一番よくないのが、表示にだけ頼って
日本酒を選んでしまうことです。
『純米酒だからよし』
『吟醸酒だからアルコールが添加されててダメ』
『大吟醸だから味が薄い』
これらはみんな間違いです。
大体の傾向なら、多少はあてはまるかも
しれません。
しかし、今本当に意欲的な酒蔵は、
そんなカテゴリーでは当てはまらない味の
お酒をどんどん作って言っております。
うまみがしっかりと載っていて
料理に負けない大吟醸
純米吟醸なのに、肉料理に負けない酒
日本酒度が+20もある本醸造酒
目隠ししたら農淳な味わいで純米酒と
間違える本醸造酒や吟醸酒
フルーツのような香りを持った純米酒
酸味が効いていて白ワインのような味わい
を持った純米酒
などなど。単なるステレオタイプな分類では
すでに追いつけなくなっています。

例えるならば、海の中の魚を追いかけるようなものでしょうか
日本酒は、ワインと違って酒造りの工程が
複雑なため、技術に味がものすごく左右されて
しまいます。もちろん原料であるコメの品質
や品種も重要ですが、重要度はワインにおける
ブドウよりは低くなります。(あくまでも比較です)
ワインの場合は原材料の品質が味のウエイト
を大きく占めてしまうために、、畑づくりや
ブドウの品種に心血を注がざるを得ない
のです。ここが日本酒と違うところですね。
酒造りの工程が多いため、それぞれの
技術がいろいろと必要になり、その部分で
さまざまな工夫が凝らせるようになります。
そのため、味わいも千差万別となり、
ステレオタイプな分類ができなくなってしまう
のです。
さらには、今の日本人の求めるものが
人それぞれ違ってきていてニーズが多様化
してしまっているので、それに合わせて日本酒も
味を変えてきています。
だからこそ、ラベルに書いてある酒の種類
そのものでは味がわからないし、そのラベル
を見て飲む野間内を決めてしまっては
もったいないというわけなのです。


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日本酒の大間違い
ああ、嘆かわしい -日本酒ほんとのところ-
日本酒については、大体の人が開口一番
『難しい』
『高いし分かりにくい』
『焼酎ならはずれがない』
と言われます。ワインもこんな感じで言われる方が
多いですよね。

ひらひらと。日本酒とさくらは切っても切れない関係ですよね。
確かにうなずけます。
日本酒は、財務省が表示を認めているもの
だけでも片手では収まりきれません。
普通酒・本醸造酒・吟醸酒・生酒・
生貯蔵酒・原酒・・・ もう素人には手に
負えません。
そして、こういう複雑系になってくると
俄然やる気を出して覚えようとしてしまうか、
面倒だからほっぽりだすか、
あるいは自分のわかりやすいところだけを
つまみ食いして覚えてしまうか、という
形になりますよね。
私はつまみ食い派です。

つまみ食い、普通に食べるよりおいしく感じてしまうのは私だけでしょうか
さて、さまざまな表示は覚えてしまえば
味に関しての推理のネタになります。
たとえば生酒。
これは火入れを全くしていないお酒
なので、嫌な火入れ臭がしません。
これは日本酒初心者には最も
飲みやすいお酒じゃないかと思います。
ただし、要冷蔵なので冷蔵庫で保管
しなくてはならないのと、開けたら早めに
飲まなければならないことが挙げられます。
私も初めてのメーカーに関しては
生酒を試すようにしております。
これなら、大概のお酒は飲めますから。
(ただ、たまに火入れをしてあるような
味やにおいのものもあります。
ひょっとすると・・・。)
もっと良い方法としては、自分の好みや
日本酒への慣れなどを販売者さんに
言って選んでもらうのが簡単で本当に
間違いがない方法です。
飲んだことがあるプロの方が選ぶん
ですから間違いありません。

やっぱり選んでもらうのが一番楽です
一番よくないのが、表示にだけ頼って
日本酒を選んでしまうことです。
『純米酒だからよし』
『吟醸酒だからアルコールが添加されててダメ』
『大吟醸だから味が薄い』
これらはみんな間違いです。
大体の傾向なら、多少はあてはまるかも
しれません。
しかし、今本当に意欲的な酒蔵は、
そんなカテゴリーでは当てはまらない味の
お酒をどんどん作って言っております。
うまみがしっかりと載っていて
料理に負けない大吟醸
純米吟醸なのに、肉料理に負けない酒
日本酒度が+20もある本醸造酒
目隠ししたら農淳な味わいで純米酒と
間違える本醸造酒や吟醸酒
フルーツのような香りを持った純米酒
酸味が効いていて白ワインのような味わい
を持った純米酒
などなど。単なるステレオタイプな分類では
すでに追いつけなくなっています。

例えるならば、海の中の魚を追いかけるようなものでしょうか
日本酒は、ワインと違って酒造りの工程が
複雑なため、技術に味がものすごく左右されて
しまいます。もちろん原料であるコメの品質
や品種も重要ですが、重要度はワインにおける
ブドウよりは低くなります。(あくまでも比較です)
ワインの場合は原材料の品質が味のウエイト
を大きく占めてしまうために、、畑づくりや
ブドウの品種に心血を注がざるを得ない
のです。ここが日本酒と違うところですね。
酒造りの工程が多いため、それぞれの
技術がいろいろと必要になり、その部分で
さまざまな工夫が凝らせるようになります。
そのため、味わいも千差万別となり、
ステレオタイプな分類ができなくなってしまう
のです。
さらには、今の日本人の求めるものが
人それぞれ違ってきていてニーズが多様化
してしまっているので、それに合わせて日本酒も
味を変えてきています。
だからこそ、ラベルに書いてある酒の種類
そのものでは味がわからないし、そのラベル
を見て飲む野間内を決めてしまっては
もったいないというわけなのです。

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ああ、嘆かわしい -日本酒ほんとのところ-
私は日本酒が好きです。
本当に日本酒が好きなので、
今までブログでも取り上げました。
日本酒の大間違い
ここではなぜ日本酒が隅っこに
追いやられてしまっていったのか
述べさせていただきました。
要件は3つ。
ワインや焼酎をはじめとする、
その他のお酒がおいしくなって
安くなってしまったこと。
そもそも日本酒の取り扱いは
繊細であるべきはずなのに、
冷蔵庫にも入れず日光にさらしたり
燗つけ機につけっぱなしにして
劣化させてしまっていること。
最後の一つは、誤った知識が
蔓延してしまい、まっとうな日本酒が
避けられて、おいしくない純米酒
がはびこってしまったことが
あげられます。

こんな風景で飲んでみたいものです。
今回は誤った知識の話にクローズアップ
してみたいと思います。
とはいうものの。
正直に言います。
私も昔は純米酒こそが最もおいしい
お酒だと思っておりました。
今ならそんなことを思っている自分に
説教を3時間ぐらいしたいです。
もちろん、例の『あのマンガ』のせい
もありますが、正直おいしい本醸造
や吟醸酒に出会ったことがないという
のもありました。

いいわけですね、すいません。
確かに、普通酒や本醸造は美味しいものが
少ないように見えます。大手メーカーの主力
商品がそこに集中しているから、というのも
あるからだと思います。
しかし、翻ってみると、その道では有名
だけれどもメジャーにはなっていない銘醸蔵
というものはあるわけで、そこの
アルコール添加酒は大変おいしいのです。
蔵の名前は…。
とりあえずは書きません。探すのもまた一つ
楽しいものです。ヒントは山形、静岡、福井の
蔵と書いておきましょうか。
(と言ってもこの県の蔵は無数にありますし、
どれも中々のお味のものだと明言しておきます)

日本酒はグラスでも陶器でもあいますよね。
ところが、
日本には悪い思想があり、
安く物を作ること自体が悪
だと考える傾向があります。
欲しくないのに安いものを高く売りつけるのは
確かに悪ですが、安く物を作ること自体は
全く持って悪ではありません。
しかし、安くものを作っただけで悪
とする風潮があります。
特に、日本酒で。
原価が安くとも販売価格が安ければ
全く問題はないはず。
でも、脊髄反射のように、
原価が安い=もうけ主義
と思う人がいて本当に辟易してしまいます。
また、丁寧に作りこんだり、お米が
高かったりすれば販売価格は
当然上がります。
添加したから販売価格そのものが
絶対的に安いわけではないのです。
また、醸造アルコールを添加する
メリットはいくつかあるのですが、
すべてをむしして
安くなる
1点しか書かない人が多くて
(それも日本酒ファンと称する人に限って)
本当にうんざりします。
こちらも中々おいしいお酒です。宮城のお酒ですね。
次に書かれるメリットは飲み口を軽くするというもの。
たしかに軽くすることもあります。
しかし、もともと飲み口をわざと重くしたりしている
ものに関しては、入れたことによって普通の
飲み口になるだけです。
杜氏さんの設計いかんによって飲み口が
変わるわけですから、何でもかんでも
軽いお酒だと思ったら大間違いの
元なんです。
この議論、何と比較してなどの話が
すっ飛ばされてアルコール添加をすると
すべてが安くなるとか、味が薄っぺらくなるとか
いうからおかしくなり、本当においしいはずの
お酒が遠ざけられてしまうという事に
なってしまうのです。
しかも、嘆かわしいことに、日本酒好きを
自称している人間がこの悪循環を再拡大
しているのが現状です。
まずは本当においしいお酒を飲んでみる、
そして失敗しても何でもいいから挑戦してみる
という事が大事なんじゃないかと思います。
人生もそんなもんじゃないですか?

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本当に日本酒が好きなので、
今までブログでも取り上げました。
日本酒の大間違い
ここではなぜ日本酒が隅っこに
追いやられてしまっていったのか
述べさせていただきました。
要件は3つ。
ワインや焼酎をはじめとする、
その他のお酒がおいしくなって
安くなってしまったこと。
そもそも日本酒の取り扱いは
繊細であるべきはずなのに、
冷蔵庫にも入れず日光にさらしたり
燗つけ機につけっぱなしにして
劣化させてしまっていること。
最後の一つは、誤った知識が
蔓延してしまい、まっとうな日本酒が
避けられて、おいしくない純米酒
がはびこってしまったことが
あげられます。

こんな風景で飲んでみたいものです。
今回は誤った知識の話にクローズアップ
してみたいと思います。
とはいうものの。
正直に言います。
私も昔は純米酒こそが最もおいしい
お酒だと思っておりました。
今ならそんなことを思っている自分に
説教を3時間ぐらいしたいです。
もちろん、例の『あのマンガ』のせい
もありますが、正直おいしい本醸造
や吟醸酒に出会ったことがないという
のもありました。

いいわけですね、すいません。
確かに、普通酒や本醸造は美味しいものが
少ないように見えます。大手メーカーの主力
商品がそこに集中しているから、というのも
あるからだと思います。
しかし、翻ってみると、その道では有名
だけれどもメジャーにはなっていない銘醸蔵
というものはあるわけで、そこの
アルコール添加酒は大変おいしいのです。
蔵の名前は…。
とりあえずは書きません。探すのもまた一つ
楽しいものです。ヒントは山形、静岡、福井の
蔵と書いておきましょうか。
(と言ってもこの県の蔵は無数にありますし、
どれも中々のお味のものだと明言しておきます)

日本酒はグラスでも陶器でもあいますよね。
ところが、
日本には悪い思想があり、
安く物を作ること自体が悪
だと考える傾向があります。
欲しくないのに安いものを高く売りつけるのは
確かに悪ですが、安く物を作ること自体は
全く持って悪ではありません。
しかし、安くものを作っただけで悪
とする風潮があります。
特に、日本酒で。
原価が安くとも販売価格が安ければ
全く問題はないはず。
でも、脊髄反射のように、
原価が安い=もうけ主義
と思う人がいて本当に辟易してしまいます。
また、丁寧に作りこんだり、お米が
高かったりすれば販売価格は
当然上がります。
添加したから販売価格そのものが
絶対的に安いわけではないのです。
また、醸造アルコールを添加する
メリットはいくつかあるのですが、
すべてをむしして
安くなる
1点しか書かない人が多くて
(それも日本酒ファンと称する人に限って)
本当にうんざりします。
こちらも中々おいしいお酒です。宮城のお酒ですね。
次に書かれるメリットは飲み口を軽くするというもの。
たしかに軽くすることもあります。
しかし、もともと飲み口をわざと重くしたりしている
ものに関しては、入れたことによって普通の
飲み口になるだけです。
杜氏さんの設計いかんによって飲み口が
変わるわけですから、何でもかんでも
軽いお酒だと思ったら大間違いの
元なんです。
この議論、何と比較してなどの話が
すっ飛ばされてアルコール添加をすると
すべてが安くなるとか、味が薄っぺらくなるとか
いうからおかしくなり、本当においしいはずの
お酒が遠ざけられてしまうという事に
なってしまうのです。
しかも、嘆かわしいことに、日本酒好きを
自称している人間がこの悪循環を再拡大
しているのが現状です。
まずは本当においしいお酒を飲んでみる、
そして失敗しても何でもいいから挑戦してみる
という事が大事なんじゃないかと思います。
人生もそんなもんじゃないですか?
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商品づくり-消費者への正しいアプローチの仕方 その2-
前々回のお話(中小企業の商品づくり)はこちら
前回のお話(商品づくりの王道)はこちら
商品づくり-全社の組織を横断したワーキンググループを作る-
商品づくり-消費者への正しいアプローチの仕方 その1-
前回までのお話で、アンケートを取るのは
非常に難しいというお話をいたしました。
楽天などでアンケートをしたことはありませんか?
あのアンケートで正確な答えを必ず答える人は
どれぐらいいらっしゃるでしょうか?
とりあえず適当に右の選択肢を選んでおこうとか、
ランダムに右から左、そして右へ選択肢を選んだり
とか。
ポイントがもらえるという報奨が働いても
(もっとも、その報奨と言っても良くて
50円分とかで、悪くするとくじ引きで
ポイントが決まったりしますよね)
その程度のまじめさです。
本気で答えている人は何人いるのでしょう?

アンケートをまじめにやってもらえると、本当に助かります。
とはいうものの。
消費者像に近い人に、今作ろうとしている商品が
受け入れられるかどうかを聞いてみなくては
なりません。
聞かなくても、たまたま売れてくれれば問題は
ないのですが、売れなかった時には何が問題で
売れなかったがわかりませんので、
同じ失敗を繰り返すことになります。
よく会議であるのが、
開発スタッフが自信を持って作ったサンプルを
『これおいしくないよ。やりなおし。』
と『エライ人』がダメ出しをしたり、
反対に、自信のないサンプルや、『エライ人』が
言った通りに作ったサンプルを
『これはいい』
と言って採用されたりする光景です。
もちろん、『エライ人』が消費者の心理を読む
腕の良いマーケターならば問題はありませんが、
(あるいは、売れ行きで商品販売の継続を
判断するシステムで、とにもかくにも
商品数を必要としているのであれば別ですが)
そうでなかった場合には…。
売れるはずだった金の卵を産むガチョウの
ような商品が日の目を見なかったり、
売れない商品を堂々と出して、
『まあ商品なんて千に3つも売れればいいほうだわな。』
とゴーサインを出した『エライ人』が
言うなんてことはよくある話なんじゃないかと。
結構賛同していただける気がしております。

金の卵なんてなかなかないですよね
結局なぜそういうことが起こるのか。
それは、しっかりとしたいわゆる『モノサシ』
がないからです。
その『エライ人』が、商品がターゲットとする
消費者が求めるものをしっかりとつかんでいる
のであれば、あるいは、その感覚が近ければ
近いほどほぼ間違いなく売れます。
でも、たぶんそれは本当にまれなことで、
特殊な訓練を積んだ人でもなければ無理です。
社内資格で味覚や嗅覚の鋭敏な人を用いて
食味テストを行っている企業もありますが、
賞味期限などのテストについて利用するので
無ければ私はあまり意味がないと思って
おります。
なぜなら、製造する企業が相手にする
消費者は、普通の人であって、味覚が鋭敏
な人もそうでない人も混ざった団体だから
です。
単純に鋭敏な人をそろえるだけでは、
消費者に受け入れられるものが作れる
わけではないのです。
また、考えてみれば当然のことで、
鋭敏な人がおいしいと思うものが等しく
消費者が望む味ではないからです。
消費者の嗜好と、細かい相違が
わかるというのは全く別物です。
『これがおいしい!』
『これとこれが違う!』
というのは違うというのはご理解いただける
かと思います。
チラシのデザインなども一緒で、
きれいに仕上げよう
とデザイナーさんたちは
一生懸命がんばるのですが、チラシを
手に取る人たちは、
『きれいなチラシ』
がほしいのではなく
『わかりやすいチラシ』
がほしいのです。
望まれているものを渡すにはどうするかが
本当に必要なことなのです。

欲しいなぁ
長く回りくどく消費者の意向を聞くことについての重要性
についてお話しさせていただきましたが、だからと言って
短絡的にアンケートを取ることは無駄になりやすいという事は
前回お話しした通りです。
ではどのようにしていけばいいのか。
次回お話で消えれば、と思います。

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前回のお話(商品づくりの王道)はこちら
商品づくり-全社の組織を横断したワーキンググループを作る-
商品づくり-消費者への正しいアプローチの仕方 その1-
前回までのお話で、アンケートを取るのは
非常に難しいというお話をいたしました。
楽天などでアンケートをしたことはありませんか?
あのアンケートで正確な答えを必ず答える人は
どれぐらいいらっしゃるでしょうか?
とりあえず適当に右の選択肢を選んでおこうとか、
ランダムに右から左、そして右へ選択肢を選んだり
とか。
ポイントがもらえるという報奨が働いても
(もっとも、その報奨と言っても良くて
50円分とかで、悪くするとくじ引きで
ポイントが決まったりしますよね)
その程度のまじめさです。
本気で答えている人は何人いるのでしょう?

アンケートをまじめにやってもらえると、本当に助かります。
とはいうものの。
消費者像に近い人に、今作ろうとしている商品が
受け入れられるかどうかを聞いてみなくては
なりません。
聞かなくても、たまたま売れてくれれば問題は
ないのですが、売れなかった時には何が問題で
売れなかったがわかりませんので、
同じ失敗を繰り返すことになります。
よく会議であるのが、
開発スタッフが自信を持って作ったサンプルを
『これおいしくないよ。やりなおし。』
と『エライ人』がダメ出しをしたり、
反対に、自信のないサンプルや、『エライ人』が
言った通りに作ったサンプルを
『これはいい』
と言って採用されたりする光景です。
もちろん、『エライ人』が消費者の心理を読む
腕の良いマーケターならば問題はありませんが、
(あるいは、売れ行きで商品販売の継続を
判断するシステムで、とにもかくにも
商品数を必要としているのであれば別ですが)
そうでなかった場合には…。
売れるはずだった金の卵を産むガチョウの
ような商品が日の目を見なかったり、
売れない商品を堂々と出して、
『まあ商品なんて千に3つも売れればいいほうだわな。』
とゴーサインを出した『エライ人』が
言うなんてことはよくある話なんじゃないかと。
結構賛同していただける気がしております。

金の卵なんてなかなかないですよね
結局なぜそういうことが起こるのか。
それは、しっかりとしたいわゆる『モノサシ』
がないからです。
その『エライ人』が、商品がターゲットとする
消費者が求めるものをしっかりとつかんでいる
のであれば、あるいは、その感覚が近ければ
近いほどほぼ間違いなく売れます。
でも、たぶんそれは本当にまれなことで、
特殊な訓練を積んだ人でもなければ無理です。
社内資格で味覚や嗅覚の鋭敏な人を用いて
食味テストを行っている企業もありますが、
賞味期限などのテストについて利用するので
無ければ私はあまり意味がないと思って
おります。
なぜなら、製造する企業が相手にする
消費者は、普通の人であって、味覚が鋭敏
な人もそうでない人も混ざった団体だから
です。
単純に鋭敏な人をそろえるだけでは、
消費者に受け入れられるものが作れる
わけではないのです。
また、考えてみれば当然のことで、
鋭敏な人がおいしいと思うものが等しく
消費者が望む味ではないからです。
消費者の嗜好と、細かい相違が
わかるというのは全く別物です。
『これがおいしい!』
『これとこれが違う!』
というのは違うというのはご理解いただける
かと思います。
チラシのデザインなども一緒で、
きれいに仕上げよう
とデザイナーさんたちは
一生懸命がんばるのですが、チラシを
手に取る人たちは、
『きれいなチラシ』
がほしいのではなく
『わかりやすいチラシ』
がほしいのです。
望まれているものを渡すにはどうするかが
本当に必要なことなのです。

欲しいなぁ
長く回りくどく消費者の意向を聞くことについての重要性
についてお話しさせていただきましたが、だからと言って
短絡的にアンケートを取ることは無駄になりやすいという事は
前回お話しした通りです。
ではどのようにしていけばいいのか。
次回お話で消えれば、と思います。
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商品づくり-消費者への正しいアプローチの仕方 その1-
前々回のお話(中小企業の商品づくり)はこちら
前回のお話(商品づくりの王道)はこちら
商品づくり-全社の組織を横断したワーキンググループを作る-
前回のお話では、私が考える
商品開発の要点は3つ。
1.全社の組織を横断したワーキンググループを作る
2.消費者への正しい形でのインタビュー・アンケート等の
アプローチを行い情報を集めて分析を行う
3.否定的な意見を出さず、代替案が無いかなど常に
明るい雰囲気の中で会議を行う
そのうちのワーキンググループの
お話をさせていただきました。
すでに今の時代では、総力戦が当たり前と
なっており、チームでことに取り掛かるのが
当たり前となってきました。
専門化がすすんでしまっており、ひとりひとり
の知識量は格段に増えてきましたが、
対応できる物事はその反面少なくなって
きており、なかなか簡単に物が作れなく
なってきております。

現代社会は複雑ですね。
総力を挙げて作るための体制作りが必要だ
というお話のあとで、作るために必要な情報を
いかに集めるか、というお話です。
私はもともとは商品開発の人間ではなかった
ので、どのようにして情報を集めてよいかが
わからず、結構回り道をしていました。
その回り道の結果わかってきたことがありますので
今回から情報集めのお話、いわゆる消費者
へのアプローチの仕方についてお話しできたら、
と思います。
アプローチは重要です。(ゴルフでカップにボールを近づけることをアプローチと)
正しく消費者に聞くことというのは、本当に難しい
ことです。
『そんなの簡単じゃないアンケート
とればいいでしょ』
『インタビューすればいいじゃない』
とよく言われます。
しかし、そんなに簡単なことではありません。
私も、アンケートを受けたことがありますが、
まず、簡単なアンケートでも報奨が必要に
なります。
報奨がなければアンケートの返答率が
激減しますので、無償か報奨ありかは
難しいところです。
また、報奨があることによって悪いことが
書きにくい、というのもあります。
さらにそのアンケートが連続するということ
になれば、明らかに良いことしか書か
なくなります。
まあ、それが人情ですよね。

これは人形
と、このように、質問の内容云々の前段階
ですら、アンケートの内容が正確でなくなる
可能性があるのに、アンケートの内容まで
考えて、正確さを求めるのはかなりの
難しさとなります。
これは、アンケート会社に任せても同じで、
結局はアンケートに答えてくれる自分たちの
会社ではそろえられないぐらい大量の
人間の数をそろえてくれる、というだけの
話だと私は思っております。
もちろん無駄ではないのですが、これだけに
頼ってしまうと本当に大変なことになってしまいます。

表もあれば裏もある
日本人は民族的に相手に対して悪く言えない
という特性を持っております。
なおさら、本音を引き出すのには苦労をするのです。

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前回のお話(商品づくりの王道)はこちら
商品づくり-全社の組織を横断したワーキンググループを作る-
前回のお話では、私が考える
商品開発の要点は3つ。
1.全社の組織を横断したワーキンググループを作る
2.消費者への正しい形でのインタビュー・アンケート等の
アプローチを行い情報を集めて分析を行う
3.否定的な意見を出さず、代替案が無いかなど常に
明るい雰囲気の中で会議を行う
そのうちのワーキンググループの
お話をさせていただきました。
すでに今の時代では、総力戦が当たり前と
なっており、チームでことに取り掛かるのが
当たり前となってきました。
専門化がすすんでしまっており、ひとりひとり
の知識量は格段に増えてきましたが、
対応できる物事はその反面少なくなって
きており、なかなか簡単に物が作れなく
なってきております。

現代社会は複雑ですね。
総力を挙げて作るための体制作りが必要だ
というお話のあとで、作るために必要な情報を
いかに集めるか、というお話です。
私はもともとは商品開発の人間ではなかった
ので、どのようにして情報を集めてよいかが
わからず、結構回り道をしていました。
その回り道の結果わかってきたことがありますので
今回から情報集めのお話、いわゆる消費者
へのアプローチの仕方についてお話しできたら、
と思います。
アプローチは重要です。(ゴルフでカップにボールを近づけることをアプローチと)
正しく消費者に聞くことというのは、本当に難しい
ことです。
『そんなの簡単じゃないアンケート
とればいいでしょ』
『インタビューすればいいじゃない』
とよく言われます。
しかし、そんなに簡単なことではありません。
私も、アンケートを受けたことがありますが、
まず、簡単なアンケートでも報奨が必要に
なります。
報奨がなければアンケートの返答率が
激減しますので、無償か報奨ありかは
難しいところです。
また、報奨があることによって悪いことが
書きにくい、というのもあります。
さらにそのアンケートが連続するということ
になれば、明らかに良いことしか書か
なくなります。
まあ、それが人情ですよね。

これは人形
と、このように、質問の内容云々の前段階
ですら、アンケートの内容が正確でなくなる
可能性があるのに、アンケートの内容まで
考えて、正確さを求めるのはかなりの
難しさとなります。
これは、アンケート会社に任せても同じで、
結局はアンケートに答えてくれる自分たちの
会社ではそろえられないぐらい大量の
人間の数をそろえてくれる、というだけの
話だと私は思っております。
もちろん無駄ではないのですが、これだけに
頼ってしまうと本当に大変なことになってしまいます。

表もあれば裏もある
日本人は民族的に相手に対して悪く言えない
という特性を持っております。
なおさら、本音を引き出すのには苦労をするのです。
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