中小企業はコンサルタントを使うべきか?
最近、職業柄さまざまな企業さんを見る機会に
恵まれております。
その感想から、停滞している企業さんほど
コンサルタントを使うべきなんじゃないかなぁ
と思います。

コンサルタントというと、どうしても都会の会社のイメージが…
とはいうものの。
中々今時の中小企業さんは人件費を出すのに
余裕はないですし、そもそもコンサルタントを
雇う位なら、自分への教育や投資、その他の
経営資源に投じたほうがいいと思う人も多いかと。
確かにそう思うのもわかりますし、現実に
中小企業ですと経営者の質がそのまま
ダイレクトに企業に質に反映されます。
また、経営資源が足りないからこそ中小企業
になってしまうというのもあってなかなか
コンサルタントを雇う機会は訪れないというのが
実情でしょう。
しかしながら、それは早計です。
もちろん、経営を圧迫するぐらい相談料が
高ければ問題ですが、ある期間だけに限って
課題を一つつぶすために相談するならば、
非常に有用です。

アマゾンは、地方で生活する人間にとって本当に役立ちます。
どうやって役立てるか。
結構ここが重要なのですが、もし今まで
コンサルタントに相談していて役に立っている
気配がないのだとすれば、そのコンサルタントが
その件に関して役に立たないのか、そもそも
役立てる方向に相談者側が動いていないか
のどちらかです。
コンサルタントは専門家です。もちろん、詐欺師
もおりますが。
自分の持っている課題・問題点をいかに解決
するかを明らかにし、それを解決するために
行動していくのがポイントです。
多くの場合、相談して解決策があらわにされても
いろいろとできない理由を挙げて解決に向かって
行動せずにに過ごしてしまいます。

行動しないのならば寝ていた方がましです
ただ、安易に行動したくない気持ちはよくわかります。
私も、いろいろなコンサルタントを見てきました。
それこそ詐欺師のような輩もおりました。
・自信を持ってプレゼン ⇒ 某通信会社大手セミナー
の内容を丸々コピー
・紙広告出身だから自信があります
⇒ 大惨敗。反応率が予想の1/10
・予算をもっと切りつめて半分以下に圧縮してくれ
⇒ 圧縮率は1割にも満たない
・経費に頼んでないものが入っているんだが
⇒ 広告業界では当たり前。予算は月総額で。

これは鷺(さぎ)
こういった輩に引っかからないためにはどうしたら
よいのでしょうか。
対処法はいろいろとあります。
・まずは見積もりをしっかりと請求する
・契約書を取り交わし、絶対に品質管理項目を
いれて、納品書の取り交わしがなければ
請求書を起こさせない
・プレゼンをさせて内容を精査する
・数字の項目をなるべく増やし、単なる予測では
なく、根拠に基づくデータを出させる
・効果判定を欠かさず行い、効果が出なければ
その場で打ち切る
とくに、かけた予算が最終的にはどういう結果
になるのか、根拠のある数字を出させて押える
ことが重要です。
詐欺師のような輩はのらりくらりと結果に
ついてははぐらかしますが、数字を押さえて
おけば、言い逃れはできません。
もちろん、広告の反応率は予想通りには
叩き出せませんし、トライアンドエラーで
ある程度の回数は必要です。
しかし、本当に自信のあるコンサルタントで
あれば、どれぐらいの回数試せば反応が
起こるかはわかっています。

経験をしっかりと持っているコンサルタントなら予言者のように的中します
逆に、数字も根拠も出しているのに、
自分が行動しなかったせいで結果が
でないという事もあります。
それはコンサルタントのせいではなく、
行動しなかった自分のせいです。
感と経験に頼って経営をすることで
会社をつぶすのはよくあることです。
精神論に頼るのは論外です。
今生きている企業はすべて頑張って
いるからです。これ以上頑張っても
たぶん精神の糸が切れて壊れて
しまうだけです。
まずは、正確な数字、事業計画書、
行動計画書を作ること、その案件に強い
コンサルタントを頼ることが重要です。

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その感想から、停滞している企業さんほど
コンサルタントを使うべきなんじゃないかなぁ
と思います。

コンサルタントというと、どうしても都会の会社のイメージが…
とはいうものの。
中々今時の中小企業さんは人件費を出すのに
余裕はないですし、そもそもコンサルタントを
雇う位なら、自分への教育や投資、その他の
経営資源に投じたほうがいいと思う人も多いかと。
確かにそう思うのもわかりますし、現実に
中小企業ですと経営者の質がそのまま
ダイレクトに企業に質に反映されます。
また、経営資源が足りないからこそ中小企業
になってしまうというのもあってなかなか
コンサルタントを雇う機会は訪れないというのが
実情でしょう。
しかしながら、それは早計です。
もちろん、経営を圧迫するぐらい相談料が
高ければ問題ですが、ある期間だけに限って
課題を一つつぶすために相談するならば、
非常に有用です。

アマゾンは、地方で生活する人間にとって本当に役立ちます。
どうやって役立てるか。
結構ここが重要なのですが、もし今まで
コンサルタントに相談していて役に立っている
気配がないのだとすれば、そのコンサルタントが
その件に関して役に立たないのか、そもそも
役立てる方向に相談者側が動いていないか
のどちらかです。
コンサルタントは専門家です。もちろん、詐欺師
もおりますが。
自分の持っている課題・問題点をいかに解決
するかを明らかにし、それを解決するために
行動していくのがポイントです。
多くの場合、相談して解決策があらわにされても
いろいろとできない理由を挙げて解決に向かって
行動せずにに過ごしてしまいます。

行動しないのならば寝ていた方がましです
ただ、安易に行動したくない気持ちはよくわかります。
私も、いろいろなコンサルタントを見てきました。
それこそ詐欺師のような輩もおりました。
・自信を持ってプレゼン ⇒ 某通信会社大手セミナー
の内容を丸々コピー
・紙広告出身だから自信があります
⇒ 大惨敗。反応率が予想の1/10
・予算をもっと切りつめて半分以下に圧縮してくれ
⇒ 圧縮率は1割にも満たない
・経費に頼んでないものが入っているんだが
⇒ 広告業界では当たり前。予算は月総額で。

これは鷺(さぎ)
こういった輩に引っかからないためにはどうしたら
よいのでしょうか。
対処法はいろいろとあります。
・まずは見積もりをしっかりと請求する
・契約書を取り交わし、絶対に品質管理項目を
いれて、納品書の取り交わしがなければ
請求書を起こさせない
・プレゼンをさせて内容を精査する
・数字の項目をなるべく増やし、単なる予測では
なく、根拠に基づくデータを出させる
・効果判定を欠かさず行い、効果が出なければ
その場で打ち切る
とくに、かけた予算が最終的にはどういう結果
になるのか、根拠のある数字を出させて押える
ことが重要です。
詐欺師のような輩はのらりくらりと結果に
ついてははぐらかしますが、数字を押さえて
おけば、言い逃れはできません。
もちろん、広告の反応率は予想通りには
叩き出せませんし、トライアンドエラーで
ある程度の回数は必要です。
しかし、本当に自信のあるコンサルタントで
あれば、どれぐらいの回数試せば反応が
起こるかはわかっています。

経験をしっかりと持っているコンサルタントなら予言者のように的中します
逆に、数字も根拠も出しているのに、
自分が行動しなかったせいで結果が
でないという事もあります。
それはコンサルタントのせいではなく、
行動しなかった自分のせいです。
感と経験に頼って経営をすることで
会社をつぶすのはよくあることです。
精神論に頼るのは論外です。
今生きている企業はすべて頑張って
いるからです。これ以上頑張っても
たぶん精神の糸が切れて壊れて
しまうだけです。
まずは、正確な数字、事業計画書、
行動計画書を作ること、その案件に強い
コンサルタントを頼ることが重要です。
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うーん、どうしたものか
ライブドアニュースで再びピンクスライム肉
についてのお話が出てましたね。
実際にはピンクスライム肉の話にかこつけた
添加物批判でしたが。
------------引用開始-------
http://news.livedoor.com/article/detail/6460777/
例えば、弁当に入る機会の多いソーセージ
はどうか。『震える牛』の取材段階では、
「原料の屑肉が5トンで、最終的に工場から
出荷される際は11トンから12トンになっている」
(同)という声に接した。
原料が屑肉だというのはある程度覚悟
していたが、水増しされた添加物の量の多さ、
そして実際に「水」を添加して分量を増やす
と知らされ、筆者は仰天した。

ちょっと見にくいですが、大豆たんぱく=脱脂大豆です
脱脂大豆だけですと水分は当然
足りないので水は加えるでしょうね。
この筆者はこういうものを使うことを
『暗部』
とか、
『企業の喰いもの』
おどろおどろしく、禍々しく書いておりますが、
実際には大したことはなく、
『消費者が安いものを求めた結果、
安全で問題なくしかも安い食材を
使っただけ』
というお話です。
また、
「激安食材を作っても、最終的に企業は
利益をあげなければならない」
(ライブドアニュースより引用)
とこのライブドアニュースの筆者は
書いておりますが、企業はすべからく
利益を上げねばならない存在です
ので、ことさらその面を取り上げても…
という気がします。
そもそも、この筆者も結局は文章を
書いてお金を頂いているはずですし…。
よしんば、この文章でお金を頂いて
なくとも、生業があるはずで。
なんかお金を取ること自体が悪
というのはいかがなもんかと
思いますね。

そんなに悪く言わないでよ!
全く価値のないものを、高額で売りつける
ならともかく、消費者が知らないとはいえ、
普通のものを普通に売る行為自体は
責められるべきものじゃない
と思います。
これが、毒性があって安全じゃないものや、
生産国を偽って安いものを高く売るような行為
なら糾弾されるべきです。
日本酒の問題にも通じるものが
あるのですが、適度な価格帯のものは、
どこか工程を飛ばしたり、代替品を
用いて安くしています。
伝統的な方法で作っている方が
利益を多くとっていることもあり、何を持って
『企業の喰いもの』と言いたいのか
よくわかりません。
利益を多くとるならば、むしろ伝統的な
製法を行ってるメーカーを糾弾すべき
なのではないでしょうか?
(もちろん、戯言ですよ)
また、おいしさの追求を行わんがために
伝統的な方法から外れることもあります。
現在の日本酒製造は伝統的な
山卸酛(やまおろしもと)や
山卸廃止酛(やまおろしはいしもと)
はほとんど使っておりません。
山卸廃止酛は山廃仕込みともいい、
現在でもごく少数とはいえ販売されて
おりますので、興味のある方はご購入
されてみてください。
これらの製造方法は、時間がかかるうえに
味も香りも癖が強いために好まれなく
なってしまいました。

通好みという言い方もできます
また、ワインも醸造技術や灌漑技術の
発達はあるのですが、ヨーロッパ各国では
禁止されているので、意欲的なメーカーは
海を渡り南米などのニューワールドと
呼ばれる地域に進出しております。

ヨーロッパのメーカーの進出先の一つにチリが挙げられます
もちろん、メーカーも啓蒙活動が足りない
気がします。
植物タンパクを使うにしても、メリットを
もう少し言ってもいいのではないかと
思います。
ちなみに、このニュース文章の前半に
書いてあった
「食後に喉が渇いたり、舌に雑味が残るなどの作用はある」(同)
については、単に塩分が強かっただけ
ではないかと思います。

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についてのお話が出てましたね。
実際にはピンクスライム肉の話にかこつけた
添加物批判でしたが。
------------引用開始-------
http://news.livedoor.com/article/detail/6460777/
例えば、弁当に入る機会の多いソーセージ
はどうか。『震える牛』の取材段階では、
「原料の屑肉が5トンで、最終的に工場から
出荷される際は11トンから12トンになっている」
(同)という声に接した。
原料が屑肉だというのはある程度覚悟
していたが、水増しされた添加物の量の多さ、
そして実際に「水」を添加して分量を増やす
と知らされ、筆者は仰天した。
2012年04月12日10時35分 提供:Business Media 誠
相場英雄
------------引用終了-------
こちらで出てきている肉の増量は、
私が以前書いていた大豆たんぱく
による増量を意味しているものと
考えられます。
植物性タンパク質なるもののホントのところ-その2-
------------引用開始-------
4.肉と食感が良く似ております
ミンチ肉と混ぜてもほとんど見分けがつきません。
味と香りをつければ肉として食べてしまいます。
(※注:この文章の前段に書かれているのは、
植物性たんぱく、または大豆たんぱく=脱脂大豆
の話です。)
------------引用終了-------
まあ、実際に水を添加しますが、
増量の大部分はこの脱脂大豆のことです。
ハムは実際に肉の塊に、ゼラチンを
混ぜた水を注射して増量することも
あります。
これによりしっとりとしたハムに仕上げる
ことが可能になります。もちろん、実際に
増量するという意味もあるのでしょうけれど。

ちょっと見にくいですが、大豆たんぱく=脱脂大豆です
脱脂大豆だけですと水分は当然
足りないので水は加えるでしょうね。
この筆者はこういうものを使うことを
『暗部』
とか、
『企業の喰いもの』
おどろおどろしく、禍々しく書いておりますが、
実際には大したことはなく、
『消費者が安いものを求めた結果、
安全で問題なくしかも安い食材を
使っただけ』
というお話です。
また、
「激安食材を作っても、最終的に企業は
利益をあげなければならない」
(ライブドアニュースより引用)
とこのライブドアニュースの筆者は
書いておりますが、企業はすべからく
利益を上げねばならない存在です
ので、ことさらその面を取り上げても…
という気がします。
そもそも、この筆者も結局は文章を
書いてお金を頂いているはずですし…。
よしんば、この文章でお金を頂いて
なくとも、生業があるはずで。
なんかお金を取ること自体が悪
というのはいかがなもんかと
思いますね。

そんなに悪く言わないでよ!
全く価値のないものを、高額で売りつける
ならともかく、消費者が知らないとはいえ、
普通のものを普通に売る行為自体は
責められるべきものじゃない
と思います。
これが、毒性があって安全じゃないものや、
生産国を偽って安いものを高く売るような行為
なら糾弾されるべきです。
日本酒の問題にも通じるものが
あるのですが、適度な価格帯のものは、
どこか工程を飛ばしたり、代替品を
用いて安くしています。
伝統的な方法で作っている方が
利益を多くとっていることもあり、何を持って
『企業の喰いもの』と言いたいのか
よくわかりません。
利益を多くとるならば、むしろ伝統的な
製法を行ってるメーカーを糾弾すべき
なのではないでしょうか?
(もちろん、戯言ですよ)
また、おいしさの追求を行わんがために
伝統的な方法から外れることもあります。
現在の日本酒製造は伝統的な
山卸酛(やまおろしもと)や
山卸廃止酛(やまおろしはいしもと)
はほとんど使っておりません。
山卸廃止酛は山廃仕込みともいい、
現在でもごく少数とはいえ販売されて
おりますので、興味のある方はご購入
されてみてください。
これらの製造方法は、時間がかかるうえに
味も香りも癖が強いために好まれなく
なってしまいました。

通好みという言い方もできます
また、ワインも醸造技術や灌漑技術の
発達はあるのですが、ヨーロッパ各国では
禁止されているので、意欲的なメーカーは
海を渡り南米などのニューワールドと
呼ばれる地域に進出しております。

ヨーロッパのメーカーの進出先の一つにチリが挙げられます
もちろん、メーカーも啓蒙活動が足りない
気がします。
植物タンパクを使うにしても、メリットを
もう少し言ってもいいのではないかと
思います。
ちなみに、このニュース文章の前半に
書いてあった
「食後に喉が渇いたり、舌に雑味が残るなどの作用はある」(同)
については、単に塩分が強かっただけ
ではないかと思います。
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日本酒以外のお酒がおいしくなった?
日本酒についてのお話はこちらから
日本酒の大間違い
ああ、嘆かわしい -日本酒ほんとのところ-
なぜ日本酒の味がわかりにくいのか
マーケティング下手の日本酒
日本酒 醸造アルコール添加のホントのところ
日本酒の取り扱い
ああ、嘆かわしい -日本酒ほんとのところ-
で、なぜ日本酒が隅っこに追いやられて
しまったのかを書きました。
1.ワインや焼酎をはじめとする、その他の
お酒がおいしくなって安くなってしまったこと。
2.そもそも日本酒の取り扱いは繊細で
あるべきはずなのに、冷蔵庫にも
入れず日光にさらしたり燗つけ機に
つけっぱなしにして劣化させて
しまっていること。
3.誤った知識が蔓延してしまい、まっとうな
日本酒が避けられて、おいしくない
純米酒がはびこってしまったこと。
2.について、前回は書きました。
今回は1.につきまして書かせていただきます。

焼酎ブームによりさまざまな焼酎が市場に出ました
まずはワインに関して。
ワインはテレビが発端となった赤ワイン
ブームにより火が付き、市民権を得る
きっかけとなりました。
その後低迷をしておりましたが、そうは
いっても一度定着しており、一定量の
消費はあります。
ニューワールドと言ってヨーロッパ
以外の生産国の実力がついて
きたこと、FTAが結ばれたこと
などから、安くておいしいワインが
入ってくるようになりました。
ニューワールドでは、ヨーロッパよりも
ワイン生産に関する自由度が高い
ため、有名な生産メーカーが渡って
いるようです。
そのため、格下と見られていた
ニューワールドのワインも恐ろしい
勢いで実力をつけてきております。
それらのワインが、円高やFTA
によって本来の価値よりも安く
手に入るようになってきました。
特にチリやメキシコ産は要チェック
です。FTAによって関税がかからなく
さらに安く手に入るようになっております。
また、外国は日本よりも農産物に
対して補助金がかけられており、
ぶどうが安く手に入ることで、
ワインの生産費を安くする効果もあります。
(輸送費とどれぐらいの相殺効果があるか
わかりませんが)
デフレの日本の今の状態と相まって、
スーパーでも手に入るようになって
まいりました。
というように、ワインを安くて手軽に楽しむ
環境が整ってまいりました。

良質のワインが安くて手軽に手に入るようになりました
これに対して焼酎。
その昔は、安い・まずい・くさいというレッテルを
貼られて来ましたが、最近は随分と改良されて
参りました。
古いタイプの焼酎は、常圧蒸留と言って100℃
近い温度で蒸留します。これによってコクのある
悪く言えば臭い、癖のある焼酎が出来上がります。
味もきつくなります。
しかし、現在主流となっている減圧蒸留によって
作られた焼酎は、50℃程度の温度で圧力を減らした
状態で蒸留されます。
これにより、癖のない悪く言えば味のない焼酎が
出来上がります。
さらに、フィルターろ過や活性炭ろ過をかける
ことによって、えぐみや臭いを取ります。悪く
言いますと、味がなくなるような処理を施し
ます。
これにより、本格焼酎文化があまりない
ところでも、抵抗感なく受け入れられる
ようになりました。
また、蒸留酒は例え瓶の口を開けた
としても、その後なるべく空気を抜いて
密封すれば、全然劣化しません。
これが居酒屋でもてはやされる要因
にもなりました。

焼酎の瓶にもかっこいいものが増えました
さらには、何でもかんでも
『まずはビール。次は日本酒』
という流れが崩れ、好きなものを
最初から飲んでいくというようになってきました。
ビールも消費量が激減しております。
さらには、飲み会そのものの激減、
娯楽の増加、デフレによって賃金が低下したこと、
飲酒運転の取り締まり強化でアルコールの
消費量そのものが激減して日本酒の消費量
そのものに直撃しております。
これにより、日本酒の衰退につながっている
のです。

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日本酒の大間違い
ああ、嘆かわしい -日本酒ほんとのところ-
なぜ日本酒の味がわかりにくいのか
マーケティング下手の日本酒
日本酒 醸造アルコール添加のホントのところ
日本酒の取り扱い
ああ、嘆かわしい -日本酒ほんとのところ-
で、なぜ日本酒が隅っこに追いやられて
しまったのかを書きました。
1.ワインや焼酎をはじめとする、その他の
お酒がおいしくなって安くなってしまったこと。
2.そもそも日本酒の取り扱いは繊細で
あるべきはずなのに、冷蔵庫にも
入れず日光にさらしたり燗つけ機に
つけっぱなしにして劣化させて
しまっていること。
3.誤った知識が蔓延してしまい、まっとうな
日本酒が避けられて、おいしくない
純米酒がはびこってしまったこと。
2.について、前回は書きました。
今回は1.につきまして書かせていただきます。

焼酎ブームによりさまざまな焼酎が市場に出ました
まずはワインに関して。
ワインはテレビが発端となった赤ワイン
ブームにより火が付き、市民権を得る
きっかけとなりました。
その後低迷をしておりましたが、そうは
いっても一度定着しており、一定量の
消費はあります。
ニューワールドと言ってヨーロッパ
以外の生産国の実力がついて
きたこと、FTAが結ばれたこと
などから、安くておいしいワインが
入ってくるようになりました。
ニューワールドでは、ヨーロッパよりも
ワイン生産に関する自由度が高い
ため、有名な生産メーカーが渡って
いるようです。
そのため、格下と見られていた
ニューワールドのワインも恐ろしい
勢いで実力をつけてきております。
それらのワインが、円高やFTA
によって本来の価値よりも安く
手に入るようになってきました。
特にチリやメキシコ産は要チェック
です。FTAによって関税がかからなく
さらに安く手に入るようになっております。
また、外国は日本よりも農産物に
対して補助金がかけられており、
ぶどうが安く手に入ることで、
ワインの生産費を安くする効果もあります。
(輸送費とどれぐらいの相殺効果があるか
わかりませんが)
デフレの日本の今の状態と相まって、
スーパーでも手に入るようになって
まいりました。
というように、ワインを安くて手軽に楽しむ
環境が整ってまいりました。

良質のワインが安くて手軽に手に入るようになりました
これに対して焼酎。
その昔は、安い・まずい・くさいというレッテルを
貼られて来ましたが、最近は随分と改良されて
参りました。
古いタイプの焼酎は、常圧蒸留と言って100℃
近い温度で蒸留します。これによってコクのある
悪く言えば臭い、癖のある焼酎が出来上がります。
味もきつくなります。
しかし、現在主流となっている減圧蒸留によって
作られた焼酎は、50℃程度の温度で圧力を減らした
状態で蒸留されます。
これにより、癖のない悪く言えば味のない焼酎が
出来上がります。
さらに、フィルターろ過や活性炭ろ過をかける
ことによって、えぐみや臭いを取ります。悪く
言いますと、味がなくなるような処理を施し
ます。
これにより、本格焼酎文化があまりない
ところでも、抵抗感なく受け入れられる
ようになりました。
また、蒸留酒は例え瓶の口を開けた
としても、その後なるべく空気を抜いて
密封すれば、全然劣化しません。
これが居酒屋でもてはやされる要因
にもなりました。

焼酎の瓶にもかっこいいものが増えました
さらには、何でもかんでも
『まずはビール。次は日本酒』
という流れが崩れ、好きなものを
最初から飲んでいくというようになってきました。
ビールも消費量が激減しております。
さらには、飲み会そのものの激減、
娯楽の増加、デフレによって賃金が低下したこと、
飲酒運転の取り締まり強化でアルコールの
消費量そのものが激減して日本酒の消費量
そのものに直撃しております。
これにより、日本酒の衰退につながっている
のです。
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で、なぜ日本酒が隅っこに追いやられて
しまったのかを書きました。
1.ワインや焼酎をはじめとする、その他の
お酒がおいしくなって安くなってしまったこと。
2.そもそも日本酒の取り扱いは繊細で
あるべきはずなのに、冷蔵庫にも
入れず日光にさらしたり燗つけ機に
つけっぱなしにして劣化させて
しまっていること。
3.誤った知識が蔓延してしまい、まっとうな
日本酒が避けられて、おいしくない
純米酒がはびこってしまったこと。
3.について、前回は書きました。
今回は2.につきまして。

変則的ですいません
実は日本酒は江戸時代から熱による
殺菌工程が入っており、アルコール度数を
高める柱焼酎の技法と相まって、長い間
常温放置しても問題ないとされてきました。
事実、瓶詰前と瓶詰後に殺菌をすることで、
例え耐熱菌が入ったとしても菌を死滅させる
ことが期待されます。
また、柱焼酎によって、落下してくる乳酸菌
による腐敗も防ぎます。乳酸菌の一部には
アルコールが20度未満だと繁殖するものも
あります。これを火落ち菌と言って酒蔵は
忌み嫌います。
瓶詰の前の酒は火落ち菌によって腐敗して
しまうこともありますので、柱焼酎の技法は
その昔は必需品だったのです。

柱焼酎はまさに日本酒の柱となる技法だったようです。これが発展して
醸造アルコールの技法になっていきました
しかしながら、これはあくまでも
『腐らない技法』
であって、品質の悪化を防ぐための技法
ではありません。
ワインであれば、もともと抗酸化性物質の
さまざまなポリフェノールや色素、さらには
亜硫酸塩が含まれており、酸化を防ぎます。
しかし、日本酒には酸化を防ぐための
成分が含まれてはおらず、技法も施されては
いないのです。
ちなみに、最近ことさらに亜硫酸塩を悪く
書く人もおりますが、デキャンタ時に揮発
しますし、それほどの毒性がないのであまり
気にする必要はありません。
どうも、添加物と聞いただけで悪者にしたい
宗教があって、いろいろと叩きたくなるようです。

物事には意味があります。叩いていいのは赤ちゃんが台を叩くときだけ。
よって、実は日本酒はものすごく神経を
尖らせて扱わねばならないものだと思います。
実際に火入れをしたお酒でも冷蔵庫に
入れずに1か月もすれば味がかなり変わって
きます。
ましてや日に当てたりしたらおしまいです。
でも、今現在居酒屋でお酒を冷蔵庫にしまって
いるところはどれぐらいあるでしょうか?
日本酒に自信のあるところ以外はまだまだ
しまっていないところのほうがほとんどだと
思います。
(蛇足ですが、味噌醤油も冷蔵庫に入れないと
どんどん変質します)
燗つけ機などもってのほかです。空気に
触れますし、熱がビンから伝わって中身が
どんどん酸化します。
もともと大しておいしくない日本酒しか
使ってないのにさらにまずくなります。

変質・・・者?
焼酎やウイスキーのような蒸留酒よりも
いろいろと諸条件があって難しいのが
日本酒やビール、ワインなどの醸造酒です。
なぜ難しいのかと言えば、
『生き物だから』
の一言に尽きます。
生き物だからこそ丁寧な扱いが
必要です。
焼酎はこの扱いが乱雑でも味が
そこまで変質しません。
ここが日本酒が焼酎に負けた大きな理由の
ひとつだとおもいます。

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で、なぜ日本酒が隅っこに追いやられて
しまったのかを書きました。
1.ワインや焼酎をはじめとする、その他の
お酒がおいしくなって安くなってしまったこと。
2.そもそも日本酒の取り扱いは繊細で
あるべきはずなのに、冷蔵庫にも
入れず日光にさらしたり燗つけ機に
つけっぱなしにして劣化させて
しまっていること。
3.誤った知識が蔓延してしまい、まっとうな
日本酒が避けられて、おいしくない
純米酒がはびこってしまったこと。
3.について、前回は書きました。
今回は2.につきまして。

変則的ですいません
実は日本酒は江戸時代から熱による
殺菌工程が入っており、アルコール度数を
高める柱焼酎の技法と相まって、長い間
常温放置しても問題ないとされてきました。
事実、瓶詰前と瓶詰後に殺菌をすることで、
例え耐熱菌が入ったとしても菌を死滅させる
ことが期待されます。
また、柱焼酎によって、落下してくる乳酸菌
による腐敗も防ぎます。乳酸菌の一部には
アルコールが20度未満だと繁殖するものも
あります。これを火落ち菌と言って酒蔵は
忌み嫌います。
瓶詰の前の酒は火落ち菌によって腐敗して
しまうこともありますので、柱焼酎の技法は
その昔は必需品だったのです。

柱焼酎はまさに日本酒の柱となる技法だったようです。これが発展して
醸造アルコールの技法になっていきました
しかしながら、これはあくまでも
『腐らない技法』
であって、品質の悪化を防ぐための技法
ではありません。
ワインであれば、もともと抗酸化性物質の
さまざまなポリフェノールや色素、さらには
亜硫酸塩が含まれており、酸化を防ぎます。
しかし、日本酒には酸化を防ぐための
成分が含まれてはおらず、技法も施されては
いないのです。
ちなみに、最近ことさらに亜硫酸塩を悪く
書く人もおりますが、デキャンタ時に揮発
しますし、それほどの毒性がないのであまり
気にする必要はありません。
どうも、添加物と聞いただけで悪者にしたい
宗教があって、いろいろと叩きたくなるようです。

物事には意味があります。叩いていいのは赤ちゃんが台を叩くときだけ。
よって、実は日本酒はものすごく神経を
尖らせて扱わねばならないものだと思います。
実際に火入れをしたお酒でも冷蔵庫に
入れずに1か月もすれば味がかなり変わって
きます。
ましてや日に当てたりしたらおしまいです。
でも、今現在居酒屋でお酒を冷蔵庫にしまって
いるところはどれぐらいあるでしょうか?
日本酒に自信のあるところ以外はまだまだ
しまっていないところのほうがほとんどだと
思います。
(蛇足ですが、味噌醤油も冷蔵庫に入れないと
どんどん変質します)
燗つけ機などもってのほかです。空気に
触れますし、熱がビンから伝わって中身が
どんどん酸化します。
もともと大しておいしくない日本酒しか
使ってないのにさらにまずくなります。

変質・・・者?
焼酎やウイスキーのような蒸留酒よりも
いろいろと諸条件があって難しいのが
日本酒やビール、ワインなどの醸造酒です。
なぜ難しいのかと言えば、
『生き物だから』
の一言に尽きます。
生き物だからこそ丁寧な扱いが
必要です。
焼酎はこの扱いが乱雑でも味が
そこまで変質しません。
ここが日本酒が焼酎に負けた大きな理由の
ひとつだとおもいます。
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野菜の栄養価、なぜ下がった?
野菜の栄養価、実は年々下がっているという事
ご存知ですか?
ちょっとデータは古いですが、2000年に発表された
「五訂 日本食品標準成分表」と1982年に発表された
「四訂 日本食品標準成分表」とでは15品目の野菜で
ビタミンCが減少していることがわかっております。
100g中のビタミンC
このデータを見ると
『やはり、昔のほうがよかった』
『化学肥料のやりすぎで土が疲弊してしまったんだ』
こういう方多いですよね。

畑に植わっているホウレンソウ。かわいいですよね。
ここからがホントのところ。
実は、今の農法では昔よりも必ずしも
化学肥料に頼りきりというわけでは
ありません。
むしろ、今から20年ぐらい前のほうが
鶏糞や牛糞などのいわゆる有機肥料
の利用は少なかったのです。
----------資料引用------------------
有機質肥料の流通量の推移


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ご存知ですか?
ちょっとデータは古いですが、2000年に発表された
「五訂 日本食品標準成分表」と1982年に発表された
「四訂 日本食品標準成分表」とでは15品目の野菜で
ビタミンCが減少していることがわかっております。
100g中のビタミンC
| 品目 | 四訂 | 五訂 | |
| ホウレンソウ | 65mg | → | 35mg(夏採り60mg、冬採り20mg) |
| コマツナ | 75mg | → | 39mg |
このデータを見ると
『やはり、昔のほうがよかった』
『化学肥料のやりすぎで土が疲弊してしまったんだ』
こういう方多いですよね。

畑に植わっているホウレンソウ。かわいいですよね。
ここからがホントのところ。
実は、今の農法では昔よりも必ずしも
化学肥料に頼りきりというわけでは
ありません。
むしろ、今から20年ぐらい前のほうが
鶏糞や牛糞などのいわゆる有機肥料
の利用は少なかったのです。
----------資料引用------------------
有機質肥料の流通量の推移
| 種類 | 60年 | 2年 | 5年 | 6年 | 7年 | 8年 | 9年 | 10年 | 11年 | |
| 動物質肥料 | 281 | 384 | 401 | 368 | 389 | 409 | 368 | 347 | 329 | |
| 植物質肥料 | 620 | 636 | 811 | 749 | 726 | 584 | 733 | 900 | 869 | |
| たい肥等その他 | 2136 | 3757 | 4056 | 4247 | 4418 | 4307 | 4489 | 4506 | 4625 | |
| たい肥 | 1386 | 2547 | 2648 | 2919 | 2897 | 3013 | 3008 | 3200 | 3390 | |
| おでい肥料 | 400 | 555 | 697 | 695 | 628 | 599 | 596 | 554 | 514 | |
| 合 計 | 3036 | 4777 | 5267 | 5364 | 5533 | 5299 | 5590 | 5753 | 5824 | |
資料:肥料取締法に基づく販売又は譲渡を目的とした生産量および輸入量報告による
農業生産資材情報センターHPより引用
------------------引用終わり----------
つまり、有機肥料を使っていないから栄養価が
低くなったとは言えないという事になります。
本当の犯人は一体…。

犯人はお前だ!
ここは推測の域になってしまいますが、
品種改良が犯人と思われます。
といいますのも、野菜としては重要な
生体防御用の物質であるポリフェノール・
シュウ酸などの苦みや渋み成分が
少なく、甘みやうま味の強い品種に
だんだんと変わられてきております。
苦みや渋みは甘みやうま味を隠して
しまうので、美味しさからすると邪魔な
存在になります。
そのため品種改良のたびに低いものを
選ぶ傾向にあります。
また、品種改良のスピードが昨今
飛躍的に上がっているので、次回
調査した時にはまた栄養素が低下
していることも考えられます。
消費者の好みが変化するスピード
に合わせて今や生産者も使う品種を
1シーズンごとに分けてきております。
また、多品種作ることで値崩れの
リスクを低減しようとしております。
同じホウレンソウでも長い期間
収穫するためにいろいろな品種を
混ぜて栽培するのは当たり前に
なりました。
天候不順への対応としても多品種
の栽培は必要なことです。
そのため旬がずれることもあり、
栄養価が低くなることも考えられます。
そうそう単純には犯人が
決めきれませんが、品種改良が関わって
いることは間違いありません。
だからと言って長期間おいしい野菜を
食べるためには仕方がないことかも
しれません。

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農業生産資材情報センターHPより引用
------------------引用終わり----------
つまり、有機肥料を使っていないから栄養価が
低くなったとは言えないという事になります。
本当の犯人は一体…。

犯人はお前だ!
ここは推測の域になってしまいますが、
品種改良が犯人と思われます。
といいますのも、野菜としては重要な
生体防御用の物質であるポリフェノール・
シュウ酸などの苦みや渋み成分が
少なく、甘みやうま味の強い品種に
だんだんと変わられてきております。
苦みや渋みは甘みやうま味を隠して
しまうので、美味しさからすると邪魔な
存在になります。
そのため品種改良のたびに低いものを
選ぶ傾向にあります。
また、品種改良のスピードが昨今
飛躍的に上がっているので、次回
調査した時にはまた栄養素が低下
していることも考えられます。
消費者の好みが変化するスピード
に合わせて今や生産者も使う品種を
1シーズンごとに分けてきております。
また、多品種作ることで値崩れの
リスクを低減しようとしております。
同じホウレンソウでも長い期間
収穫するためにいろいろな品種を
混ぜて栽培するのは当たり前に
なりました。
天候不順への対応としても多品種
の栽培は必要なことです。
そのため旬がずれることもあり、
栄養価が低くなることも考えられます。
そうそう単純には犯人が
決めきれませんが、品種改良が関わって
いることは間違いありません。
だからと言って長期間おいしい野菜を
食べるためには仕方がないことかも
しれません。
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