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フーバーのブログ

気がついたことなど

「日本囲碁大系15 秀策」の話の続きです。

秀策 日本囲碁大系 第15巻

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つくづくよい本だと思います(棋譜だけ必要な方には冗長なのかもしれませんが)。

解説・石田芳夫、執筆・田村竜騎兵、そして監修者に名を連ねるのは
 ・栗本 薫
 ・橋本 宇太郎
 ・木谷 実
 ・呉 清源
 ・高川 格
 ・坂田 栄男

です。「日本囲碁大系」ですから当然かもしれませんが、大御所が並んだものです。

ただ、いま古本で買おうとしても\6000くらいします。日本棋院で版権を買い取って、再販してもらえないものでしょうか。
新聞・雑誌などで、過ぎた自粛ムードに疑問を呈する意見が見られます。


自粛ムードは復興のためならず - 川本 裕子 - 新聞案内人 :新s あらたにす(日経・朝日・読売)
 3月11日本州東部を襲った大地震と大津波は、日本列島が如何に大きな自然災害リスクにさらされているか..........


「個人の思いで自主的に宴会を取りやめる人がいるのは自然だが、上からそういう指令が来て一律に止めるのもなんだか変だ。「今年の花見では支援のための募金をするのでよろしく」という方向に持っていくべきだろう。」(上記記事より)

自粛とは「自分から進んで、行いや態度を慎むこと」だそうです。

どんちゃん騒ぎをするのは賛成できませんがが、「花見をするのはおかしい」と決めつけてしまうのもどうかと思います。
「日本囲碁大系15 秀策」を見ながら棋譜並べ(ケータイでの棋譜再生)をし始めました。

秀策 日本囲碁大系 第15巻

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御城碁10局を含む全27局、各局だいたい5~7つの譜と、石田秀芳9段の解説がつきます。
何だか本因坊秀策の名局細解のようです。

対局者のことや秀策のその時々のトピックスなど、棋譜解説以外の部分も充実しているのが感動です。

これだけの内容なのですが、全280ページ、厚さにして2cmほどのハードカバーです。なぜこの程度に収まるのだろう?と思ったのですが、もしかしたらやや小さめな活字もその理由かもしれません。

日本経済新聞 2011/03/29 夕刊 囲碁欄


59期王座戦 最終予選 枠抜け戦として、村川大介7段 対 藤井秀哉7段の棋譜が今日まで掲載されていました。

結果は村川7段の4目半勝ち、初本戦入りを決めました。

記事にこんなことが出ていました。


「村川は井山名人と二人だけの研究会を持っていて、「やればできる」という勇気をもらったという。」


唐突にこの文章が出ていて前後関係がなにもわかりません。いったいどんなやり取りがあったのでしょう?

でも、関西を代表する若いこの二人が研究会をやっているというのがなんだか楽しいです。

いずれ村川7段がタイトルを争うようになると、開催しづらくなっていくのでしょうね。

関西棋院も、4月22日(金) 午後1時からチャリティ囲碁を行うそうです。

詳細は→関西棋院HP


 場 所:関西棋院

 出場棋士:結城聡天元、坂井秀至碁聖、女流棋士他多数


関西棋院ツートップ、さらに「女流棋士他多数」というのがすごい。

いま関西棋界は勢いがありますから、興味深い催しになりそうです。