昨日「第一印象」の話をしましたが、人には「先入観」なるものと無縁ではいられません。
「先入観」という言葉自体は、「誤った認識」というニュアンスを持った、ポジティブな用語ではないですが、「主観」という言葉に近いと思います。
客観性を失わせてくれる要素としては、「噂」や「メディア」が最たるものかも知れません。
私が中国ビジネスに携わっていて最も感じたのは、中国や中国人への先入観や偏見です(逆もしかりですが(^^;))。
「私は中国人に偏見なんか持っていないよ」という人も,そもそも「中国人に・・」と発言する段階で,中国が偏見をもたれることが多い特別な存在だという認識(偏見)を持っているに他ならないと思うのです。
なかなか結構気付かないところで、私たちは相当な先入観で物事を見ていることが分かります。
例えば普段の会話の中で・・・
「~さんらしくない」「~ちゃんてやさしそう」「~するなんて意外」
なんていうフレーズをよく耳にしますが、これらはすべて先入観から来る発言なのです。
以前、「人は愛か恐怖でのみ行動する」 というフレーズを書いたことがありますが、あのときは恐怖から開放されるためには、怖いということを認めることが大事、つまり「感情はそのまま感じ、思考を変える」ことが大事だと触れました。
同じように、「先入観や偏見を無くすことは出来ない」と思うので、先入観や偏見を持っていることを認め、その自己反省のもとに先入観や偏見をコントロールするということが大切ではないかと思います。
ちなみに、「先入観」と「偏見」の違いって何でしょうね。
何かで「先入観」は「未知の事象い対するもの」で、「偏見」が「既知の事象に対するもの」と聞いたことがありますが、私個人的には、「先入観」がこれまでの環境や経験をもとに作られた「レンズ(フィルター)」そのもので、「偏見」とは「レンズ」を通してみた「偏った見方や考え方」のことではないかと思います。
仕事や人間関係において、先入観が無くなればどんなに物事がスピーディに進み、円滑になるのだろう・・・とたまに思うことがあります(笑)。