7月1日(土)、梅雨空の下、第12回フォーカシング楽しむ会を開催しました。
今回から会場が変わったので建物入り口の写真をとってみました。御茶ノ水からも秋葉原からも5分ほどのところです。
 
 
また、今回もネットで会のことを見て申し込んでくださった方がいらしたり、1年ぶりに参加してくださった方などがいらして、7名の会でした。
参加したいのになかなか都合がつかなくて申し訳ないとおっしゃる方もいますが、どうか気がねせず、それぞれのペースで参加していただければと思います。いつも参加してくださる方はもちろん、時々しか来られない方も、ここに来ればほっとできるような場になれたらと願っています。
 
今日は初めに何人かの参加者の方が、ご自身の日常の中でフォーカシングを活かしておられる事例を話してくださいました。
ある方は、フォーカシングがダイエットに役立ったそうです。どうしても、勢いで食べてしまうのをやめられなかったその方は、からだに向かって「今、本当にそれが必要?」と問いかけてみると、「いらない、必要ない」ということがからだでしっかりと感じられて、余分に食べてしまうのを自然とやめられたそうです。
また別の方は、友人同士のいさかいに心痛めてどうにも落ち着かなかったそうですが、そのことについてフォーカシングしてみたら、ざわついていた心が静まって、お友達にこんなことを書き送ったそうです。「私にとって二人とも大切な友です。二人の関係がどうあれ、私はあなたたちとずっと一緒にいます」彼女はそれ以上なんの働きかけもしませんでしたが、仲違いしていたご友人たちは、やがてすっかり仲直りされたというのです。
フォーカシングを生活に取り入れ、しっかりと活かしておられるお話に、一同とても感銘を受けました。
 
この後、いつものように足ほぐしをして、それからペアになってフォーカシングをしました。今回は、リスナーに挑戦してくださる参加者の方がいらしたのも、うれしかったです。「挑戦」なんて書いてしまいましたが、ただ誠実にフォーカサーに寄り添えれば充分なのです。あまり難しく考えずに、フォーカシングに慣れてきたら、ぜひリスナーも体験してみてください。フォーカサーをするのとは、また違った発見がありますよ。
 
体験後のシェアでは、フォーカサーとリスナーの相互作用ということで話が盛り上がりました。自分のからだを感じることはひとりでもできますが、リスナーがフォーカサーと共にいて
、フォーカサーの感じるものを共に感じようとすることで二人の間に相互作用が生まれ、それによってさらにフォーカサーの体験が進んでいきます。それをみなさん身をもって体験できたようで、「終わったら、二人ともスッキリしちゃいました!」といった感想も聞かれました。
 
次回は8月19日(土)です。
お申し込み・お問い合わせは focusingfocusing@gmail.com までどうぞ。

今年の梅雨は雨が少なくて、過ごしやすいとも言えますが、水不足で既にあちらこちらで困った問題も起きているようです。うっとおしい雨も、やはりないと困るものですね。こんにちは、世話人の鈴木です。

 

さて、私がカウンセリングをしている中で、時々こうおっしゃる方に出会います。「こんなこと、感じてはいけないと思うのですけど‥」「こんなふうに感じるなんて、間違っているでしょうか?」そんなとき、私はよくこう答えます。「ダメと言われたところで、感じるのを止めることなんてできませんよね?感じることに、いいも悪いもないですよ」

 

たしかに、いつも明るく楽しい気分でいられたら幸せです。でも、そうはいきませんよね。何かに腹を立てたり、落ち込んだり‥そういうネガティブな感情を抱えてしまうことは誰でも日常的に経験することです。そんなとき、こんなふうに思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?「人に腹を立てるなんていけないことだ。許すべきだ」「こんなことで落ち込むなんて、弱虫だ。もっと強くならなくては」

 

実は、私自身、かつてはよくそんなふうに自分を叱りつけていました。でも、そう思ったところで、感じるものは感じてしまうのです。「感じる」というのは自然に起こってくる心の働きで、コントロールできるものではありません。だからといって感じるままに行動していいという意味ではありません。怒りに任せて相手を罵ったりしてはだめですよね?行動はコントロール可能ですし、社会生活をする上でコントロールする必要があります。

 

では、こういうネガティブな感じを抱えてしまった時には、どうしたらいいのでしょう?フォーカシングでは、感じられたものがなんであれ、否定したり評価したりすることなく、優しく受け止めます。試しに、怒っている自分にこう言ってみましょうか?「あぁ、すっごく腹が立ってるんだねぇ。ひどいことされて、許せないんだね」落ち込んでいる自分には、例えばこんなふうに。「今、とっても落ち込んじゃってるんだねぇ。つらくて、どうにも動けない感じなんだよねぇ」

 

それが、今の自分の感じにぴったりならば、少しほっとする感じが味わえるはずです。

「あぁ、そうか。私はこんなに怒ってるんだな(落ち込んでるんだな)」‥その感じをしっかり受け止めることができると、からだが緩んで、その問題と少し間を置くことができ、やがて前向きになっていくことができるのです。

 

うっとおしい雨も一方では恵みの雨であるように、怒りや悲しみも、それがあるおかげで自分の身を守ったり、人に思いやりを持ったりすることができる大切なものです。悪いものと決めつけずに優しく受け止めて、より豊かな人生を送りたいですね。

そんな、自分を大切にする時間を私たちと共に持ちませんか?

次回のフォーカシングを楽しむ会は7月1日(土)、千代田区外神田で開催します。

お申込み・お問い合わせは focusingfocusing@gmail.com までどうぞ。

 

 

 

6月3日(土)、第11回のフォーカシングを楽しむ会を開催しました。

今回は、ブログを見て参加してくださったという方2名を含む、7名の会でした。お友達の紹介等でなく、ネットでこの会を知って参加してくださった方は初めてです。しかも、別々にお二人!世話人・鈴木も蓮沼も宣伝ということがとても苦手なのですが、ブログとフェイスブックだけは細々と続けてきました。それでも続けていると、どこかで見てくださっている方がいらっしゃるんですね。とてもうれしく、これからも頑張る勇気をいただきました。

 

初参加の方たちは、フォーカシングのことを本で読んだことはあるけれど、実際に体験するのは初めてとのことでしたので、自己紹介の後、フォーカシングについて少しお話しさせていただきました。フォーカシングでは、からだに感じられたものを良い・悪いの評価をすることなく、素朴に、素直に、そのまま受け止めることや、フォーカサーは遠慮せずに我がままに、思いのままにいることが大切であることなどをお話ししました。

 

その後は足ほぐしです。暑い季節になってきたので、今日はヒバなどの爽やかな森の木々の香りをブレンドしたオイルを使って、ゆっくりリラックスしながら足ほぐしをしました。普段は滅多に触れることもない自分の足の裏をマッサージしていると、「いつも重いからだを支えてくれてありがとう」という思いが湧いてきます。

 

一呼吸おいて、いよいよペアになってフォーカシングです。初めての方たちも、初めてとは思えないほどしっかりとからだの感じを感じておられて、体験後のシェアリングでは、「今の自分の状態をからだではどう感じているのかじっくり確かめることができた」「からだの感じを感じ続けていると、それが変化していくことを実体験できた」「ひとりではなく、リスナーに受け止めてもらえる安心感がとてもよかった」などの感想を話されました。

体験後の参加者の皆さんの笑顔がとても素敵で、また参加してくださることを願いながら、今日の会を閉じた世話人たちでした。

 

次回は7月1日(土)です。次回からは会場が千代田区外神田に変わりますので、ご注意ください。御茶ノ水からも秋葉原からも徒歩数分の便利なところです。

お申込み・お問い合わせは focusingfocusing@gmail.com までどうぞ。

 

 

2月に亡くなられました井上澄子先生を偲ぶ会を9月3日(日)の昼頃、都内にて計画しております。先生は、世話人鈴木と蓮沼の恩師であり、国際フォーカシング研究所(TIFI)認定コーディネーターとしてフォーカシングの普及、発展に努めてこられました。先生と親交のあった皆様や教え子の皆様とともに、先生の思い出を語り合いたいと思います。

参加ご希望の方は、以下のアドレスに6月末日までにご連絡ください。後日あらためて詳細をお知らせします。

 

inouesumikoken@gmail.com  NPO CESC 井上研究室OG 大沢・野村・鈴木・蓮沼

(セスクの主催ではありませんので、お問い合わせは必ずこちらのアドレスまでお願いします)

 

 

 

 

「フォーカシングは、自分が気になっていることや、今の状況についてのからだの感じをじっくり感じることです」と繰り返しお伝えしてきましたが、もうひとつ大事なことがあります。それは、その感じをただ感じるだけでなく、言葉にしてみるということです。

 

言葉にすると、何がいいのでしょう?からだの感じは、初めはかすかにぼんやりとしか感じられないことが多いものです。でも、それを言葉にしようとすると、自然とそこに集中して、よりはっきりとその感じを感じてみることになります。そうして、それを口に出して「~な感じです」と言葉にしてみると、それが本当に今のからだの感じにぴったりかどうか、照合してみることができます。自分の中で、なんとなくこんな感じかなぁと思っても、口に出して言ってみるとちょっと違うなとか、もうちょっとこんな感じといった、微妙なニュアンスの違いがはっきりわかるものです。そうやって、「あぁ、この感じは~だ!」とぴったりな言葉がみつかると、からだの奥深くからの納得感が得られて、状況は変わっていなくても、何かほっとしたり、楽になったり、行き詰った感じから抜け出せたりするのです。

 

リスナーがいてペアでフォーカシングをするときは、口に出した言葉をリスナーが伝え返してくれますから、それを聞いて自分のからだに響かせてみると、さらにはっきりとその言葉がぴったりかどうかわかります。リスナーがフォーカサーの言葉を丁寧に伝え返してくれると、自分を受け止めてもらったという安心感も得られます。こうして、リスナーとの間に生まれる相互作用は、フォーカサーが生の方向に向かうのをより強力にバックアップしてくれるのです。

 

また、自分の中でもやもやしたまま残っている過去の体験についてフォーカシングをして、「あの時私はこう感じたんだ!」としっかり言葉にすることができると、未処理のままだった過去の出来事をきちんと終わらせることができます。例えば、子供の頃の辛かった体験について、そのときには十分に表現できなかった痛みや恐怖などをしっかり感じて言葉にして、幼かった自分に心から「辛かったね、怖かったね」と言ってあげることができると、心のどこかで生傷のまま残っていたものが癒されて、「セピア色の思い出」にすることができるのです。

 

このように、からだの感じを言葉にするということは、自分を大切にして生きるためにとても役立つことなのです。感じて、言葉にして、解放される。そんな体験をぜひ私たちと一緒に味わってみてください。

 

次回のフォーカシングを楽しむ会は、6月3日(土)です。

お申込み・お問い合わせは focusingfocusing@gmail.com まで。