桜吹雪の舞う中、新年度が始まりました。これを読んでくださっている皆さんの中にも、新しい生活を始められた方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

昨年の8月に、神戸で第1回が開かれたアジア・フォーカシング国際会議ですが、今年は11月に中国の上海で開催されるそうです。昨年は世話人たちも参加し、たくさんの刺激をもらって帰ってきました。一般的な学会のような研究発表だけでなく、会議の参加者全員が小グループにわかれてワークをする時間などもあり、言葉の通じない中でも、なんとか伝え合い、分かり合おうと協力し合って、本当にいい交流ができたと思います。

 

そのようなグループワークのひとつに、グループメンバー同士で、その人をイメージした漢字を贈りあうというものがありました。普段、あまり漢字を使わない韓国の人たちはちょっと大変そうでしたが、中国や台湾の人たちとは、言葉が通じなくても漢字一文字で伝わることがいろいろあって、とても豊かなコミュニケーションができました。

 

さて、そんな漢字文化の国々で「focusing」という言葉はどのように訳されているのか、国際フォーカシング研究所の国際評議委員を長く務めてこられた池見陽先生を通じて、最近知る機会がありました。日本ではそのままカタカナで「フォーカシング」と呼びます。中国では「聚焦」、香港では「生命自覚」、台湾では「澄心」と呼ぶのだそうです。

 

中国語の「聚焦」を辞書で調べると、「集束する」とか「焦点を合わせる」という意味が出てくるので、focusingをそのまま直訳した言葉だと言えます。気になるのは「生命自覚」と「澄心」です。生命を感じること、心を澄ますこと、どちらもなるほどと思います。二つをつなげて「心を澄ませて生命を感じる」としたら、まさにフォーカシングにぴったりな感じですね。

 

先日、世話人の鈴木と蓮沼で「フォーカシングをなるべく簡単な言葉で表現するとしたら、なんだろう?」と話し合ったことがありましたが、そのときの一応の結論は、「本当の自分に気づく」というものでした。静かに自分のからだの内側を感じていると、日ごろ気づかずにいる本当の自分に気づくことができます。香港や台湾でのフォーカシングの呼び方も、近いものを感じますね。

 

何かと忙しい年度初めですが、ときには立ち止まってからだの声に耳を傾けてみると、本当の自分に気づき、そこから新たな生きる力を感じられるかもしれません。

 

次回のフォーカシングを楽しむ会は、4月14日(土)神田で開催します。

お申込みはこちらから→ https://goo.gl/forms/P6uKhvf0UQUGooXb2 

 

お問い合わせ: focusingfocusing@gmail.com

フォーカシングを楽しむ会~東京~

 

3月17日に、20回目となるフォーカシングを楽しむ会を開催しました。

参加者は男性4名、女性4名の8名でした。

今回も初めての方がご参加くださいました。

“フォーカシング”と検索して、このブログを見つけてくださったそうです。

考えてみると、今回参加の半数がインターネットで繋がった方々でした。

ブログやFacebookで繋がってくださることに本当に感謝です。

 

今回も自己紹介から始めました。

2回目や3回目の参加の方からは、前回のご自分のフォーカシングがどんなものだったのかということもお話してくださったり、

長くフォーカシングを学んでいる方は、ご自分の人生にとってのフォーカシングの意味を話してくださいました。

 

その後、フォーカシングについての説明をしました。

参加者の方からも質問が出て、そのやりとりで深く学ぶこともできました。

先日、世話人同士で、フォーカシングの説明をする時に簡単に言うと何だろうね?と話をしました。

ひと言で言うと「本当の自分に気づくこと」かなということに落ち着いたのですが、

フォーカシングを知らない方に説明するのはなかなか難しいのです。

一生懸命に頭で考えて説明して、相手の方に納得していただこうとすると、

ますますフォーカシングから遠ざかるような気がして、いつもこのことが課題です。

とにかく体験していただくことが一番なのですが。

 

そして、足ほぐしをしました。

最初に今のからだ全体を感じながら前屈してみると、寒さもあってみなさんとても硬い感じでした。

まずは、森の中を散策しているような香りのアロマオイルで気持ちもリラックスさせます。

そして、足の指一本一本まで丁寧にほぐすことで、自分のからだを感じます。

最初は冷たく感じた足も手も温かく、からだも少し柔らかくなり、みなさんの表情も柔らかくなってきました。

 

足ほぐしの後は、目を閉じて楽な姿勢で、今のからだを感じます。

ほんの3分くらいですが、この時間も大切にしています。

みなさんにひと言ずつ今のからだの感じを話していただきました。

 

そしてペアになってフォーカシング体験です。

体験前にもリスナーがフォーカサーの肩や背中を軽くマッサージします。

触れることでお互いの心の距離も縮めて、からだを感じる準備を十分にしてフォーカシングへ入りました。

 

体験の後のシェアでそれぞれのお話をうかがいました。

「特に困ったことや悩んでいることがなく、とても穏やかな静かな感じを感じた」という方がいらっしゃいました。

これも素敵なフォーカシングです。悩みや辛いことを感じることだけがフォーカシングではありません。

今のありのままの自分を確かめてみること、そこに穏やかで静かな自分を実感できたら、とても深い安心感を得られます。

また、「自分の中に感じた緊張感を、最初は消さなければいけないと思ったが、じっくり感じていくうちに、それもまた必要なものだと感じた」と話された方もいました。

最初は悪いもののように思えても、それもまた自分に必要なもの‥大きな発見ですね。

みなさんの体験を通じて、気持ちを言語化すること、そしてそのままを話せる場があることの大切さも感じました。

これからも安心、安全な場を作り、みなさんとお会い出来たらと願います。

 

次回のフォーカシングを楽しむ会は、4月14日(土)神田で開催します。

お申込みはこちらから→ https://goo.gl/forms/P6uKhvf0UQUGooXb2 

 

お問い合わせ: focusingfocusing@gmail.com

フォーカシングを楽しむ会~東京~

 

 

 

 

3月に入り、少しずつ春めいてきましたね。

三寒四温のこの時期、本格的な春の到来が待ち遠しい毎日です。

 

さて、最近巷でよく耳にする「マインドフルネス」。会社のメンタルヘルス研修などに取り入れているところもあるそうなので、これをお読みになっている皆さんも、詳しくは知らなくても言葉だけは聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。マインドフルネスとは、J. カバットジンが仏教の瞑想やヨガをもとに、ストレス低減法として創始した心理療法ですが、その考え方はフォーカシングに通ずるところもとても多いので、その共通性や違いについて書いてみようと思います。

 

カバットジンはマインドフルネスを「今ここでの経験に評価や判断を加えることなく、能動的に注意を向けること」と定義しています。逆に、マインドレスな状態とは、「どうせ~だ」「~に違いない」などと自分の思い込みや過去の失敗、未来への心配などにとらわれて、今ここでの自分の思考・感情・身体感覚・行動などをありのままに客観的に見ることができていない状態です。私たちの日常を振り返ってみると、こうしたマインドレスな状態でいることが実はとても多いのではないでしょうか?そして、多くのストレスは、このマインドレスな状態の中で増幅され、現実に起こっていること以上に私たちを苦しめてしまうのです。ですから、常にマインドフルに経験をありのままにとらえることができていればストレスは大幅に軽減されるということで、マインドフルネス瞑想を取り入れた心理療法が今では数多く開発されています。

 

マインドフルネスを身につけるには様々な練習法がありますが、代表的なものとしては呼吸に注意を向けながら行う瞑想法でしょうか。静かに座って自分の体を出入りする息の流れや、それに伴う胸やおなかの動きに注意を向けます。途中で様々な考えが浮かんできても、それを考えないようにするのではなく、「こう考えているね」と優しく受けとめ、やがてそれらが流れていくのに任せます。瞑想というと「無の境地」と考えがちですが、そうではなく、心や体で次々と感じられるものすべてにいっとき優しく注意を向け、あるがままに任せるのです。

 

「感じられるもの全てを優しく受けとめる」というあり方は、まさにフォーカシング的な態度でもあります。フォーカシングもまた、今ここで感じられるものは何であれ、評価することなくありのままに、優しく受けとめるのです。ですから、根本的な態度というところでは、マインドフルネスもフォーカシングも共通しているといえるでしょう。

 

では違うところはというと、マインドフルネスでは今の自分と周囲で起きていることに注意を向け、気づくということをしますが、フォーカシングでは自分の抱えている問題や状況についてのからだの感じ(フェルトセンス)に注意の焦点を合わせるところです。ここでいう「からだ」とは自分の内側で感じられる体も心も混然一体となった感覚のことで、「○○のことを考えると胸がもやもやする」とか「肩がずっしり重くなる」などの感じのことです。そのため、あえて「からだ」とひらがなで書きます。

マインドフルネスでは、思考や感情・感覚が浮かんでは消えるに任せ今の瞬間に居続けることで,、感情や思い込みに振り回されずにいられるようになるという効果が得られます。一方、フォーカシングでは、フェルトセンスをじっくり感じることで、本当の自分を知り、それによって、新しく前向きな気づきが生み出されるという効果があるのです。

 

こうしてみると、日常的な感情のコントロールにはマインドフルネスが、何か気がかりな問題にじっくり取り組みたいときにはフォーカシングが向いているかもしれません。いずれにしても、共通点も多い方法ですから、それぞれのいいところを取り入れながら、より心豊かな毎日を送れるといいですね。

 

次回のフォーカシングを楽しむ会は、3月17日(土)神田で開催します。

お申込みはこちらから→ https://goo.gl/forms/P6uKhvf0UQUGooXb2 

 

 

2月17日(土)、第19回のフォーカシングを楽しむ会を開催しました。

神田に会場を移して初めてのこの日は、初参加の方2名をお迎えして10名のにぎやかな会になりました。久しぶりの参加の方もいらして、「やっと参加できました!」と嬉しそうに言っていただいて、私たち世話人もとてもうれしかったです。

 

いつものように自己紹介をしてフォーカシングの説明をしましたが、今回は「からだの感じ」というのがどんなものか感じてみるために簡単なエクササイズもしてみました。まず、自分の嫌いな人を思い浮かべてみます。その人のことをイメージすると、からだの内側ではどんな感じがするか目をつぶってしばらく感じてみます。からだが緊張するような感じがしたり、その人のことをからだの外に吹き飛ばしたいような感じがしたり、みなさんそれぞれに感じられたものがあったようです。次に、今度は好きな人のことを思ってからだを感じてみます。からだが開くような感じがしたり、軽い感じがしたり、さっきとは違った感じや共通する感じなど、こちらも人それぞれいろんな感じがあることに気づいていただけたようです。

 

次に足ほぐしです。今日の参加者の中にはアロマの勉強をされている方もいらして、アロマオイルを使った足ほぐしを楽しみにしてきてくださったそうです。アロマの香りに包まれる心地よさは格別ですからね。今日も森の香りを胸いっぱいに吸い込んで、リラックスしながら足ほぐしをして、寒さに固まったからだを緩めていきました。

 

休憩の後は、フォーカサーとリスナーのペアになってフォーカシングをしました。実はこの時も、リスナーは軽くフォーカサーの肩や背中をマッサージしてからフォーカシングに入るようにしています。ほんの短い時間ですが、直接からだに触れることでリスナーとフォーカサーの距離がぐっと縮まって、信頼関係の形成に役立つのです。

10人5組で会場内はいっぱいでしたが、みなさん集中してフォーカシングをされて、「大切なキーワードを見つけることができた」「自分の人生にとって大変なことを抱えつつ、それでも大丈夫な自分を感じられた」などの感想を伺うことができました。

 

次回は3月17日(土)、神田で開催します。

お申込みは以下の申込みフォームからどうぞ。

https://goo.gl/forms/pceuE3k1LFZS24qJ3

 

お問い合わせ: focusingfocusing@gmail.com

フォーカシングを楽しむ会~東京~

 

 

2月から会場が千代田区神田鍛冶町に変わります。

JR神田駅北口からはまっすぐで徒歩1分の近さです。

 

お部屋の様子です。

当日はテーブルを使わず椅子のみでフォーカシングをします。

 

 

会場住所の詳細等は、お申込みいただいた方にご連絡いたします。

 

今後の開催予定

2月17日、3月17日、4月14日、5月12日、6月9日 いずれも土曜日 

時間は13時15分~15時45分です。

 

フォーカシングが初めての方もご参加いただけます。

お申込みはこちらの申込みフォームからどうぞ。

https://goo.gl/forms/LjvXtvQCItZFheSA2

 

お問い合わせ: focusingfocusing@gmail.com

フォーカシングを楽しむ会~東京~