お母さんがいつも不幸だったのは
お父さんと結婚したせい。
私がいつまでも結婚して
人並みの幸せを得られないのは
両親の結婚が幸せじゃなかったせい。
私がいつまでも自分に自信が持てないのは、
親が全然褒めてくれなかったせい。
私がいつまでもお金のことが苦手なのは、
親がお金にだらしなかったせい。
たしかに、そうなのかもしれません。
いいえ、もちろん、
あなたの潜在意識は
間違いなく親からの影響を
多大に受けてきたでしょう。
以前のわたしも思っていました。
掛け算を習い始めた小2の時に、
祖父が死んで一週間も学校に行かなかったせいで
九九が三の段までしか覚えられず
その後算数がますます苦手になったのは
あの時わたしの将来的な悪影響を
何も考えてくれなかった親のせい。
わたしが男に貢いでしまうのは、
親からの愛情不足のせい。
わたしが子供に怒鳴ってしまうのは、
親がわたしをそうやって育てたから。
わたしが自分に自信を持てないのは
出来の良い妹たちに比べて
厳しく育てられたから。
・
・
・
もしかしたら、他にも色々あったかも？笑
今週はカットクリース(メイク)の練習を
しているのですがなかなか難しい
もしかしたら過去のブログにも
書いたかもしれないことを
今日も書きますが…笑
ある時のわたしは、
当時40歳近くにもなり
子供まで産んでいるというのに
いまだにいろんなことが
親のせいでうまくいかない、
と思っている自分に
疑問を持つようになりました。
たしかに心理科学的にも
どんな育てられ方をしたか？
ということは
本人の素質や特性と同じぐらいに
その後の考え方や価値観、
心理的反応に影響があると
言われています。
でも、アラフォーのわたしは思いました。
いやいや、でもさ、
大人になっても子供の時の育成環境のせいにしてるなんて、
それってすごく幼い考えなのでは？
と。笑笑
↑
これは今お悩み渦中の方には
馬鹿にされたような嫌な感じなるかもしれませんが、
とりあえずわたし個人の体験として
読み進めていただきたいと思います。笑
親に扶養される立場にいる間は
物理的に依存しているわけですから
確かになかなか、
自分と親を切り離すのは
難しいかもしれないなと思います。
でも、もし自分もお金を稼ぎ始めることが
できるようになったのなら
もう、生命の存続の可否を
親に委ねる必要はないわけですから
親に対する思いやりや
育ててもらった感謝として
敬意をもって接する以外、
自分なりの哲学と価値観のまま
自由に生きることを選ぶことができるはずなんです。
その代わり、
その「自由」には
新しい決まりがあります。
それは、
全ての選択は
全て自分の責任として
良いことも悪いことも全て
自分自身の因果応報となる
ということです。
これは、
社会人になっても親と同居している人ほど、
自覚しなくてはいけないことです。
最近はずっとスニーカーなのですが・笑、
今日は久しぶりにミドルヒールを履いてみました。
ファーがついてるので冬季限定のパンプスです
誤解を恐れずに言えば、
親に虐待されて育ったとか
そういう人であっても
自分が幸せになるかどうかは
あくまでも自分の責任です。
その養育者に育てられたせいで
本当に心を病んでしまったのなら、
自分のために治療やセラピーを受けることが必要なのかもしれません。
でも、その過程を通して
そういう経験をした人こそ、
本当に親から自立するべきなのです。
自分のこれまでの生い立ちと
そんな自分が今どう生きるか？
というのを一緒くたにするかどうかは、
もう完全に自分自身のチョイスです。
わたしの場合は、
九九は自分なりに頑張っていたのですが・笑
学生時代までは六の段からが
ずーっと苦手でした。
(いつも逆にして計算していた笑)
でも、
九九が苦手なことを
いつまでも親のせいにするのは
恥ずかしいなと思うようになり
その後九九は
人並みに習得いたしました。笑
でも、
「親のせいで」と自分に言い続けてる間は
親という存在が
九九を完璧に覚えなくても良い理由になっていました。
男の人に大事に扱われないことも
お金の扱いが苦手なことも
勉強が苦手なことも
自分に自信がないことも
ずっとずっと、
物理的に離れて暮らしていた父、
お金がない、が口癖だった母、
妹たちと違って
大手学習塾に通わせてもらえなかった経験、
双子の妹たちはいつも母の自慢だったが、普通に一人で生まれたわたしは特別な存在ではないと思わされたと感じていた経験、
そういうことのせいに
していました。
でもある時、
そういうことは全部、
止めてみることにしました。
そして気付けたのは
わたしは、
わたしの性格や考え方などを親のせい、
と思うことによって、
親に甘えていたんだな。
そうやって、
親との共通点を見出して
繋がりを感じようとしていたんだな。
ということです。
全部親のせいって…
やだ、わたしって何たる甘えん坊なの⁈
と思った時、
誰にも何もバレていないのに
居た堪れなくなるほど恥ずかしくなり
身をよじって悶絶しました。笑
↑
何なら、今思い出しても恥ずかしいですよ。笑
その後わたしはすぐに、
わたしがどれだけ親とのつながりを欲していたか
親にどれだけ必要とされたかったか、
親にどれだけ貢献したかったか、
そういう、
親に対するわたしなりの愛情があることに気付き、
恥ずかしながらそれを認めました。笑
わたしはずっと
母のようなお母さんにはなりたくなかったのですが
そのような過程を経たあと、
今のわたしの子供たちに対する態度は
わたしの好きだった母の関わり方に
似てきたな〜と 感じます。
憎しみというのは
好意よりも強烈な感情で
その人のことが気になってたまらないという
そういう状態のことでもあり。笑
なんだ、
わたしは親のことがこんなにも好きだったんじゃないか、
と思えるようになってからは
もちろん親のせいにすることは皆無になりましたし、
わたし自身も親からの刷り込みに影響されなくなり、
自分なりの幸せや好き嫌いを
めちゃめちゃ優先できるようになりました。
あとね、親のことがいくら大事で大好きでも、
親からのお願いを全部聞いてあげることはないんですよ。笑
自立した大人になれば、
親も友人も大して変わらない他人です。
親だから会わなきゃ、
構ってあげなきゃ、
ではなく、
大切な人だから
たまには会いたいな〜
っていうぐらい軽めな距離感でも
全然構わないと思います
↑
逆に、構ってきすぎる親に対しても
ご自身の心を正直に自覚して
関わりたくない時は
しっかりキッパリ距離を置くことも
とっても大事なことです
あと、
親を憎んでいる人もいるかもしれませんが、
そういう人は、
親を憎む自分を
どうぞ責めないでくださいね。
そして、
親には親の考え方があったけど
わたしはこんな親になりたいからそうなるぞ！
というように
親と自分を完全に切り離すというか、
一応血は繋がってるけど
親はわたしをこの世に送り出すための単なる装置だった
という程度に捉えてもよろしいのではないかと
わたしも両親のことは
今でこそ愛する人たちと思うようになりましたが
こうなる前は恨み憎み、
絶縁していたことすらありましたので、
どうぞ好きに生きてください笑
(一生親と絶縁してたって、あなたが幸せであることを優先することが大事です！)
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