令和6年4月13日
16時
三十八番札所 蹉跎山
補陀洛院 金剛福寺到着
長いドライブでした💦
岩本寺から85km
最長の札所間距離だそうです
弘法大師が唐から帰国する際、
東の空に向けて五鈷杵を投げたそう
その五鈷杵が落ちたのが足摺岬と
いわれています
この伝説、前に聞いたような…
確か独鈷杵は36番青龍寺に着いたのですよね
もう一つの三鈷杵は高野山の
壇上伽藍に着いたそうです
五鈷杵は別名金剛杵ともいわれ、
また福は観音経の「福聚海無量」に
由来しているそうで
ここから金剛福寺となったそうです
蹉跎山ですが足摺山でもあります
金峰(きんぽう)上人が住持の時、
修行を邪魔する魔界のもの達を呪伏すると、
そのもの達が蹉跎した(地団太を踏んだ)
ことから、
山号を蹉跎山に改めたといわれています
足摺も地団駄を踏むという意味が
あるようで蹉跎=足摺ということです
仁王門
嵯峨天皇宸筆の勅額
弘法大師は足摺岬で
観世音菩薩の理想の聖地・
補陀落(ふだらく)の世界を感得した
嵯峨天皇に奏上し、勅願により伽藍を建立、
勅額「補陀洛東門」を受し、
三面千手観世音菩薩を刻んで
開創したそう
嵯峨天皇は空海と橘逸勢と並び三筆
の1人だそう
補陀洛渡海信仰
当時の人は足摺岬を
補陀洛への入口と考えていて
南方にある観音の浄土補陀洛山への
出発地として多くの渡海僧が
ここから旅立ったそうです
それは操縦機能のない小舟に乗って
30日分の食糧と油を積み
外に出られないよう扉に釘を打って・・・
生きて再び帰ることの無い旅に出たそうです
捨身行の一種だそう
初めて知って衝撃を受けました
この補陀洛渡海信仰は18世紀初頭
まで続いたそうです
本場は和歌山県の補陀洛寺とのことです
お寺の外には
渡海僧の供養碑が建っていました
仁王像
取水舎
以前は屋根があったようです
本堂
ご本尊は
三面千手観世音菩薩様
秘仏です
千手観音様で三面というのは
珍しいですね
鐘楼
大師堂への案内
大師堂
お大師様 拝顔できました
金剛福寺に深い縁のある五鈷杵(金剛杵)
境内は12万平米もある大道場です
観音菩薩の浄土補陀洛の入口として
信仰されていたのもうなずけます
今回の記念スタンプは
『福寿海無量』
金剛福寺様より
南方観世音菩薩の慈悲は果しなく無量であり
我々衆生を一時も忘れることなく
足摺岬へ行きます