ラ・タベルナ@麹町
美味しいと思う要素は、素材や調理法から生みだされるものだけでは言い切れないところがあります。
どこで・だれと・どういうふうに食べるか、そしてどのくらい食べ続けたかで大きく変わってくるんですよね。
ウチが麹町勤務をしていた頃に週イチ以上で食べ続けた店がここでした。
賛否が分かれる店でありつつ、当時のおよそ100%の人が話題に懐かしんで話ができる店なんです。
バターライス・バジリコパスタには薄切り肉のソースがしみ込んでいるので、肉&ライス、肉&パスタと合わせて食べるのですが、時にはライス&パスタで食べないと飽きてしまうほどのボリュームです。
とても美味しいというと抵抗があるような気もするけど、でも食べたいと思ってしまうのは、テイクアウトの定番メニューだったこともあってしょっちゅう食べていたゆえのことのような気がします。
そうだな、郷土料理の一種だと解釈するとすっきり腑に落ちる。
こうやって数年ぶりに訪れてみても、相変わらずおじちゃんが顔を覚えてくれているんですよ。
背格好もメガネも雰囲気すらも変わらないけど、白髪としわが増えましたね。
おじちゃん、今度行くときは大好きだった「若鶏のマスタードバターソース」を食べに行くよ![]()
夏めし
あまりの暑さに食欲を減衰させてしまうような日には、何を食べたらいいのか悩みますよね。
加えて徹夜明けだと作るのが面倒だし、なおさらです。
ニンニクで炒めた挽肉に、ネギ・みょうが・大葉などを刻んで、ポン酢と一緒に和えたもの。
残り物で味噌汁を作るのもお勧めです。面倒でなければ煮干しでダシを取ると、いい香りがキッチンに溢れて食欲が増します。
よく水気を切った茄子を素揚げして、ニンニク・しょうが・ネギ・ポン酢をまぶすだけ。
ウチではフライパンに多めの油を入れて、傾けながら縁に集めて揚げます。少ししか作らないときはそうしてるんです。
茄子は身体を冷ます効果があると言われているので、夏にはいい食材ですね。
話はそれますが、「秋茄子は嫁に食わすな」というのは、
秋口に身体の冷める食材は母体に負担がかかるのではという、不器用な姑の優しさが込められた言葉だとも言われています。
冷蔵庫に、ごまだれ・食べるラー油があればできます。
今回は他に白髪ねぎと錦糸卵を加えましたが、炒めた挽肉なんかがあったら美味しいでしょうね。
工夫次第で余りものが処分できるメニューな気がします。
中華めんに、食べるラー油と和えたネギ・錦糸卵・やわらぎ(ラー油漬けメンマ)を乗せて、ごまだれやポン酢をかけるだけ。
ぐっちゃぐちゃにかき混ぜて食べるのが美味しいですよ。
しぐれや@表参道
平日昼間に集まってランチをしようと、友達が企画をしてくれました。
みんな業種が違うのに6人も集まれたのが、何気にすごい。
江戸時代に生まれた幕の内弁当とは違って、懐石料理の流れを汲んで昭和に生まれたスタイルなのだそうな。
それぞれの香りが移らないように十字の仕切りがあるのが特徴で、この弁当を発案したのが屈指の高級料亭「吉兆」の創業者。
味の面でがっかりさせないレベルの弁当をちゃんと作ろうとするれば手間やコストがかかって当然だけれど、どれを食べても美味しい弁当を¥1380-で提供している「しぐれや」さんには感謝しなければいけませんね。
美味しかったです。
ただ、そういう食べものの話題とはまったくかけ離れ、話題の7割強を占めたのは「トイレ」の話でした…
最初は人見知りして顔を合わせてくれなかったのに、時間が経つにつれて…
ヘン顔をしてくれるようになりました。
たった3年弱の人生経験で、このポテンシャルです。
トイレの話ばっかりだったけど、久しぶりにみんなに会えて楽しかったです。
また遊ぼうね![]()
鶏の白ワイン煮です
久しぶりに友達を呼んで、家メシです。
3人のうち1人は仕事、もう一人は風邪で来られなかったのだけど、それをきっと悔やむであろう位、今日の出来は素晴らしかった。
今日のメニューです
アスパラ・パプリカ・しめじ・にんにくに塩をふって蒸し焼きにし、バルサミコソースをかけたもの。
バルサミコ酢はそのまま使うと酸味が強いので、中火で煮詰めながら片栗粉で軽くとろみをつけました。
野菜の水分は塩で引き出され熱で飛ばされているから、これだけで充分おいしい。
見た目には凝ってそうだけど、すんごい簡単に作れます。
手間がかかったのはこちら。
一緒にいた友達のスギが、「今年食べた中で数本の指に入るくらい美味い」と絶賛した仕上がり♪
肉の甘さ・玉ねぎや干しぶどうの甘さ・白ワインの甘さが調和をとって、見事な輪郭を成した美味しさを作りだしています。
「甘さ・甘さ」と言いましたけど、それぞれ足されて極甘になっているわけではなく、それぞれが役割を果たした仕事をしているので、控えめな口当たりに反して大きな存在感のある美味しさが現れる感じです。
まるで、背中で存在感をあらわす父親のような、多くを語らずとも説得力のある上品な仕上がりになりました。
その一翼を担っていたのがこちら。
「シャブリ ヴィエイユ・ヴィーニュ セレクションマサール2007」 (ドメーヌ・セルヴァン)
年産5000本のみの貴重な白ワインで、クローンでなく野生品種の数種のぶどうを雑多に植えて、色々な性格のぶどうから一つの性格に仕上げる手法「セレクションマサール」を用いたワインなんです。
色々なぶどうの樹を使っているので、収穫時期や病気の種類などが違い、何かと手間のかかる作り方なんですよ。
加えて樹齢50年以上のぶどう樹を使うなどしているのに割安だし、何より2005年の同ワインが衝撃的なほど美味しかったことを今でも覚えています。
このワインを加えて鶏を煮込みました。
久しぶりにル・クルーゼを使った料理でした。
そして久しぶりの友達との家メシ。飲んで語って、ブログを更新していたら…
空があかくなってきてしまいました…
ごちそうさまでした
オステリア・トット@西麻布
西麻布というのは何ともアクセスしづらい場所だと思う。
人と待ち合わせるならもっと都合のいいエリアはあるのだけど、しかし、この街じゃなきゃダメなこともあるんです。
西麻布「ラ・ジョコンダ」で料理長を務めていた根本シェフの料理には、たまに、魔法を感じることがあります。
ハッとして間もなく、自然と頬がほころんでしまう美味しさというのを初めて味わったのが5年前ですが、あの感動は今でもよく覚えているほどです。
「塩の使い方ひとつで味は変わるんですよ」
活きいきと厨房から話しながら料理を作ってくれていた店も今は離れ、今年 独立して開いた店がココなんです。
何だかんだとご無沙汰でしたね。
俺にとっては感動の一歩を与えてくれた思い出の味も含まれています。
当時はパンをエクストラバージン(EX)オリーブオイルで食べるのも初めてでした。
そういえばEXオイルの使い方を知ったのも根本さんのおかげです。
今回はお任せでコースにしてもらいましたが、基本はイタリア大衆食堂の気軽さをコンセプトにしているので気軽に食べられる設定にしているそうな。
相変わらず美味しかったです![]()



















