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だまし討ち人事
(上にあがるからと言われ、蓋を開けたら役職の変化なしでの転勤)
で鳥取へ転勤したら、以前の役職のまま、
室長補佐の業務をすることになりました。
確かに業務内容だけは「上に」上がりました。
そこでの管理職は、某局で長く居た人で、ようやく管理職になって転勤した人(女性)。
転勤回数は圧倒的に私の方が上です(笑)。
初めて管理職になった方ですが、この人からはまさかの浮き袋にされました。
障がい者の就労施設で、障がい者に対する虐待があるとの
通報であったため、障がい者の場合自治体やハローワークが
調査をするのですが、そこに私のいた部署の所管する法律に
関する内容もあるため調査へ行けとの話が。
なんでも、従業員(利用者)全員にその有無や見聞きしたことが
あるかの確認をする!とのこと。
社長自らが行為者でなく(要は利用者間の問題)、
本省からの指示でも全員確認するなんて定めもなく
(それは事業主が行うべきことなので)、
私は「そんなことすべきではない」と反対したにも関わらず、
他から押し切られて断りきれない管理職は
一緒に全員調査をすることを了承してしまい、
当日は私は年度末業務に追われてそんな時間はなく
行きませんでしたが、他の職員達が行かされてました。
結果何もそのような確認はとれませんでした。
それでその問題は一旦終了となりました。
年度が替わり夏になって、その障がい者施設の代表者が怒って
電話をしてきました。
年度末に全員調査をしたため、ありもしない噂が立ち利用者が
来なくなり、風評被害を受けている と大変ご立腹だと。
そりゃそうでしょう。施設の従業員や利用者が、
帰宅して家族に「今日役所が来てこんなこと聞かれたよ」と
言っても、聞いている側は「そういう事が起きているのか!」と
受け止めてしまう。
伝言ゲームでも話がどんどん変わっていくのと同じです。
風評被害になるのは、調査に行くとの話が出た時点で容易に
想像がつくことでした。
その怒ってきた代表者の相手を、調査に行くと決めた管理職は
「あなたがやりなさい」と言ってきました。
自分のジャッジミスで怒らせた相手を、部下に丸投げです。
「私が説明しても納得しない場合はどうするのですか?」と
尋ねても、そんな人だから何も想定していません。
納得しない場合どこに繋げるかを管理職に決めさせて、
仕方ないので電話し対応しました。
私も「これは相手が怒り狂っても仕方ないよなぁ」と
思っているので、説得する気はありません。
それが幸いしたのか、最後には電話を切ってくれて次へ
繋げることもなく終わりました。
いくら女性活躍で、女性の管理職を増やす必要があっても、
室長補佐には適任でサポート役には長けていても、
管理職というリーダーシップを発揮して部署の責任を担うには
向いてない人を、年功序列だからと据えるのはどうなのか!?
と感じた出来事でした。
男女かからわず管理職は、誰よりも業務が詳しいことが
求められるのではなく、
「何が起きてもその場に居続ける」覚悟・あり方
が求められるのではないのでしょうか?
「私知らないから~」といってふわふわして、
何かあったら一目散に逃げ出す。
残念ながら、自分の上司だけでなく、
某県庁の女性課長もこんなタイプの人を見かけました
(「女性管理職が多くて女性活躍が進んでいる」と
自称している県でした)。
例えると、
敵が攻めてきた時に、
一目散に逃げ出すお殿様に付いて行こうと
思う侍はいません!
お殿様が逃げずに戦おうとするから、
侍も一緒に戦うのです。
時代は変われど、同じではないでしょうか?
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