夢インタビュアーのファニーです。
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(前回の記事) https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12426583932
つい先日まで、外国人労働者受け入れ拡大について、
国会で議論されていました。
日本は既に人手不足、かつて私が行政で女性活躍を推進する
業務をしていた時からも、
これからは「女性・高齢者・外国人」を活用していく時代になる と言われていましたが
既に、コンビニやホテル、介護施設でも外国人労働者を
みかけるようになりました。
外国人労働者は必須の存在となっています。
ただし、彼らの労働条件はどんなものか?
労働条件だけでなく、中には生活の質すら劣悪なものも
あるのです。
それを、労働基準監督署(以下、監督署とします)の
強制捜査に同行した時、知ることができました。
ある時、山間部の縫製工場へ監督署が強制捜査に入ることになりました。
容疑は、縫製工場で働く女性の外国人労働者の賃金未払いです。
監督署の強制捜査は、以前電通に過労死の問題で監督署が
捜査に入ったニュースの映像でご覧になった方もあるでしょう。
あの、段ボールを持参して会社に乗り込んでいくものです。
ただし、私が同行したのは田舎の山間部の小さい工場なので、
当然テレビもやってきません。
本来は私は、強制捜査を行う部署でも監督官でもないのですが、
たまたま女子寮を捜査する必要があり、
その為には男性が女性の部屋に立ち入り荷物等を触る訳にはいかず、
女性の監督官もその部署の女性も少なかったので、応援に入ることになったのです。
事前に担当の打ち合わせがあり、捜査当日の早朝、
役所に集合し官用車に乗り込み現場に向かいます。
そして8時30分になったのを確認し、
会社に入り担当の監督官が捜査令状を示して
「動くな!」
後ろから見ていた私は内心「おお~、本当にそうしてるんだ」と妙に感心。
立ち入られた会社は業務ストップ。
職員はまず事務室と工場に分かれ、割り当てられた部屋の棚などを
片っ端から証拠書類になりそうなものを探していきます。
社員の方々は仕事できないのでただそれを見守っておられます。
事務所が一段落したら、外国人労働者が住む女子寮です。
事前に監督官から「とにかく汚いから、捨ててよい服着ていきなさいよ」と言われ、
「捨ててよいような仕事着はもってないわ」と言い返したものの、
100均で買ったスリッパを持参。
まず女子寮の建物がボロイ。
冬は積雪する地域なのに、屋根も外壁もトタンで夏は間違いなく暑いのが予想され、
断熱材なんて無さそうだから冬の寒さも厳しいのがうかがわれます。
中に入ると、「掃除どうなってるんだ!?」と言いたくなるような、
脂ぎったベタベタの床が。
捨ててよいスリッパを履いて、彼女たちが居住する2階へあがります。
2階は個室に分かれているものの、
ドアを開けると2段ベッドが2つ置かれていて、
壁に収納スペースと、窓側に鏡と水道がありました。
エアコンなんて付いてません!
社長の奥さん曰く「かつては1部屋に4人いてベッドを一つずつ使用していたけど、
今は外国人も来てくれる人が減って1人で2人分使わせている」
とのこと。
とはいえ、プライバシーなんてありません。
外国人労働者は中国と、ベトナムから来た20~30代の女性でした。
彼女達に断って部屋に入り、ベッドやら収納スペースをごそごそ探しては給与明細やら
(結構丸めてほったらかしてあったりした)、
中には手帳に時間が記されていたりしたら、それも提供してもらったりしての捜索。
中国人の女性たちのお部屋は、ゴミ箱に生ごみを捨てているのでコバエが飛んでいたり、
収納スペースの中に無造作に袋に入れられた豆?が埃まみれになっていたり…。
思わず「掃除しないと運が逃げるよ!」などと口走りそうになるのを堪えながら探していました。
お国柄なのか、ネパール人のお部屋はこぎれいに片付いられていました。
彼女たちの個室に入るときも、社長が付いて入ろうするものだから、
「女性の部屋に男性は入ってはいけません!」と押し返してました。
ある部屋で捜査中、女性たちが話しかけてきました。
「工場長が怖いです」
「言うことを聞かないと叱られる」
見つけた給与明細などは、廊下で待っている監督官に話しかけながら
社長にわからないようポケットに入れてました。
監督官も、スマホの翻訳機能を使いながら事情聴取していました。
彼女たちの言葉は、会社を出てから監督官に伝えておきました。
事務室にいた女性社員曰く、彼女達は母国の家族のために
日本に働きに来ていて、給料は母国の家族に送っている。
中には3歳くらいの小さい子を残して働いている女性もいる と。
社長の妻曰く「日本人は働きに来てくれないから」と言っていましたが、
海外から働きに来てくれた彼女達に、
あんな劣悪な環境に住まわせるとはどういう神経なのか!
自分の子供に住まわせられるのか!
憤りを覚えながら捜査をしたのを覚えています。
そして、その縫製工場は学生服の下請け企業だったのですが、
メイド・イン・ジャパンの製品が手軽な値段で買えるのは、
彼女達のような外国人労働者の存在があるからなのです。
日本製のものが安くて買える!と喜ぶ前に、
「どうしてこんな値段で買えるのか?」
も、気にすることも必要かもしれません。
こんな縫製工場だけでなく、通常の調査に行った際も、
外国人労働者を受けて入れている会社は多く、
「セクハラ防止の周知チラシを作成して外国人労働者も含めて
全員に周知するように」と行政指導を行ったら、
是正回答の資料に日本語以外の言語(知らない言語が色々ありました!)に
翻訳された資料が添付されていたり、
「通訳を介して説明をしました」との報告があったりしました。
また、ある人事の責任者の方は、地域の方とトラブルにならないように
ゴミの出し方から教え、また地域の方には
「何かあればすぐ会社に連絡して貰うよう話をしています」と
苦心されている方もおられました。
今後、世界的にも労働力不足となると言われ、
世界中で外国人労働者の取り合いにもなってきます。
日本でしか通用しない日本語を覚えて、日本に働きに来てくれる人はいなくなるかもしれません。
「『日本』だから来てくれる」こともなくなるかもしれません。
このような待遇では、口コミで「日本はやめといたほうが良いよ」と
言われてしまうかもしれません。
色々と思わさせられる経験でした。
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