中小企業の人事課題の解決をお手伝いする コンサルタントの伊藤史子です。

 

特に得意分野は、女性活躍推進やダイバーシティ推進です。

 

 

 

いつも、個人向けの悩み解決やコーチングに関するテーマで書いていますが、

 

今日は、新しい働き方で企業支援をしている話です。

 

 

 

実は、今年2月から、一度も訪問したことのない

企業の人事労務支援をスタートしました。

 

 

 

週1回の遠隔勤務で、ほとんど零細企業と言ってもいい企業の、

人の採用や、この4月から入社する社員向けの新人研修の準備などをしています。

 

 

 

自称「遠隔社員」

 

 

 

ちなみに、面談でも一度も会社に訪問したこともありませんし、

会社の誰とも、一度もリアルでお会いしたことはありません。

 

 

 

なんで、こんな働き方が可能なのか・・・?

 

 

 

先日出かけた大阪万博公園の「太陽の塔」

いつ見ても、エネルギーが頂けます!

岡本太郎凄い!

 

 

 


 

最近、「複業」や「副業解禁」といった言葉を

よく目に耳にされると思いますが、

 

そう、この「副業」「複業」なんです!

 

 

 

今や人材サービス会社でも、

「顧問サービス」とか「専門人材」のサービス

を広げています。

 

 

 

そしてなんと、国でも副業・複業を支援していて、

 

私の場合、経済産業省の事業

 

「地域中小企業・小規模事業者の

人材確保支援等事業」

 

でご縁がありました。

 

 

 

これは、

 

企業の課題解決のために専門人材を求めている地方の中小企業と、

 

複業・副業を希望する専門人材と マッチングさせる

 

というもの。

 

 

 

オンラインで、参加されている企業の自己紹介や課題紹介があり、

それを見てどの企業に支援が可能かを考え、

提案書提出。

 

 

 

それを見た企業から依頼があれは、

またオンラインで面談し、

両者が納得すれば、契約成立となります。

 

以上、すべてがオンラインで完結します

(現地視察コースもありますが、

参加は義務ではありませんでした)

 

 

 

もう、今時ですね!

 

コロナ禍を経て、

「令和の新しい働き方」

とでも言って良いでしょうか!?

 

 

 

コロナ禍でもリモート勤務が進み、

元からいる社員が、コロナ禍が明けても在宅勤務をする 

ものとは違い、

 

 

 

最初から、社員でなかった人間が、

リモート前提で出社することもなく仕事をする!

 

 

 

えらい時代になったもんです…(しみじみ)

 

 

 

 

万博公園の梅園の梅。

太陽の塔とコラボです

 

 


 

私の場合は、

 

小さな建設会社で、

大工の人材不足や、今いる女性社員の仕事の幅を広げたい

という課題だったため、

 

 

 

「女性大工」の提案を始め、

多様な働き手が活躍できるようなツール等の導入を

ご提案したのですが、

 

 

 

中小企業は、私も調査で知っていますが、人事総務担当も多忙!

(この企業はそもそも、人事総務担当者って誰?ってレベル)

 

 

 

そのため、コンサル業務や顧問でのスタンスで終わるわけがなく、

専務の依頼で「社員のように働いてほしい」とのこと

 

 

 

とはいえ、そもそも業務委託契約なので、毎日は出勤しませんし、

会社のイベントに出る義務もありません。

 

 

 

ただ、週1回オンライン出社して、

専務や社員さんとオンラインで相談し

その時解決すべき課題に取り組んでいます。

(解決すべき課題は山積しています)

 

 

 

人手不足なのに採用活動ができていないため、私が

 

・同業他社の求人内容をチェック

 

・この企業の求める人材像を明確にする

 

・この企業で働きたいと思う人に届くような、

 合同説明会向け求人チラシなどの内容を考える

 (企業の強みも盛り込み、かつ働きたい人のメリットも盛り込む)

 

・総務も人手不足なので、ハローワークの企業登録やら求人票の入力も代行

 (これが、ハローワークの求人票がまぁ項目は多いわ、

  「何これ?」な項目もあって、それはその都度厚生労働省のHPで確認しました)

 

・求める人材がいそうな求人先を探す

 

 

 

など、支援内容は多岐にわたります。

 

 

 

そして、4月からは何と設計職の女性新入社員が入社!

 

そのため今は大急ぎで、女性社員さん達と

 

・過去の研修内容を

 (教えることがジャンル分けすることなく順番に並んでいるだけ!)

 一旦カテゴリー分けして、教えるべき内容に漏れが無いか確認したり、

 

・それを誰が教えるのか(社員、外部の業者さん、外部機関)を確認して整理

 

・どの順番で教えたらよいか研修スケジュールを先輩社員に組むよう依頼したり

 

と、てんやわんや状態です。

 

 

 

全てオンライン使って資料共有したり、

ミーティングをしたりして進めています。

 

 

 

この企業も、毎年新入社員が入る訳ではないので、

これまでは、その都度研修内容を考えたり準備したようですが、

その都度考えていると手間も時間もかかってしまいますし、

 

 

また、今いる社員さんも

「受ける方も、教える方もテキストがあった方が良い」

とのお声もあったので、

 

・今回の研修準備で、内容や準備方法・スケジュールなども見える化し、

 

・新入社員に受講内容をまとめさせて、テキスト化して行く

 

・座学でも受ける方が飽きないように、どう工夫して進めようか?

 

などと相談しているところです。

 

 

 

 

早咲きの桜の花を見つけ、嬉しくなりました

 

 

 

中小企業の支援は、「これだけします」なんてのは通用せず、

何でも屋にならざるを得ませんが、

 

求人関係の手続きだって、やってみると企業側の苦労も分かるし、

これまでの私の経験や、把握している企業の事例なども活かせることも多く

お役に立てていると感じるのは嬉しい限りです。

 


 

専門人材にお困りの、特に地方の中小企業の方は

こういった「複業」「副業」人材を取り入れる

という方法もありますよ。

 

 

 

せっかく、コロナ禍でオンラインや在宅ワークに慣れたのですから

 

便利なツールを使って

地元に居ない人材を活用し

事業のお役に立てましょう!

 

 

 

私も、本業の「女性活躍推進」や

「次世代育成支援対策推進法」の

「行動計画」策定のお手伝い や、

 

企業の人事課題解決のために、

データや社員ヒアリングから企業の課題把握・分析をして、

解決策を考えアドバイスしていますので

 

お困りの方はぜひご相談ください。

(一番下の「お問い合わせ」からお願いします。)

 

 

 

椿も綺麗でした

 

 

これまで、ブログの内容を無断で引用・活用されることが度々ございました。

ブログにも著作権はございます。

引用・活用されたい場合は、リブログか、私のブログから得た内容である旨

表示ください。(これは喜びます!)

 

#令和の働き方 は #新しい働き方 

遠方にいる #多様な働き方 #専門人材 で #企業の課題を解決 
人手不足解消は、#在宅ワークで #遠隔社員 など地元にいない人材も狙う

#移住 では人は来ない

 

 

1人で頑張っているあなたを支援する相談家、中小企業の人事の悩みをアクションプランで解決するコンサルの 伊藤史子です

 

 

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

皆さんは、「止めたくても止められない」習慣はありますか?

 

 

 

私は、夜スマホでネットニュースやSMSを見始めると止められず、

夜ふかしに突入してしまい、寝るのが遅くなる・・・のです。

 

 

 

コーチングの練習でも、何度もこれをネタに(テーマに)して、

そこで得たアドバイスで改善しようとするのですが、

上手く行ったり行かなかったり・・・と繰り返す

 

 

 

この、SNSに費やしている時間を、

 

もっと有意義な時間の使い方をしたい!

 

(好きなことをする でも良い!)

 

と、思い続けてきました。

 

 

 

すると、こんな本を見つけました

 

 

 

『依存症ビジネス』のつくられかた

  僕らはそれに抵抗できない

  (著:アダム・オルター(訳:上原裕美子))

 

 

 

依存症もビジネスだったとは!?

かなりのインパクトを受けました

 

 


 

この本の概要についてですが、

 

 

 

これまでの依存は、タバコ、アルコール、コカイン、ギャンブル といった

「物質依存」であったが、

 

現在は「行動嗜癖」という行動に対する依存で、

「新しい依存症」がある。

 

 

 

この「行動嗜癖」は、

・インスタグラム、Facebook、X といったSNS

・ネットゲーム、スマホゲーム

・ネットフリックスなどの動画配信

・目標

・仕事

といったもの

 

 

 

まさか、目標や仕事まで依存症とは!?かなりビックリです。

 

 

 

本書では、これらの行動嗜癖には依存させるような仕組みが仕掛けてあり

決して本人の意志が弱いのではなく、

一旦始めたらのめり込むようになっている とのこと

 

 

 

SNSには「いいね」というフィードバックのスロットマシンがあり、

他者と比較させようとする

 

 

 

ネットフリックスはすぐ次の回の案内が現れ、

続けて観るように仕向けられている。

そのため現代は「観ない判断」をする必要がある

(始めるのはたやすいが止めるのは難しい!)

 

 

 

そして、目標や仕事が何で依存症なのか?

 

運動は、ウェアラブ端末が新しいコカインになっていて、

目標達成しないと不安になる

 

本来は「健康の為に、1万歩歩こう」と、歩くのは手段で1万歩は目標、

しかし体調不良でも「あと1万歩まで残り千歩歩かないと!」と

目標に責め立てられ、手段が目的になってしまっている

 

本来健康の為なら休むのが最優先!

健康が目的であったのに、目標が目的にすり替わっている

 

 

 

また、人は「仕事」になると「停止規則」が弱くなり、

もう十分に稼いだという停止規則を無視して、

労働に過剰な時間を注ぎ、余暇を犠牲にする。

 

 

 

人間は行動に対して喜びを感じなくなっても、

同じ行動を続ける場合がある。

 

 

 

このように、一見依存とは無縁に思えるものも、

新しい依存症となっているとの指摘は、衝撃的でした。

 

 

 

これらの「新しい依存症」は、

そのサービス提供側が人間心理を利用した巧妙な仕組みで、

のめり込ませようとしていることを、

この本では、様々なデータや脳、心理学の見地から解説しています


 

 

 

 

この時期、イルミネーションが綺麗です

(大阪市北浜の「五感」)

 

 


 

依存症を止めるため、

新しい依存症に立ち向かうための3つの解決策として、

 

1 予防はできるだけ早期に

 ~1歳から操作できるデバイスから子どもを守る~

 

・ある行動を続けさせたい場合でもやめさせたい場合でも、

 それにふさわしい環境をデザインすることが重要
 

・巧みにデザインされた環境は、良い習慣と健全な行動を促す。

 不適切な環境は人を過剰な行動に走らせ、それが極端になると、

 行動嗜癖を発症させる

 

 

 

2 行動アーキテクチャで立ち直る

 ~「依存症を克服できないのは意志が弱いから」は間違い~

 

・そもそも誘惑の対象と向き合わないでいる方が、依存症には陥りにくい

 

・抑圧は短期的に失敗するだけではなく、あとから反動を招く

 

・依存症的な行動を克服するために必要なのは、

 何か別なものと入れ替えること、「まぎらわせる」という手段が効果的

 

・まずは依存症が与えてしまっている報酬を理解し、

 そこにどんな心理的ニーズがあるのか見極めていくことが第一歩

 

・習慣作りを阻む大きな壁の一つは、ルーティンとして定着するまで

 数週間、もしくは数か月かかること

 

「私は〇〇しない!」と言うようにする

 「私はしない」=自分自身がそれをしないのだと力強く宣言している。

  主導権は自分にあり、

 「私は主義として○○を使わない人間である」と表明する意味になる。

 

・「私は~できない」は、自分に主導権が無い、

 外的な力に締め付けられている、と暗示をかけていたのに対し、

 「私は~しない」は、言葉で自分に力を与えていた。

 

・最優先ですべきは、物理的に遠ざけること。

 誘惑に囲まれていれば誘惑され、取り除いて初めて

 隠れていた意志力も探り出せるようになる。

 

「近くにある」というその事実が猛威を振るう。

 

・依存症になって膨大な時間を失う可能性の高い経験には

 先を見越してNOということが賢明

 

 

 

3 ゲーミフィケーション

 ~依存症ビジネスの仕掛けを逆手にとって悪い習慣を捨てる~

 

研修をゲーム化すると、仕事のパフォーマンスも人の定着率も向上する

 

・ゲーミフィケーションは、体験がもともとは退屈だった場合が一番効果が高い

 

・仕事では、ただ受け身で指導されるのではなく、

 自分で能動的に、しかも実践的な体験を通して学んでいたことで、

 働く内発的動機に大きな差が出ていた

 

・ゲーミフィケーションの3条件:「ポイント」「バッジ」「リーダーボード」

 

 例)企業もゲームのような形態をとる。

 仕事をして給料を獲得(ポイント)、

 年功序列で昇進(バッジ)、

 新しい肩書がつく(リーダーボード)。

 

 多くの職場が真のゲームと異なっているのは、内発的動機を重視していない点だ。

 お金や特典や褒賞といった外発的報酬で働くものをつなぎとめている。

 

 

 

まとめると、

 

・依存症に関わらず、始めるのはたやすいが、止めるのは難しい。

 だから、依存症になるものには近づかない、近くに置かない

 

・依存症になってしまった場合は、単に我慢する(=抑圧)のではなく

 その依存しているものを他の何かと入れ替えたり、

 別の事をして気を紛らわせる

 

・「私は○○をしない人間である」と宣言 (自分が主体的で)

 

・逆手にとって、研修や勉強・仕事に依存の仕組みを活かしてみる

 

 

 

 

 


 

どうでしたか?

 

 

 

これまで「止めたくても止められない」と思っていたものは、

 

裏で自分よりも大きな存在である企業が、

 

ユーザーを依存させようとあらゆる仕組みを仕掛けていたと分かれば

簡単に止められるわけがない!

 

と理解できますね。

 

 

 

子どもや若い人がスマホやネットサービスにハマるのも、

大人でもなかなか止められないんだから、大変なことだと思います

 

 

 

研修については、

海外のホテルの研修では実際にバーチャル内で

時間内に接客する研修をしたところ

新入社員が没入して意欲的になり、研修効果も上がったそうです。

 

 

 

学校の勉強も、100年前のやり方

(前に黒板、先生が説明して生徒が聞いている)

ではなく、

 

これだけテクノロジーが発達して来たなら、

ゲーム的な勉強の仕方があっても良いのに!と思います。

 

クリアしたらレベルアップするとか、

歴史や地理とかはバーチャルでその世界が体験できるとか

 

 

 

また、以前は「テレビを見ることを決める」ことをしていたのが、

現在は「次は観ない事を決める必要がある」

 

 

この変化も恐ろしいですね。

 

 

「始めるのはたやすいが、止めるのは難しい」

本当に実感します。

 

例えば、継続するものも

 (○○協会の会費、ファンクラブ、オンラインの勉強、ジムの会費など)

始めるとき・加入するときは、クリック1回で気軽に参加。

 

でも止めるとき・脱退するときは、本当にうんうんと悩みます

(止めてしまって大丈夫だろうか、来月はできるんじゃないか・・・)

 

この「止めさせないで続けさせる」というのが、現在の課金制度なんでしょうね。

 

 

 

これからは意識して、何を取り入れるか、何に参加するか を

考えていかなければと思ったところです。

断捨離と一緒ですね!

 

 


 

facebook_logoFacebookはこちらから

クリックコーチングとは

クリックプロフィール

クリック夢インタビューとは

メールお問い合わせはこちらから

 

誰にも相談できず1人で悩んでいる方や、1人で頑張っている方の相談に応じます!

コーチ、キャリコン、産業カウンセラーの伊藤史子です

 

 

 

昨年秋、福井県福井市にある、「一乗谷朝倉氏遺跡」に旅行しました。

 

 

 

戦国時代、越前の国を治めた朝倉氏の壮大な城下町の遺跡です。

 

 

 

なんとその当時、人口は1万人以上いたとも言われています。

 

当時の1万人!

どれだけ大きな町だったことか!?と驚かされます。

 

 

 

 

 

 

 

 

その一乗谷の遺構の入り口に「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」がリニューアルオープンされ、

 

中には当時の人々が使用した用具や、

「朝倉館」を復元した建物、

 

当時の城下町の街並みを再現した模型まであります。

 

 

 

 

 

その展示物の中に、朝倉氏7代孝景が子孫に残したとされる家訓

 

「朝倉孝景十七箇条」がありました。

 

 

 


 

「朝倉孝景十七箇条」とは、

 

 朝倉氏の重臣の登用や、質素倹約、近臣の登用、そして目付の配置や合戦の教訓、

 築城の禁止、国内巡行や訴訟などの内政面などの事項を

 簡潔な文章で短く印象的につづったものです。

 (引用:「一条朝倉氏遺跡博物館」HPより)

 

 

 

その中で、人材に関するものを見ると

 

(引用:朝倉英林壁書 現代語訳文 『福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館古文書調査資料2 

 朝倉氏の家訓』より)

 

 

 

・第一条  宿老の登用 

 朝倉の家では宿老を一定に決めてはならない。

 彼自身の能力と忠節により登用せよ。


 

 

 

 

・第二条  団扇・奉行職の選任
 代々その役職についてきたというそれだけの理由で軍奉行やその他の奉行職を任じてはならない。

 

 

 

・第九条  家臣の評価――奉公と無奉公
 よく奉公した者と無奉公の連中を同じように処遇したならば、

 何で忠節を尽くして奮い立つ者があろうか。

 

   

 

 

 

・第十一条 人材の確保

 僧であっても俗人であっても一つの技能に秀でた人材を他国へ行かせてはならない。

 ただし自分の能力を自慢して、本来すべき奉公をしないのではけしからぬ。 

 

 

 

 

 

・第十六条  裁判の公正と家中、主人のありかた
 

 およそすべての裁判や直奏の時には、道理と非道を少しもゆがめてはならない。

 もし担当者に私曲があるという情報があり、それが明白な事実ならば

 担当者を訴訟に負けた方と同罪にする。

 

 

 すべて家中を鄭重に沙汰すれば、他国の悪党がどのように干渉しても差しつかえない。

 依沽贔屓があり混乱したきまりや行状であるといううわさが立つと

 他国から介入するものである。

 

 

 

 

 

 ある高僧が物語ったのには、「主人は不動・愛染のようであれ。

 不動の剣を引っさげ、愛染の弓を持つように、突きもせず、

 射もせずして悪魔降伏の相をあらわし、内心は慈悲深い」という。

 

 

 そのように侍の頭をするものはまず自分の行為を正して兵士や忠臣には賞を与え、

 不忠反逆の輩は退治して理非善悪を正すのを慈悲の賞罰というのだろう。

 

 たとえ賢人や聖人の言葉に通じて書物を学んでもその心がねじけていては良くない。

 

 『論語』に「君子は重々しくなければ人を従わせることができない」などと

 あるのをみて専ら重々しくすると理解してはならない。

 

 重々しくも軽々しくも状況や時機をみてそうした行動をすることが大切である。


 

 

※画像は、「一条朝倉氏遺跡博物館」に展示されていたものです

 

 

 


 

いかがでしたでしょうか?

 

 

約500年も前に、このような人材登用の考え方を示していた戦国武将がいたとは驚きです。

 

 

 

このような考え方で有能な人材を登用し、

人材を国外に出さないようにしていたら、

当然繫栄するのでしょう。

 

 

 

現代の企業や組織の人事でも考えさせられる内容だと感じましたので

ここにシェアさせていただきました。

 

 

 

一乗谷は昭和42年から遺構の発掘作業が開始して

田園の下に眠る遺構が姿を現し、

 

地元の方々が尽力され開発や破壊されることなく

保存されることとなったそうです。

 

 

 

 

現地で実際一部復元された街並みも見ましたが、

この街並みが一帯に広がっていたならば

どれだけスケールの大きい城下町であっただろうかと思われます。

 

 

 

興味のある方は一度訪ねてみてはいかがでしょうか?

 

 

 


 

※かつて、私が痛い痛い経験から得た気づきを書いたところ

 

引用元の表示もなく、リブログもされず、

 

ご自身のブログに取り入れて書かれていたことがございました。

 

 

引用・活用されたい場合は、リブログが、私のブログから得た内容である旨

 

表示ください。(これは喜びます!)

 

 

 

 

 

人に相談できず1人で悩んでいる方のためのコーチ 伊藤史子です

 

 

私事ですが、マンションの自転車駐輪場に停めていた

自転車が撤去されてしまいました!

 

 

 

こんな可愛い自転車だったのに・・・

 

(※購入時の写真です。

 撤去時は錆びだらけに・・・

 何度も勝手に駐輪場から出されて、雨水で傷んでしまいました)

 

 

 

「リバプール」というロゴが、ビートルズ好きにはたまらず

色も好きなラベンダー色だったので即決したのを思い出します

(既に生産終了して二度と入手できません 泣)

 

 

事の発端は、

 

「駐輪場の自転車で現在使用していないと思われる自転車を撤去する。

 ついては、必要な自転車は期限までに撤去札を外すように」

 

との告知文書が各個に投函され、掲示板に掲示されました。

 

 

 

その後、家主さんや他の入居者から「告知文書の内容が分かりにくい」

との指摘があったとのことで、撤去期間が延長されました

(再度撤去札が貼り付けられ、告知文書が配布されました)

 

 

 

私は、1度目の告知で撤去札を外したところ、

再度告知文書がポストに投函され、新たな撤去札を確認

 

 

 

撤去期間が延びたため、それまでに自転車店で修理の可否を確認してから

撤去札を外そうと考えていました。

(直るなら使用、修理費用が明らかに高額なら撤去してもらう)

 

 

 

最初の撤去予定日が過ぎて3日経った頃、駐輪場に自転車を見に行ったところ

変更された撤去日前なのに、自転車がありません!!

 

 

 

管理会社の問い合わせ先に電話するも、コロナ禍での人員不足とのアナウンスで

電話対応なし。

仕方なく、HPにあった「お問い合わせ」から連絡したところ・・・

 

 

 

管理会社の営業店の責任者から電話があり

「当初の撤去日に、業者が撤去してしまい、既に処分されてしまった」

とのこと!

 

 

 

この会社、大家向けに「駐輪場の自転車撤去についての注意点」なぞ

でかでかとウェブに公開しているのに、この有様です。

 

 


 

そして本日、管理会社の謝罪の場に臨席しました。

 

 

 

経緯はざっくりとした説明であったので、

 

こちらから、手順書の有無、

撤去前の撤去自転車についての記録(色や特徴)の有無や写真撮影、

撤去日の立会い、

上司等によるダブルチェックの有無 など

確認しました。

 

 

 

すると、会社からは

 

通常は、

・手順書はあり、撤去日数日前に写真撮影はする、

・撤去前に再度入居者に確認する

が、

 

 

 

今回は、こういった手順は踏まず、

 

・担当者任せで上司確認もなく

・手順も書面ベースでは行わず

・実際に業者に連絡を取る管理部門へも連絡をしておらず

 

と、「すべき確認事項を全てすっ飛ばしてしまった」が故に

起きてしまったトラブルでした。

 

 

 

「ヒヤリ・ハット」を地で行く事案です。

 

 


 

ちなみに、「ヒヤリ・ハット」とは、

 

「ハインリッヒの法則」 と言いまして、

 

「1件の重大事故の裏には 29件の軽微な事故と

 300件の怪我に至らない事故(=ヒヤリ・ハッと)がある」

というものです。

 

 

 

だから、ヒヤリハットの段階で注意しなければならない ということ。

 

 

 

詳しくは、

 

ハインリッヒの法則(1:29:300の法則)


アメリカの損害保険会社の安全技師であった

ハインリッヒが発表した法則です。

 

 

 

「同じ人間が起こした330件の災害のうち、

 

1件は重い災害(死亡や手足の切断等の大事故のみではない)があったとすると、

 

29回の軽傷(応急手当だけですむかすり傷)、

 

傷害のない事故(傷害や物損の可能性があるもの)を300回起こしている。」というもので、

 

300回の無傷害事故の背後には数千の不安全行動や

 

不安全状態があることも指摘しています。

 

(中略)

これらの研究成果で重要なことは、比率の数字ではなく、

 

災害という事象の背景には、危険有害要因が数多くあるということであり、

 

ヒヤリハット等の情報をできるだけ把握し、

 

迅速、的確にその対応策を講ずることが必要であるということです。

(参考文献 「新しい時代の安全管理のすべて」中災防発行)

(引用:厚生労働省HP)

 

 

という、労働災害で注意喚起される時に使われる法則です。

 

 

 

今回の事案も、会社の説明を聞くと、きちんと手順を踏み

上司など第三者が確認していれば、

いくらでも防げた ということが分かります。

 

 

 

「このぐらいしなくても良いだろう」

「誰かがするだろう」

「今までも大丈夫だったから」

 

こういった甘え・気の緩みが、大事故を引き起こすのです。

 

 

 

「大丈夫」ではなく、

 

「なにかミスが起きるかもしれない」という気持ちで、

 

面倒でも手順通り行い、しっかり記録も残し、

 

「報・連・相」はきっちりする

 

 

 

これが、自分の仕事を守り、会社も守り、

ひいてはお客様も守ることになるんです。

 

 

 

未然に防げたトラブルを起こしても、誰も幸せにはなりません。

 

余計な時間と、精神的負担と、お金がかかるのですよ

 

 

 

謝罪に対応されたのは、この事案の当事者ではなく、

上司の方でしたが、

 

「ご存じだとは思うけど、信頼を得るには、一つ一つ積み重ねていって

 ようやく得られるもの。

 しかしたった1つのミスで信頼はマイナスになってしまう。

 マイナスを0にするのは、1つ良いことをしても足らず、

 信頼回復にはとてつもなく積み重ねないと0にならない。

 

 私は新人の頃からそう注意を受け続け、

 『信頼失墜』となるようなことはするな と言われていましたよ」

 

と最後にお伝えしました。

 

 

 

 上司の方は「その通りです」とお答えになりましたが、

 この上司の方も、自分のミスでない事で時間を取られ客に怒られて

 大変だと思います

 (私も部下や前任者の代わりに怒られたことは何度かありますが)

 

 部下の進捗確認をするのも上司の仕事ですからね。

 

 

 

 今回の件、私も、他山の石として気を付けようと感じました。

 

 


 

 

※かつて、私が痛い痛い経験から得た気づきを書いたところ

 

引用元の表示もなく、リブログもされず、

 

ご自身のブログに取り入れて書かれていたことがございました。

 

 

引用・活用されたい場合は、リブログが、私のブログから得た内容である旨

 

表示ください。(これは喜びます!)

 

 

 

1人で頑張る方のコーチ 伊藤史子です

 

前々回は、集中法として「ポモドーロ法」と「15分集中法」を紹介しました。

 

 

 

その続きで、「やろうと思っているんだけど、なかなか着手できない」

そんな時に、クライアントさんにアドバイスした内容です。

 

 

先月参拝した岡寺の境内のお花です

 

 

 

 

皆さんは、やろうと考えている事や、やらないといけない事に着手するとき

どんな気持ちですか?

 

 

 

きっと、大きな壁が目の前にそびえている感じではないでしょうか?

 

大仕事が控えているぞ!

 

そんな感じかもしれません。

 

 

 

でも、取り掛かりやすくすれば、さっさと始められるんです。

 

 


 

あるクライアントさんとのコーチングで

 

 

 

クライアント:

「ブログを始めようとしているんですが、なかなか始められないんです」

 

 

 

そこから、どうしてブログを書こうと思ったのか、

書き始めてどうしたいのか?を伺いました。

 

 

 

一通りお話して、やはり「ブログは必要だ」と納得され

 

クライアントさんは

「ブログ書きます! 1,500文字書きます!」

 

 

 

私:「出た~」です。

 

やる気ある時の「あるある」です。

 

 

 

いきなり、ハイレベルな目標を立ててしまうんです。

 

 

 

でも、ハイレベルな目標は壁も高いので、

アドレナリンが出てる時は良いのですが

 

すぐやる気が下がってしまったり、

次に着手するとき嫌になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

そこで、いきなりハイレベルな目標ではなく、

 

ベビーステップで進める方法 をご提案しました。

 

 

 

やる気すら必要ないくらい、細かくちょっとずつ進める方法です。

 

 

 

私:「A(クライアント)さん、じゃあブログ書く時どうしますか?」

 

 

Aさん:「はい、ブログタイトル入力して、ブログ書きます」

 

 

私:「ブログ書く前に、そもそも何をしますか?」

 

 

Aさん:「??? 何ですか?」

 

 

私:「まずノートパソコンの蓋を開ける。

      ↓

   電源を入れる。

      ↓

   ソフトを立ち上げる。

 

   から意識してスタートしませんか?その方がブログを意識せずに取りかかれますよね?」

 

 

Aさん:「なるほど」

 

 

私:「そして書くときは、最初からでなく、書けるところから書き始める。

 

   この方法でやってみませんか?

 

   明日、やってみた結果や感想を教えてください」

 

 

 

 

花手水です

 

 

 

翌日、Aさんから感想が届きました。

 

 

 

Aさん:

「アドバイス通り、ノートパソコンの蓋を開ける~からちょっとずつ進めました。

 

 すると、ストレスなくブログ入力まで進め、書けるところから書いたので、

 気が付いたらブログが入力できていました。

 

 今後もベビーステップで取り組みます」

 

 

 

やはり、取り掛かりのハードルを下げる のは効果があると感じました。

 

 

 

池にもお花がびっしり敷き詰められてます

 

 


 

文章を書いたり、資料を作成するときに、

最初から書こうとすると上手く書けなかったり、考えがまとまらず

進まないこともありますよね。

 

 

 

その時は。最初から取り掛からなくても、

 

「できるところから書く」

 

 

 

そうすると、出来上がったところが増えていくので

手つかずの部分が少なくなり

 

「もうちょっとだけ頑張ろう!」

と完成に向けて頑張れるようになります。

 

 

 

例えるなら、「映画の撮影」 です。

 

映画の撮影は、最初のシーンから順番には撮影しませんよね

 

お天気やロケ地の関係で、バラバラのシーンを撮影し、

最後に繋げて1つの作品に仕上げる

 

 

出来上がったら、別々に撮影したなんて誰も気づかないし

そんなの環形ないです。

 

 

 

最初からが難しい時は、映画の撮影を思い出してください!

 

 

 

 


 

※かつて、私が痛い痛い経験から得た気づきを書いたところ

 

引用元の表示もなく、リブログもされず、

 

ご自身のブログに取り入れて書かれていたことがございました。

 

 

引用・活用されたい場合は、リブログが、私のブログから得た内容である旨

 

表示ください。(これは喜びます!)

 

 

 

あの心屋仁之助さんも、受講生や受講生さんのブログを「リブログ」されてますね!