アマゾネス系女子のためのコーチ 伊藤史子です

 

 

新年も、第7回目の読書会を開催しました。

 

 

 

今回は初めての方が2名ご参加いただき、

6名での賑やかな読書会となりました。

 

 

 

何と、初参加のお二人が10年以上前に出会っていて、

久しぶりの再会であったことが判明!

 

 

 

あまりの奇遇に私もビックリでした。

(それぞれにどうご紹介しようか?と考えていたのでそれは省けましたが 笑)

 

 

 

この読書会も、

こんな久しぶりの再会が起きたり、

参加者同士でコラボイベントが立ち上がったりと

人のつながりができる場になっているのは面白いです。

 

 

 

ご参加の方は、公務員、会社員、

病院にお勤めしながらアンガーマネジメントを教えている先生、

「何かしたい」という女性に場を提供して応援している方など

様々なキャリアの方が集われました。

 


 

読書会の本は、いつもブログで取り上げているこの本

 

「コーチングの神様が教える『できる女』の法則

〜女性特有の「キャリアアップを邪魔する12の悪癖〜」

(サリー・ヘルゲセン&マーシャル・ゴールドスミス著 日本経済新聞出版社)

 

 

 

 

今回は、具体的な悪癖を取り上げている章に入りました

(悪癖は12個紹介されています)

 

 

 

今回も本の内容からの気づきだったり、

皆さんの経験や皆さんの組織での状況など

たくさんシェアしてくださいました。

 


 

今回は第5章「悪癖その1 自分の実績をきちんと言わない」の中の

 

「『目に見えない功労者』にならない」

 

「チームの一員としての私」

 

「自分を売り込む技」

 

を読みました。

 

 

 

「『目に見えない功労者』にならない」では、

 

(概略です)

事例として紹介された、財団のエクゼクティブ・ディレクタであるエイミーは、

関わったチャリティーイベントで目標額の2倍の寄付を集めることに成功した。

 

 

 

その後、新聞の取材を受けた際、自分や自分の功績やスタッフの尽力について語らず

共同委員長である男性ミッチの協力のおかけであると称賛した。

 

 

 

ミッチは同様に取材を受けたが、自分の手柄だと話し、

自分や自分の組織を売り込んでいた。

 

 

 

そのことでエイミーはショックを受けたが、

エイミーの財団理事会からも、エイミーが財団に適切な注意を

払わなかったことに不満を思っていると知った。

 

 

 

そこで、エイミーも初めて、彼女自身そして彼女の組織を

もっと効果的に主張するにはどうすれば良いかを考えることにした。

 

 

 

エイミーは「自分には他の人に注目が集まるように仕向ける癖がある」ことに気づいた。

 

 

 

こんな事例から、

 

・女性がトップの場合「いえいえ、大したことはしていません」と

謙遜のつもりで話をされてしまうと、聞いている側はこの女性の部署は

本当に大した働きはしていないんだなぁと、低く評価されてしまうと思う

 

 

 

・(実際に組織の長になった方からは)自分のことは謙遜しても、

組織の長の集まる会議では、「自分の組織がこんな成果を上げた・結果を出した」

としっかり伝えないといけないと思い、結果をしっかり話していた との経験談も。

 

 

 

・自分自身のことだとそんなに主張できないが、「自分の後ろにたくさんの

スタッフがいる」と思うと主張していた。「人のためならできる」

「彼らの為に言わないといけない」とも。

 

 

 

・会議の場でも、発表の持ち時間が7分と制限されていても、

男性は自分の主張をするためには時間オーバーしても構わない人もいた

 

 

 

・(エイミーがカトリック教徒の大家族の長女で、

他の人の要求を優先させるように育てられてきたから)

だから、自分よりも他人を優先させることが当たり前になってしまったのでは?

 

 

 

という感想がありました。

 


 

「自分を売り込む技」では、

 

 

自分を効果的に売り込むのに例としてあげられた

コカ・コーラの販売促進キャンペーンが分かりやすい!と。

 

 

 

「そうですね、ペプシのほうが好きな人もいますね」とか、

「コカ・コーラを試したら、好きになるかもしれません」とは言わない。絶対言わない。

 

コカ・コーラがいかに素晴らしいのかを伝えるのが仕事だ。

言葉を濁さず、世界に向かって「素晴らしい商品がありますよ」とはっきりと宣言する。

 

 

 

物に例えると、分かりやすいですね。

 

この本では、自分の功績をきちんと主張することの大切さを言っています。

 

 

 

人材紹介会社は、求人に応募する女性は、男性に比べて自分が適任であると

積極的に自己主張しないと断言する。

 

 

 

「女性は、自分のスキルや経験を話すとき、ためらいがちなことが多い。

 

志望を書いた履歴書の中で、「私はこのようなポジションに就いたことがないので、

私の能力が適切かどうかわからないのですが」と書き添える女性が稀ではない。

 

 

男性は自信たっぷりなので説得力があるが、女性は懐疑的な表現をするため、

その結果、能力の劣る男性に仕事がいってしまうことが頻繁に起きる。

 

 

 

これについても

 

・女性は、自分の強みは普通だと思っている。

   ⬇︎

「それはなぜだろう?」から、

男性の仕事は結果が分かりやすい

(営業とか成果が数字で分かりやすい)から

フィードバックを得やすいのに対し、

 

女性はバックエンド的な(営業事務とか経理や事務)仕事で、

評価しづらい・分かりにくいからフィードバックしてもらう機会も少なく、

何ができるのか、自分の強みも自覚することがないのでは?

 

 

 

・非常勤職員の採用面接をした際、男性はやったことがなくても

自信たっぷりに堂々としているが、

 

女性はこれまでの職務経歴で得たスキルや実績も、

面接者が職務経歴書に書かれていないことを掘り出して質問しないと

分からないことが多い

 

 

 

・最近は学卒の採用面接をすると、女性は優秀で積極的なのに

採用後数年経つと、なんだかこの本のように変わってしまっている。

「あの時の彼女はどこに?」と感じてしまうことがある。

   ⬇︎

それを受けて、

・「その方が職場でやりやすい、生きやすい」となっている!

・出ると(目立つと)叩かれるの?

・採用後数年経つと出産・育児もあるから、そうなってしまうのでは?

 

との意見も。

 

 

また、

・勤め先が外資系で、結果が誰もが分かるようになっているので

男性が威張っても数字が出ていなければ認められず、

女性も結果を出している人は活躍しているので、

職場であまり女性が認められないという雰囲気はない

 

というシェアもあり、「職場環境で、人の意識もかなり変わるのだなぁ」

と感じることもありました。

 


 

ご参加いただいた方からは

 

・このような勉強の仕方があるのか?と目から鱗です

 

・本もとっても良くて、身近で話しやすい内容です

 

・皆さんの職場ってどんな感じなのかなあという興味があります

 

・集られた方が皆さんステキで、とても心地良い空間でした

 

・読書会、あのまったり感が良かったです

 

とのご感想もいただきました。

 

 

 

ホッと一息つける時間となって幸いです!

 

 

 

(読書会で大切にしているものです)


 

私もこの章の悪癖を読んで、他人事ではなく読んでいました。

 

自分の実績を

「けたたましく自分を売り込む人」でも「引っこみ事案の人」でもない、

中間でぴったりくるものを探し出そう

 

 

 

これは私にとっても課題です。

 

いかに自分の実績やキャリア・能力を客観視できて

それを適切に伝えるか?

 

プロフィールや職務経歴書でどう打ち出すか?

 

ただいま絶賛苦心中です。

 

 

 

でも、この本のおかげで

 

「適切に伝えることは、悪ではなく、

相手にとって『適任者がいると知らせる』ことになる」

 

との意識が持てそうです。頑張ります!

 


 

次回読書会は

 

「12の悪癖」の2つ目 第6章 悪癖その2

「あなたの仕事ぶりをほかの人が自然に気づいて報いてくれると期待する」です。

 

また日程が決まり次第、ご案内します。

 

定員6名は、参加された方皆さんが話すことができる、

最大数限度人数だと感じているので、定員で締め切っております。

 

 

 

コーチングや、働く上での悩み・困り事のご相談もお問い合わせください

 

(前職は労働行政で、ダイバーシティや女性活躍推進、仕事と家庭の両立、働き方改革、ハラスメント対策の推進や、

企業や労働者の方からのご相談にも対応していました)

 

 

 

 

アマゾネス系女子のためのコーチ 伊藤史子です

 

第5章 悪癖その1 「自分の実績をきちんと言わない」

 

 

 

(「コーチングの神様が教える『できる女』の法則

〜女性特有のキャリアアップを邪魔する12の悪癖〜」)

サリー・ヘルゲセン&マーシャル・ゴールドスミス

日本経済新聞出版社

 

 

 

「自分の実績をきちんと言わない」のラストです。

 

 

 

「自分を売り込む技」

 

 

 

「自分の功績をきちんと主張できずに苦労しているのなら、

あなたはキャリアを進める間、損をすると思っていい。

 

次のレベルに上がろうというとき、あるいは新しい仕事を探すときに、

もっともそれが効いてくる。

 

どのような貢献をしてきたか、なぜ新たな仕事をこなす能力があると

思っているかを詳細に話すことは、自己中心的でも自分勝手でもない。

 

前進する準備ができているというシグナルを送るだけだ。」

 

 

 

人材紹介会社は、求人に応募する女性は、

男性に比べて自分が適任であると積極的に自己主張しないと断言する。

 

 

自分自身をマーケティングするのは、決して恥ずべきことではない。

 

どんな仕事においても重要なことだ。

 

そして、成功の次のステップに上がるのを助けてくれる重要なポイントだ。

 

 

 

可能性を最大限に活かしたいと思っているのなら、

人があなたの功績を理解するようにしなくてはならない。

 

 

 

とくに上の人にわかるようにするのは、職務分掌に書かれた実務と

同じくらい重要な仕事だ。

 


 

この部分は、私自身にとっても「本当にそうだなぁ」と

痛感するところです。

 

 

 

他者から見て、

 

自分が何をしてきた人か

自分が何ができる人なのか

 

それを分かりやすく伝えられないと、

 

そもそも依頼してしてもらえないですね。

 

 

 

相手は神様でもエスパーでもないので(笑)

自分から「こんなことしてきました。こんなことができます」

と言わない限り、理解してはもらえないんですね。

 

 

空気を読むとか、自己主張することは悪だと思っていると、

自分の経歴や実績、できることを伝えることすら、

良からぬことだと思ってしまうのかもしれません。

 

 

 

相手に分かるように伝えていないことは、逆に不親切!

 

分かるように伝えるから、相手が判断できたり、

決められたりするのですね。

 

 

そう思うと、気がラクになってくるように思います。

 


 

自分をどうやって売り込もうかと考えているのなら、

あなた自身があなたの主要商品であると考えるといいだろう。

 

 

 

何を達成してきたかを話すのは、あなた自身を売り込むことになる。

 

あなたという全体的なパッケージを売り込んでいるのだ。

 

 

 

あなた自身を効果的に売り込むためには、できると信じることが不可欠だ。

 

コカ・コーラが販売促進キャンペーンをするとき

「そうですねえ、ペプシの方が好きな人もいますね」とか、

「コカ・コーラを試したら、好きになるかもしれません」とは言わない。

 

コカ・コーラがいかに素晴らしいかを伝えるのが仕事だ。

 

言葉を濁さず、世界に向かって「素晴らしい商品がありますよ」と

はっきり宣言する。

 

 

こういう言い方は、なんだか嫌だというのであれば、

なぜ、昇進することが重要なのかという観点から考えるとよいだろう。

キャリアを追求する究極的な動機は何か?

 

 


 

このコカ・コーラの例でもありますが

 

転職活動をしたことがある方は、経験があるかもしれません。

 

 

 

私も職務経歴書にいわゆる経歴ばっかり書いて、

相手にとって「何ができる人か?」と伝えていなかったのですが

 

(それについては、今となっては担当していたキャリアコンサルタントも

資格こそ持ってはいるが、職務経歴書をどう書けば良いかなんて

知ってなかったんだなぁ…と思いますが)

 

 

 

キャリコンではない知人の女性コーチから

 

「相手がリンゴが欲しいと言っているのなら、

ここに素敵なリンゴがありますよー!

とだけ書けば良いんです。

 

相手が求めること(=求める人材・能力)だけ書くんですよ。

バナナやイチゴもありますとは書かないんです!」

 

と言われ、目から鱗の思いがしました。

 

 

 

「あなたは何ができる人なのか?」を、具体的に明らかにしたら

それを求める人には伝わりますね。

 

 

 

転職活動でも、採用する側には「求めている人材がいた!」となりますね。

 

 

 

転職だけでなく、業績評価や期首・期末面談でも

 

「どんな成果を出したか」がはっきり伝われば

そして相手の求める結果を「しっかり出しました」が伝わると

 

評価者も評価しやすくなりますね。

 

 

 

そのためにもこの場合は、謙遜の美徳とか関係なく!

きちんと、相手にわかるように伝える必要があるのだと感じました。

 


 

ほかに何をしたら役に立つか?

二者択一の誤った考え方を表面化するのはよい第一歩だろう。

 

あなたは、自分を売り込む恥知らずか、

せっせと働き自分を表に出さない殉教者のいずれの道しかないと思っている。

 

とんでもない。その両極端の間には、多くの道がある。

有能で自分自身をはっきりと主張する人になることもできる。

 

状況の微妙なあやを読み取り、「引っ込み思案の人」と

「けたたましく自分を売り込む人」の中間で、

自分にぴったりくるものを探し出そう。

 

 

 

それでも効果的に自分をマーケティングすることは趣味が悪いとか、

品位にかかわると思うようだったら、逆さまのレンズで見ることを試してほしい。

 

たとえば、男性は、自分の功績をはっきり言うことを避ける女性を信じないことが多い、

とマーシャルは言う。

 

そういう女性は、自分に忠実ではなく、謙虚さを装う、

あるいはコミットメントの低い女性だと考える。

 

そういう否定的な見方をされるような行動をなぜしたいと思うのか?

 

 

 

自分の功績をはっきり主張するのは初めてだと感じるのなら、

同僚に助けてもらおう。

 


 

この項で何度か出てきた「自分自身をマーケティングする」

 

この考え方は、とても役立つなぁと感じています。

 

 

 

私も、自分の職務経歴やプロフィールを考えるのに

自分でうんうん唸っていても中々進まないんですね。

 

 

 

その時に、自分の経歴を「まるで他人のもの」と思って、

 

他人の経歴を見るつもりで捉えてみる、眺めてみる

 

そんな意識で試したことがあります

(コーチングだと「俯瞰」のスキルです)

 

 

 

すると、意識が自分が離れられるので

「客観的」に見ることができ

 

 

 

コンサルタントにでもなったつもりで

 

「この人はどんな経験を積んできたんだろう?」

「どんな実績を上げてきたんだろう?」

「この経歴の人はどこが強みなのかな?」

「こんなことができるんだ」

 

他人事目線で見ると、分かりやすくなった経験があります。

 

 

 

他人になったつもりで、自分の成果を伝える

 

それも、一つの方法かもしれないと感じました。

 

 

 

次回は、悪癖その2「あなたの仕事ぶりをほかの人が自然に気づいて報いてくれると期待する」です。

 

 

 

※かつて、私が痛い痛い経験から得た気づきを書いたところ

 

引用元の表示もなく、リブログもされず、

 

ご自身のブログに取り入れて書かれていたことがございました。

 

 

引用・活用されたい場合は、リブログが、私のブログから得た内容である旨

 

表示ください。(これは喜びます!)

 


ブログで取り上げているこの本の読書会、今年も開催します。

 

 

 

第7回「男性社会で頑張っている貴女の為の読書会」〜日本一ゆる〜い読書会〜

 

日時:1月23日(木)19:00〜21:00

 

場所:大阪市 本町駅最寄り

   (ご厚意でお借りしているため、お申し込み頂いた方にお知らせします)

 

参加費:会場費を人数割(約500円)

 

定員:6人

 

お申し込み、お問い合わせは下の「お問い合わせはこちらから」か、

Facebookのコメント、メッセンジャーからお願いします。

 

 

本を読んで(予習不要)、その感想を語って体験や気づきをシェアするだけ!

そんなゆる〜い時間です。

仕事帰りに、ホッと一息つける場を提供しています。

 

 

 

次回からは読書会も「悪癖」に入るので、

 

参加者が実際に「悪癖を止めることに取り組んでみる」のも

面白いかも?と考えています。

 

 

 

コーチングや、仕事の相談などもお問い合わせください。

 

 

アマゾネス系女子のためのコーチ 伊藤史子です

 

第5章「悪癖その1 自分の実績をきちんと言わない」

 

 

(「コーチングの神様が教える『できる女』の法則

〜女性特有のキャリアアップを邪魔する12の悪癖〜」)

サリー・ヘルゲセン&マーシャル・ゴールドスミス

日本経済新聞出版社

 

 

 

「自分の実績をきちんと言わない」の後半です。

 

 

 

「目に見えない功労者にならない」

 

 

 

ここでは、大企業のトップリーダーを集めたチャリティ・イベントの

共同委員長を務めたエイミー(寄附金目標額の2倍を集めた!)と、

男性の共同委員長ミッチの言動が例に挙げられています。

 

 

 

イベントの翌日に取材を受けたエイミーは、 

成功の要因を大袈裟にミッチの協力であると語り、

またチームの皆が良く働いたと語った。

 

 

 

ところがミッチは、エイミーのことは触れず、全て自らの手柄にし、

ミッチ自身と彼の組織を売り込むのに利用した。

 

 

 

その記事を読んだエイミーはショックを受けたとの内容です。

 

 

 

「エイミーとミッチはまったく異なる前提に立っていた。

彼女は取材を寛大で協力的なところを見せる機会として使った。

彼は彼の仕事だと考えることに焦点を合わせた。」

 

 

 

「ミッチを目立ちたがり屋として片付ける代わりに、

彼女自身そして彼女の組織をもっと効果的に主張するには

どうすればよいかを考えることにしたのだ。

 

 

 

エイミーは初めて、自分にはほかの人に注目が集まるように

仕向ける癖があることに気づいた。

 

 

 

エイミーは

称賛を受け入れたり、自分の手柄を話したりするのがただ嫌なだけなのか。

 

謙虚なじぶんのイメージを大切にしすぎてきたのだろうか。

 

エイミーを褒めると、いつもエイミーは自分の欠点を話すことにすり替える、

と彼女の友人が指摘したことがある。

 

 

 

エイミーがコーチに相談すると

 

「褒められた時には、たんに『ありがとう』とだけ言って、

「褒め言葉を受け入れるのをためらう気持ち」に対処するようアドバイスされた。

 

 

 

「ありがとう」を言い、それ以外は何も言わない習慣だ。

 

 

 

「ありがとう。

でも、うちのチーム全員がものすごくよく働いてくれたから、楽だったわ」

とは言わない。

 

 

 

人に譲る、謙虚さを装う、反論するといったことはしない。

たんに「ありがとう」と言う。

 

 

 

エイミーは、最初褒め言葉を受け入れつつ、それを逸らすようにしていた

(上記のようにね)

 

 

 

だが、彼女は努力を続け、やがてこの余分な説明をやめることができるようになった。

 

 

 

彼女は言う

 

「もし、褒め言葉を受け入れるのに慣れたら、

よい仕事をしたことを自分から話せるようになると思う。

それは私にも組織にも役立つことですね」

 


 

どうして女性は、他者が褒めてくれている(認めてくれている)のに、

それを否定してしまうんでしょうね?

 

 

 

何か言われても「いえいえ、そんな」と返す。

 

このエイミーのように「でも、〇〇だったから」と、

褒め言葉を受け入れても「でも」と自分以外の人へ向けてしまう。

 

 

 

何か自分の手柄や功績を自分のことにしてはいけない!

自分よりも他者を優先すべき!

という刷り込みがありそうに感じますね。

 

 

 

特に女性は「謙虚であれ」は強いかもしれませんね。

 

 

 

これも、持って生まれたものではおそらく無いでしょう。

 

となると、どこで身につけたものなのでしょうか?

(赤ちゃんはそんなことしませんよね!)

 

 

 

家庭のしつけ、学校教育、社会の常識や価値観、

そういったものから、「そうすべき」と言われたり

間接的に影響を受けているのだと感じます。

 

 

 

エイミーの最後の言葉のように

それは私にも組織にも役立つ

 

 

 

これは次に続きますが、もし功績を認められない女性がトップだと

 

・その組織の功績が正しく伝わられず、

・そこで働く人たちの功績が認めらず評価されない、

 

という大きなデメリットにもつながるのです。

 


 

「チームの一員としての私」

 

エイミーのように組織を代表する立場になれば、

功績を主張しないと、

 

あなた自身の実績を割り引いて見られるだけでなく、

 

あなたと共に働く人たち

(同僚、社員、パートナー、シニア・リーダー、

そしてエイミーの場合は理事会メンバー)

の存在感を引き下げることになってしまう。」

 

 

 

これはかなり深刻な影響があると感じます。

 

 

 

先ほどもちょっと述べましたが、

 

女性上司が「たいしたことありません」のような振る舞いをしていたら、

その組織にいる人たちは「たいした実績を上げていない」と伝わってしまうのです!

 

 

 

 

女性上司の振る舞いによって、

組織や部下である自分の評価が下がってしまうんです!

 

 

 

私も行政では、私の上司はほぼ女性管理職でしたが、

 

今思うと「謙虚が美徳」みたいな人もいたことも思い出しますし

(もしかするとそれで割を食ったのかも!?と思うと恐ろしいですが)

 

 

 

「謙虚が美徳」の人は、往々にして適切な自己主張もでないので、

(「いい人だと思われたい」もあるので)

 

そういう人は、相手の組織の主張に対し

主張も反論もできず大幅譲歩してくるので

 

 

 

部下である私達は、

「なんで相手がすべき仕事までこちらがしなければならないんだ」

と業務増加となり、

 

その割にはこちら側組織のメリットは全くなかった

(いわゆるlose-winです)

という経験もあります。

 

 

 

女性管理職も増えてきていますが、

 

「謙虚が美徳」とばかりに

 

功績を正しく伝えられないことは、

 

自分自身だけでなく、自分の組織への大きなマイナスにつながる!

 

ことは認識しておく必要もあるのでしょうね!

 

 


 

「女性が自分たちを上手に売り込むことを好まない問題に、

組織が対応することはあまりない。

 

男性のリーダーシップのパターンを想定するからだ」

 

 

 

「シニアなポジションにつく女性たちと会って話を聞いた。

 

その結果、多くの女性は優れた結果を出す能力があると

自信を持っていたにも関わらず、それを認めてもらうのに

苦労をしていることがはっきり見て取れた。」

 

 

 

多くはエイミーが抱えていた問題と同様、

自分を表に出さない習慣を身につけていて、

認めてもらうという項目では低い評点をつけていた」

 

 

 

それにも関わらず、人事部は社内調査で、会社のシニア・リーダーの40%は

「情報や功績を共有することに積極的でない」と出た

 

(シニア・リーダーの大半が男性だったことがこの結果に影響をあたえている!)

 

 

 

その為、リーダーシップのイベントは全て、

社員間のチームワーク精神を植え付けることに焦点を絞ることが決められた。

 

 

 

女性対象のフォーラムを企画した人事部のチームも、

したがって、「チームに『私』はいらない」というテーマを選んだ。

 

 

 

トップ・エグゼクティブのサムは、開会の挨拶で、

功績はみんなのおかげだとするように努力しようと述べた。
 

 

 

苦笑するしかない展開ですね。

 

この事例も、女性特有の問題を考慮せず、

社内のリーダーポジションを占めるのが男性であるにも関わらず、

 

 

 

そこで得られた男性リーダー特有の課題を、

女性に当てはめてしまった残念なケースですね。

 

 

 

女性活躍とか、女性リーダー育成の研修など

企業でもなされることは多いと思われますが、

 

そこで果たしてどのくらいこの女性の悪癖や特性を踏まえた内容になっているのか!?

改めて気になりました。

 

 


 

余談ですが、私も仕事以外で勉強

(スキルアップではなく、マインドとか仕事の理念、人生の使命みたいなもの)

に長年通っていたのですが、

 

 

 

今思うと、それは私に必要な内容だったのか?

と思うこともあります。

 

 

 

幼少から(割と行儀に厳しい家で、しかも祖父は教育者だったので)、

真面目にするよう、礼儀や規律は守るように散々言われ育ち

 

また就職後も、国家公務員だから国民の信頼失墜をしないように!

とこれまた徹底されてきたので

 

 

 

ただでさえ

「頑張らないと」

「きちんとしないと」と思っている者が、

 

 

 

「さらに頑張れ!」「きちんとしなさい」

という勉強が必要だったのか!?

 

と思ったりする訳です。

 

 

 

案の定

 

「(今でも頑張っているのに)まだまだこんな頑張りでは認められない」と

 

自分を苦しめるループにはまっていきました

 

 

 

昨年ある女性コーチが

 

「自分を苦しめるような理想や理念なら、持たないほうがマシ」

 

と言ってくれ、救われた思いがしました。

 

 

 

私にとっては「頑張れ教」よりも、

 

この本のような

悪癖に気づいて「行動を止めていく」方が必要だった

ようです。

 

 

 

そして、最近は脳科学の見地からの目標達成方法や、

 

達成を邪魔するものに対処する方法もあり、

 

「単に努力・根性で解決する」のとは違うアプローチがある

 

ことも分かってきました。

 

(コーチングもその一つです)

 

 

 

そういった人類の進化をうまく活用しつつ、

 

「無駄な」努力をせず、「無駄に」苦しまないで

仕事をしたり、生きていきたいですね。

 

 

 

次回は、悪癖その1「自分の実績をきちんと言わない」の「自分を売り込む技」です。

 

 

 

※かつて、私が痛い痛い経験から得た気づきを書いたところ

 

引用元の表示もなく、リブログもされず、

 

ご自身のブログに取り入れて書かれていたことがございました。

 

 

引用・活用されたい場合は、リブログが、私のブログから得た内容である旨

 

表示ください。(これは喜びます!)

 


ブログで取り上げているこの本の読書会、今年も開催します。

 

 

 

第7回を迎える「男性社会で頑張っている貴女の為の読書会」〜日本一ゆる〜い読書会〜

 

日時:1月23日(木)19:00〜21:00

 

場所:大阪市 本町駅最寄り

   (ご厚意でお借りしているため、お申し込み頂いた方にお知らせします)

 

参加費:会場費を人数割(約500円)

 

定員:6人

 

お申し込み、お問い合わせは下の「お問い合わせはこちらから」か、

Facebookのコメント、メッセンジャーからお願いします。

 

 

本を読んで(予習不要)、その感想を語って体験や気づきをシェアするだけ!

そんなゆる〜い時間です。

仕事帰りに、ホッと一息つける場を提供しています。

 

 

 

次回からは読書会も「悪癖」に入るので、

 

参加者が実際に「悪癖を止めることに取り組んでみる」のも

面白いかも?と考えています。

 

 

 

コーチングや、仕事の相談などもお問い合わせください。

 

 

アマゾネス系女子のためのコーチ 伊藤史子です

 

第5章 悪癖その1 「自分の実績をきちんと言わない」

 

 

(「コーチングの神様が教える『できる女』の法則

〜女性特有のキャリアアップを邪魔する12の悪癖〜」)

 

 

 

第5章からは、「12の悪癖」について1つずつ紹介しています。

 

 

 

この章では、「自分の実績をきちんと言わない」悪癖について

大きく3つの点について指摘しています。

 

 

 

まず、「女性の成功要因」について、著者がとある企業の社員に質問しています。

 

 

 

その答えで一貫して目立ったのは2つの点だった。

 

 

 

社内の若い女性のもっとも強いところは何かと尋ねると、

 

女性パートナーはほぼ全員が、質の高い仕事を達成する能力と答えた。

 

 

 

社員の若い女性の悪いところは何かと尋ねると、その反応もまた一貫していた。

 

 

 

「なんといっても、注目してもらって外から成功が見えるようにしないこと」

 

 

 

「同僚の男性よりもよく働くのに、

やったことを自分の手柄だと知られないようにわざわざ努力する。

 

とくにシニア・リーダーに対しては」

 

 

 

「わが社の女性の多くは『私』という言葉を使うのを好みません。

そうやって多くの人が功績に貢献したかのように見せようとします。

 

いい人とは思われても、キャリアの点ではプラスになりません。」

 

 

 

なぜ、自分の功績をはっきりと言おうとしないか尋ねると、

回答はさまざまだが、いつも次の2つの回答が出てくる。

 

 

「社内で注目してもらうために、廊下の向こうにいる醜いほら吹きみたいに

みんなの前で行動しなくてはならないのなら、無視される方がましです。

 

そんな嫌な人間みたいな行動をしたいとは思いません」

 

 

 

そしてもう1つ。

 

 

 

「いい仕事をしたら、自然とわかってもらえると信じています。

飛び抜けてよい仕事をしたら、人は気づくはずです」

 

 

 

著者の調査でも、女性は優秀で仕事もできるのに、

「その実績をはっきり言わないこと」を指摘しています。

 

 

 

そしてその理由も、

 

「言われてみれば、そうかもなあ!」と心当たりがある内容でした。

 

 

 

「実績をはっきり言うこと」に対し、なんだかモヤモヤした気分を感じます。

 

 

 

実績だけでなく、何だか自分の意見を言うことなども

ためらわれることもあります

(空気を読まないといけないとか)。

 

 

 

いったいどこでそうなってしまったんでしょうね???

 

 

 

特に女性が「主張する」事については、

ネガティブなイメージが世間一般に潜んでいるのでしょうか?

 

 

 

それを私も無意識の内に感じて、そうした方が良いと考えて行動してしまっていたのか…。

 

 

 

私もかつて非常勤職員(パート職員)の採用面接をした際、

 

男性は堂々とやった事のない業務でも

「できます」「自信があります」と言うのを聞き、

 

「やったこともないくせに、何偉そうに!」と感じたこともあったため、

 

そのように自信持って主張することが印象悪いと思ってしまうのかもしれません

 

(男性だと見方は変わるようですよ、そのことも本の中で書かれています)

 

 

 

そして、「いい仕事をしたら、自然と分かってもらえる」も

 

今となっては、なぜそう思っていたのだろう???と思いますが

 

「察して、気づいて貰えるもんだ」と思っていたのでしょうね。

 

(きっとこの辺りにも、日本の「徳を積む」の躾や教えが悪く働いているように思います)

 

 

 

 

男性職員と一緒に仕事をすることになった時、

私が気付いて「こうしたら良いのに」と思うことを彼らが全く気づかないため、

 

「言いすぎかな」と思うくらい、バリっとはっきり言ったところ、

何の反論もなくあっさりやってくれ、拍子抜けした という経験があり、

 

 

 

別に悪意でやらないのではなく、

 

「なんだ、男性には気づく・察する機能が無いのか!?」と分かり

 

それからは、やってほしいことをポンポン言っていたことがあります。

 

(「はっきり言わないと男性は分からないことを知らない周囲の女性からは、

「言い方がキツい」と陰口叩かれていたようですが)

 

 

 

人事考課の場面や、日常の業務で自分が果たしている役割や成果は

 

「いえいえそんな大したことではありません」で謙遜するのではなく、

 

 

 

感情的にではなく、「淡々とやったことはしっかり表す」ことは

お互いのために必要だと感じました。

 


 

この2つの女性の反応について、著者は次のよう対応するように言っています。

 

 

 

第一に、廊下の向こうにいる嫌な奴を、あなたがしない、そうなりたいと

思わないことの例として引き合いに出すことは、二者択一の思考方法を示す。

 

 

 

最低な奴と同じ行動をするか、あるいはまったく逆の行動をするか。

これかあれかの思考はその中間の可能性を考えない

 

 

 

あなたの仕事の質の高さに注目をしてもらう上品なやり方の可能性を考えず

 

例えば、醜い利己的な行動をせずに、

あなたの仕事の質の高さに注目をしてもらう上品なやり方の可能性を考えず、

そうしないことを正当化してしまう。

 

 

 

二者選択の考え方はよく見られる落とし穴で、本書で繰り返し取り上げるが、

これを避けることで得られることは大きい。

 

 

 

第二に、極端な例を出して、良い仕事をした功績を口にするのを拒絶すれば、

ひけらかす人より自分は間違いなく優れていると思うことができる。

 

これはプラスにはならない。

 

 

 

なぜ自分は自分の成功に注目してもらうことができないのか、と

自問して適切なやり方を考える代わりに、

自分は自慢なんぞしなくてもいい素晴らしい人間だと自画自賛してしまう。

 

 

 

著者は、

人は通常自分の行動を「自分と同類のグループ」の期待に沿うかどうかで決めると言う。

 

 

 

自分の功績に注目を惹くことをしたくないと感じるのなら、

あなたの同類のグループ(ほかの女性、前の上司、抑圧的なカルチャー、生まれ育った家族など)が

謙虚で控えめであることを期待するからだ。

 

 

 

70年代、80年代、そして90年代の女性が彼女たちと同類のグループの期待に沿うことを気にかけていたら、

今日経営に携わる女性はゼロだったはずだ。

 

 

前進するー上昇するーには、大胆な行動が必要とされる。

 

 

 

嫌な奴になって得ることはないが、

喜ばせようと自分の身を潜めることはあなたのためにならない。

 

ほかの女性のためにもならない。

 

 

 

この「二者択一」の考え方は、私も陥りそうになります。

(これもなんででしょうね?なんで「中間」の発想ができないのか?

と我ながら不思議に思うことは多々あります)

 

 

 

「これか、そうでないか」

 

「これがダメだったから、他も全部ダメ」

 

「スケジュールも、1つ上手く行かなかったら、

もうダメだと感じ、やる気が出なくなる」

 

(まるで、野球でホームラン打たれたら、そこから立て直せず暴投して崩れていく投手のようです)

 

 

 

著者の言う

「中間の可能性

「あなたの仕事の質の高さに注目をしてもらう上品なやり方の可能性」

など、

 

思いもよらなかった!そんな気がしています。

 

 

 

今後は、黒か白かではなく、こんな「中間の可能性」を検討してみる。

 

新たなやり方を気付かされたようです。

 

 

 

また、

 

「自分と同類のグループ」の期待に沿うかどうかで決めると言う。

 

 

 

これも、日本では(この本はアメリカでの事例なのですが)

「空気を読むこと」

「徳を積むこと」

 

 

 

特に女性は「気が付くこと、気が効くこと、気配り気働きができること」

が男性以上に求められているようで、

 

 

 

その象徴?として「やまとなでしこ」という言葉があり(今はほとんど使われませんがが)

 

今は特に宴会の席などで「女子力」といって暗に求められているような気がします。

 

 

 

徳を積むのは、駅で困っている人を手助けするのや、

落ちているゴミを拾う のですれば良いので

 

実績を言わないのは、徳とは別問題。

 

そう今は感じます。

 


 

私も、この悪癖を変えるために、しばらくは

 

「あえて空気を読まない」

 

「機嫌が悪い人がいても、それはその人の問題であって、取り合わない」

 

をやってみようかと思います。

(ちょっとやってみました)

 

 

 

そして、実績をいう事も、次回の内容で出てきますが

 

 

 

今私も自分の経歴書やプロフィールを考えるのに

 

「そんな大したことじゃないから」と思ってしまい、書くのをためらったり

 

できるかを問われたら、自信を持って「できます」と言いにくいことがありますが

 

 

 

それも、女性ならではの特性(悪癖)と考え、

 

相手(特に男性)は、女性ほど気にしていないみたいなので、

 

ある意味割り切って書いてみる(嘘や虚偽を書いている訳で無いし)

 

 

 

男性がやったことなくても自信持って主張しているなら

 

「横並びにさせて貰います」と思いながら、

 

主張するのも試してみようかと思いました。

 

(「できます!」と言った後に、心の中で「知らんけど」って付けてみるとかね 笑)


 


 

企業で、女性の部下のいる 男性管理職や人事の方も、

 

女性のこのような特性を理解して、

人事考課や採用面接ではより深掘りして聞いてもらうとか、

 

 

 

昇進の打診の時にも、女性が「できません」と答えても

その裏にはこういった面があるのだと理解して見ていただけると、

 

女性の活かし方に役立つのでは?と感じております

 

 

 

 

※かつて、私が痛い痛い経験から得た気づきを書いたところ

 

引用元の表示もなく、リブログもされず、

 

ご自身のブログに取り入れて書かれていたことがございました。

 

 

引用・活用されたい場合は、リブログが、私のブログから得た内容である旨

 

表示ください。(これは喜びます!)

 

 

 

来月も、この本の読書会開催予定です。

次回からは読書会も「悪癖」に入るので、

参加者が実際に「悪癖を止めることに取り組んでみる」のも面白いかも?と考えています。

 

また、具体的な日程が決まったらお知らせします。

 

 

コーチングや、仕事の相談などもお問い合わせください。

 

 

アマゾネス系女子のためのコーチ 伊藤史子です

 

いつもブログで取り上げている本

 

「コーチングの神様が教える『できる女』の法則

〜女性特有の「キャリアアップを邪魔する12の悪癖〜」

(サリー・ヘルゲセン&マーシャル・ゴールドスミス著 日本経済新聞出版社)

 

 

この本の読書会

「男性社会で頑張っている貴女の為の読書会」

も6回目の開催となりました。

 

今回も3名ご参加くださいました!

 

 

(この読書会で大切にしている考えです)

 

 

今回も本の内容からの気づきだったり、

皆さんの経験や知識をシェアしてくださいました。

 


 

 

今回は「組織が変化を難しくする」「12の悪癖」「行動を制限することも強みだ」

そして第5章の「悪癖その1 自分の実績をきちんと言わない」 についての項目を読みました。

 

 

 

本の内容で

 

「どの組織も、前向きな行動、何かをすることにコミットするようにできている。

選択しない道、とらない行動を発表することは滅多にない。

行動しないことは美徳とみなされないという単純な理由からだ。」

 

 

 

「だが、キャリアが進むにつれて重要なのは、行動を変えるときに必要なのが

行動することではなく、行動しないことにあるという点だ。

 

 

 

経営の大家ピーター・ドラッガーの有名な言葉に、

「私たちはリーダーに何をすべきか教えるのに多くの時間を割く。

彼らに何をやめるべきは教えるのにはほとんど時間を使っていない」というのがある。

 

 

 

(著者の)マーシャルは、ドラッガーの見識がいかに正しいかを見てきた。

彼のクライアントで「すべきこと」の長いリストを持っている人は、

2、3の「やめるべき行動」に集中する人に比べて変わるのが難しい。

 

 

 

まさに、「やること」より、「やめること」(やらないこと)が大事との内容。

 

 

 

これを読んで、

「行動の前に『その行動が必要なのか考える』時間が要る!との感想が。

 

それについて、予定ややる事を「入れる順番」が重要だという話になりました。

 

 

 

あるセミナーで、

箱の中に、砂・小石・大きな石 を入れていく実験をしたところ、

先に砂や小石を入れると、大きな石は入りきらない。

 

逆に大きな石を入れてから、小石や砂を入れるとキチンと入る。

という実演ががあった とのシェアが。

 

 

 

本棚やクローゼットは、これ以上入らない!と限界がわかるけど

自分の時間や体力は、限界が見えず

 

「頑張ったらなんとかなる」と思いがちで、

 

その為には、

・自分の睡眠時間を削る、

・自分のやりたい事や大切な事の時間を後回しにする

・無理をして頑張る 

となってしまう。

 

 

 

自分の時間や体力、エネルギーも実は限度があるので

 

「何が必要な事なのか?」

「それって本当にやりたいこと?」など考え、

 

「その行動をするのか?止めるのか?」を決めてから行動するのが必要だ

という話になりました。

 

(読書会の写真を撮るのを忘れたので、終了後の外の御堂筋のイルミネーションの写真です)

 

 

またある方は、facebookをずっとしていた時には、

出かけた先で道に迷ったりしていたのが、

医者から眼の問題でスマホ使用ドクターストップになり、

それに伴いfacebookをやめたら、勘が働くようになった!とのご体験まで!!

 

 

 

(私もそのお話を聞いて、自分にとってあまり意味や価値のないSNSは控えています。

優先順位の高いことをしていると、意外と気にならないんだとの気づきがありました)

 


 

「すでにやるべきことで押しつぶされそうな社員に、

新たなことを彼らのTO DO リスト(やることリスト)に付け加えるのは非生産だ。

 

それにサリーのプログラムに参加した人たちは

「新たなことを加えるよりも、自分の優先順位をじっくり考える時間と

余裕を得たことに大きな価値を見つけた」と評価している。

 

 

 

ご参加者の方が、職場で人員削減となり、3人でしていた仕事を1人ですることになり、

その時できない仕事は、「あっ、忘れてました」と上司に答えていたら、

 

大事な仕事は何度もできたか聞かれるが、

どうでも良い仕事はするように言われなくなった! との体験談。

 

 

 

まさかの「忘れてました」で業務削減が図れた!?ケースも

 


 

また、この本の内容で

 

「経験から行動が作られるのであれば、何年も、

いや場合によっては何十年も職場で身につけてしまった癖や対応の方法を取り除くと言っても、

どうすればいいのかと思うだろう。

 

(中略)

 

ごく最近まで、脳の研究者は新たな回路が生じて新たなスキルや行動を得て

変わる能力があるのは子供の神経系だけだと考えていた。

 

だが、fMRIで脳の動きを神経科学者が見たところ、

健全な成人なら年齢にかかわらず新たな神経回路の接続を築く能力が

保たれていることが確認された。」

 

 

 

そこから、

「習慣や行動は、子どもじゃないと変えられない」と信じていたのが、

そうではなく、いくつになっても変えられる! と分かった とのご感想も。

 

 

 

習慣についても、ご参加者の方の「家事が大変」。

家族が多いので洗濯したらそれを畳むのが一仕事で大変で との話から、

 

洗濯物だってそもそも「畳む必要あるの?」と考えると

 

・必要ないと考える人は、シャツやブラウスはハンガーに掛けて吊るしている とか

・たたみ皺がつくのが嫌だからハンガー派

・下着とパジャマはシワになっていても気にならないから、畳まず引き出しに放り込んで必要な時に取り出す

・家族ごとに分けたら、各自に任せる

 

と、色んな考え方がある!と話が盛りあがりました。

 

 


 

また、本の中で

「女性が自分の功績をはっきりと言おうとしないのか尋ねると、

社内で注目してもらうために、廊下の向こうにいる

醜いほら吹きみたいにみんなの前で行動しなくてはならないのなら、無視される方がましです。

そんな嫌な人間みたいな行動をしたいとは思いません」

 

それを読んで、

女性のモデルについても「お手本が少ない」との意見があるが、

醜いほら吹きのような、こうなるくらいなら何もしない方がマシ

と思ってしまうようなモデルしか想定できず、

 

そもそも「適切なモデル」を作っていない!!

という意見もありました。

 

女性のロールモデルも

「ありのまま、そのまま」がキーワードになりそうです。

 

 

 

 

※かつて、私が痛い痛い経験から得た気づきを書いたところ

 

引用元の表示もなく、リブログもされず、

 

ご自身のブログに取り入れて書かれていたことがございました。

 

 

引用・活用されたい場合は、リブログが、私のブログから得た内容である旨

 

表示ください。(これは喜びます!)

 

 

 

あの心屋仁之助さんも、受講生や受講生さんのブログを「リブログ」されてますね!

 

 


 

次回から「12の悪癖」を一つずつ読んで行きます。

 

可能なら、読書会後にその悪癖を意識して1ヶ月過ごしてみて、次回に「意識してみてどうだったのか?」もシェアしたら面白そうかもと目論んでいたりします。

 

 

また、私も「止めること」として、メールボックスの受信箱に

1万件近く蓄積していたメールを大断捨離!!

 

昨日6時間以上かかって100件代まで減らしました。

 

かつては役に立っていたであろうメルマガも、

「今やこれからの自分には必要なのか?」

「残しておいて再度読むのか?」

と考えていたら、

 

もったいないとも感じることなくあっさりと手放せました。

(「残したい」と思うなら、無理に捨てないでね!)

 

また、企業からの宣伝メールや今の私にはミスマッチな情報提供のサイトも配信停止の手続きをしました。

 

 

 

そうしているうちに、中から大事な情報のメールも発掘でき、

 

今朝も昨日届いたメールをチェックしたら40分もかかり、

 

・今後はメール読んだら、ゴミ箱かフォルダへ振り分けをする

・時間が取られると感じるなら、さらに止めるメールを検討する

も、今後の改善策としてでてきました。

 

 

 

次回の日程が決まったら、またご案内します(1月開催予定です)