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その14 組織としての運用業の難しさ

組織としての運用業の難しさ


極論すると個人投資家はプロセスにこだわる必要はなく、結果にのみこだわればよいと思う。

本音では組織だって、そんな個人の集まりであればいいと思う。

ただし、それを業としている以上、質を担保できないといけない。それのためにある程度のプロセス化が必要になると思う。

ただし当然のごとく、ここをガチガチに縛ると大切な成果がでなくなる。

この両立が難しい。実に難しい。

その13 相場反転への道

本格的な相場反転のきっかけを考えたい。相場反転のためには現状の不安、不透明要因が解消されないといけない。

2003年の例では、ゴールデンウィークにりそなへ公的資金が注入され、国は金融システムを守る姿勢を見せることがきっかけとなった。

この当時、今と同じく問題はたくさんあった。その問題の一つに明確な姿勢を見せたことが相場反転のきっかけとなったと理解している。


今、日本には政治を発端とした問題は山積しているが、不幸なことに打開策のイメージがもてない。既存の枠組みの中で首相が交代したところで、そうは変えられないだろう。民主党が政党を取ったらもっと難しいだろう。政界大再編が現実となったら話は別だろうが。世界の中の日本をイメージした強い政治のリーダーシップを期待することは非常に難しそうだ。それが今の株価を物語っているのだろうが・・・国内発では打ち手がなさそうで、リビングデッドのようにずるずるしていそうだ。


ところで、長期チャートを見てみるとわかるのだが、日本の株価が前回大底を打ったのは2003年5月。実は北米はもっと早く底打ちしていたのです。S&P500のチャートとかを見ると非常に分かりやすいのだが、2002年後半から2003年3月にかけて明確に底打ちしているのです。このときに何が起きていたのかというと、まぁ、いわゆる景気回復なんですね。悲観論の後退。


本来なら米国経済に対して連動性の強い日本もそこで反転していてもおかしくなかったのですが、当時は景気を超えて金融システムに不安がおきていたので、ズルズルと下げ続けていました。


今回はこれに期待するしかなさそうです。北米の悲観論後退による相場反転。

その為には、悪い時期を乗り越えないといけない。後半年は厳しいだろうな。それまでに大幅下落が起きるとかがないと。

その12 ROE10%だけ

二桁成長かつROE10%以上を目指したい。


株主の立場からすると資本に対するリターンであるROEは非常に重要な指標である。

ただ、既にROE10%を達成している企業は利益を横這い維持して、その利益を全額配当に回してしまえばROEは維持されてしまう。もちろん利益水準を維持することの難しさや、所属する業界が成長していないケースがあることもわかっている。

それでも成長して欲しいのは、企業のダイナミズムがそこにあると思っているから。企業が従業員により成立していることを考えると、現状維持を目指す会社と成長している会社では、どちらの従業員がより前向きに明るい明日を信じて働くだろう?


だからこそ、欲張りだが二桁成長かつROE10%以上を目指したい。

その11 中小型株FMのあるべき姿勢

中小型株のファンドマネージャーはこんな相場のときこそ頑張るべきである。新しく生まれてきている成長を目指す企業に成長のためのリスクマネーを提供することにこそ、単に株価があがって儲かる、といったことを超えた付加価値があるはず。


特に、何年も前から有名な上場ベンチャーであれば、このような局面でも最低限の株価がついている。今、私たちが最も目を向けないといけないのは、この1~2年間に上場をしてきて、まだ知名度としては十分でない会社が成長を続け、一段の成長のために資金調達をしようとしたときにあまりの株価の低さに躊躇するようなことを見逃さないようにしないといけない。


地道な調査の繰り返しの先にのみあることだ。ただし、慈善事業ではない。そのような会社に投資をできれば、必ずどこかのタイミングで大きなリターンが得られるはずなのだから。

その10 企業業績

08年度の企業業績は予想通りかなり苦しいことになりそうですね。

まずは為替。4月末に本格化する業績予想発表では、1ドル95円か100円で前提をおかざるを得ないでしょう。これだけで輸出依存度が高い企業は減益でしょう。
更には国内外の明確な景気後退。

野村や大和が発表している主要企業業績の積み上げによる業績予想には二点とも十分に反映されていません。といっていると、本日当りからレーティング引き下げが頻発していますね。


ほぼ間違いなく企業業績は減益でしょう。

既に株価は80~90%程度減益インパクトを織り込んだと思いますが、まだ底打ちまでには時間調整が必要なんだと思います。