Der Traum endet nicht ~留学王におれはなる!!~ -3ページ目

Jリーグ2ステージ制について考える(その2)

日本サッカー界全体を巻き込んで大きな問題となっていますが、自分も足らないので続きを書きたいと思います。

まずは
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/jleague/2013/columndtl/201309170005-spnavi

こちらを一読ください。
Jリーグの言い分も多少は理解できるし、2ステージ制への移行という決断も致し方なかったのかなとは少しは思います。ただし、当方はあくまで2ステージ制は反対です。そして、問題なのは


なぜ、選手、監督、サポーターにそういった説明が事前になされなかったのか。


です。
例えば

Jリーグ理事とクラブ首脳でまとめ上げたその案を
選手会、監督代表、サポーター代表などと議論し、もっとより良いものにするということもできたのでは?

時間がない、スピードを有するなどいった理由であれば初めから加えて吟味すれば良かったのでは?


と個人的には感じます。
クラブ首脳陣から出た案(責任転嫁?)なのであれば、
なぜクラブを支える選手の意見は反映されないのか?
現に前回指摘した問題点で、長期的に見れば悪循環になるリスクも秘めてるわけです。

そして一番の問題は
いままでなぜ収入、観客が減ってきているのにそれをフィードバックし、より良くしていこうという努力をもっと初めからしなかったのか?
ということです。
結果の分析も極めて甘かったということが露呈していますよね。
日本代表偏重のマスコミにも問題アリかと思いますが、Jリーグ、クラブがもっと露出を増やし、観客動員増加などの努力をなぜもっと早く考えなかったのかということです。

スポーツ(サッカー)がビジネスとして認知されるにはまだ日本は難しいかもしれません。でも、そう認知させるためにそういったスペシャリスト(アメリカ、ドイツ等々)を呼んでみるというのも手かもしれません。

過ぎたことを今更言っても仕方がないので、意見はこのくらいにしておきますが、決まってしまった2ステージに変わる案、または2ステージで日本サッカーを盛り上げていくための方法を今後は現場を交え話し合ってくれることを切に願います。

例えば
ファーストステージ優勝チームがセカンドステージで手を抜かない様にする方法とかね。安易にベストメンバー規定とかではなく。

ベルギーを模範にしてるならそこからスペシャリストを呼んで意見を聞くとか。
オーストラリアもそうですよね?
新設されたオーストラリアは別として、そもそもベルギーリーグは潤っているのか?というのも疑問です。

で、Jリーグが人気を盛り返すためにはということを個人的に考えてみます。
資金確保について


スポンサー、集客数


がまずは考えられるのは確かだと思います。

スポンサーについては、クラブ、Jリーグによって利益をもたらすことを証明しなければいけません。集客、つまり観客に対しても同様で、チームを応援または観戦することによって得られるものです。
一番てっとり早いのは、選手の露出を増やすことでしょうか。
お笑いとかテレビ番組などではなくてもいいんです。CMとか。

あとは、地域密着をもっと徹底させるべきですね。
商店街、街中、チーム広告でのアピール、ビラ配り、選手などのイベント。
代表選手よりおらが街のチームの選手。
それをまず根付かせること。

2ステージであろうが、1ステージであろうがそれは変わらないし、この辺は浦和、新潟は結構やっているのかな。
地域に根強いファンができれば、まずは地域企業からのスポンサードも得られるんじゃないかなと思います。

そして当然チーム成績。
ここは、現場次第になってしまいますが。しかし、成績をあげるから必ずしもファンが増えるというわけではなく、やはり地域に根付かせることで長期的なファン層が増えると思います。

あとは地元出身選手を増やす。
これはどのチームも試行錯誤していますが、ブンデスリーガを見習えばいいかなと(別にドイツに住んでるから贔屓してるわけではなく)
ブンデスリーガにはユース出身選手枠が存在するんです。必ず一定以上数のユース出身者をメンバーに入れなくてはいけません。
ただ、ここで問題が起きるのが、高卒、大卒という日本独自のシステム。

例えば、ユース出身者のみの場合は4人まで、高卒、大卒を加えた場合はユース出身を2人までとかにするとか。若手の出場機会についてもベンチ入り制限をまたは、何歳以下は最低何分の出場機会を与えるとか。

地元のチームを応援しても他試合はやはり気になるもの。
だからここもやはり、金、土、日の分散開催にして、ビックマッチは土日の夕方組むということです。

この利点は、自分の試合に行きあとは、帰るなり、バーなりで他の試合も見れるということにあります。そうすれば自ずとテレビ契約も増えますよね。
当然試合も分散されるので、報道回数も増えます。

なんだか、ドイツ偏重の意見になってしまっていますが、現にブンデスリーガは最も健全で、今や世界最高峰のリーグとして成功しているので、参考にするのは大事かと。

リーグ全体の話題性がほしいなら、中山選手をJリーグの幹部に入れるとか、オシムさんと顧問契約結ぶとか、ビックネームを連れてくるとか、その金が無いのであれば連れてきたことで得られる利益をスポンサーに説明することです。

当然、自分自身もベルギーなどの手法は知らないので、もっといい方法があるかもしれません。そして挙げたことも地道に時間がかかるかもしれません。でも、一足飛びに改善できるほど簡単ではないし、そこまで先延ばしにしてきたJ及び各クラブの責任です。そして2ステージに限ったことではなく実現可能です。
2ステージの問題点は


短期決戦
ファーストの優勝者がセカンドステージに育成の場として使う可能性
降格チームが優勝という前代未聞の事態が発生する
チームがかぶったらどうする?
ACLの出場権は?
降格チームの条件は?




などです。
先述しただけでなく、1ステージ、2ステージでも1番の問題となっている資金面については改善できる方法はたくさんあります。さらに、2ステージには前回に加えて、上記のような問題も数多くあります。
そういったことを踏まえて、撤回するにせよ、移行するにせよ、しっかりと



サッカーに関わるすべての人たちで



話し合ってくれることを望みます。

Jリーグ2ステージ制について考える(長文注意)

さて、本日からCLが開幕。
ドイツも自分もいろんな意味で寒いけど、欧州シーズンは熱い時期になりました。
とその傍であまりにひどい決定が日本でなされました。

TwitterやFacebook等でちょこちょこ意見して来ましたが、長くなるので久しぶりにブログで。かなりの長文ですが、お付き合いいただければと思います。

決定というのは、2015シーズンよりJリーグが2ステージ制となり、ファースト、セカンドによる1、2位とのスーパーステージの勝者が年間勝ち点1位とのチャンピオンシップを行い真の王者を決定すると言う何ともわかりにくいもの。

この決定に選手はもちろん、各チームサポーター、監督でさえ異論を唱えたわけですが、その声を無視しJリーグ首脳とクラブ首脳のみで強行採決。

実際決定の場にいたわけではないので、本当に強行だったかはわかりません。ですので、1サポーターとして意見を述べたいと思います。

まず、はたから見れば先に述べたように、実際の現場(選手、サポーター、監督)の意見を無視した強行的な決定にしか見えません。

そして、2ステージ移行のJリーグ側の理由はスポンサー、放映件、ファン層の拡大というもの。確かに近年、一部のクラブを除き資金面での確保に苦労しているクラブは目立ちます。ですので、資金確保のために何か大きな変化を起こすということは正しいと思いますし、賛成ではあります。



しかし、Jリーグは何のために創設されたのか?




日本代表強化
日本がW杯で優勝するため
地域にサッカー文化を根付かせるため






だったではないでしょうか?
その一番の理念を無視し



ただの金儲けのため




だけの改革としか思えないのです。
今後、説明、話し合いが必要と言っていますが、決定前に説明もなく、決定後に説明というのは、覆るわけでもないでしょうし無駄なことです。


健全な経営ってそういうものじゃ無いでしょう?


企業で言えば、社員、顧客の意見を無視し、幹部のみの経営。
そんなブラック企業の末路は知れています。

ただし、単に感情から批判するだけでは説得力もないでしょうから、ここからは個人的にスポーツ経営を学ぶものとして見解を述べたいと思います。
あらかじめ言っておきますが、スポーツ経営といってもまだ基礎しか学んでいませんので批判、反対意見は受け入れます。

スポーツ経営をするにあたって基本的な大きな流れは「分析→戦略→実行→結果分析」となります。分析の中にも、「利点、弱点、リスク、チャンス」と4つの項目があります。

今回の問題点は、経営資金の不足、新規ファンの減少。それを解決するために、スポンサーの拡大、目玉となる改革で話題を得るというのはいいと思います。
ただし、短期的なものなのか、中期、長期的なものなのかの展望がありませんし、分かりません。ここでは長期的なものとして考えてみます。

上記の分析は確かに正しいとは思いますが、普通の経営と違ってスポーツ経営です。メディア、スポンサー、チームの三角形が揃ってスポーツの経営は成り立ちます。2ステージに関しては肝心のチームという部分が抜け落ちているのです。そして、短期的には話題性もあり1、2年は潤うでしょう。

でも、長期的にはどうか?

2ステージにしたことで欧州とは異なった戦い方を強いられます。監督、選手にとっては、海外で仕事をしにくくなるし、逆に欧州の監督は日本に来にくくなります。選手もしかり。ただでさえ、極東の弱小リーグに移籍するのにレギュレーションの違うリーグなんてもってのほか。
そうなれば、スター選手、スター監督は日本に来なくなるでしょう。よほどの大金を積まない限り。

そして国内選手。近年ヨーロッパで活躍する選手も増え、多くの選手がヨーロッパでの活躍を夢見ています。でもJリーグでプレーする限り、移籍できる可能性は限りなく減るでしょう。戦い方も違いますから。

結果、高校またはユースでの若い逸材がJリーグには行かず、そのまま海外挑戦し、ダメなら国内というケースが増えるでしょう。

そして、日本代表ですが、海外挑戦が増えれば自ずと海外で活躍する選手も増えます。欧州、南米などの強豪と渡り合うには同じ土俵で戦っている選手を招集したくなるというもの。結果国内組がさらに減り、日本代表=海外組となると予想されます。
欧州でプレーすることを夢見るだけでなく、日本代表に入りたい、W杯に出たいという若者はさらに海外志向が強くなる悪循環です。

すべての結果、Jリーグはとうにピークのすぎた選手、国内を抜け出せない選手のリーグとなりクオリティは落ちます

クオリティが落ちれば、見る方も面白くないのでファンも減ります。
ファンが減れば、スポンサーも撤退します。

結局、長期的に見れば、失敗に終わる要素の方が多いのです。
現在も日本代表人気はあるのに、Jリーグは人気が衰えています。
それを加速させるだけなのです。偉い人にはそれがわからんのです。

新規のファン層に関しても、優勝決定の方法が分かりにくく、入りづらさもありリピーターは爆発的には増えないと思います。

素人の分析の段階でこれだけのリスク、弱点が出てくるのだから相当分析が甘いのでしょう。本当に安易に金儲けとしか考えられません。

決定後に改善するといっても2ステージによる利点が少なすぎます。
唯一の利点は短期決戦による、消化試合の減少。常に緊迫した試合にはなるでしょうけどそれもクオリティの高い選手のいる初期だけです。

Jリーグ存続のために20年間貢献してきた、選手、監督、サポーターの意見を無視し、一過性の保身のための改革に日本サッカーの未来はないと思います。
20年東京オリンピックで代表に東京または日本在住者がいないなんてことも起こりかねないです。


「おもてなし」をするはずの国の人間が一人もいない。
そんなオリンピックでいいのでしょうか?



では、どうすれば良いのかなど、書きたいことはありますがこの辺にしておきます。
最後まで読んでくださった方は本当にありがとうございます。

願わくばこの意見が関係者の耳に届き、撤回の足がかりになってくれることを望みます。
15年まであと2年。まだ間に合います。

Bundesliga 2013/2014

強いってなんですか?
はじめの一歩アニメ新章突入の前に、復習中です。
接骨院の山口先生は、もう出ないのでしょうか?

ともです。

さて、夏休みスーパーカップ、ドイツポカール3連戦、ELと、立て続けに仕事ではなく、久しぶりにプライベートで見てきました。試合レポートをと思ったのですが、もうブンデスが開幕してしまうので、ブンデス予想に切り替えます。

そんなわけで、本日よりブンデスリーガ2013/2014シーズンが開幕します。オープニングゲームは昨季3冠を達成し、新監督にペップ・グアルディオラを迎えたバイエルン・ミュンヘン対ボルシア・メンヒェングラードバッハ。

名前長い・・・・・・・

実際に仕上がり具合(と言えるかわかりませんが)を見てきたチームを中心に今季のブンデスがどうなるのか考えてみました。

どの記事も当然のことながら、大型補強を行い、ペップに期待をするバイエルンを優勝候補に挙げていますね。
でも、あえて自分は、ドルトムント。

ここ数年はドルトムント、バイエルン、シャルケあたりで固まっちゃってるんでまあ驚きも特にないのですが。

スーパーカップを見た限りでは、今季のドルトムントも強い。
ゲッツェの抜けた穴は、ギュンドガンがしっかり埋めて、ギュンドガンのところには、シャヒンが入ることで後方からの正確なパスも飛んでくる。
昨季は、香川が抜けたため、前線からの積極的なプレスをやめて、後方で奪ってカウンターという形が多かった。今季は、守備能力の長けたギュンドガンがトップ下に入ることで、再び高い位置で奪ってショートカウンターという形。本来能力の高いシャヒンもコンディション万全で攻撃パターンも多彩に。後方から正確なパスが出ることで、ミスター1-0のロイスも裏に抜け出しやすくなる。レヴァンドフスキのキープ力も健在。早い段階でロイス、後半になれば、おそらくスーパーサブで、新加入のオーバメヤンが出てくる。守備もメンバーが大きく変わらない分、組織的にできている。前線から高い位置に加え、昨季の低い位置で守りきる守備もあるので、先制すれば、オーバメヤンでカウンターということも考えられる。あとは、新加入のヘンリク・ムキタリヤンをどう使うか。
問題があるとすれば・・・・・レヴァンドフスキのモチベーションとCL、代表勢の過密日程かな。


もちろん、バイエルンも優勝候補ではある。
しかしながら、監督も戦術も大きく変わり、まだ選手が慣れていない感が否めない。格下相手には自分たちのサッカーができても、ドルトムントクラスになるとまだできないことが多い。
スター集団だけあるので、押されているときに選手が監督のいうことをきくかどうか。昨季3冠のプライドもある。
試合を追うごとに、コンビネーションも良くなるだろうし、監督がドイツ語で直接コミュニケーションを取れるから早く戦術は浸透するとは思う。あとは選手の起用法の問題か。
いずれにせよ、自力はあるのでドルトムントと優勝争いをするのは間違いないとは思う。

で、シャルケ。
フンテラールと控えに格差が大きかった昨季に比べ、今季はハンガリー代表アダム・ショロイを獲得し、選手層が厚くなった・・・・・と思われたが、バストスの抜けた穴が大きかった。
ポカールのネッティンゲン戦ではドラクスラーが、左サイドを務め、ショロイ、フンテラールの同時起用を試みたがあまり機能していなかった。ショロイを下げて、ドラクスラーをトップ下に配置した時に良くなった。
オランダ代表で、フンテラールとファン・ペルシーの同時起用がうまくいかなかったことを彷彿とさせる感じ。

まだ、バストスの代わりとなる選手を探しているだけにどうなるかわからないが、噂のシュトッカーが来ればその問題は解消されるのではないかと。ただ、控えの層は2チームに比べ、やはり薄いかな。

実際に見たのは、残りシュトゥットガルト、ヴォルフスブルク。
両チームとも今シーズンも苦労しそうだな・・・・・という印象。

ヴォルフスブルクは、クジャチョルがボランチ起用されているが、少し危なっかしい。今は格下相手だからいいが、ボランチの位置でボールを奪われるとたちまちピンチ。韓国人特有のキープ癖があるのでもう少しどうにかしたい。ギュスタボを狙うのもうなずける。あとはやっぱりジエゴ。困っときのジエゴ。3人くらいに囲まれてもジエゴに出してしまう。ジエゴがいないときにどうするかが課題。長谷部は、右サイドバックになるか、今季はギュスタボ次第ではボランチ起用もありかと。

シュトゥットガルトは・・・・・・・・
イビセビッチ次第。トラオレ、ボカはボール持ちたがるし、特にボカはボランチでキープできずに奪われるシーンが目立つ。
くわえて、ニーダーマイヤーが怪我をしてしまったのは大きい。
高徳は、今季は左サイドバックの様子。ただ、クロスの正確さと浮き球のトラップがすばらしい。左右できるだけに外されるということはないかと。あとは守備がちょっと甘いかな。


とほかにもいろいろ、補強して変わったチームもありますが、実際見ていないので何とも。
個人的には、フランクフルト、ベルリンに期待。
フライブルクも選手がごっそり引き抜かれどうなるか気になる。

なんにせよ、いよいよ後数時間でシーズン開幕!!