期待はずれの人
ブルーハーツの『期待はずれの人』が最近好きなので、歌詞を一部載せてみる。
君が僕を握って「飛べ」と叫んで
放り投げるけど飛ばない
うなずいているけど
聞いてるふりだけ
期待はずれの人
期待はずれの人
夢にときめいて、明日にきらめいてるバヤイじゃない。
『ウルトラミラクルラブストーリー』を観た。
監督は、去年くらいにCO2のスカラシップ作品(って言い方であってるか?)『ジャーマン+雨』で、なんか映画監督協会とかの新人賞を受賞した横浜聡子。
ジャーマン!!まだ観てない!!…ずっと前に横浜でやってて観に行きたかったけど、やってたのが苦手な映画館だったので行かなかった。行っときゃよかった!
今回は、実質的な長編商業映画デビュー作といえる。
おもしろかった。
大仰なタイトルにも負けない、パワフルな作品。
なんか色々よかった。同じくらい気になるところもあったけど。
ラストとかも、もうちょっと丁寧に伝えてくれても良かったと思いつつ、この作品なりの「答え」の出し方には観てて気持ちのよいものがあった。
「ただのラブストーリー」、これだけまっすぐで、胸をうつものも最近ない。
でも、この作品って、マツケン目当てとかで観に行った人的にはどうなんだろう。少なからず「横浜聡子」という人物に対する期待と知識がないと、ちょっと大変な気がする。
と言うか、「横浜聡子」に対する期待、って言う意味だと、ちょっと物足りなかったけど(前作観てないけどね!)。
どうでもいいけど、僕も麻生久美子にアーンされたいじゃないか。
あと、100sのエンディングテーマ素晴らしすぎ。そりゃそうだ。
いま、初めて長編の脚本を書いている。
中篇(60分前後)のはいままでに2本書いたことあるけど。
そいで、初めて、金にすることを目的に書いている。一銭にもならないかもしれないし、何百万何千万になるかもしれない。書くだけ、っていう分まだ今は甘い戦いなんかもしれんが。
今までは、いちご大福とかたらこスパゲッティみたいなのを目指してたけど、今回はちょっとたまごご飯を作ってみようかと思う。極上のしょう油をたらして。
シンプルに、強烈に、けれんみのない、まっすぐなブロー。
にゃくにゃく
好きな言葉は「他力本願」。(ミキシのプロフィル微妙に変えてみた)
将来の夢は海賊王。
諸般の事情により、生きています。
毎日を生きています。
散歩したり、学校に行ったり、自転車に乗ったり、ときどきボブ・ディランを聴いたり歌ってみたりしながら生きてます。その合間にたまーに、映画のことを考えてみたり脚本を書いてみたり、仲間由紀恵と結婚したいなーとか考えてみたり。
スイッチが入るまではどうもそんな感じ。
このまえちょろっとスイッチを入れてみて、徹夜してみたけど(しかも二日連続!)、二日目の朝と昼の間にくらいに座りながら目眩を起こした。ちなみに一日目は、締切りが一日延びたことを知った瞬間に眠りに落ちて学校をサボった。
基本的に自分を甘やかして生きてきたから、無理が利くように体が作られてないヨ!!
不徳と知りながら、食い逃げしてみたいです。それと海賊王になりたいです。
しがない小さな食堂で食い逃げをして、追いかけてきた店主を踏切でなんとか撒いて、お店の経営にささやかな打撃を与えます。
そうして、小さな背徳心を抱いて生きていく。
でもそんなことをする度胸もねえ!!
器の小せえ大人になったもんだ! と、ボブ・ディランを聴きながら思っています。
ライク・ア・ローリングストーンだこんにゃろー!!
この前、自転車で大井埠頭とか平和島のあたりまで行きました。
平和島は平和なのか確かめに行きました。
頭上をバンバン通る飛行機をケ-タイで撮って、なかなかうまいことド真ん中に納まったので見せよう(本当は真下から撮りたかったんだけど、最初に撮ったこれがホントにうまいこと納まったので満足してしまった)。
気持ちがにゃくにゃくしました。
もっとにゃくにゃくしたいので、今年はいろんな場所を自転車で回りたいなーと考えてます。
とりあえず、半日あれば群馬まで行けることはわかってる。でも、燃費が悪いので、交通費タダ!とか喜ぶ場合じゃないこともわかってる。
今月中に自転車で千葉を目指します。千葉の美術館でパウル・クレー展やってるから見たい。
母に「自転車でマカオに行ける?」と聞いたら、「勝手に行けば?」と言われたので、マカオも行きたい。
まあ、別に自転車でなくてもよいのだ。誰かがお金を出してくれるなら。
金を出してくれるならあなたの望み通り「自分」を探し出してみせようか!!!!!
前々から思ってたんだけど、京急が好きです。
最近、京急の走る街までよく行くんだけど、やっぱり好きだなー、と思います。
乗るのも好きだし、駅も好きだし(特に金沢八景とか、掲示板がカシャカシャしてる駅)、見てるのも好きです。にゃくにゃくしてきます。
小さい頃から京急の走る街に住んでたら、確実に電車マニアになって、模型とかいっぱい買っちゃって、なんかマニアックなジャンクの小品とかオークションで手に入れちゃったりして、搾取されまくってたかもしれない。
少年期を過ごしたのが東武沿線でほんとによかった。
ありがとう東武鉄道!!座席が硬いぞ東武鉄道!!田園都市線ユーザー曰く「急いでなければ東武の車両はスルー」東武鉄道!!
僕の中の小さなおっしゃんが叫ぶ。
「あ゙ー他人のふんどしで相撲をとりたい!!虎の威を借りた狐になりたい!!」
「海賊王になりたい!!!」
「なむなむ!!!!」
映画のことを考えているときには、「ボブ・ディランのような映画を撮りたいなあ」と思ったりします。
無骨さとか、癖のある味とか、いい意味でハッタリが効いてるとことか。
何ヶ月か前までは、「ユニコーンみたいな映画が撮りたいなぁ」と思ってたけど。
ToLOVEるの作者(原作のほう)に憧れています。それか海賊王になりたいです。
毎日、登場人物の女の子たちを如何にして脱がせ、如何に主人公の手を胸やパンツの中に入れるかを考えて過ごすのは、とても素晴らしい人生だなあ。
しかも、そのアイデアがまがりなりにも日本の少年誌のトップに君臨するジャンプに掲載されて、(金額は定かじゃないけれど)それなりの対価を得ているわけで。
…羨ましいなー。
でも、毎週毎週そんなアイデア出ないと思うんだなー。むりだー。
というわけで、ToLOVEるの原作は諦めた。えいがをとるしとになろう。
僕は現実主義者。
なんとまとまりのない文章!!
無銭飲食は、 犯罪 です!!!
日本文化会館管理団体
スロースターターです。
そして最後の最後まで上調子にならないという噂もあります。
メモ。
NHKの『技研公開2009』でスーパーハイビジョンを見た。
現在のハイビジョンの16倍の高画質。らしい。
2の4乗倍!! ←←合ってるか自信ない!!
感想。ド綺麗。
本当に、遠くの文字まではっきりくっきり見える。
ただ、これ、作り手はちょっとあれな気分だと思う。複雑なあれな。
いろいろ、ごまかせなくなってくるよね。うん、ちょっと、あれだよね、やな感じよね。
でもホントに綺麗なんだ。田んぼの映像なんか稲穂一つ一つのうねりが手にとれるようだし、ねぶたはその造形の奥行きをはっきり感じとれて、川や山の風景なんて見てると自分がその中にほわーっと包み込まれてるような感覚になる。
不思議な気持ちになった。
千八百何年とかのグラン・カフェ、初めて『映画』っつーあれが上映されて、二世期越えて二千何年の砧、スーパーハイビジョンシアターで僕は当時の彼らと同じ驚きと感動を体感したんじゃなかろうか大袈裟クドい!!
それから、黒色がキレイなのに驚いた。
暗い部分の色を出すのって、これまでだと一番難しかったわけで…って、まあ、実はそんなよくわかんないんだけど。とにかく、黒はなかなか忠実に再現できないのだ。
で、今回の技研でスーパーハイビジョンプロジェクタってあって、「これがスーパーハイビジョンの黒です」って見せられたんだけど、もうなんか「プロジェクタの電源切ってるだけでしょ?」ってくらい黒だった。
あと、狭指向性マイクってのも体感したりして…すげー欲しい。
そいで、『重力ピエロ』!!
観た。
舞台挨拶じゃないけど。
舞台挨拶見たかったけど、もしかしてと思ったときには時すでに遅し。悪のリザーブシート(割高)!!
『重力ピエロ』監督:森淳一
基本的にネタバレだ。
原作は、ヤノ氏にとって、「1番好きな小説は?」と聞かれたらもうこれ以外にないんじゃないかと県内で噂されている、伊坂幸太郎のデビュー4作品(くらいだったはず)。読んだのは確か高1か高2だった2003年あたりの冬。自主映画を撮り始めるより遥か前から、ぽわーんとこれを映像化することを夢見てた、ってくらい思い入れが強すぎる。映画化の話も2年くらい前に森淳一が監督するって聞いて、森淳一も割と好きだから、それからずーーーっと待ち望んでたんだこんにゃろー!!!
とりあえずあれだよ、『アヒルと鴨のコインロッカー』が映画化された今、伊坂作品で「映像化不可能と言われた…」を売り文句にするのは失笑もんだよね。とは言っとく、うんこ。
とりあえず、青春映画なのは良かった。そうそう、『重力ピエロ』は青春小説だよね。+時々ファンタジー、の。
重くなったらいけないんだと思う。軽く描かないと活きない。そういう意味で岡田(将)くんの演技は重すぎると思う。彼、好きだけど、イメージ的にも「春」っぽいし。だから悪くはないけど、まあ…個人的には森山未來にやって欲しかったなーとか思いつつ。
とりあえず、ヘタにミステリーだと思ってたら痛い目見るところだったんじゃないか、と。まあ、ややそういう雰囲気を出すシーンもあったけど。ややや…小うるさい原作ファンになってきたよ。
映画好きとしては、ストーリーの構成はあまりよくない気がする。原作好きとしては、もっといろんなエピソード入れて欲しいかなーという。もともとが膨大な「余話」によって成り立っている小説だから、脚本的には難しいだろうなーと思いつつ。ただ、JLGのエピソードは最重要不可欠だよねそれ抜いちゃダメだよ、と思った。
あと、もう1個の森淳一に期待する人間としたら…森淳一にはオリジナルで撮ってほしい、っていう気持ちもあり。サンダンスとったくらいなんだから…。
なんか、どの立場からみても、文句ばっかり出てきてしまうんだけど、なんだかんだ見終わったあとの感触はよかったんだ。不思議なことに。
単純に分析すると、「『重力ピエロ』最高だよね!!」って話でさあ。これを機に、久しぶりにまた読んでみよーかなーと思う次第。
…
という感じで、書いてみて、パーッと1回軽くこの記事読んでみたけど、なんだこの感想メモめちゃくちゃ!!
最近、自分のダメ人間化がとどまることを知りません。ちょっと恐いです。
好きな言葉は他力本願です。
ハッピーババァスデー
皆さんはご存知であろうか。
当年とって22。
どうしようもない男である。
自分の才能を過信し、やりたいことだけやって毎日を過ごし、送られてきたメールは返さない、2アウト3塁逆転のランナーも返さない、マリオをやれば最初のクリボーでGAME OVER、ブックオフに入れば首が硬直するまで立ち読み、なんと言っても己がこの世に生を受けるためならば母親の下腹部を切開させることさえ厭わない、本当にどうしようもないクソブタ学生ニート野郎である。
そんなヤノ氏を産み落とした彼の御母堂が、約半世紀ほど昔の今日、5月20日に生誕した。
ヤノ氏はこの日を「ハッピーババァ'sデー」と呼ぶ。
真に失礼な話である。
ヤノ氏は豆腐にぶつかるより愚鈍で悲惨な死に方をすればよい、と僕は常日頃より思っている。
ヤノ氏はこの日をとても大切に思い、今は亡き祖父母に心より感謝している。
「私という、近い未来、人類史上に多大な功績を残すに違いない人物を生んだ人物が生まれた、全世界が祝福するべき日なのだ」と言う。
ヤノ氏が続けて曰く、「高い知性と独特の鼻梁、太い眉にくせっ毛、それからこのテキトーな性格。私の主張的な特徴はすべて母上より色濃く受け継いでいる」とのことである。
「故に、」と。
「私がこのようにひねくれているのも、すべて母上の責任だ!!被害者債権者その他もろもろ烏合の衆!!上州を目指せ」。
そのためヤノ氏は、性格を含む自らの主張的特徴にできうる限り加工修正を施さないことを遵守している。
僕はヤノ氏にこう言う。
「恥を知れ。しかるのち死ね!!」。
最近読んだ小説より引用して。
さて。
「さて」で始まる文章ほど怪しく信用に乏しいものもない。
さて、森見氏の文体を模倣して文章を書くという作業はとても楽しいこと請け合い、反面、非常に手間のかかることは否定するべくもなく、以下は普段の文体に戻させていただく。
先週飯田橋のギンレイホールで映画を鑑賞し、今日までに3冊の本を読了したのでここにメモする。
ヤノ氏は映画を観た。
場所はギンレイホールであった。『大阪ハムレット』と、そのついでに『おくりびと』を観たのだった。
知らない方に一応説明させていただくと、ギンレイホールはいわゆる名画座で、各回入替制ではなく、1回の入場で2作品の映画を楽しむことができる劇場である。
以下メモ
『おくりびと』滝田洋二郎
平日の昼間にもかかわらず、階段にまで人が溢れるほど大入り。実際、上映5分前に到着した僕は、階段で観た。
映画は、「滝田洋二郎の映画としては凡庸」という印象。もともと、滝田さんは丁寧でベーシックな演出をするイメージで、今回もいつも通りそのままだった。
ホン的には、押し付けがましくないのだけよかった。父親との再会で終わるラストはベタベタ過ぎて嫌い。
これがハリウッドの労働組合で受けた理由は、たぶん各所でもすでに言われてるけど、
①日本の田舎の原風景が彼らにウケた(特に東北地方であったことも留意すべき)。
②日本独自の宗教様式(葬儀関連)が彼らにとって新鮮だった
③広末の脚がキレイ
④僕は山崎努が好き
という辺りだと思う。どうだろう。
ちなみに主演の演技はうんこ。
『大阪ハムレット』光石富士朗
この作品が始まる頃には、会場の座席は半分以上空いていた。
にも、かかわらず『おくりびと』の何万倍もの面白さ!!
何度でも観たい。いつかDVD手に入れる。アーバンタイトルから大好き。
『大阪ハムレット』は、タイトルの通り、大阪を舞台にハムレットを下敷きにしつつむにゃむにゃむにゃ…なんだけど、端的に言えば、3人の兄弟(兄妹?)の成長譚。
結局、こういう構図が好きなんだ。『酒井家のしあわせ』も『かぞくのひけつ』も。…ちなみに、『酒井家のしあわせ』は森田直幸が主演で、『かぞくのひけつ』は久野くんが主演。そして、その二人がメインキャストに名前を連ねるこの作品!!嗚呼…これであと谷村美月がいたら最高やのに。
それだけじゃなくて、まず、大学生(ファザコン教育実習生)と中学生(大学生のフリをする長男)の恋・ハムレット的境遇に悩んで賢い本(『ハムレット』)を読むヤンキー次男・キレイな女の子になりたい末っ子三男。この一筋縄じゃいかない感じ。実際、設定だけの面白さに留まらず、本当に一筋縄じゃいかない。しかも、そのどれもが一生彼らについて回る問題なのだと思うと、心の中で応援せずにはいられない。
特に、終盤で森田直幸がブツブツと呟き自分の境遇に喧嘩を売りながら川沿いの堤防を走り抜ける場面は名シーン。
嗚呼!!言いたいことが次から次へと浮かんでくる!!DVD!!欲しい!!
いや、機会があればまた劇場で観たい。
決して『おくりびと』ほど上手くないし、『おくりびと』みたいにベタベタと扇情的ではないんだ。でも、涙が出そうになったんだ。
久しぶりに素直に映画楽しんだ気がした。幸せな気分になったヤノ氏は、その後飯田橋界隈において『やの散歩』を行うのであった。
ヤノ氏は本も読んだ。
『鴨川ホルモー』
『ホルモー六景』万城目学
映画は観ていないのだ。しかし、栗山千明の演じる凡ちゃんはかわいいに違いないのだ。
で、ちょっとあれなんだ、マキメは頭がおかしい人なんだ、と思うことにした。
鴨川ホルモーとか、最終的にはどうしようもない恋愛小説的に帰結しているのに、そんなのどうでもいいと思うくらい、そこまでで毒されていた。不覚。
『ホルモー六景』は、続編かと思っていたら、スピンオフ。まあオーソドックスな小説。『ローマ風の休日』が好き。
『四畳半神話大系』森見登美彦
つまり、森見氏はあれだ、頭のおかしい人なんだと思うことにした。なにせ、森見氏は幸せになるためには結婚さえ厭わないような男なのだ(blogより)。
単純におもしろい。九龍城を想起させる古びたアパートの四畳半と大学周辺を舞台に、4つのパラレルワールドで起きる、幻の至宝と言われる「薔薇色のキャンパスライフ」を手に入れることの叶わなかった学生の物語。
樋口師匠や羽貫さんは『夜は短し-』でも登場したキャラクター。【みそぎ】も確かでてきたし、他にもリンクしてるかもしれない。
何より『夜は短し-』の「私」と明石さんがダブって見えてしかたない。でもたぶん違う。
なむなむ!!
確か、ちょっと前に白岩玄の『白い雲』(←何を勘違いしたか、正しくは『空に唄う』。一文字も合ってない!!)も読み終えたけど、これは良くなかった。
『野ブタ-』のがよかった。あれは、小説としてのフォーマットには即してないんだけど、はちゃめちゃだから内容も活きてた。
今回は、変におとなしいのが面白くないし、設定が描写を殺してる。
最後まで入り込めなかった。
ヤノ氏はマンガも読む。
ヤノ氏は曽田正人の『シャカリキ』を読んで、ブックオフで泣いた。
ヤノ氏は花沢健吾の『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の5巻くらいまで読んで暗澹たる気持ちになり、その先に手を出せなくなった。
ヤノ氏は、『ONE PIECE』の展開に毎週ワクワクしている。鼻血を噴出しかねない様子である。
ヤノ氏は、『ゲッサン』の創刊を歓迎していない。あだち充が『クロスゲーム』を休載するからである。
ヤノ氏は、『ソラニン』の芽衣子さんは宮崎あおいでは役不足であると考えている。蒼井優ならまだ許せるのだ。
さて、いつの間に文体ばまた森見氏を模倣し始めた。
そのため、この記事の執筆にあたり、非常に長い時間を要した。
ハッピーババァ'sデーは風のように過ぎさった。
バカヤロウ世界は素晴らしい文章に満ち満ち溢れている!!
なぜなら本を買ってしまうからだ。
本を買うとお金が失くなる。お金が失くなると本が買えない。
ラビリンス!!
本を買うのを我慢するということもできる。その信念に従って生きることはなんら難しくはない。
しかし、僕は己の信念を曲げることにやぶさかではないのだ。
やぶさかではないのだ!!
同時に僕は、自分を甘やかすことにもやぶさかではない。
やぶさかではない!!
悪の権化は書店である。
僕には一切の自戒を良しとする事情などない。
目の前の棚に角田光代と恩田陸と西加奈子と島本理生、それに西川美和の新刊まで一気に並べられたら手にとらざるを得ないのは読書人の性であろう。
とは言え、これまで僕が己自身と戦い、勝つことによってアイデンティティを確立してきたことは、殊更このような場で言う必要もない公然たる事実だ。
僕は生来、自身を抑制することで己を高めてきた。
そう、今日もいつも通りだ!
そうして西加奈子と恩田陸の新作を小脇に抱え、新刊文庫コーナーの前を通りかかると澁澤龍彦の『映画論集成』なる本が、僕の身長をキッチリ計ったかのように目線のちょうど真ん前に並んだ。
またもや悪の手先!!
しかし、僕はなんとか踏み止まった。
悪の秘密機関(奴らはちくま何とかだの新潮かんとかだの言ういくつかの出版会社や書店組合なる組織を隠れ簑に暗躍しているようだ)も、まだまだツメが甘い。
いくら澁澤龍彦の論評文集とは言え、お金を節約することにもやぶさかではない僕が、1000円も支払って文庫本を手中に収めるわけがなかろう!!
1000円は詐欺だ!非人道的だ!!鬼か!!もっと安くしてくんろ!!!そしたら買うから!!!
僕は歯を食いしばり拳を握りしめ必死に踏み止まっていた。そして後ろ髪ひかれながら、そろりとその場を去った。
悪の組織の巧妙なワナから命からがら脱けだした僕は、雑誌コーナーにたどり着いた。
だがここにも悪の魔の手が!!
CasaBRUTUSが丹下健三特集を組んでいる。
ブルータスお前もか!!(←うまい)
抑え切れぬ衝動が我が身を襲う。このとき僕の右手はまさに禁断の果実を手にとったと言えよう。
ザッツお買い上げ。
嗚呼、愚の極み!!
嗚呼、しかし困った!!本には一切の責任はない!!(当然僕にもない)
むしろ、そこには甘美な表現で彩られた文章や写真がいつでも満ち満ち溢れているのだ!!悪の手先などではない!!
真に悪の手先は、手際よく小説にカバーをかけ、笑顔でありがとうございましたなどとのたまいやがる優秀な書店員どもである!!
人間の風上にも置けぬ!可及的速やかに風下に立て!!
嗚呼、それにつけお金がほしい!
お金があれば、この光の見えない無限の迷宮からも抜け出せるのだ。
ここで賢明な諸兄であれば、すぐに頭の端をよぎる言葉もあるだろう。
しかし、僕はこれまでもある一時期を除いて資本主義に対するレジスタンス行為を繰り返してきた生粋のアナーキストである。
それが今となって、安易に信念を曲げることなどできようはずもない。
僕は己の信念を貫き通すことにやぶさかではないのだ。
やぶさかではない!!!!
さて、ここで僕は悪の秘密機関に間者として乗り込むことを考えた。
『全時代黒歴史』というタイトルで文章を書こう。小説かもエッセイかも詩かもわからない。何でもいいのだ。
御給金分の面白さは保障するつもりだ。今のレートなら。
しかし、約束はしない!!
約束は守らねばならぬ。
僕は守るより、攻めるのを良しとする。
リーガエスパニョーラ!!
そのかわり猥雑非猥雑問わず、どんな雑誌の仕事も受けよう。
さあ、放たれよ電話回線。若しくは光回線。
ただのパトロンでも一向に構わん!!
なお、ここに於いても他に於いても、諸兄の頭をよぎった「働け」などといった類いの短絡的かつ健全で常識ある意見・感想・提案その他一切合切を受け付けない。
また今回の文章が、愚直にも割と本気であること、森見登美彦氏の文体の即席麺的影響を一身に受けていること、それによって自らの語彙と文章力の貧困さを露呈していること、これらは看過できない事実として合わせて付記する。
と同時に、その事実が森見氏のネガティブキャンペーンになりかねんという指摘に対しては、力の限りを尽くして耳を塞ぐ。