上海で暮らしてみた -15ページ目

上海で暮らしてみた

2年目駐在員のささいな日常ブログ

連日話題のPM2.5。
この前、日本に帰国した際にも、みなさんにご心配いただきました。
ただ、上海は北京ほどひどくないので、「日本の方が花粉や黄砂で大変ですねー」などと余裕ぶっていたら・・・

帰国したら空気悪っ!ちょっと先のビルがかすんで良く見えない。
ここ数日間、悪化しているらしい。

これは今日の家の近くの様子。


下の地図は、アメリカの環境保護庁(EPA)というところが各地の大気を計測し、汚染度を「AQI」という指数に数値化したマップです。
状況はリアルタイムで変わりますが、色が濃い赤色に近づくほど汚染度が高くなります。


この時の指数は下記の通り(数値が高いほど人体に危険)。

北京=AQI 545
上海=AQI 245
東京=AQI 80

AQIは、PM2.5以外の有害物質も含めた大気汚染「指数」なので、これを日本でよく報道されている1立法メートルあたりのPM2.5の「濃度」に換算すると下記の様になります。

上海=195マイクログラム
東京=27マイクログラム

PM2.5だけをみれば、この時の上海の濃度は東京の7倍強にあたります。
日本の環境省は、1時間あたり85マイクログラムを超えた場合に「不要不急の外出を控え・・・」といっていますが、
我々駐在員は、常にその2倍以上汚染された環境で日々の生活を送っていることになります。
私、大丈夫アルカ?

なお、北京の「AQI 545」という水準は、EPAが想定した上限をぶっちぎった異常値なので、私のみつけたPM2.5への換算サイトではエラーになりました。。。

とりあえずマスクするくらいしかないか・・・
みんなしてないけど。


ところで話は変わりますが、、、
本日3月8日は「国際女性デー」といって、女性に対する差別撤廃や社会への男女平等参加を訴える記念日。
会社の総務担当者から、「今日は国際女性デーなので、女性は全員、午後は休みます」といわれた。
冗談でしょ?だましてない?と思ったけど、実は多くの会社がそうしており、当社も毎年半日勤務にしてきたらしい。
ちなみに「国際男性デー」は、、、勿論ありません。それこそ男女平等に反しているじゃないか!?


謝謝!


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このブログには、何の検索ワードからたどりついたかを確認する機能があります。
昨年暮れ頃は、「上海 こたつ」などが圧倒的に多かったのですが、最近は引越しシーズンを迎えたからか、
「鹿特丹花園」(私の住んでいるマンション名)で検索されることが増えてきました。
なので、1年間住んでみた感想を書いてみます。

このマンションは1997年(98年?)オープンの、いわゆる「古北1期」といわれる物件の一つです。
2LDKで家賃は11,000元/月でした。

立地環境はとてもいいと思います。

最寄駅は10号線水城路駅まで徒歩8分くらい。
徒歩5分の場所にあるカルフールのほか、近くには日本食材店の「美濃屋」、韓国系スーパーの「1004」、各種日本商品を扱う「フクゼン」などがあります。
マンション敷地内にも日本食材店の「しんせん館」やクリーニング屋の「ハルヤ」があるのでとても便利です。

コンビニは周りにたくさんありますし、日本人向けの病院(徒歩3分)や、日本語の通じる美容院、中国語学校、日本料理店などが多数あるので、中国語が苦手でも生活に困ることはまずないと思います。
昨年暮れにオープンした高島屋へも徒歩10分強で行くことができます。

私は子供がいないので学校関係のことはよくわかりませんが、浦西の日本人学校まで車で10分程度ですから、
小学生までなら通学にも便利と思います。

中庭(広くはない)もあるので、敷地内で小さな子供が遊んでいる光景もよく見かけます。
マンション出入口は小さい広場の様になっていて、休日にゴルフに行く日本人の集合場所になります。
お父さんにも優しい。

<中庭側から見るとこんな感じです>


反対に良くない点としては、建物が古いです。
築15年程度ですから、そんなに古くないと思っていたのですが、中国の場合2000年以前の建物は品質が悪いそうで、
いろいろと不具合がありました。

・水質が悪い。サビの影響で、水を出した直後は茶色く変色することがある。
・水圧がやや低い(これは、私の部屋が最上階の10階だったからかもしれません)
・雨漏りする(これも最上階だったことと関係あるかもしれませんが、私の下の部屋でも配管からの水漏れがありました)
・臭いがキツイ(これも、飲食店の上方の部屋だったからかもしれません。)
・通気性が悪い。6~7月頃は服にカビがっ!
・部屋にねずみが出た!(詳しくはこちら
・原因不明のナゾの停電が何度かあった。
・断熱性が悪いのか、冬は異常に寒い!

トラブルへの耐性は人によって違いますし、同じマンションでも部屋によって事情が違うので、鹿特丹がおすすめかどうかは何ともいえません。
私の場合は様々なトラブルに我慢できなかったのと、中国生活にも慣れて、他の地区にも住んでみたかったので1年で退去することにしました。
これから鹿特丹に住むことを検討中の方々に、ご参考になれば幸いです。

話は最初に戻りますが、検索ワードで意外と多いのが「上海 ねずみ 対策」などです。
結構みんな困っているのか??

謝謝!


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中国には、日本では見られない色々な仕事があります。

これは、路上の耳カキ屋。

右側の人たち!並んでまでやってもらいたいか?
女子がメイド服でやったらもっと繁盛するかも。

これは、ゴルフボール屋。

休日の朝、日本人の集団がゴルフに行く際の待ち合わせ場所にて。
リヤカーいっぱいにボールを積んだおじさんが売りにきます。
気持ちはわかるけど、道具にこだわる日本人は買わないかなぁ・・

これは、路上で身長・体重をはかってくれるサービス。

興味があったので乗ってみました(笑)。

靴をはいたまま台に乗ると、上から帽子みたいなのが降りてきて、身長と体重を同時に計測できます。
台にはタイヤが付いていて、別の場所まで引きずって移動できる様になっています。
測定結果は、標準体重と共にレシートみたいのに印字され、持って帰ることができます。
1回1元。毎日はかっても大丈夫。
測量の結果、私はヤセ型ということが確認できました。


今日は、旧暦で今年初めての満月を祝う「元宵節」。
また、あちらこちらでバンバン花火あげてます。
pm2.5?そんなの関係あらへん。


謝謝!


祝大家!春節快楽!

中国は旧正月を迎えました。
数日前から個人商店は休み。飲食店は従業員が帰省して人数が減るので、普段でも最悪な接客が更に悪くなります。
浮かれ気分の人が多くなり、仕事は全て先送りに。
中国にいると今が本当の正月に思えてくる。日本のテレビ見てて、正月特番やってない(当たり前)ことに違和感あるくらい。

■深夜の大騒ぎ
今日は旧正月の元旦にあたる日。昨日の大晦日の夜からいたるところで花火&爆竹が始まり、とても寝ていられる状態ではありません。
爆竹は、バカさわぎする為の道具だけではなく、今年1年の家族の健康や幸せ、商売繁盛などを祈念して鳴らすものなので、一般家庭でも普通の行事として行ないます。
春節の1週間くらい前から、あちらこちらに臨時の爆竹販売店が設置されました。

尖閣問題にからめた花火「東京大爆発」なんてのもあるらしい。やめてよ・・・

こちらは家の近くの様子。
午前0時とともにすさまじい量の花火と爆竹!

ここは普通の住宅街だけど、いたるところに花火が上がります!

ここも普通のマンション前の道路だけど、爆竹隊が占拠してバンバンやってます。

戦争か!?っていうくらいの爆発音の連続。

となりの部屋の赤ちゃんはずっと泣いてた。。反対の部屋では犬が興奮状態になってた。。


■帰省は一大事
日本の正月の帰省も大変ですが、中国の場合は次元の違う大変さ。
特に内陸まで帰省する人は、特急とバスを乗り継いで、帰るまでに通算2日とか3日かかる場合もあるらしい。
しかも、ピーク時の列車内は立つ場所もないほど混んでいて、椅子の下やトイレの中まで人で埋め尽くされることもあるそうな・・・。

中国の地方出身者にとって、春節に帰省するという習慣は法律よりも大事なしきたり。
子供を田舎に預けて都会で暮らしている出稼ぎ労働者もいるので、そういう人にとっては年に1度、子供の顔を見られるとても大事な期間です。
だから大変な思いをしても帰る。
そして、会社に無断でそのまま都会に戻ってこない人もいる・・・


■治安にはご注意
出稼ぎの人は、故郷にお金を持って帰らないといけません。
稼いだ人はいいですが、稼げなかった人の中には他人から盗んででも・・・という人もいるらしい。
また、上海に二度と戻らない人にとっては最後の一稼ぎの機会なので、スリやひったくりにはいつも以上に注意する様に中国歴先輩の方々から言われました。
特に出稼ぎ労働者が多数たむろっている主要駅前は要注意。

こちらは上海駅前の様子。

大きな荷物をもった人たちでごった返しています。


■初詣
日本人はほとんどの人が初詣に行くと思いますが、中国人は行かない人も結構いるみたいです。
そうは言っても、市内の主要な寺には大勢の人が押しかけます。
ここは観光地としても有名な静安寺というお寺。

普段は30元の入場料が、正月は100元になります。
あまりの人の多さに入場は断念・・・


今年1年が平安でありますように。


謝謝!
中国No.1の高層ホテル、パークハイアット上海の紹介。


内装はとてもシンプル。
「中国の伝統的な建築美と幾何学的要素を取り入れ、洗練されたモダンな・・・・」まぁそんな感じ。
照明も3通りのシーンをスイッチ一つで切り替えできます。


この部屋は82階。ホテルは79~93階にあるので、全体の中では低層にあたります。
それでも夜景はこんな感じ。

眼下に上海の金融街を見下ろす贅沢な眺め。
これだけ高層になると車のクラクションもほとんど聞こえず、上海とは思えない静寂さ。


窓には電動ロールスクリーンと電動ローマンシェード。

大きな声では言えませんが、動作音がちょっとうるさい

トイレはTOTO製で、フタの開閉や便器の洗浄をセンサー検知で行なうタイプ。ホテル開業当時は中国未発売の最先端機種だったらしい。
シャワーは通常タイプに加えて、天井から雨の様に浴びることができるレインシャワー付き。

画像の上にある銀色のところからザーっと浴びられます。
このホテルは確かに洗練されているけど、デザイン上、スイッチやレバーに説明書きがないので、
間違えて違うレバーをひねると急に頭上からシャワーを浴びせられるかもしれません!

なお、ホテルのロビーは87階にあり、ロビーラウンジでお酒を楽しむこともできます。
観光客の行く94階にもバーがあるけど少し騒がしい雰囲気なので、ホテルのロビーの方が低層ながらリッチな気分に浸れると思う。


さて、春節まであと1週間。街のあちらこちらに爆竹を売る仮設テントが設営され始めました。
元旦の夜0時前から、日本人の想像を越えるものすごい爆発音が鳴り続くらしい・・・
ちょっと楽しみ。


謝謝!