春節 | 上海で暮らしてみた

上海で暮らしてみた

2年目駐在員のささいな日常ブログ

祝大家!春節快楽!

中国は旧正月を迎えました。
数日前から個人商店は休み。飲食店は従業員が帰省して人数が減るので、普段でも最悪な接客が更に悪くなります。
浮かれ気分の人が多くなり、仕事は全て先送りに。
中国にいると今が本当の正月に思えてくる。日本のテレビ見てて、正月特番やってない(当たり前)ことに違和感あるくらい。

■深夜の大騒ぎ
今日は旧正月の元旦にあたる日。昨日の大晦日の夜からいたるところで花火&爆竹が始まり、とても寝ていられる状態ではありません。
爆竹は、バカさわぎする為の道具だけではなく、今年1年の家族の健康や幸せ、商売繁盛などを祈念して鳴らすものなので、一般家庭でも普通の行事として行ないます。
春節の1週間くらい前から、あちらこちらに臨時の爆竹販売店が設置されました。

尖閣問題にからめた花火「東京大爆発」なんてのもあるらしい。やめてよ・・・

こちらは家の近くの様子。
午前0時とともにすさまじい量の花火と爆竹!

ここは普通の住宅街だけど、いたるところに花火が上がります!

ここも普通のマンション前の道路だけど、爆竹隊が占拠してバンバンやってます。

戦争か!?っていうくらいの爆発音の連続。

となりの部屋の赤ちゃんはずっと泣いてた。。反対の部屋では犬が興奮状態になってた。。


■帰省は一大事
日本の正月の帰省も大変ですが、中国の場合は次元の違う大変さ。
特に内陸まで帰省する人は、特急とバスを乗り継いで、帰るまでに通算2日とか3日かかる場合もあるらしい。
しかも、ピーク時の列車内は立つ場所もないほど混んでいて、椅子の下やトイレの中まで人で埋め尽くされることもあるそうな・・・。

中国の地方出身者にとって、春節に帰省するという習慣は法律よりも大事なしきたり。
子供を田舎に預けて都会で暮らしている出稼ぎ労働者もいるので、そういう人にとっては年に1度、子供の顔を見られるとても大事な期間です。
だから大変な思いをしても帰る。
そして、会社に無断でそのまま都会に戻ってこない人もいる・・・


■治安にはご注意
出稼ぎの人は、故郷にお金を持って帰らないといけません。
稼いだ人はいいですが、稼げなかった人の中には他人から盗んででも・・・という人もいるらしい。
また、上海に二度と戻らない人にとっては最後の一稼ぎの機会なので、スリやひったくりにはいつも以上に注意する様に中国歴先輩の方々から言われました。
特に出稼ぎ労働者が多数たむろっている主要駅前は要注意。

こちらは上海駅前の様子。

大きな荷物をもった人たちでごった返しています。


■初詣
日本人はほとんどの人が初詣に行くと思いますが、中国人は行かない人も結構いるみたいです。
そうは言っても、市内の主要な寺には大勢の人が押しかけます。
ここは観光地としても有名な静安寺というお寺。

普段は30元の入場料が、正月は100元になります。
あまりの人の多さに入場は断念・・・


今年1年が平安でありますように。


謝謝!