ずきコン(山内瑞葵ソロコンサート ~“MY”Revolution~)参戦記 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

「ずきコン(山内瑞葵ソロコンサート ~“MY”Revolution~)参戦記」

 なぜだか予定より15分早く着いてしまったずきコン。「魔法かな…?」とか冗談を言ってるヒマもなく、物販列に並ぶ。長い…そして開場時間になっても全然動かない。「仕方ない…中で買うか…」と入場列に並び直す。が…中に入っても物販は当然、長蛇の列。

 僕としてはとりあえず、ずきちゃん(山内瑞葵)のリボン型プレートライトさえあれば良いのだけれど、「これ、列に並んだら確実に開演時間に間に合わんな…」っことで、断念。無念。せっかくのずきちゃんソロコンなのに、プレートライトなしで挑む羽目に。不覚…orz

 その代わり(?)席はめちゃくちゃ良い。アリーナ5列どセンター。下手したら普段の劇場より近い(僕はいつも立ち見だし)。

1.
 コンサート冒頭、魔法使いずっきー登場。魔法使いってより、魔法少女? 後半曲でも感じたけれど、あの子の中になにかプリキュア的なアイカツ的な小さい女の子の感性が潜んでいる気がする。あのキャラは「迷走」とも言われるけれど、ああいう感性は大切にして欲しいな。僕は好きだし…それこそ小さい女の子が憧れるアイドル像にピッタリくる感じがする。

 その後は、まなか(田口愛佳)との小芝居を挟みつつ、ちとシリアスなクール系の楽曲を披露し、そのまま可愛い系→さらにダンス系→歌唱系のパートへと繋いでいく。そうした表現の振り幅が、ずきちゃんの最大の武器のひとつ。この日のセトリは物語性よりもそうした表現の幅を活かそうとしていた。

 ダンスパートで披露した「右足エビデンス」は、劇場とはまた違った雰囲気。かつて「眩しい照明と大音量の音楽のなか、劇場は妙に静かでモノクロだった。躍動するずっきーの身体だけが、その世界に音と色彩を与えていた」と書いたように、250人収容の狭く薄暗い劇場では、ちとイケナイものを見ているような背徳的な怪しい光を放っていた「右足」。この日はもっとこう…お祭り的な感覚と言うか。みんな「待ってました!」みたいな。そんな感じだった。会場全体がカラフルだった。

 歌唱パートで披露した「私は私」では、歌詞にあるような「個人主義」よりはむしろ、「継承」的なものを感じた。もともとはみぃちゃん(峯岸みなみ)の曲。昨年のTDCソロコンではゆいりー(村山彩希)も披露している。みぃちゃんに育てられたゆいりー、そのゆいりーに育てられたずっきー…。その3人に歌い継がれてきたこの曲。

 本編ラストは、王道系+自身のアイデンティティであるチーム4楽曲。なんかね、こんな良席をもらってしまって申し訳ないくらいだった。なんせ「猫アレルギー」の「君の家♪(お邪魔して♪)」って歌詞のところで、視線の先真正面にいた僕に言われたような気がして、「え? ずきちゃんウチ来んの?」と思えてしまったくらい←

 アンコール明け、「リボン曲」と数曲を挟んで16期生との「抱きつこうか」から、お手紙コーナー。涙まじりで語られる想い。「がんばれー!」というファンの声。日本中、世界中の人を笑顔にするのが「My Revolution」だという彼女。「みんなを笑顔にする」、そんないかにもアイドルなセリフもずきちゃんが言うと説得力がある。

 

 僕は前日、「YouTubeと48」の記事を振り返って「こんなこと今のAKBじゃ絶対に無理だな…」って勝手に鬱な気分になっていた。でも、この日はそんなことをすべて忘れて楽しんでいた。歌唱パートではずきちゃんの声が裏返ったりしていたけれど、そんなことは何も関係なかった。ずきちゃんがそこにいて歌って踊っているだけで、自分でも考えられないくらい楽しいんだ。

 「推し」のソロコンなんだから、そんなのは当たり前だと思えるかもしれない。でも、僕にとってはそうじゃない。少なくとも、かつてはそうじゃなかった。せっかく名古屋まで行っても楽しめなくて「なぜいつもこんな気持になるのだろう」とか書いていたのが僕だ。まあそれは、くまに対しては明らかに「ガチ恋」だったからなのだけれど、もともと僕がそういう奴(鬱気質)だからってところもあって。

 でも、ずきちゃんはそんな僕をいつも笑顔にしてくれる。それって結構すごいことだと個人的には思う。

 

 そうして迎えたオーラス。ここまでのセトリは大方予想がついていた。チーム4曲に「右足エビデンス」や「抱きつこうか」、「モニカ、夜明けだ」など自身の代表曲、渡辺美里さんの「My Revolution」をやるのも(コンサートタイトルから)予想していた。でも、ラストは何が来るか予想つかなかった。お手紙の最後にずきちゃんが「ずっと」を連発するから、ゆうなぁコンみたいに「ずっとずっと」が来るんじゃないかと予想する人も周りにいた。「ラストはなんだろう…」みんなが固唾を呑んで見守る。

 ラストに来たのは…

 「僕は頑張る!」

 心が震えた。この日、いちばん感動したのはこの瞬間だったかもしれない。あまりにシンプルな言葉。なんの衒いも気取りない。こんなまっすぐで純粋な言葉を僕は他に知らない。それはかつて、たかみなが放った「努力は必ず報われる!」に匹敵するようなプリミティブでイグノラントな力強さを持っていた。

 ずきちゃんが今、AKBのセンターをやることの意義が見えた気がした。

2.
 公演後は買いそびれたプレートライトを買うために再び物販へ。撮って出し写真の列が途切れず、寒空の下、ようやく物販列が出来た頃には、ゆいゆいコンの開演時間になっていた。ランダム生写真はとうに売り切れているし、その後もバッグ、タオマフ、キャップとずきちゃんグッズの完売情報が列に告げられていく。そのたびに、「プレートライトは売り切れないでくれ…」と祈るような気持ちでいた。

 なんとなく、それがないとずきちゃんヲタを続けられない気がした。思えば、この一年弱、僕は人から羨ましがられるくらい幸せなヲタ生活だった。「推し変」して最初のシングルでいきなりずきちゃんが選抜落ちして「僕は疫病神なのか…」と思ったりもしたけれど、バトフェスではあまりに力不足で選抜ステージにも連れて行ってあげられなかったけれど…。

 それが一転、年末にはソロコンが決定して、そして先日のリクアワではAKBのセンターにも選ばれた。ドルヲタは数いれど、こんな経験ができるヲタはそうはいない。それこそ、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」が叶ってしまった感じ。でもそれは、本人の努力と、選抜落ちで奮起して握手会を完売させたずっきーヲタさんたちの支援の賜物。

 

 僕には、ずきちゃん推しとして何も自分を証せるものがない(握手券はじつは買っているのだけれど、それはまた別の記事で)。僕がずきちゃんヲタになったのは、何より彼女が僕を見つけてくれるからなのに。だから、プレートライトは絶対に必要だって、なんとなくそう思い込んでいた。祈るような気持ちで物販ブースに入ると、プレートライトはちゃんと残っていた。

 

 会場を出る時には、すでに体は冷え切っていた。でも良いんだ。心は暖かった。