フォードvsフェラーリ
FORD V FERRARI/LE MANS '66
監督:ジェームズ・マンゴールド
概要
1966年のル・マン24時間レースをめぐる実話を映画化した伝記ドラマ。フォード・モーター社からル・マンでの勝利を命じられた男たちが、王者フェラーリを打ち負かすため、意地とプライドを懸けた闘いに挑む。エンジニアを『オデッセイ』などのマット・デイモン、レーサーを『ザ・ファイター』などのクリスチャン・ベイルが演じる。『LOGAN/ローガン』などのジェームズ・マンゴールドがメガホンを取った。(シネマトゥデイより)
感想
子どもの頃は車好きだった。
中でもフェラーリは特別な存在。F1のカーナンバー27は憧れの存在。鈴鹿にも通っていた。いつからか…いつからか、僕は車好きじゃなくなった。F1を見るのもとうの昔に辞めてしまったし、免許さえ取っていない。キーホルダーだけは今でも、昔フェラーリ美術館で買ったものを使ってる。
この映画は、そうした子どもの頃の想いを持ち続けた人の映画。
60年代、僕が懐かしがるよりは遥かに昔の時代の話。イーストウッド的な屈託したアメリカン・ナショナリズム。池井戸潤的な中小企業と大企業の葛藤。作劇はやや古典的。嫌なヤツも出てくるけれど、抑制が効いているから大して気にならない。
『フォード対フェラーリ』というタイトル。でも実際の語り口はむしろ『カーズ』に近い。ひとりのレーサーの生き様、彼が「大人」になる瞬間に焦点を当てることで、単純な「勝敗」だけでは語りきれない深みが物語に与えられている。
最良のキャスト。映像も美しい。珠玉の作品。
☆☆☆☆☆(5.0)
映画『フォードvsフェラーリ』予告編 2020年1月10日(金)公開