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赤灯えれじい (3)


著者: きら たかし
タイトル: 赤灯えれじい 3 (3)

 

 

 2巻の時に「3巻は何かありそう」と心配していたのですが、まだそんなに話は動きませんでしたね。普通に初セックスしたり、すれ違ったり。

 場面ごとに最適の構図で、全くブレない背景が入ってくるのでとても読みやすいです。漫画らしい漫画と云えるかと。あと面白いと感じるのは、正面の顔と横顔で描き方を変えているところですね。横顔は普通のデフォルメなのですが、正面の時だけ瞳をアーモンドみたいに描くんですよね。自然とキャラクタの表情に注視させていて、感情を読み取りやすくなっている一因になっています。

 

 一歩ずつ話が進んでいるのが、何か怪しい気も。4巻は何かありそう。

平成よっぱらい研究所―完全版

著者: 二ノ宮 知子
タイトル: 平成よっぱらい研究所―完全版

 

 私は一滴もお酒が飲めず、飲む想像をするだけで目頭を赤くできる特技を持っています。付き合いでどうしても飲まなくてはいけない機会もよくあるのですが、はっきり云って拷問なんですよ(泣)。

 お酒なんて百害あって一利無しだよ、なんて強がってみても、グビグビ飲んで陽気に騒いでいる人、強いお酒を渋く飲んでいる人、横目で見ては羨ましがって過ごしてきました。

 

 で、この「平成よっぱらい研究所」なのですが、二ノ宮知子のムチャ飲みは凄まじいですねえ。飲み仲間共々血を吐くまで飲むというのを繰り返す、そんなエッセイコミックです。この本の良いところ。それは下戸の私でも全然羨ましくないところ(笑)。

 まあ、だけれど、のちに「のだめカンタービレ」を本当に描いていくのだろうかと、要らぬ心配をしてしまうほどの豪放磊落ッぷりには惚れます。巻末の妹を殺しかけるエッセイも笑えます、いつでも兄弟の最下層は大変なんですよねえ(笑)。

 

 この表紙の人さあ…、全知全能の神に見えますよね!

武装錬金 (7)

著者: 和月 伸宏
タイトル: 武装錬金 7 (7)

 

 一気に集めてしまいました。なんて云えばいいのか、ヘンテコな雰囲気に包まれている作品でしたねえ。

 リアルでもファンタジーでもない造形の街の中で、表と裏をさらけ出す登場人物達がこれまた微妙なスピードで駆け抜けていく。巻末の1話毎のライナーノーツでは、読み手のテンションを下げていくような内部事情を暴露。あのライナーノーツは「武装錬金」を読者との共有にしていこうとしてるのでしょうか。

 魅力がないのかと云ったら、惹き付けられるんですよね。生温かい。和月伸宏に引きずり込まれる感覚があります。謎だ。。

 話はどんどん迷走していますし、何か新たな解決策、アイデアさえ見つけられれば、また化けそうなんですが。

 

 と、書きながら「武装錬金」をネットでいろいろ検索していたら、打ち切り、らしいですね…。まじかよー。

娘と私と娘のムスメ

著者: 佐藤 愛子
タイトル: 娘と私と娘のムスメ

 

 

 テレビドラマはたま~に観るのですが、最近ずっと楽しみに観ていたのが、NHKでやっていた「ハチロー 母の詩 父の詩」。そのサトウハチローの異母妹であり、ドラマ原作の著者でもある佐藤愛子のムスメエッセイ。

 

 「娘と私の部屋」から始まった爆笑エッセイシリーズですが、高校生だったムスメも結婚し、娘のムスメが誕生してしまいました。まあ、またいろんな事が起こるのですが、佐藤愛子は、これまで通り、いつものことのように、ブルドーザーよろしく豪快に解決、いえいえ引っ掻き回していきます(笑)。心に力があるのだとして、それが怪力になってしまっているのが佐藤愛子なのですが、読み手の悩みの些事さえ洗い流してくれるこのパワー、恐るべしです。

 

 今回は孫という存在がいるのですが、それでもやっぱり佐藤愛子にとっての日常の幸福は、娘そのものなのですね。救い救われているということが、ヒシヒシと伝わってきます。

 母と娘という関係、それを私は常に暖かいものであって欲しいと願っていますし、憧憬を持って見つめてしまうのです。

サッカーの世紀


著者: 後藤 健生
タイトル: サッカーの世紀

 

 最初はサッカーに関するブログにしようと思っていたのですが、テレビ観戦の感想だけでは味気ないですし、週末の観戦記だけではネタが持たない、等々考えて断念しました。スカパーとWOWOWで毎週欧州リーグは見ているのですが、数年前に見始めた頃にはやはり何がなにやら分かりませんでした。

 

 で、その見かた、文法を学ぶという意味で「サッカーの世紀」は打って付けでした。何故にセリエAを「せりえ・あー」と云い、ACミランは「えー・しー・みらん」なのか。南米のサッカーの国民性の違い。アメリカでサッカーが流行らない理由、等を明快な理由を元に書かれています。サッカージャーナリストには電波を発する馬鹿もたくさんいるのですが、後藤健生は伊達に生涯観戦試合数が3000を超えてないなと思わせる良質なジャーナリストの一人だと思います。

 

 この本とは関係ないのですが、WOWOWは早くリーガ・エスパニョーラをスカパーに返してくれませんかねえ。経済的にも放送内容的にもとても助かるのですが…。