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夢の工房



著者: 真保 裕一
タイトル: 夢の工房

 ミステリー作家の真保裕一のエッセイを集めたもの。書き下ろしの中編も入っています。

 アニメーター時代のエピソードが多いのですが、とにかくいかにアニメーターが辛いかをこれでもかと繰り返されます。「笑ゥせぇるすまん」のスタッフロールに彼の名前をよく見かけましたが、あれを点滴打ちながら作ってたと思うと別の味わいも出てきそうです(笑)。
 全てを自分の思い通りに創作したいと思った時に、小説しかなかったというのは頷けるところ。元アニメーターだったら、安彦良和や石田敦子のように漫画家になっても良さそうですが、彼の作品内容を考えると、小説しかないでしょうねえ。それと、ディック・フランシスの影響もあるでしょうね、なにせ「連鎖」「取引」「震源」と続きましたから。最近は普通のタイトルなので少し寂しいところです。

 収録されている中編「盗作・雪夜の操り人形」ですが、正統のミステリでした。ただ、これは他の作品にも云えるのですが、男女の情愛の部分がドライすぎるんですよね。苦手なのか、本人の性質の部分なのかは分かりませんが。。そういえば、小説家の駆け出しの頃に少女漫画の原作も数本やっているとか。どんな内容なんでしょうかねえ、読みたいような読みたくないような(笑)。

アイシールド21 (12)



著者: 稲垣 理一郎, 村田 雄介
タイトル: アイシールド21 12 (12)

 あかん、だんだん惰性で買ってるだけになってきてる…。キャラが増えると、どうしても能力がインフレしてきて、アメフトっぽさが無くなってきてますねえ。アメフトってもう少し普通に描いても、十分面白いものだと思うんですが。

 対戦前に手の内を明かした奴はかませ犬、の法則を見ると悲しくなりますね(笑)。

lucy

 3月3日、飼っていたフェレットが天国に行きました。4年ぐらい前でしょうか、拾ったフェレットの飼い主が見つからずに、なし崩し的にうちで飼うことになりました。フェレットというのは、イタチに非常に似た毛のフサフサした動物で、わりと躾もしやすく散歩の必要もないので、今まで動物を飼ったことがない私にも何とか共同生活を送ることができました。半年ほど前から体調が悪くなりだし、最期は眠るようでした。

 こんなに辛いことだとは思いませんでした。部屋のあちこちにフェレットのカタチが残っていて、それに気付くたびに胸が引き裂かれそうになります。一週間ほど経ってみて、大分落ち着くと同時にいかに多くのものを私に与えてくれたかが判るようになりました。今はまだ無理ですが、フェレットをまた飼おうと思っています。それが再会のようになればいいなあ、とも思っているのですが。

 ありがとう、またね。
 
 (こんなことを吐き出してしまって良かったのかな。もし読まれて気分を害された方がいましたら、申し訳ないです…。)

バジリスク-甲賀忍法帖



著者: せがわ まさき, 山田 風太郎
タイトル: バジリスク-甲賀忍法帖 1 (1)

 徳川幕府のお家騒動に巻き込まれた甲賀と伊賀の忍者衆が、どちらがか全員息絶えるまで殺し合いをしなければいけなくなるという、なんともバトロワなストーリー。

 背景が実写の取り込みだったり、まつげがバサバサだったりと、絵的にも非常に面白いですね。主人公の甲賀弦之介の秘術の表現の仕方も秀逸。これは漫画化ならではの面白さで、文章表現ではあり得ないところでもありますよね。文章の映像化という点で、非常に成功している作品であります。
 山田風太郎の原作なのですが、続きは明日読もうっと、なんてのは到底無理な、怒濤の展開です。とにかく登場人物に対して容赦がありません。忍びの世界とはそういうものなのでしょうが、それとは別に山田風太郎の作品に対するストイックなまでの娯楽性の追求が窺い知れます。どの登場人物も愛着が沸くのですが、如月が一番好きかなあ。飄々としたキャラに弱いです(笑)。あと天膳エロ過ぎ。

 アニメ化されたり、原作の方ですが映画化も決まったようで、再び風太郎ブーム到来って感じですね。せがわまさきは、同じ風太郎原作の「柳生忍法帖」を「Y十M」として連載予定だとか。楽しみ楽しみ。

ちいさなのんちゃん






著者: 永野 のりこ

タイトル: ちいさなのんちゃん



 漫画では孤独な心を救い続ける永野のりこの、爆笑子育てエッセイコミック(かな?)。一人娘ののんちゃんに、とにかく光を当て続けて愛が溢れ返ってます。日本中がこの本を読めば、少子化なんか無くなるんじゃないですかねえ(笑)。



 とにかく笑えるネタのオンパレードなんですが、たまにズキッと鋭い事も云われたりしてて、侮れないです。いいなあ、子育て。。どうやれば子供って出来るのかなあ、ぷんぷん@珠緒



 それにしても、「ちいさなのんちゃん」といい「電波オデッセイ」といい、なぜに絶版なんでしょうねえ。。Amazonに画像も無いですし。もっと注目してもらいたいです。