「つまみ細工の講師資格をとりたいのですが、通信で取れますか?」
「講師認定は、どこで取ればいいのか悩んでいます。」
「協会資格が欲しいのですが・・・・」
などなど、つまみ細工の講師認定に関してのお問い合わせを頂くことが増えました。
もうすでにかなりの技術がある方も初級から受講いただいたり、海外から受講頂きぜひ講師資格まで!というお声も頂くのですが、どうして講師資格が欲しいのでしょうか。
いくつもあるつまみ細工講座、協会の中から、その講座の講師資格を取ろうと思ったのはなぜでしょうか?
もちろん、
■物理的な問題で「距離的に通える近かさか」
■時間的な問題で「通信講座があるか」
■受講料
■作品の好み
などは、皆さんの決め手になるポイントだと思います。
ただ、同じ「認定講師」でもどこのカリキュラムでどんなことのために取得するのかで、内容を吟味する必要があります。
つまみ細工花びらでは通信があるため、その利便性から取得を考える方も多いようですが、内容と求めるものについてちょっと整理してみました。
■仕事にしたくて、箔をつける意味で「講師認定」というお免状が欲しい
■技術を極めたという意味でのお免状が欲しい。一番上位のお免状が「講師認定」であるならそこを目指したい。
■自分で作るのと、人に教えるのは違うと思うので、講師としての研修を受けたい。その結果としてお免状を受け取りたい。
■仕事とすることに漠然とした不安があるので、つまみ細工を仕事とするための心構えや注意点を知り、仕事のサポートを受けたい。その結果としてお免状が欲しい。
上記の4つのことが考えられます。
もっと細かく言うと他にもあるかもしれませんし、これだけ!というよりはどれも理由の一つではあるけれど、という方も多いかもしれません。
一つずつ、考えてみます。
■箔をつけるためのお免状
であれば、しっかりと協会として運営されている団体、もしくは誰もが知る(何冊も出版されているような)先生からのお免状が一番だと思います。
お免状を出している先生、教室はたくさんあると思いますが、それは教室で出している発行元のみが認定している認定証です。
つまり効力はその先生のネームバリュー次第ということになります。
協会という名前で活動している団体でも、一般社団法人をとって活動しているところから、協会としてサポートがしっかりしているところ、ただ名乗っているだけ(協会は名乗れば今この瞬間からでも誰でも協会を作ることができます)というところまで様々です。
一般社団法人をとっているからしっかりしているということは一概には言えませんが(ちょっと費用かかりますが申請すれば比較的容易に取得できますので)、それも一つの指標ですね。
でも、「協会」と名乗るからにはやはり継続性とある程度の公益性が求められます。
その点はしっかり確認し、ただの教室ではなく協会としての活動をしていて、その理念に共感できるところを選ぶのがいいと思います。
つまみ細工花びらの認定も、2022年12月より、一般社団法人つまみ細工検定協会からのものとなります。
協会についてはまた別途ご紹介していきたいと思います。
社団法人を取っている協会かどうか、またそれを自分ではどう捉えるのか、その協会の理念やバックグラウンド、活動に関してよく調べた上で、運営がしっかりしていて理念に共感できる団体を選ぶ必要があります。
やはり母体となるお教室や店舗がしっかりあることや、定期的に活動がされていて発信もしっかりら行われていることなどが分かると安心ですね。
いろいろな検討ポイントはありますが、協会を選ぶときには
「理念に共感できる。」
そこに尽きると思います。
どことは具体的には申し上げませんが、やはり歴史ある素晴らしい作品を多数カリキュラムに入れている教室や、多数の職人さんや作家さんを講師を抱えてさまざまなカリキュラムをもっている協会、受講後しっかり色々な講師の仕事先までフォローされている運営に意欲的は協会など、魅力的なところがいくつもありますので、その理念や作品をご覧になって決められるのがいいと思います。
そんなわけで、
箔を付けたい場合には、「協会かビックネームの先生からのお免状」がお勧めです。
その際は継続性や理念への共感ができるかどうかがチェックポイントとなります。
■技術を極めたという証が欲しい。
という方もいらっしゃると思います。
特に仕事にしたいとか、箔を付けたいとかではなく、ともかく最上位のお免状が欲しい。
それが上級なら上級、一級なら一級でいいけど、その上に講師認定というのがあるなら、そこまで取っておかないと気が済まない!
分かります。
一番上が欲しいですよね。
やりきった感が出ますし、何か知らない知識がそこにあるなら是非知りたいと言う知識欲は、成長のために必要なものです。
ただ、そういう方は、実は一つのお免状だけでは、満足できない方が多いのでは?!と思います。
そう。
つまみ細工教室のお免状は全部ほしい!!!というコレクターのようになっている方はこのタイプ。
それぞれの協会やお教室によって違うところ、メリットデメリット、全ての作品を網羅して、お免状をとるのも素晴らしいと思います。
むしろ、そんじょそこらの先生方よりもお上手なのではないでしょうか。
沢山のお友達と交流したり、色々な先生の良さを取り入れながらつまみ細工を楽しむ、と言う点で、これこそが、教室に通い続ける王道の理由という気もします。
ただ、オリジナル作品を作るのが苦手もしくは面倒という方も。
きっと、つまみ細工だけではなく、編み物や和裁、洋裁、刺繍にカルトナージュもタッセルも、、、色々な分野に精通してらっしゃるんでしょうね。
つまみ細工花びらでは、講師講座ではつまみ細工の技術については学びません。
仕入れやデザイン、設計の方法について学びますが、技術的なお免状としては上級が最高となります。
また、カットや糊ばり、染色などは準備コースで学ぶ内容となります。
新しくできた「羽二重コース」の講師では、運営やトラブル対応はマニュアルがあり、製作のみで認定が出ますので、羽二重の基本を教えたい!と言う方はこちらもおススメです。
■自分で作るのと教えるのは違う。教え方を習いたい。という方もいらっしゃると思います。
その講座や協会の講師講座の内容に関しては、ある程度HPやブログで明らかにされている場合が多いと思います。
1.作品の完成度のみをもってお免状が出されるのか。
2.指導方法についての研修(アシスト研修や座学、テストなど)もカリキュラムに入っているのか。
をきちんとチェックしたうえで、申し込むのが一番かと思います。
1の場合には、指導方法などは先生の指導方法を見て習う、ということになるのでしょうか。
それとも作品さえ作れれば、そこから先は各講師のオリジナリティに任せると言うことなのでしょうか。
そもそも、
「その先生の指導方法が自分に合っているのかどうか。」
という点も、重要になるかと思います。
私も、他のお教室についての感想を、受講者の皆様から伺うことがあります。
私の教室については、私に直接悪口言う方はなかなかいらっしゃらないので、分かりませんが…
つまみ細工のお仕事研究会では、色んな教室や協会の口コミを集めていて、それぞれ特色や考え方が違うんだなと思います。
同じ教室を評するのに、違う方からそれぞれ
「すごく厳しくて、嫌なことを言われた」
「とても丁寧で、細かいところまで行き届いていた」
と180度違う感想を伺うことがあります。
受け取り方や相性、また(私も本当に気を付けないといけないなと思いますが)間が悪かったり忙しかったりで対応が変わることも無くはないと思います。
鋭意努力していますが、たまたまメールの返信をまとめてしているときに受信したら1時間くらいで返信できることもあれば、立て続けに仕事が入り金曜の午後のお申し込みで対応できないまま3連休に入って4日くらいあいてしまうこともあるのです。
きっと前者の方は「3営業日って書いてあったのにすぐに返信くれる先生」と思うでしょうし、後者の方は「確かに規約に3営業日って書いてあるけど本当にそのくらい待たされる」と思うでしょう。
そのようなタイミングとか、ちょっとした言い方をどう取るか、またシステムや規約にも先生の性格や理念は表れると思います。
作品のデザイン以上に、(協会の理念同様)先生の性格や理念に共感できるかどうかは、仕事に役立てる資格として捉えた場合には重要です。
この教え方は素晴らしい!!!と思う先生がいらっしゃれば、そこで指導方法まで研修してもらえるのが理想的ですね。
その結果としての認定証、手にしたらとても達成感があるのではないかと思います。
■(ワーク)目標設定の仕方、立てた目標を達成する具体的な方法
■(ワーク)目標を達成するために必要な時間を生み出す方法、時間のやりくりの方法
■販売経路の確保
■材料の仕入れ先(仕入先のご紹介のみ。講師による販売はありません。)
■浅草橋の案内(マップのみ)
■開講の準備(集客するには?自分を知ってもらうには?どんなお客様、受講生者に来て欲しいのか?ターゲットの定め方)
■開講場所の確保
■(ワーク)自分の軸を知る、キャッチフレーズを作る
■(ワーク)商品の要件について学び、自分の提供できる商品を考える
■(ワーク)自分に合った講座や販売の軸を作る
■(ワーク)ターゲットを探す、決める
■目的や適正にあったプロモーション
■ブログ、Facebook,Instagramそれぞれの特性と使い分け、発信内容のすみ分け
■なぜブログをするのか
■ブログに必要な情報
■(ワーク)テンプレートを使ったブログの具体的な書き方
■(ワーク)具体的な項目について考えながら、自分に合った規約とキャンセルポリシーを作る
■自分が擦り減らないための、クレーム対応
■健康管理と規約の関係
■価格の設定(適正価格とは?値上げのタイミングとは?その方法)
■つまみ細工のデザイン(デザインのもとになる資料の集め方、意匠登録、パーツの基本、おちりんの大きさ)
■つまみ細工の技法(種類と利用法)
■つまみ細工とは
つまみ細工で失敗しやすいポイントと指導法、伝わる指導
接着について
金具の種類
■利益別納税の基本
■個別アドバイス(何が向いているのか?どうやって進めていくのがいいのか?課題へのフィードバック。)
※講師講座ではFacebookでのサポートがありますので、FBのアカウントの取得が必須となります。
サポートグループはクローズドのグループですので、グループ内の発言などがメンバー以外に公開されることはありません。
お問い合わせ、お申し込みには、土日祝日を除く3営業日以内にお答えしております。
※残席が少ないものに関しては、お申込みいただいた時点でタッチの差で満席、ということがございます。ご了承の上、お申し込み下さい。
講座のキャンセルは、1週間前までは振込手数料を引いた全額を返金致します。
それを過ぎてのキャンセルでは、通信講座の設定がある場合には通信への振り替え、ない場合には100%のキャンセル料がかかります。
また、期限内であっても複数回キャンセルが続いた場合、その後の受講をお断りすることがございます。
コース受講や継続特典を受け取った後での部分キャンセルや期限切れによる返金はできません。
期限に御注意の上、お申し込み下さい。
メールアドレスやご住所の間違い、増えております。
今一度ご確認下さい。
※こちらの講座は、つまみ細工の準備講座シリーズの一つとなります。他の講座と合わせての受講でより理解が深まりますが、お好きな講座を単発で受講頂くことが可能です。
つまみ細工の染色 基本講座(染色と糊張り)つまみ細工の染色 応用講座(部分染色、多色染色)
■開催講座のご案内■
つまみ細工を基本の基本からしっかり学びたい方は初級講座へどうぞ
応用の技術は中級、上級コースへどうぞ♪1回からでも参加できます