こんばんは、守田矩子（のり子）です。
先日の続きです↓
先日の続きです↓
「自然栽培パーティ全国フォーラムin滋賀」の
佐伯さんが、自然栽培に関する不思議な現象の答えを
師匠である木村さんに質問されました。
お話の一部をシェアさせて頂きます。
（Qが佐伯さんの質問。Aが木村さんの回答です）
※ここで言う「自然栽培」とは、
農薬・肥料・除草剤を使用しない、
野菜・果物の栽培方法のことです。
【質問１】
Q:無農薬・無肥料の自然栽培の稲の根っこが、
農薬・肥料を使う慣行栽培の稲の根より
大きく、長く伸びるのは何故か？
（右が、自然栽培の稲の根。左が慣行栽培の稲の根です）
A:肥料を与えると、栄養がすぐ近くにあるので、
根を伸ばす必要がないから。
農薬・肥料を使う慣行栽培の稲の根より
大きく、長く伸びるのは何故か？
（右が、自然栽培の稲の根。左が慣行栽培の稲の根です）
A:肥料を与えると、栄養がすぐ近くにあるので、
根を伸ばす必要がないから。
肥料を与えないと、栄養を求めて根が伸びるし、
土中の微生物が増えて、活性化する。
現代は、肥料の与え過ぎでは？
現代は、肥料の与え過ぎでは？
【質問２】
Q:自然栽培をしていると、タガメやトキなど、
絶滅危惧種の生物が畑に現れてくる。
彼らは、どこから来たのか？
絶滅危惧種の生物が畑に現れてくる。
彼らは、どこから来たのか？
（石川県羽咋市の田んぼに現れたトキ）
A:自然生物は、環境が整うと戻って来るのでは？
自然栽培を始めたら、3年は続けて欲しい。
石川県羽咋市で自然栽培を始めてから、
3年後に、トキが戻ってきたそうです。
【質問3】
Q:慣行栽培では、どこか欠けてしまうプチトマトが、
自然栽培では、左右対称にすずなりに成る。
大根葉も左右対称に成る。
これは、どうしてか？
自然栽培では、左右対称にすずなりに成る。
大根葉も左右対称に成る。
これは、どうしてか？
（欠けることなく、すずなりに成っているプチトマト）
（左右対称の大根葉）
A:本来、植物は左右対称のはず。
大根は、「十字架植物」と言って、花弁は4枚。
肥料を与えると、本来の性質が狂ってくる。
野菜は、葉の葉脈を手本にして育てると良い。
【質問４】
Q:自然栽培の野菜が、虫に喰われないのはなぜ？
（虫食いも無く、美しいピカピカの葉っぱ）
A:虫は、肥料による過剰な栄養を食べに来る。
自然栽培の野菜には、余分な栄養がないから虫が来ない。
道端のタンポポに虫が来ないように。
過剰な栄養は、野菜を腐敗させる。
・虫が来る野菜＝腐敗する
・虫が来ない野菜＝腐らず、枯れる
【質問5】
Q:世界の気候変動や自然災害について、どう考えるか？
A:肥料がガス化すると、
二酸化炭素 CO2 や亜酸化窒素 N2O になる。
この CO2やN2Oが、環境に影響を与えている。
工業部門は、排ガス規制などで、二酸化炭素を
減らす努力をしているが、農業はどうだろう？
自然栽培を通して、市民の力で、
地球環境を改革する将来は、そう遠くないのでは？
シェアは、ここまで。
木村さんは、どんな質問にも、
決して深刻になることはなく、
ユーモアたっぷりに、皆を笑わせながら
お話をしてくださいました。
自然栽培の潜在的な底力を感じられる
木村さんのご回答に、大きな勇気をもらえた気がします。
木村さんのお話を、グラフィックレコーディング
してくださっていました↓
部分最適と全体最適
（「自然栽培パーティ全国フォーラムin滋賀」に参加して（３））
へ、つづく。
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