生活を支えてくれている人たち－第2回「愛でいけるやん」お話会で感じたこと

こんばんは、守田矩子（のり子）です。

台風19号が日本を通過中です。
現在、暴風雨圏内の方々は、不安な夜を
過ごされていると思います。

どうか、出来るだけ被害が少なくて済みますように。
まずは、自分の命を守ることを最優先してくださいね。

台風前夜の昨日、中務貴士監督をお呼びして、
大阪で第2回目の『「愛でいけるやん」お話会』を
開催させて頂きました。

（中務監督（左）と私）

27歳の中務監督の感性は、
私たち昭和バブル世代とは随分違います。

エゴや自我意識が低くて、地球意識が高いのですね。

私が20代の頃なんて、基本、
自分のことしか考えていなかったし、
いかに毎日を豊かに楽しく過ごすかしか
頭の中になかったなぁ。。。

中務監督だけに限らず、今の27歳前後の若者って
本当に凄くて、尊敬しちゃいってます。

なにが凄いって、「やりたいことがない」ってとこです。↓

やりたい事がないって素晴らしいー「愛でいけるやん」お話会より

「やりたい事がない」という事は、
自我の欲が低い、つまり、霊性が高いということ。
自分に何がやってきても、拒絶せず受けられるってこと。

それは、『自分の真ん中が空っぽだから出来ること』

なんですよね。

これ、自分の中に、自我ががっちり詰まっていて、
自分軸が確立している人にはとても難しい事なんです。

自分の好き嫌いや快・不快、もしくは損得などの基準で、

「何をするのか、何をしたくないのか」を

判断してきた私たち世代には
「やりたい事がない」は、本当に驚きの価値感です。

中務監督にしても、映画を撮りたいとか

有名になりたいというモチベーションで
ドキュメンタリーを撮っている訳ではありません。

元々、別の仕事をしていたのに、
奥様である岩崎靖子監督の出産を機に
バトンタッチをされるという『成り行き』で、

映画を撮る事になってしまったのです。

そんな経緯や、奥様と共に映画を創る醍醐味について
沢山お話を聴かせてくださいました。

『個人の幸せ』や『会社・組織の在り方』を

大切にする岩崎監督と
『個人を越えた世界の幸せ』を感じ取る中務監督。

この2人の価値感が合わさることで
更に楽しみな映画となりました。

昨日のお話で、私が最も響いたのは
以下のエピソードでした。

学生時代は『不良』とカテゴライズされていた人たちや
あまり学歴の高くない人たちが
トラック運転手や、鳶（トビ）のような職業に
つかれることが多い現代。

注文すれば翌日に荷物が届く便利な生活や
台風などの自然災害からの復興支援は
こういった方たちが支えてくださっていることを
私たちは忘れがちです。

私たちの生活で陰で支えてくださっている人たちに
もっと意識と敬意を向けることで、
皆が仕事に対する『誇り』を取り戻せるのかも

しれません。

中務監督は、前回の台風15号の直後、
被害をうけた千葉県にも出向き、

現地で色々な情報を仕入れて来てくださいました↓

監督のお話に、真剣に耳を傾けてくださる皆さま↓

監督のお話を受けて、参加者の皆さまが、
自分の本音や想いをシェアしてくださり、
とても静かだけれど、しみじみと心を感じる場となりました。

皆様のお話を聴かせて頂くと、
皆、毎日の生活に必死で、

置き去りにされているものがあること。

当たり前に受け入れていることでも、
心の奥底では、「このままじゃ嫌だ」と
感じていることをお持ちなのだと分かります。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
自分の中の子どもの心を大切にしていきたいですね。

中務監督と岩崎監督の合同作品
「愛でいけるやん」の初上映会は、
関西が11/22と11/23・関東は11/30です。

チケットはこちらでご購入頂けます↓
『愛でいけるやん・初上映会』