こんばんは、守田矩子(のり子)です。

先日は、うちのマンションに
ドキュメンタリー映画監督・中務貴史(なかつかさたかし)さんを
お招きして、お話会を開催させて頂きました。

 


(中務監督(左)と8名の参加者様)



お話会のテーマは、
中務監督のデビュー作となる『愛でいけるやん』
についてのあれこれ。

撮影の裏話も沢山聴かせて頂きました。
そして、監督がこの映画にかける想いも。


『愛でいけるやん』は、
大阪府高槻市の運送会社「宮田運輸」さんの
ドキュメンタリー映画です。

売上を伸ばそうと必死になっていた矢先、
会社のトラックが死亡事故を起こしてしまいます。
宮田社長は、トラックが人を不幸にするのなら、
大好きな運送会社を辞めてしまおうかと悩みます。

その後の宮田運輸の取り組みが、映画の中で
紹介されています。


その取り組みのひとつが、
ドライバーの子どもさんが描いた絵を
トラックの後ろにラッピング塗装するというもの↓







この取り組みを始めてから、事故が無くなったそうです。

我が子の絵を背負っていると思うと、
自然に優しい気持ちになり、安全運転になる。
後ろから煽られる等の危険行為も無くなったそうです。

駐車場で声をかけられる事もよくあるのだとか。


そして、この取り組みは、
業界を越えて、海外へも広がっています。
また、宮田運輸さんは、
福島原発事故の後処理にも手を挙げておられます。

 
宮田社長の悩んだ末の決意は、
「ただトラックが大好きだったあの頃の
“こどもの心”で、会社をやってみよう」
だったそうです。


 
今回のお話会は、8名という少人数だったこともあり、
予測を越えた、とても濃い場となりました。


参加者さまの中に、ずっと笑顔のない方(K様)がいらして、
私は、来られた時から気になっていました。

目が合っても、ニコリともされない。

どうしたんだろう。。。

何か気に食わないことがあるのだろうか。。。
それとも、単に今日は虫の居所が悪いのか。。。


色々考えていたのですが、
映画の予告動画を見ていた時に、
あっ!と気がつきました。

もしかしたら、K様は、
ご家族をトラック事故で亡くしているのではないか。


そう思うと、私の鼓動は早くなり、
だんだん胸が苦しくなってきました。
そして、怖くなりました。

どうしよう。。。
どんなお気持ちで、ここに来られたのだろう。。。


K様以外の参加者様は、活発に発言してくださり、
自分の体験や考えをシェアしてくださいました。
実体験から来るお話は、どれも心に響くものばかり。
 
 
ずっと、無表情で黙っておられるK様のことが
ずっと気になっていた私は、
勇気を出して、発言を求めました。


すると、K様は、涙を流しながら
話を始めてくださいました。


予想通り、K様のお子さんがトラックにはねられたそうです。

大きなトラックとの酷い事故で、
子どもさんは生死の境を彷徨い、
幸い、一命はとりとめられたそうです。

それを聴いてホッとしたのですが。。。


子どもさんをはねたトラック運転手の言葉に
K様は、もの凄くショックを受けられました。

その言葉とは、
「早く、荷物を届けたい」
というものだったそうです。


その言葉を聴いて、私は驚愕しました。

今、自分が子どもをはねてしまって、
その子の命がどうなるか分からない時に、
そんな発言をするドライバーさんに
怒りが込み上げました。

これは、貨幣経済の大弊害やん!
子どもの命より、お金(=荷物)の方が大事なんか!
って。


しかし、他の参加者さまの言葉で、
私は我に帰りました。


そのドライバーさんも、荷物が遅れることで、
・配送先に迷惑をかけてはいけない
・会社に迷惑をかけてはいけない
と必死だったのではないでしょうか、と。


K様は、
「この映画の運送会社さんは素晴らしいと思うけれど、
こんな会社ばがりじゃないと知って欲しい」
とおっしゃっていました。

本当にその通りです。



おそらく、優しいK様は、
事故の相手を責めてはいけないと、
ご自分の感情を
ずっと我慢されてきたのではないでしょうか。

そのせいで、笑顔が消えてしまったのかもしれません。

ご自身のお話をされた後のK様は、
表情がパっと明るくなられたのです。


私は、これまで、『笑顔』は社会貢献なので、
自分の機嫌は自分で取って、
いつも機嫌良く居ることが大切だと
発信してきました。

でも、そうじゃなかった。。。


笑顔になれない事情が、人にはあるんですよね。

決して、いつもニコニコ笑顔でいる必要なんて
ないのだと、つくづく思う出来事でした。




中務監督って、しっかりしているように見えますが、
若干26歳なんですよ。

IMG_20190908_172531935.jpg





そんなお話をすると、
「うちの子どもも、監督と同世代だ」
という参加様さまが、数名いらっしゃいました。

その中のおひとりが、
「うちの子は、『やりたい事がない』と言って、
せっかく決まった就職内定を断ってしまった」
と言うお話をしてくださいました。


私は、この『やりたい事がない』って
素晴らしい事だと思うのです。

なぜなら、自分の欲や願望に囚われることなく、
来たものをキャッチ出来るから。

私たち昭和の人間は、
・自分の好きな事をする
・自分の願望を達成する
というのが『善きこと』だという価値観で育ち、
ゴリゴリに自己実現をしてきたし、
お金を稼いできました。

で、地球を消費してきたんですよ。



しかし、時代は変わりました。


令和というのは、
『自分ファースト』ではなく、
求められることを受け容れ、
自分の使命を成していく時代だと
感じます。

「やりたい事」があると、
自分に来たお役目を果たせない可能性がありますから。


私は、「自分のやりたい事」ばっかりしてきてしまったので、
「やりたい事がない」って、素晴らしい価値観だと思うし
尊敬します。

「やりたい事がない」ってことは
「何でも出来る」ってことですから。



さて、このお話会の様子を、すぐにブログに書いてくださった

奈央ちゃん、ありがとうございます
嬉しいです(^^♪



この映画の関西初上映会が、
11/22(金)夜と11/23(土)午前に
高槻現代劇場大ホールで開催されます。
チケットは前売り2500円、当日3000円 です。

是非、ご一緒してください。

チケットは、こちらで購入して頂けます↓
●関西初上映会チケット

※高校生以下は、無料で参加できます↓
●関西初上映会チケット(高校生以下用)



そうだ!
私もチケットを持ち歩いているので、
直接会える方は、私から買ってください!





中務監督のお話を直接聴いてみたいという方のために、
10/11(金)夜にも、大阪で少人数お話会を開催致します。


まずは、無料メルマガにて募集させて頂きますので、
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【追記】:
10/3(木)の東京開催イベントも、
明日(9/11)21:15発行のメルマガにて
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どうぞよろしくお願い致します。



 

 

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