こんばんは、守田矩子(のりこ)です。

 

 

私は、自分が閉所恐怖を持っているので、
こういう環境に耐えられません↓

 


(怖いので、写真は小さめにします)

 

 


日本の採卵養鶏場では、約95%が、
この写真のように、

鶏を狭いカゴに閉じ込めた
『バタリーケージ飼育』というものらしいです。

 

※出展はコチラのサイトです↓

『HOPE for ANIMALS  動物はあなたのごはんじゃない』
 

 

 

バタリーケージの広さは、

1羽あたり平均B5サイズ(257mm×182mm)だそうです。
満員電車から一生出られないというような状況、
めちゃめちゃ苦しくないですか。。。


最少面積で飼育することで、作業効率を上げて

人件費や設備費などのコストダウンを行い、

卵の大量生産・安価供給を可能にするそうです。

 

しかし、一生、自分の身体の大きさギリギリの
カゴの中に閉じ込められて、身動きも取れず、
死ぬまでそのまま卵を産み続けないといけない鶏たち。

 


ストレスのため、鶏どうしで、つつき合いが起きたり、

弱い鶏は餌が満足に食べられなかったりするそうです。

 

つつき合いでのケガを防ぐため、

雛のときにくちばしを切られる。

切られた痛みのために水が飲めなくなる雛もいる。


 

足元は金網でできており、動けないため、

爪は伸び放題でカゴの網目にからまっているそうです。

 

この環境の中で、精神を安定させ、ケンカや病気を防ぐために、
抗生物質や精神安定剤が、飼料に混ぜられているそうです。

 


こんなストレスフルな環境で生まれた卵から、

私たちは何を摂取しているのでしょうか。。。


抗生物質や安定剤はもちろんのこと、

ストレスホルモンとか、めっちゃ入ってない???


本当は、この状況を、
養鶏業者さんも望んでいないんじゃないかな。。。
だって、鶏のことを、誰よりも愛して大切に感じているのが

養鶏業者さんだと思うから。

 

 

 

 

私が買うようにしているのは、ケージ飼いではなく、
平飼いの卵です。

そして、大きさも均一ではないもの。

 


とたえば、こちらの写真をよく見て頂くと分かりますが、

卵の大きさが、小さめで、しかも大小バラバラなんです↓

 

IMG_20180829_195340544.jpg



 

 

・Lサイズの卵は、6個で250円

・MSサイズの卵は、10個で300円

私が買うのは、MSサイズです。

 

 

この値段表示を見て、

「あれ、スーパーで売っっている卵って、
大きくて、大きさも均一だよな。。。

じゃあ、小さい卵はどうなってるんだろう???」

という疑問が湧いて来たからです。


調べた訳ではないので、ハッキリとは分かりませんが、

私の経験上、大きさが不揃いで小さめの卵が、

市場に出まわっているのを見たことがありません。

 

もしかしたら、廃棄されているのかな。。。

だとしたら、すごく悲しい。

 

 

『大きい卵』と『小さい卵』で、優劣があるなんて

何かすごく違和感です。

 

小さい卵しか産めない鶏も居るかもしれません。

地球視点で見たら、『大きさも形もバラバラ』が当たり前で、

『全く同じ』な方が、不自然じゃないですかね?

 

 

しかし、この現状って、採卵養鶏場の方々が悪いのではなく、

消費者が、「大きくて均一で安い卵」を求めるから、

こうなっているのだと思います。

 


 


先日伺った、木村聖子さんのお話会で、

モロッコ産のアーモンドを購入しました↓

 


 

(お話会を主催された中尾亜由美さんのブログより画像拝借)

 

 

 

 

完全無農薬で、味も何もついていないアーモンド。
形も大きさも不揃いです。

中には欠けているものもありますが、

それは、人が石を使って、
アーモンドの殻を割っているからだそうです。


袋を開けた時、何とも言えない、いい香りがしました。

何も加えていないはずなのに、

かすかにハーブのような香りがします。

口にしてみると、

「今まで食べていたのは何だったんだろう?」
という位、優しい味と良い香りです。

日本製のアーモンドに比べて、

決して安くない商品ですが、価格以上の価値があると感じました。


 

少し前までは、卵や野菜って
・出来るだけ安いもの
・形も大きさも均一で美しいもの
が望まれていたと思います。

しかし、もう、その時代を終わらせてもいいんじゃないかと
思うのです。


一気に世の中を変えるのは不可能かもしれません。
 
しかし、例えば、消費者が、
『ケージ飼育の安い卵』を買わなくなれば、
養鶏業者さんはどうされるのかな?
と思いつつ、私は、食品を購入する際に気を付けています。
 
 

 

 

・ケージ飼いの卵も、
・平飼い( 鶏が自由に地面を歩き回れるようにした飼い方 )の卵も
この世には存在します。

どちらにも消費者のニーズがあるからです。
 
どちらにも、メリット・デメリットがあるでしょう。
どちらかを無くすとかは無意味でしょう。

しかし、選択は出来ます。
 
 
 
世界を変える第一歩は、日々、「何を選び、何を買うか?」
の選択から始まるのだと思います。

・大きさ・形が不揃いのもの、試してみてはいかがでしょうか。
・例えば、狭いケージに生涯閉じ込められる鶏の卵を買う事を
一度やめてみるのはどうでしょうか?

地球のために。
そして、あなた自身と
未来の子どもたちのために。
 
 
これ、食品生産者さんの問題ではなく、
消費者である私たちの態度次第だと思います。

 
 

 

 

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