
はじめての方へ長い自己紹介①の記事はコチラからです
前回の自己紹介③の記事はコチラ
実は、長くお付き合いしていた彼との間に子供ができ、急遽結婚をすることになりました。
彼はとても喜び、色んな人に報告し、はしゃいでいました。
私は、結婚願望がまるでなかったので、こんなきっかけでもないと結婚もしないだろうし、良いきっかけなんだと感じました。私は、彼にお店を任せ、しばらく休んでいました。
お店のお金や会社のお金はすべて彼が管理していましたが、元々お金にルーズだったこともあり、
こっそり帳簿や財布を調べると、すごい金額の領収が出るわ出るわ・・・。
問いただすと、店のお客様を連れ、連日結婚のお祝いで、朝まで飲み歩き、みんなに奢っていたということでした。そして、私が見つけた時は会社のお金にまで手を出し、使い込んだお金を元に戻すことができない状態でした。
結婚を控えていたことと、父親としての自覚の無さに私は激怒し、こんな状態では結婚はできない!と告げました。彼は謝りましたが、どうしても許せず、その日はそのまま帰りました。
翌日、ボーイの男の子から連絡があり・・・「ママ、チーフが連絡取れません。店も開けれないのですぐに来てもらえますか?」まさか・・・と思いながら、店に行き、事務代行さんのところに行き、店の状況を初めて知りました。
家賃、酒代、名刺代、女の子の給料滞納・・・・うちは当時、流川であの箱では売り上げはダントツだと言われていたお店でした。その為、売り上げは十分過ぎるほどあるはずです。嫌な予感がしました。頭が真っ白になりました。
彼は、会社のお金も全て持っていなくなりました・・・・。
考えもしなかったことでした。「まさか・・・なんで?どうして?これからどうするつもり?なんてことをしてくれたんだろう・・・」という現実をなかなか受け入れることができませんでした。
考える間もなく、すぐに店に復帰せざる追えませんでした。
そこから色々な事実が明らかになり、そこで初めて現状を知りました。一瞬にして、生活は変わりました。
ドラマのような出来事が次々に起き、従業員に知られないようにと、なんとかもがき苦しみましたが、
結果会社は休業(黒字だったので潰せませんでした)、その後何年も税務署に追われ、差し押さえされ、犯罪者のような扱いをたくさん受けました。(人として扱ってもらえませんでした。かな?)
何度も何度も税務署や役所に泣きながら通い、色々なところにも相談にいきました。
色々な方が力を貸してくださいました。中には、この状態でまだ騙す?ということもあり、脅されたり、
流川はなんて恐いところだろうと初めて感じました(笑)そこでも、人間不信はつのりました。
事実も立証できなければ事実とは認められない。これも、自分の責任。ということも初めて知りました。
そして、事柄によっては余計なことは喋らない方がいい。自分の身は自分しか守れない(笑)なども勉強しました。
(私こんなこと書いて大丈夫なんだろうか・・・まずかったら消します。まずいかどうかもわかりませんが・・・)
真面目にコツコツ積み上げたものも、人の手によって一瞬で無くなってしまうことなんてあるんだな。
あったものが、無くなってゼロになるならまだマシですが、大きなマイナスになるなんて思いもしないことでした。
「一瞬で無くなるものなら、積み上げない方がいい」
「人を変えるようなお金なら無い方がいい」
「夢なんて二度と持たない」
「人は信用しない」
これが、私の中で深い傷になりました。
私の周りは
「水商売なんてしたのが間違いだったんよ」
「そもそもその世界でまともな人はいない」
「このことはあんたの人生で最大の汚点だね」
「人を見る目がなかった」
など、好き勝手なことを言われました。
これまで応援してくれていた人も手のひらを返したように、みんな離れていきました。
私が順調な時は、みんなチヤホヤもてはやしていたくせに、お金も何もかもなくなったら、こんなもんなんだな。みんな私の何を見ていたんだろう?すぐにお金を出してくれるから集まってきただけだったのかもな・・・。
毎日
「なんでこんなことになったんだろう・・・」
「なんで私がこんな思いをしなくちゃいけないんだろう・・・」
「私の何がいけなかったんだろう・・・」
「あの時私がこうしていれば、あーしていれば、こんなことにはならなかったんだろうか・・・」
「あれもなくなった、これもなくなった、あの人もいなくなった、この人もいなくなった」
そうやって、現状がなかなか受け入れられず、ずっと過去のことばかり考えていた為、先に進むことが考えられずにいました。
「あの人絶対許さない!あの人も天罰がくだればいいのに!あの人はきっと地獄に落ちる!」怒りと悲しみと喪失感にうもれ、何もできずにいました。
日記のような遺書を書き、そこに色々な人がやってきたことを、たくさん書きました。私が死んだら、この人達のせいです。と何度も何度も書きました。
気の許せる限られた友人とは逢っていましたが、何かを始める気力もなく、数年社会復帰できませんでした。
その為、これまで家族と一緒に過ごすことなど全くありませんでしたが、初めて家族と長い時間共にするようになりました。今まであまり感じたことのない、家族のあたたかさ。感謝。尊敬。申し訳ない気持ち。でいっぱいでしたが、社会復帰できない数年は、私にとって大切なことを感じる期間だったと、今は感じています。
そして、そろそろ何か始めなくては・・・。と思い、水商売の経験しかない30過ぎた私に何ができるだろう?と考えました。何でも好きなことができる。私のやりたいことはなんだろう?できることは?考えても考えても答えが見つかりませんでした。私は毎日仕事に追われ、自分が何が好きなのか、何がしたいのかなんて考えたことがなかったことに気づきました。
「雇われる」ことは考えれなかったので、やりたいこともない状態でしたが、まずは資格でも取り自分で始めれることを考えよう。と思った時に、ふと目に入ったのが「やりたいことが見つかる最新心理学」というNLPのキャッチだったんです・・・続く・・・
長いな・・・これ終わるんかな?
てか、こんなん興味あるかいな・・・(´・ω・`;) すみません

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