(『その2』から つづく。)
私 FJスズキ 所有の『Tokai Talbo』のお話、3本目。
ここから先は『FLOATING JAM』とは特に関係なく、単に私の趣味のお話。
(ってゆーか、これまでも概ね私の趣味だけで語ってますけど。)
◆ PHOTON amitabha ver.1.0
さて。
この機体についてはどこから語ったらよいものか・・・。
ミュージシャン『平沢進』氏 所有の『FERNANDES PHOTON』のレプリカ “ 的 “ なモノです。
・・・って、『Tokai Talbo』の話じゃないじゃん。
まず、前提となる『FERNANDES PHOTON』について。
私の知る断片的な情報が主体となりますが、開発の経緯は概ね下記の通り。
・ ヒラサワ氏 が、氏のトレードマークと言って過言でない『Tokai Talbo』の老朽化に鑑み、『FERNANDES』社に後継機種製作を依頼。
・ 当初は新規デザインを検討するも、FERNANDES 担当者との協議の中で『Talbo』のクローン製作の方針に決定。
・ ヒラサワ氏 としては「別物なので音は違っても致し方なし」とのスタンスであったが、FERNANDES 技術者の拘りで音的にも “ より Talbo に近いもの “ を目指すこととなった。
・1994年から使用。
『PHOTON』の大まかなスペックは、オフシャルな情報や外観からの推察も含めて私の知る範囲で、
・ 木製中空ボディ(Talbo より厚い)/シルバー色塗装
・ ローズ指板/ボディ同色の塗装ネック&マシンヘッド
(ヘッド形状は FERNANDES FRシリーズなどの一部カット…に見える)
・ FERNANDES Sustainer (フルバージョン)搭載
・ ピックアップ:F:Sustainer Driver/C/R:シングルコイル
(Rはサスティナー駆動のためにハムバッカー必須だと思ってましたが、そうでもないらしい。ポールピースがデカいので SCHECTER MONSTER TONE か? 詳細は不明。)
・ トレモロユニット:FERNANDES FRT-8PRO(…に見える)
といったところ。
改修前の “ ホンモノ “ の画像がネット検索でウマく見付けられなかったので、以前私が画像加工で勝手に作成した「想像図」を。
(『PHOTON』ホンモノの “ 現仕様 “ については後述。)
で。
次は、私がこの『PHOTON』を再現しようと思った経緯。
・ 1996年、「三鷹楽器:TALBO Secret FACTORY」企画の『Tokai Talbo』リニューアル版(シルバーグレイ)を新品で購入。
(「TALBO Secret FACTORY」は現在は「イケベ楽器」に移行・継続中。)
この時点では、フツーに『Talbo』が欲しかっただけでした。「Guitar magagine」の広告を見て、吉祥寺の 三鷹楽器 まで買いに出掛けた記憶があります。
色はシルバーグレイ(塗装)で、3シングルP.U. 仕様。1983年発売当時のオリジナルモデルとは一部構造が異なったりしておりますが、見た目的には ヒラサワ氏 がメインで使用していたモデルとほぼ同じ。『Talbo』としても一番 “ スタンダード “ なイメージあります。
その後ライブなどで ヒラサワ氏 が『PHOTON』に持ち換えたのは散々観ていたのですが、何故か 3~4年くらい経ってから ふと魔が差してしまった。
以前 当ブログ連載記事でねちねちと書き連ねた『 “ なんちゃって “ ジョン・レノン・モデル』の時と同様、
「手持ちの『Talbo』を素材に、ここをこうして/あそこをああして・・・。」
みたいな見方しか出来なくなってしまいました。
逆に言うと数年間所有している間に “ オリジナル “ の『Talbo』への執着はあまり無くなっていたってことかと。
となると、ホンモノの『PHOTON』の仕様の情報が欲しい。
この当時は既にインターネットには繋がってはいましたが、実際のところ『PHOTON』の情報自体がそんなにネットに上がってはいなかっただろうと思います。
唯一とも言える情報源は『P-MODEL』のライブビデオでした。
とにかく ヒラサワ氏 の演奏する『PHOTON』の仕様が覗えるシーンを画像キャプチャーして、FERNANDES のカタログと見比べながら「あ~でもない/こ~でもない。」と、妄想が膨らみに膨らんで行ったという次第。
概ね仕様を特定(推定を含む)した時点で、本気で知り合いのショップに依頼して改造しようと思っておりました。
が、既に “ 再現不可 “ と思われる箇所もあり、それを踏まえて「理想状態:“ ホンモノ “ の想像図(前掲)」と「現実的な落としどころ:実際にオーダーしたい仕様」の画像を作成。発注の仕様書まで作成しました。
最初から “ 再現不可 “ な要素を含むことから目標が『PHOTON』そのものではなく “ 亜流 “ 確定でのスタートとなるため、サブネーム付きの『PHOTON amitabha』と命酩。
更に、後々のバージョンアップも視野に入れて『PHOTON amitabha ver.1.0』としました。
“ 再現不可 “ な最もやっかいなところは、
・ トレモロユニット:FERNANDES FRT-8PRO(…だと思う)
でした。
正確なところはよく分かってませんが、『Floyd Rose』社 のライセンスを受けた FERNANDES製の『FRT-8PRO』というモデル(のはず)。通常よく見掛ける Floyd Rose タイプと違い弦のボールエンドを切らずにロック出来て、テール側に大きく跳ね上がったファインチューナー部のプレートが無いコンパクトなモデルです。
これが、私が改造を思い立った時点で FERNANDES のカタログから消えていた!
(パーツも/搭載モデルも。)
もしかしたらショップのつてでどうにか入手出来た可能性もなきにしもあらずですが、早々に諦めてしまいました。
逆に現在だと、むしろネットオークションでパーツや搭載機種(部品取り用)が入手出来る可能性が高まっております。(実際に出品されている実績もありますし。)
ただ、もしパーツが入手出来たとして、アンカーの埋め込みなど 実際に『Talbo』のボディに装着可能かどうかは不明ですけど。(『Talbo』のカスタムモデルには FR 仕様もありますが、この個体が FR のアンカーのピッチに対応しているかどうかは未確認なので。(アンカー用の “ 座 “ の部分の幅が足りるかどうか分からない。))
その他の重要なポイントは、ネック交換(ヘッド形状特注)と/サスティナー搭載。
これらは とりあえず “ 費用さえ掛ければ “ 克服出来るであろう内容。(← 見積り金額次第。)
ただ、 “ 自分でやってしまう “ という可能も見据えて仕様を一段妥協、ネックと/サスティナー を既存機種から移植する手法に転向してそれを『PHOTON amitabha ver.1.0』と定義いたしました。
そこで部品取りにちょうどよいと思われれる機種が『FERNANDES FR-65S』 ↓ でした。
搭載のサスティナーはフルバージョンではなく、ハーモニクス・モードを省いた『Sustainer Lite』。
トレモロユニットは「Wilkinson VS100N」なので、元の『Talbo』の 2点支持エッジタイプからの換装は可能・・・と思われる。
とはいえ、この機種もこの時点では既にカタログ落ちしてました。店頭在庫品か中古を探すしかない。
これまた当時はまだ ネットオークション も念頭になかったので、ピンポイントでこの機種を見付けるのは容易ではないと思っておりました。(辛うじて可能性があるとしたら雑誌の「売ります/買います」コーナーとか・・・。)
んが!
ラッキーなことに、チェーン展開している地元の楽器店の WEBページで、中古楽器リストの中に『FR-65S』を発見!!
ちょっと惜しいのはボディカラーが「シルバー」でなはく「メタリック・ブラック」だったこと。
でも、これを逃したらもう次は無いかも・・・と思って隣街まで買いに行きました。
最終的に、仕様をもう一段妥協して(ヘッド形状はそのまま流用することにして)実際に製作したのが冒頭の機体で、2004年1月8日に改修完了~現在に至ります。
・・・と、ここまでが “ 前置き “ ですが、長~くなったので機体の具体的なお話は『次回』に分割します。
因みに・・・。
(まだ “ 前置き “ のつづき。)
実は私、ホンモノの『PHOTON』については大いに誤解をしておりました。
『PHOTON』登場からかなり後になってファンクラブの会報で「木製ボディ」だと知るまでは、てっきり「アルミ製ボディ」だと思い込んでました。
前述の 開発時の “ より Talbo に近いもの “ をというエピソードから、勝手にそう思い込んでいた節があります。
タイミング的にも、1996年に TALBO Secret FACTORY がリニューアル版をリリースする布石となったのが この『PHOTON』に違いないと勝手に思ってました。
恐らく、トップとバックを別々にアルミブロックから NC加工で削り出して溶接しているはず。(1983年モデルは鋳造 2ピースの溶接。)
リニューアル版ではここをブレークスルーした結果「ワンピース鋳造」に辿り着いたのではないか。
・・・みたいな妄想で勝手に盛り上がっておりました。
実際にはそれぞれのモデルの開発の流れには直接的な因果関係は無い模様。
1996年 の P-MODEL 楽曲『Rocket Shoot』(だったと思います)の エンハンスドCD に収録の動画で、ヒラサワ氏 が『PHOTON』について「ボディが Talbo より厚い。」と語っているシーンがありました。
その辺りも製造上の都合だろうとは思ったものの、まさか「木製」だとは思わなかった。
もしその時点でホンモノが「木製」だと知っていたら、恐らくアルミ製の『Talbo』は温存して こちら ↓ をリペイントするところから始めていた可能性が高い気がします。
木製ボディの Talbo シェイプモデル。(光量が全く足りてませんが、シースルーブルー塗装/クリアーブルーのピックガードです。)
型番は『TG-856』。
この系統の機体、以前ネットオークションでは『Talbo Woody』と紹介されているのを度々見掛けたことがありますが、それは間違い。
『Talbo Woody I / II 』 ↓ のボディシェイプは全くの別物です。
更に因みに。
現在の『PHOTON』の ホンモノ の方は、『光子』( ← “ みつこ “ ではない )に改修されてます。
こちら ↓ のページの下の方で画像が確認出来ます。
◆ 平沢進×核P-MIDEL HYBRID PHONON 突撃リポート!
塗装は明るめのシルバーにリペイント済み。アッセンブリーはホワイトで統一されて、『GK-3ピックアップ』が追加されてます。(GK-3 も白い!)
センター P.U. はダミーで、セレクターは F/F+R/R の接続。(『その2』参照。)
ということで、『PHOTON amitabha ver.1.0』のお話は次回につづきます。
(『その4』に つづく。)
■ FJスズキ ■
毎日、朝食を摂りながら新聞の TV欄 をチェックしております。
TV はあまり観ない・・・というか、リアルタイムで観るのはニュース番組くらいで、後は週に数本予約録画したものを消化するので手一杯。
そんな状況ながら、毎朝 必ず TV欄 に目を通すのは、
~ 観たかった番組を見逃したことに 後から気付くと悔しい。
という理由から。
逆に気付かなければそれまでなのですが、仕事から帰宅後に昼間の時間帯の番組で気になるものを見付けてしまっても後の祭りなので。
月に 1本あるか/ないかくらいの頻度ではありますが、ざっと眺めて「これは!」と思ったものは録画予約してから出勤することにしています。
あと、帰宅後でも充分間に合う(はずの)時間帯のものについては その欄を赤ペンで囲ってから出掛けます。
こっちの場合は結局見逃してしまうことの方が多いですけど・・・。
近年、TV欄 を眺めていて思うのは、
「TV ってこんなに露骨にプロモーションしてたっけ?」
というところ。
あくまで私の感覚的なところのお話でしかございませんが、遡ると 20年くらい前。
TV欄を眺めていて一週間に 2~3回 同じ俳優さんの名前を見掛けたら「あぁ、新作映画のプロモーションね。」と思っておりました。
10年くらい前。
同じ日に 2箇所名前が載ったら「あぁ、新作のプロモーションね。」と思うようになりました。
このころからちょっと露骨なプロモーションが目立ち始めた気がします。
『三谷幸喜』監督 など、新作公開時に 2週くらいに渡って ほぼ毎日 TV欄 に載ってたこともありました。
そして、ここ 2〜3年。
ドラマ以外(バラエティ/ワイドショー/クイズ番組など)の欄で何某かの俳優さんの名前を 1日 1回でも見掛けたら、即「あぁ、新作のプロモーションね。」という認識。TVドラマのプロモーションの場合は、大抵その日の同局のドラマに出演してます。
近年は『木村拓哉』さん も新作映画公開の度にバラエティ出演など けっこうな大安売り・・・積極的なプロモーション活動されてますね〜。ここ数日、ホントに毎日お見掛けします。
昔に比べると「大掴みで “ バラエティ “ 」みたいな番組形態が増えてる気がするので、そういう意味ではプロモーションを差し挟む余地がいくらでもあるってことなのかな~と思います。
尤も、民放の場合はスポンサー収入で運営されていて 私は “ タダ “ で視聴させていただいている立場ですので、そこをとやかく言う筋合いではございませんが。
そんな感じで TV欄 を眺めていると、
「この名前、最近よく見掛けるな~。」
と思うケースが多々あります。
その多くが新進の(?)俳優さんと思しき方々ではありますが、ドラマもあまり見ないので どんな人物なのかは全くと言ってよいほど分かっておりません。
同時に、CM などで頻繁に見掛ける人物が何者なのか分かっていないケースが多々あって、これらの情報がどこかで繋がってようやく “ 今時 “ な人々を認識する・・・という感じ。
で。
TV欄 の名前だけ見ていて大いに勘違いをしていたことが判明した事案をいくつかリストアップしてみました。
(もう使い古されたネタみたいになっていそうな気もしますが、あくまで私の中での “ リアル “ な出来事でございます。)
以下、その事例。
◆ 『上白石さん』は 2人いる
最初に TV欄で見た時は、頭の一文字「上」を見落として『白石萌歌』だと認識しておりました。
後に『上白石』だと気付いたものの、『萌歌』の読みは「もえか」だと思ってました。
どこかで「もか」だと知って、ようやく『上白石萌歌』という特徴的なお名前が正しく認識出来た・・・と思った矢先、
「あれ? 『萌 “ 歌 “ 』だと思ってたけど『萌 “ 音 “ 』だったのね。
ん? でも、「音」を「か」って読むのか??」
と、混乱を来すことに。
更に後に『上白石萌歌』さん と『上白石萌音』さん が別人で/姉妹だと知ってようやく一件落着。
こんなに特徴的なお名前の人が同時に二人もいるとは思わなかった。
先日 TV で『上白石萌歌』さん を見掛けて、「ちゃんと覚えたぞ!」と思ったら その方は『山之内すず』さん でした。
歌番組で 今度こそ『上白石萌音』さん を見掛けて「ちゃんと覚えたぞ!!」と思ったら『adieu』という歌手でした。どうにも解せないのでネットで調べたら、『上白石萌歌』さん の別名義と判明。
一方、『萌音』さん のお顔は未だ認識出来ておりません。
・・・といった、あえて説明しようとすると面倒臭いお話。
あまり共感が得られる気はしませんが、続けます。
◆ 『広瀬さん』は 2人いる
こちらは『上白石』さん ほど混乱はしておりません。
『広瀬アリス』さん と『広瀬すず』さん は別人で/姉妹と認識はしております。
ただ、どうも『アリス』さん のお顔がイマイチ認識/記憶出来ていないので、『広瀬~』と聞いた時点で『すず』さん の顔が浮かんでしまう。従って、『アリス』さん の方を見た時に 毎度ムダに「あれ? 別人??」ってなります。
◆ 『川口春奈』は、「『角野卓造』じゃね~よ!」の人じゃね~よ!
最近、お笑いコンビ『ハリセンボン』の『はるな』さん がドラマの主演のポジションにクレジットされているのを見て、「へ~。」と思うことが度々ございましたが・・・。
「はるな」というだけで 俳優の『川口春奈』さん と/ハリセンボン の『近藤春菜』さん とを混同していたという、かなり雑なお話。( “ こんどう “ だけに・・・。)
◆ 「あれ? 別人なのかな??」と思った件
あるドラマに出演していた『橋本環奈』さん の顔を覚えたつもりだったのに、別のドラマで見たら別人だったので「??」となった。
先に見た方は『倉科カナ』さん であった。
「かんな」と「かな」で混同してしまったという、更に雑なお話。
◆ 『クイズ!脳ベルSHOW』レベル
TV欄でちょっと懐かしい名前を頻繁に見掛けるようになった。
『吉岡美帆』さん完全復活か!?
・・・と思ったら『吉岡里帆』さん でした。近年 CM でよ〜く見掛けるのはこの人だったのか。
◆ 未だにどちらが正解か分かっていない件
バラエティから俳優に転向して頑張っているのかと思ったら違った。
未だにどっちがどっちなのか都度 調べないと分からないのが『中村 昌也』さん と/『中村 倫也』さん。
ついでに思い出した ちょっと古い事例。
◆ 私の顔認識能力が「?」な件
麦茶の CM に出ている人が『松金よね子』さん だとばかり思っていたが、かなり後になってそれが『浜美枝』さん だったと知った。
◆ 最早、記憶が錯綜し過ぎてよく分からなくなっている件
子供のころの記憶で『ウルトラマンタロウ』の変身前(地球人の姿役)は『篠田三郎』さん だと思っていたら・・・。
30年前くらいに流行った「あの大御所俳優が、実は昔こんな役をやっていた!」みたいな TV番組で、
〜 『石坂浩二』さん は ウルトラマンタロウ だった!
というのを見て「いや、そんなはずは・・・。」と思いつつも、認識を改めることにしました。
その後ず〜っとモヤモヤしていましたが、今回改めてネット検索してみたら やっぱり『篠田三郎』さん で間違いなかった。
では、あの『石坂浩二』さん にまつわる情報は? 当時の TV番組が間違っていたのか/それとも私が勝手に勘違いしただけなのか?
石坂浩二さん は『ウルトラQ』のナレーションをやっているので、その辺りのお話とが私の中で錯綜している可能性もなきにしもあらずなのですが、でも「石坂浩二 = ウルトラマンタロウ」という話題を TV で見たのは 1度ではないので。
・・・ってところまで含めて記憶が錯綜していたらアレですけど。
最後にもうひとつ最近の事例。
◆ 『土佐兄弟』というのは『明和電機』のことではない。
「へ〜。最近また兄弟で活動してるのね。」・・・と思ったら違った。
以上、「FJスズキ の内部で解決済みの案件」でした。
つまりは、もし “ 未解決 “ の事案が存在するとしたら、それはまだ間違い/勘違いに “ 気付いていない “ ってことです。
TV の中のお話だったら実害はございませんが、もし日常的なリアルなお付き合いの中で気付いていない事案があったら・・・。
(いや、あるな、絶対。)
■ FJスズキ ■
(『その1』から つづく。)
私 FJスズキ 所有の『Tokai Talbo』のお話、2本目。
『FLOATING JAM』(デュオの方)でサブで使用している機体です。
◆ Tokai Talbo ICE-9《擬》
正規の名称ではございません。
ミュージシャン『平沢進』氏 所有の『ICE-9』という Talbo カスタムモデルのレプリカ的な機体。
2008年に中古で購入。
これまた分かり難くてアレですが。
『その1』の機体は「クロームメッキボディ+ミラーピックガード」ですが、こちらは「クロームメッキ+白ピックガード(3プライ)」です。
当機体は『ICE-9』の完全再現ではありません。
従って、当初は過去連載記事の「ジョン・レノン・モデル」の件になぞらえて『なんちゃって ICE-9』にしようかな~と思ったのですが・・・。
そこはそれ。
前オーナーがこの機体制作に注ぎ込んだであろう “ 情熱 “ と “ 金額 “ に敬意を表して『ICE-9《擬》(ぎ)』という表現にいたしました。
ようやくここから前置きです。
既に過去の話となりつつもありますが、『ICE-9』にまつわるトピックをひとつ。
~~~~~
昨年(2020年)12月に、「イケベ楽器」から『ICE-9』レプリカの限定販売が発表されました。
● こちらイケベ新製品情報局
2020年12月7日記事:【TOKAI】TALBO ICE-9 完全限定発売決定!
● TOKAI TALBO ICE-9 完全限定販売!
(現在は既に販売終了)
・・・なんですが。
一応 “ ヒラサワ・ファン “ を自認する私ではございますが、不覚にも 本件は全くのノーマークでした。明けて 今年(2021年)の1月下旬に、相方 FJ KOBA からのメールで知った次第。
ちょっと “ 出遅れた “ 感の焦りもあって すぐにカートに入れてしまおうと思ったのですが、すんでのところで踏み止まりました。
何故なら、
~ “ うっかり衝動買い “ で済む価格ではない!(税込み 294,800円)
そしてもうひとつ決定的だったのは・・・。
~ 既に 1本 持ってるじゃん!!
( ↑ 今回の『ICE-9《擬》』の事。)
というお話。
とはいうものの。
『ICE-9《擬》』は、どちらかというと『ICE-9』の初期仕様・・・に近いモノ。
一方、イケベ販売の機体はどちらかというと現行仕様・・・に近いモノ。
「・・・ってことは、両方持ってても いいかも。」
「いやいや。
そうなると より “ 現行 “ の『ICE-9』に近付けたくなるから[+165,000円(税込み)]の出費が必要になっちゃうし。」
(詳細は後述。)
「やっぱ、あり得ないな・・・。」
と、脳内でぐるぐる巡りながら 2月下旬の予約終了日まで モヤモヤ/ヒヤヒヤ しながら過ごしました。
ヒラサワ氏 と『ICE-9』の馴れ初め(?)は前述のリリース記事内にあるのでそちらをご参照願います。
恐らく、『その1』で紹介したクロームメッキ仕様のボディと同時期に製作されたモノのひとつが きっかけということかと思います。(元はハムバッカーが載っていたらしいので、もしかしたら “ アレ “ なのか・・・?)
前回の繰り返しになりますが、「クロームメッキ仕様」は製造が大変なので当時店員さんが「もうやらない(生産しない)と思う。」とおっしゃていたわけなのですが、今回 再生産に際して技術的なブレークスルーがあったのかどうか。
『Talbo』のフィニッシュについては次回(← あれば)書いてみようかと思います。
~~~~~
ようやく本題。
『Tokai Talbo ICE-9 《擬》』の仕様について。
前オーナーから購入した時点の仕様は、
・ ボディ:アルミ合金鋳造(AC-4B)/クロームメッキ
・ ネック:メイプル
・ 指板:エボニー・22F
・ ピックアップ: F: CD-100F(Sustainer Driver)/C: GOTOH GS-1/R:Seymour Duncan JB-Jr
・ コントロール:1V/1Sustainer V/5way-SW/Sustainer ON/OFF/Sustainer Mode Selector
・ 糸巻:クルーソンタイプ
・ブリッジ:Wilkinson VS100N/Graphtech String Saver Saddle
前オーナーが市販機をベースに「TALBO Secret FACTORY」にカスタムを依頼したモノです。
本家の『ICE-9』自体がマイナーチェンジしているので、結果的に「初期仕様」の再現となっています。
前オーナーがショップを通じて ヒラサワ氏 ご本人の許諾を得て『ICE-9』と同仕様への改造をオーダーしたとのこと。実際、ヒラサワ氏 は「ICE-9 に秘密はない。」と公言されていて、現仕様の細かい仕様に言及していたりもします。
ピックアップは、フロントが「Sustainer Driver」/リアがシングルサイズのハムバッカー『Seymour Duncan JB-Jr』。
現状 メーカーの仕様がどうなってるか分かりませんが、少なくとも当時は「サスティナーにはハムバッカー(リア側)が必須」だったはずです。ヒラサワ氏 があえてシングルサイズに収めたのはやっぱりシングルの “ 見た目 “ 重視だった模様。
センターは通常のシングルコイル P.U. ですが、ホンモノの現行『ICE-9』では未接続(ダミー)とのこと。
近年(ここ 10年ほど?)「60年代サーフサウンド」にご執心の ヒラサワ氏 が、フロント+リア ミックスの音が欲しくて他の Talboタイプ でも同様の配線にしているそうです。(・・・ってことは、セレクタは 3way-SW だと思います。)
私も昔 フロント+リア ミックスが欲しくて ストラト を 3way-SW に戻して/センターを独立のトグルSWでパラレル接続 ON/OFF可 にしたことありました。その時は「ビートルズっぽい音(← あくまで私の見解)」が欲しかったのと、それでも F+C/C+R のハーフトーンが捨て切れなかったので。
ヒラサワ氏 は、F+R を「鼻をつまんだような音」と表現されてます。(確か『モズライト』を例に挙げていたと思います。)
因みに私は F+R を「ギョロッとした音」と呼んでいます。
(更に因みに F+C/C+R を「アルマイトみたいな音」と呼んでいますが、理由は割愛します。)
初期『ICE-9』の大きな特徴のひとつ。
指板が「エボニー」です。ポジションマークは一般的なドットとは違って、6弦寄りの小さなドット。
私は 指板は「選べるなら “ メイプル “ 派」な以外は特に拘りはないのですが、確かにエボニーは手持ちのローズなどと比べると密度感/スベスベ感が全く違う。触ってて気持ち良い。その “ せっかくのエボニー “ を殺さないための小ドット・・・ってことなのかどうかは不明ですが。
それにしても。
前オーナー、このエボニー指板ネック確保のために 新品の限定仕様 Talbo を 1本潰しているらしい。
流石にこれは いち一般ユーザーのリクエストで作ってもらえるモノではなさそうなので、結果 “ 新品から部品取りして持ち込み “ みたいな状況だったのではなかろうかと推察いたします。
具体的にはよく覚えてませんが、当時確かにこのエボニー指板の Talbo 限定モデルがありました。(東海楽器 50周年モデルは指板にプレートが埋まってるはずなので、それとは違う “ フツーの 限定(?) ” モデルってことだったと思います。)
その執念には頭が下がります。
前オーナーのオーダーの中で、ホンモノとの決定的な違いはオリジナルにはない『GK-3ピックアップ』の搭載。
その分コントロール類が一気に増えるので、実際のところ ホンモノとは外観の趣が大分異なっております。
『Susutainer』と『GK-3』の搭載は、TALBO Secret FACTORY のお家芸みたいなところがあります。
ボディがアルミ合金で中空の Talbo は “ 鳴り過ぎ “ を抑えるために内部にボディ形状に合わせたウレタンスポンジが詰められています。(← 96年以降モデルの場合。83年モデルでは発泡ウレタンが注入されてます。)
このスポンジを切り取ってしまえば、Susutainer でも GK-3 でも回路基板は詰め放題。(その分 音質には影響あるはずですけど。)
一般的なソリッドギターなどに比べたら かな~り自由度が高いのです。
前オーナーもギターシンセ使用を視野に入れていたってことでしょうが、おかげで私自身のギターシンセ・デビューのハードルが下がったところもありました。
そして、私が入手後に手を加えたところ。
実際は、TALBO Secret FACTORY に持ち込んで調整込みで追加改造をお願いたしました。
・ 糸巻:GOTOH マグナムロック に換装
『その1』でマグナムロック(ポストに弦を巻かなくてよいロックタイプペグ)の便利さを知ってしまったので。細かいことを言えばツマミをオーバルタイプにして外観をオリジナルに近付けるという選択肢もありましたが、実用性(オーバルよりチューニングの微調整がし易い)を重視してこちらの六角タイプにしました。
元のペグのビス穴は自分で竹ひごを突っ込んで埋めております。
・ サスティナースルーバイパスSW 追加
いざという時(電池切れなどの場合)に、サスティナーのアクティブ回路をバイパスしてリア P.U. の生音をパッシブ状態でダイレクトに出力させる切り替えスイッチ。
TALBO Secret FACTORY のオフシャルな呼び名が『 “ スルー “ バイパスSW』ってなってるのでそれに従いましたが、これってよくエフェクターとかにもある『 “ トゥルー “ バイパスSW』ってことかと。(「スルー」と「バイパス」だと意味的に被ってる気がするので。)
外観的にはミニトグルスイッチを 1基追加。
・ 006P電池ボックス増設
ボディ裏側に、9V 006P 電池ボックス増設。
元の仕様では、電池はトレモロ・スプリング用のキャビティ内に収めてあります。電池交換の度にバックパネルのビス(6本)を外すのが面倒なので。あと、電池のためにスプリングの掛け方が限定されてしまうってのも なんだか気持ち悪いし。
この『ICE-9《擬》』は “ サブ “ という位置付けですが、実際には単に出場回数が少ないというだけで ホントはステージの演出上の都合によって(・・・というほど大袈裟なものではありませんが)『その1』の機体と使い分けております。
あと、トレモロをフローティングさせていると万一弦が切れたら致命的なので、すぐに持ち替え可能な様にお互いをバックアップ用として現場に持ち込んだりしております。
(その場合 MONO の2本挿し(?)ケースで運びますが、さすがに Talbo × 2本 だと肩が抜けそうになるので、バックアップは ちょっと軽くて GK-3 搭載の別の機体の場合も多いですけど・・・。)
記事途中の[+165,000円(税込み)]のところの具体的なお話。
現行の『ICE-9』は、マイナーチェンジでネックが交換されております。
パッと見の外観は イケベ楽器 のレプリカと同じ 一般的なドットのポジションマークになってますが、実は青色 LED で発光する仕様です。
エボニー指板と違って、こっちは イケベ楽器 で 『TALBO専用LED NECK』として限定販売されています。
リンク先のムービーにもありますが、「消灯/発光/点滅/フラッシャー」の切り替えとスピード調整が可能。コントロールに関しては詳細は存じませんが、以前 TALBO Secret FACTORY の同ネック組み込み済みモデルの場合は、大胆にもカッタウェイのホーンの正面(Talbo ロゴのど真ん中!)に V/T と同じツマミが 1基追加されてました。(SW付きポット or ロータリーSW でしょうか?)
ヒラサワ氏 はコントロールを裏側の見えない位置に配置しているとのことなので(← ご本人がコメントされてます)、もしかしたらこれもショップに依頼すれば同じ仕様にしてもらえるかも知れません。
・・・という尋常でない出費が容易に想像出来てしまったので、” 2本目 “ 購入を思い留まったのでした。
さすがに LEDネック は断念しましたが、センター P.U. を殺す仕様は自分でもやれそう。
セレクターを 3way-SW に交換して F/F+R/R の接続にすればよいので。
その場合、やっぱり F+C/C+R のハーフトーンも捨て難いので、ミニトグルSW 追加でパラレル接続って感じでしょうか。
この際、SW がもう 1基増えたところで特に違和感はないので。
気が向いたらやってみます。
(『その3』に つづく。)
■ FJスズキ ■
始まります。
★ FJスズキ『勝手にタルボ祭り』
先般、現在 FJスズキ ソロの方でメインで使用中のアコギを紹介いたしました。
(特に需要は感じておりませんが・・・。)
● 2021年08年11日(木) 記事
~ 原則、アコギ(?)は “ ヤマハ派 “ です。
そして今回は、自称「静岡発 テクノロック・デュオ」の『FLOATING JAM』の方で使っているエレキギターについて。
恐らく、相方 FJ KOBA 使用の『NS-STICK』なる異形の 8弦楽器の方が関心が高いかと思われますが、そこはそれ。もし KOBA 本人の気が向いたら いずれどこかで・・・という可能性もあったり/なかったり。
因みに、FLOATING JAM はしばらくライブ演ってませんけど、特に * 休んでる * わけではなく だだ * 演ってない * だけです。
それはさておき。
私がメインで使っているのは、『Tokai Talbo』の「TALBO Secret FACTORY」カスタム仕様。
型番は不明。
2006年に購入。
『Talbo』はこの他にも何本か所有しておりますので、これを機にまた当ブログの不定期連載企画として だらだらと気の向く限り書き綴ってみたい・・・というのが『タルボ祭り』の発端です。
(当ブログのテーマに「【連】FJスズキ『勝手にタルボ祭り』」を新規設定いたしました。)
早速 前置きが長いので、以下 出来るだけコンパクトに。(← 努力目標。)
◆ Tokai Talbo (TALBO Secret FACTORY カスタム仕様)
外観はざっとこんな感じ。
ちょと分かり難いかと思いますが・・・。
メッキボディ+ミラーピックガード仕様故、正面からだと自分自身が映り込んでしまうのでビミョ~なアングルで撮ってます。
他のアングルもいろいろ撮りたいのですが、撮影環境をスタジオ並みに整えない限り ↓ こんな感じで周辺のいろ~んなモノが映り込んでしまって何が何だか分かりません。
今回もどこから説明すべきか悩みましたが、基本的にネット上で得られる “ 客観的な “ 情報は勝手にリンクさせていただいて、そちらに委ねてしまおうと思います。
大前提となる『Tokai Talbo』について、かな~り大雑把なところで
・ 東海楽器の『Talbo』は、1983 年に発売されたアルミ合金製ボディのエレキギター。程なく生産終了。
・ その後 1990年代に「三鷹楽器」から再販。更に「TALBO Secret FACTORY」名義で改訂モデルを開発/販売、現在は「池部楽器」に引き継がれてカスタム仕様を継続販売中。
という感じ。
今でも本家 東海楽器 のラインナップには載っている様ですが、オリジナルの『Talbo』ブランドは「神田商会」が取得しているとのこと。そういうところの仕組み(?)はよく分かりません。
詳細は ↓ こちらで。
● ウィキペディア
~ 東海楽器・Talbo
● TALBO Secret FACTORY
同サイトのコンテンツ「タルボヒストリー」の中で、83年モデルと 96年以降モデルとの比較など詳しく紹介されています。
私の機体は恐らく雑多に展開されたカスタムの中の いち仕様 に過ぎないと思うので、固定されたラインナップのモデルではないと思われます。
ましてやボディのフィニッシュが「クロームメッキ」というレアなタイプなので、たまたま店頭で出会えてラッキーでした。(ショップの雑誌広告には載っていたかも知れません。)
対応していただいた店員さんも、「クロームは大変なので もうやらない(生産しない)と思う。」とおっしゃってました。その理由は、上記「タルボヒストリー」の「FINISH」の項をご覧いただくとご理解いただけるかと。
(但し、つい最近 ちょっと事情が変わっておりますのでその辺りは次回(← あれば)ということで。)
オリジナル状態の仕様は、
・ ボディ:アルミ合金鋳造(AC-4B)/クロームメッキ
・ ネック:メイプル
・ 指板:ローズ・22F
・ ピックアップ:LACE Alumitone Single-Coil × 3
・ コントロール:1V/1T/5way-SW
・ 糸巻:GOTOH マグナムロック
・ブリッジ:Wilkinson VS100N
ピックアップは、『LACE Alumitone』というパッシブのシングルタイプが 3基。
当時「コイルが無いピックアップ」と紹介されている記事を見掛けた気がしますが、改めてメーカーサイトを覗いてみたら、どうやらコイルは “ ゼロ “ ではないらしい・・・。
あと、3芯でタップ的な使い方も出来るらしいのですが、考えてみたらこの機体に関しては珍しく一度も中を開けて見ていないので実態は不明。
実を言うと、後述の『GK-3』ピックアップ搭載でシンセ音と同時に出力しているのは「VG」の音のみのため、生の LACE Alumitone の音は全く使っておりません。
余談です。
上記メーカーサイトに、取り付け時の注意として「長方形の切り欠きが必要」というコメントがあります。
私の機体はデフォルトが LACE Alumitone なので、ピックガードのピックアップ用穴は専用設計の長方形になってます。
ピックアップ上面の肩部分が R で面取りされているので、確か ピックガードと面一くらいまで低く沈めれば ストラト のシングルコイルの長円形の穴にもギリギリ入るはずです。そういう状態のものを見たことある気がしますので。(とはいえ、角が干渉するし当然ながら左右に半円状の隙間が残ってしうので見栄えはよろしくはありません。さすがにこの状態では弦との距離が詰められないので実用的かどうかも怪しい。)
これって、メーカーの営業部門と技術部門との間では
営:「リプレイスメント需要を見込んで、ストラトの穴に入るように両端を丸くして下さい。」
技:「無理。 ピックガードなんか削っちゃえばいいじゃん。」
みたいなバトルが繰り広げられたのではなかろうか・・・というのは私の妄想です。
そんな訳で、もしこの製品が気になる人がいても手持ちのギターへの取り付け時点でけっこうハードル高いので、なかなか「ちょっと試してみよう。」という訳にもいかないかな~と思います。そういう意味ではホントはレビュー的なコメントが書けたらよいのですが、私の耳では「まあ、” シングル “ だね・・・。」くらいの認識しか得られませんので。
ただ、ひとつ確実に言えるのは、
~ 一般的なマグネチックピックアップに比べて遥かに打撃音を拾う。
ってゆーか、一般的なマグネチックの場合はピックアップ本体にピックがヒットしても ほとんどその音自体を拾うことはありません。(原理的に、弦の振動が磁界を乱すことで発電する・・・ってことだと思うので。)
ところが、LACE Alumitone の場合はピックの打撃音をモロに拾います。明確に「カツーン!」と鳴ります。こっちの方の原理はよく分かりませんが、磁界の変化と同時に ピエゾ的に振動そのものでも発電するってことなんでしょうか。結果、同様にピックガードへのヒット音もけっこう拾います。
この機体を購入した当時 サスティナー搭載というのもチラッと頭をよぎったのですが、「アルミ合金ボディとアルミ製ピックアップ」という特異な外観(且つ概念上の?)のマッチングを崩したくないのでスルーしました。
これって『宇宙刑事ギャバン』みたい・・・ってことで。
LACE Alumitone にはハムバッカータイプもあり、当機体と共に 2ハム仕様も店頭に並んでおりました。でもやっぱり『Talbo』は 3シングルの “ シャープさ “ が断然かっちょよい・・・と思っております。
ヘッドはロゴなし。ペグはデフォルトでマグナムロックでした。
そして、実用に際して私が手を加えた部分は・・・。
・ Roland 『GK-3 ピックアップ』搭載
FLOATING JAM では Roland のギターシンセ『GR-55』を使用しております。(ソロの方は『GR-20』。)
取り付けは GK-3 に付属のステーと両面テープでの固定に留めております。何故かこの機体についてはあまり不可逆な加工をしたくなかったので。
・・・と言いながら、もうひとつ。
・ ナット:『MST』パーマネントセットアップ
ナットを入れ替えております。
(尤も、ナットは消耗品でもあるので これも “ 不可逆 “ ってわけではないか・・・。)
愛知県尾張旭市の「工房ミネハラ」の独自の理論に基づく『Minehara Tune System (TM)』をインストールしていただいております。
サイトの構成がちょっとばらばらしている感もなきにしもあらずですが(笑)、リンク先にてかなり詳細に理論の解説がされております。
正直なところ私は ちゃんと “ 理解 “ 出来ているとは言い難いものの、ほぼ感覚的なとろでこの理屈を “ 信じて “ おります。(実際、その効果も “ 実感 “ しておりますので。)
同理論を簡易的に実現する『ストリングピロー』という製品があり、以前は 工房ミネハラ 直売で 10,000円ほど(!)の高価なパーツでしたが(← こちらは既に取り扱い終了の模様)、現在は『S.O.S. (サウンドオフセットスペーサー)』の名称でライセンス生産された(と思われる)製品が 1,300円くらい(!!)で各通販サイトで買えてしまいます。
私の手持ちのギターの内、ライブで実践使用する機体には ほぼこれらを装着しております。
(ホントは全機体に取り付けたいので、少しずつ追加購入しております。)
同機体についてはトレモロアームの使用も視野に入れているので、いっそのこと “ パーマネント “ な加工をしていただこうと思い立ってインストールを依頼した次第。(使用するゲージを指定して精密な測定の後、専用にオフセット加工したナットに交換/オクターブピッチ調整で最終補正するところまで一式。)
その際、「Graph Tech」製のストリングリテーナーの取り付けも同時に依頼。(パーツ持ち込み。)
デフォルト状態ではストリングリテーナー無しだったのですが、別の Talbo 機体に照らすと「あった方がよいんじゃないのか?」と思ったので、ナットのセッティングとの兼ね合いで要否の判断込みでお任せということにいたしました。
またまた因みに。
上記 工房ミネハラ のサイトの「インストールギター 事例集・Guitar(2)」のページの中腹にある『Electric Guitar Talbo』は、正にこの機体のことであります。
この機体、ライブの際 お客さんに
「照明が反射して眩しい。」
と言われました。
(『その2』に つづく。(← 予定))
■ FJスズキ ■
今回も FJスズキ ソロにて出演させていただきました。
静岡 UHU の「おでん祭り」。
「おでん祭り」としては通算で 7回目の開催となりました。
● 2021年8月12日(木) 静岡 UHU
【 うーふーおでん祭り~オレンチェと一緒~ 】
出演は、
◆ FJスズキ
◆ 麻古
◆ カモンプレックス
◆ オレンチェ
の 4組でした。
ウクレレ弾き語りの『麻古』さん。
吉川&布袋『COMPLEX』のカバー『カモンプレックス』さん。
静岡発ボーカルグループ『オレンチェ』さん。
そして、主役(?)の UHU BOSS の『三陸おでん』も堪能させていただきました。
今回の FJスズキ。
「お盆スペシャル」の様子。
オレンチェさん が歌う 静岡名物『しぞ〜かおでん』の歌『風雪おでん旅』は再生回数 1.1万回を突破。
ということで、みなさま おつかれさました & ありがとうございました!
■ FJスズキ ■